合格者の声

2013年度合格者からのメッセージ

Photo [MBA]
お名前:羽田 大樹さん
合格校:University of North Carolina at Chapel Hill
合格校:Indiana University
合格校:Emory University
合格校:University of Washington
合格校:Rochester University

入学校:University of North Carolina at Chapel Hill
フルブライト奨学金 授与


1.留学を志したきっかけ

①日系食品会社のR&D;(商品開発)に4年間携わり、ビジネス側(マーケティング、経営企画)にR&D;を経験した人材が不足していることに気付き、自分がMBAでビジネスを学び、R&D;とビジネスをつなぐ事に大きなメリットを感じた事。
②将来世界で働くために、日本人率100%の現職場ではなく、一度外に出て国際色豊かなチームをリードする経験が必要であると感じたから。

2.なぜ海外の学校に行こうと思ったか

留学を志したきっかけの①は日本国内でも学べるが、②は海外に出てどっぷり彼らの文化に浸かる必要があると思ったから。

3.留学先や志望校はどのように絞っていったか

自分のテストスコア(GMAT)と学校の特色(私は理系大学院卒、R&D;勤務だったので、ビジネス全般の知識を底上げするため、コアカリキュラムが充実しているところ+Leadership Development にフォーカスしているところ)を鑑みて、コンサルタントと相談しながら決めました。後は在校生とコンタクトを取り、Skypeで様子を伺ったり、実際にビジットをして、雰囲気をつかみ、自分とのフィットを確認しました。

4.留学準備プロジェクトのタイムマネジメントについて

私のタイムマネジメントはあきらめずに挑戦した事例として参照ください。私の場合、一旦、次の年に留学を延期しようとしたのですが、12月にフルブライト奨学金、12月の末に社費派遣が決まり、まさにNow or Neverの状況で出願を乗り切ったという個人的な理由があります。
留学前年の9月にTOEFL103点を取りました。GMATについては結局最後の最後3月まで受験しました。ですので、UNC、UWを除く学校は最終ラウンドで出願することとなり、TOEFLとGMAT、エッセイとインタビュー対策を同時進行することになりました。

5.TOEFL(R)TEST/GMAT(R)/GRE(R)TEST等テスト対策について

■TOEFL
単語力は絶対必須。どのセクションでもじわじわ効いてきますし、TOEFLで出る単語はGMATでも覚えておいたほうが良い単語ばかりです。早めに一冊(私はTOEFLワードパワー15000/Paul Wadden著を使用しました)仕上げることをお薦めします。個人的な感想から言うと、勉強の効果が最も出やすいのがWritingで、Agosで配られるテンプレートに沿ったやり方で、訓練を重ねることで点数は十分でました。Listening、Readingはテストの度に結構点数がばらついてしまい、コンスタントに高得点を取れなかったことが、TOEFLを苦労した一番の原因だと思います。

「このトピックは苦手だな」と思わずに、その分野の単語を覚えたり、関連する記事を読んだりして苦手意識をなくし、ポジティブに問題を解けるようにしましょう。Speakingについて、私は23点で止まってしまったので何とも言いませんが、明らかに演習不足だったと思われます。
純ドメの友人でも26-27は出た話は聞きましたので、積極的に練習するのもよかったのかな、と今は反省しております。また、TOEFL全般として、長丁場の試験でもありますので、当日の体調や試験会場選び(意外に重要)にも気を遣い、戦略的に受けることをお勧めします。安い買い物ではありませんから。

■GMAT
あまり良い点数でなかったので参考程度に。

・AWA
TOEFLのWriting同様、こちらもAgosのテンプレートを使用しました。書く内容は与えられた課題のAssumptionに対して、普段の仕事で後輩の案に赤ペンを入れるように、課題の問題点をメモし、ロジックを構築し、後はテンプレート通りタイピングしました。慣れればそんなに難しい作業ではありません。

・IR
導入年であったため、ビジネススクールがIRの点数に重きを置かないと見切り発車しました。問題は難しいものもあれば(というか解くのが面倒!)、簡単なものもありますが、IRで躓くと精神的にその後のMath/Verbalにも影響が出ますので、問題の種類、傾向、解き方ぐらいは押さえておきましょう。

・Math
理系大学院卒のくせに苦労してしまいました。「想像力を排除して、如何に早く問題を解釈し、最適な方法で解を導くか」、つまりはセンター試験のような問題形式と思います。問題自体はそんなに難しくないはずなのですが、英語で数学の問題を解くのに慣れていないと大変です(分数の表現方法とか)。近年数学は難しくなっていると聞きますので、あまりMathはなめてかからず、問題をたくさん解き(Official GuideやMathアカ)、しっかり準備しましょう。MathはGMATの半分です。とても大事です。

・Verbal
最後まで苦労しました。SCはある程度のパターン分けがあって演習次第で何とかなるかな、と思ったのですが、RCとCRは相当の速読、精読力が必要と思いました。私の場合、極端に文章を理解するスピードが遅く、正答率をあげるために前半たくさん時間をかけてしまって、後半は時間を気にするあまり、焦って問題が頭に入らず、ほとんどランダムクリックという状況に陥りました。
タイムマネジメントは最も重要なポイントではないでしょうか。私の当時のGMATの実力は私がとったスコア以上であったと勝手に思ってはいるのですが、当日の色々なプレッシャーでそれ通りに出ないのがテストです。目標点数をはるかに凌駕する実力を身に付けておくべきだった、今ではそう思います。Prepで良い点数が出ても安心しちゃいけませんね。

6.テスト対策の目標スコアは勉強をはじめてからどの位で取得したか

どちらも結局目標スコアに追いつかず、タイムオーバーでした。やはりエッセイには相当な労力をかけますので、何度も言いますが、早めのスコアメイクをお勧めします。

7.出願準備について

先にも書きましたが、テストのスコア(ランキングに大きく影響)と、自分の強化したい分野に強い学校、またビジットや在校生/アラムナイとのコンタクト、Webを見ながら出願校を決めました。

8.アゴス講師/コンサルタントへのコメント

語学、出願対策、双方でアゴスの皆様にはとてもお世話になりました。

■語学について
TOEFLでは岡田先生、Rex先生、Marco、Lance、GMATでは中山先生に随分ご迷惑をおかけしました。どの先生もプロフェッショナルとしての意識が高く、メールで質問をすればすぐに返事を下さり、また授業の後、しつこい私の質問にも辛抱強く答えて下さりました。自分自身英語の実力はついていると感じても、テストのスコアが伸びず、随分つらい時期を過ごしましたが、その間も「羽田さんなら大丈夫」と最後まで私を信じて下さった皆様には本当に感謝しております。言い方は失礼に聞こえるかもしれませんが、先生を徹底的に利用させていただき、自分のモチベーションを保っていました。

■出願対策について
コンサルティングは岡田さんとChristinaにお願いしました。母国語である日本語で岡田さんと徹底的に議論し、自分のエッセイや面接のキーとなる「Why MBA?」や「Short/Long term goal」の基盤を作り上げ、それをもとに私が英語に直してChristinaに見てもらうといったサイクルを繰り返しました。岡田さん、Christina共に非常に質問が上手い方で、私の漠然とした想いを過去の具体的な経験に結び付け、「私が○○したいのは、■■という出来事があって、△△のように感じたからだ」と説得力のある論理構築をすることが出来ました。
一人では深堀出来なかった部分を、二人にこじ開けてもらった気がします。「こんな自分の一面があったんだ」と思えることが出来たのは、エッセイが豊かになっただけでなく、自分自身に対する理解が進んで、〝自分はどのような人間なのか““どこへ向かうべきなのか”といったかなり根本的な考察を何度も何度も行う大きな触媒となりました。 あまりにもGMATの点数が悪いのにもかかわらず、後に引けなくなってしまった時にChristinaとのコンサルティングで、エッセイの内容について随分と質問責めに合い、「I don’t clearly understand what you are saying」と言われ、パニックになったことを覚えております。しかしながら「I didn’t mean to hurt you. I just want your story better」と言ってくれ、彼女は私のためを思って何度も何度もしつこく聞いてくれたのであり、最終的にクリアカットなストーリーのエッセイを作成することが出来ました。彼女のように素直に意見をくれるコンサルタントはなかなかいませんね。 岡田さん、Christina、本当にありがとうございました。

9.留学準備を振り返って、成功の秘訣とは?

自分の将来の可能性をあきらめないこと、でしょうか。なかなかテストスコアが出ず、受験自体をあきらめかけた時期がありました。そんな時にコンサルタントの岡田さんに、「自分の将来について、楽しく考えてみませんか?」と言われ、「自分はテストで良い点を取るためではなく、MBAでほかの学生と一緒に学び、将来のゴールを叶えるために頑張っているんだ」、と思い直したことで、スコアメイクに盲目的になっていた自分が気付き、その後もMBA受験へのモチベーションを維持することが出来ました。テストで良い点数を取ることも非常に大事ですが、常に自分のMBAに対する強い意思を忘れないことがやはり一番重要だと思います。
もう一点、受験が終わり、お世話になったRex先生へ感謝を述べに訪れた時に、「当時から、羽田さんはMBAへ行くポテンシャルを持っていらっしゃると信じていましたが、羽田さんが受験をあきらめていたら、我々はお手伝いできなかったですよ」と言われ、「あぁ、あきらめないでよかったな」と思いました。しつこく、あきらめずに夢に向かいアクションし続ければ、誰かからリアクションが返ってくるもので、不思議と、皆さん助けてくれます。私も随分と周りに助けられました。関わった皆様に心から感謝を述べたいです。

10.留学・留学後に向けての抱負

慌ただしかった受験生活が終わり、進学も決まって非常に感慨深い気持ちでいっぱいですし、周りにも随分お祝いをしてもらいましたが、いざ、渡米直前になって「特に何かを成し遂げたわけでもないのになぁ」と思うようになりました。現在はようやくスタートラインに立てただけで、これからMBAで何を学び、その後どうレバレッジしていくのか、これが最も大切ですよね。自分のキャリアパスを見据えながら貪欲に2年間を過ごしたいと思います。自分がこれからどうなっていくのか、とても楽しみです。

11.今後留学を目指す方へのメッセージ

「留学というのは一種の中毒だ」と受験中誰かに言われました。確かに良い大人が、睡眠時間と余暇時間を削って、リスクを負いながら目指す留学は中毒に近いのかもしれません。私も半ば狂っていた時期がありました、金銭感覚とか(笑)
留学を目指す理由は人それぞれにせよ、このリスクを負えるパワー、強い意思があるからこそ、受験を乗り越え、留学生活が充実したものになり、その後のキャリアも良いものになるのではないのでしょうか?受験しようか迷っている方、受験を志し、苦しんでいる方、自分の将来について考えることを楽しみ、その楽しさをバネにあきらめずに努力を積み重ねてください。必ずしや道は開けると思います。私も道の半ばですが、自分自身が良い証明になるよう、これからも研鑽していきたいと思います。皆様のご検討をお祈りしております。

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