合格者の声

2015年度合格者からのメッセージ

Photo [UG]
お名前:浦 ひかるさん
合格校:DePauw University
合格校:Denison University
合格校:Beloit College
合格校:Earlham College
合格校:Knox College
合格校:Juniata College
合格校:Ohio Wesleyan University(すべて奨学金付き)
          合格校:東京外国語大学 国際社会学部 ラテンアメリカ学科
          入学校:DePauw University



1.留学を志したきっかけ

当初は漠然とした憧れで、海外で生活したことのない私にとっては現実離れした夢にすぎませんでした。のちに、実際にアメリカの大学に進学されている複数の先輩とお話しする機会があり、どの先輩も人格的にとても魅力のある方で、自分自身の「世界」を持っていることに強く心を動かされました。 また、高2の夏休みに、アメリカ東部リベラルアーツカレッジのサマーセッションに参加し、全寮制で少人数の授業、学生への手厚いサポートなど、留学生にとってもかなり心強い環境が用意されていることを知り、いつのまにか自分の中で現実味を持った進路として「学部留学」が定着していました。

2.なぜ海外の学校に行こうと思ったか

言語や住環境にギャップの少ない日本の大学に進めば、学問的に専門性を高めることができるかもしれませんが、私は、自分がどんな方向で「専門」を深めていけばよいのか見当がつきませんでした。専門性を「深さ」と捉えるなら、私は、多様な人々から新鮮な価値観を学べる「広さ」の方を選択したかったのかもしれません。予測がつかない不安もありますが、私は、米国での学びを通して、固定観念にとらわれない多角的なものの見方を身につけたいと思いました。

3.留学先や志望校はどのように絞っていったか

①アメリカのリベラルアーツカレッジ
  (少人数で面倒見がよい環境の下で勉強したかった)
②US Newsのランキングで100位以内に入っている
③留学生にも奨学金の支給額が多い
  (Scholarship/Financial Aidを一定額以上得ることが絶対条件だった)
④共学
⑤学生数が2000人程度
⑥留学生の割合が高い
⑦学生:教授の比が低い
以上の要素から絞り込み、HPや在校生からの情報を手掛かりに、最終的に11校出願しました。進学先のDePauwには、相談にのっていただいた在校生の先輩がいたこともあり、最も親しみを持っていました。

4.留学準備プロジェクトのタイムマネジメントについて

GPAの維持、課外活動、TOEFL、SAT、志望校のリストアップ、エッセイ、推薦状、Financial関係など、留学に必要な準備は多岐にわたります。私が通っていた高校では成績のつけ方が厳しかったので、学校の定期テスト対策には最後まで必死で取り組みました。また、高3の夏まで部活に費やす時間も多かったため、TOEFLやSATは当初の予定通りにはスコアが伸びず、TOEFLは12月、SATは1月まで引きずってしまうことになりました。エッセイ作成や学校の先生との連携(推薦文&transcript)に加えて、TOEFLのことも気にかけなければいけなかったのは試練でした。
結果的に、私のタイムマネジメントは十分ではありませんでした。ただ、限られた時間で作らなければいけない!という追い詰められた状況であったからこそ、神経が研ぎ澄まされて自分らしいエッセイを書き上げることができた、と言えなくもないです。負け惜しみのようですが笑。
また、私は国内大学も併願しましたが、特にセンター試験はほぼ何も対策をすることができませんでした。それでも合格できた要因は、①高校の定期テストを真面目に勉強していたこと、②英語の比重が大きい大学を受験したこと、③単願にしたこと、の3つだと思います。

5.TOEFL/IELTS/GMAT/GRE/SAT等テスト対策について

 [印象に残っている授業、苦労したこと、工夫したことなど] 私がTOEFL対策をスタートした時点の英語力は散々なレベルだったので、授業についていけるか不安でした。でも、AGOSのFoundationコースでは、比較的易しい教材を使って基礎を学ぶことができたため、次のStrategyコースにスムーズに移行できたと思います。
TOEFLについては自分があまり苦に感じない方法で勉強しようと心がけていたので、The New York Timesを読んだり、TEDを聞いたりすることで、自然に英語に触れるようにしました。自分の興味のある題材を選ぶと良いと思います。
通学時間などの空き時間は単語帳を開くようにしていました。ただ覚えるだけではなく、瞬間的に単語のイメージが頭に浮かぶぐらい定着させると、読解のスピードも上がると思います。

6.テスト対策の目標スコアは勉強をはじめてからどの位で取得したか

高2のはじめから少しずつTOEFLの対策は始めていたのですが、納得のいくスコアを取れたのは高3の12月なので、出願の締め切りギリギリでした。SATは高3の夏から単語を覚え始めましたが、結局TOEFLやエッセイに追われてあまり勉強時間を確保できませんでした。目標点には遠く及ばなかったので、入学審査にあたりSATをあまり重視していなさそうな大学(RecommendedやNot required)を中心に出願しました。

7.出願準備について [印象に残っているアドバイス、苦労したこと、工夫したことなど]

周囲に海外大学を受験する人がほとんどいなかったため、目標までの距離感がなかなか掴めず、どれほどの努力をすれば、どれほどの結果が得られるのかが全くわかりませんでした。
私の場合、海外で暮らした経験がないため、英語力に常に不安がつきまとったことや、ScholarshipまたはFinancial Aidを相当額得られなければ、留学自体不可能な状況でしたので、条件としては相当厳しい方だったと思います。学校の成績も、自分なりには努力していましたが、各大学が求めている高い水準に照らすと、競争力があるとはいえませんでした。一方で、海外を目指す高校生の中には、卓越した才能のある人が多く、自分が小さく見えてしまうことも多かったです。
ただ、出願準備が進むにつれて、実際に海外の大学に進学されている先輩たちや、高校の先生、両親など、たくさんの人に助けていただくようになり、なんとしても結果を出さなければ!と自分に言い聞かせていました。特に、海外進学を目指すことが異例であったにもかかわらず、私の志望を尊重し、強くサポートしてくださった高校の先生方に感謝しています。

8.アゴス講師/カウンセラーへのコメント

私が米国大学受験を意識し始めたのは高2のときです。高校のクラスが文理に分かれ、周囲の友達もより具体的に志望校を意識し始めた頃でした。まさに暗中模索状態からのスタートでしたが、アゴスの講師やカウンセラーの方々が親身になって相談にのってくださいました。 特に松永さんには、テスト対策のスケジューリングや奨学金の申し込み方法まで、ありとあらゆることで本当にお世話になりました。ありがとうございました!

9.留学準備を振り返って、成功の秘訣とは?

自分が8年間関わってきた囲碁の実績と、囲碁から得た価値観を表現したエッセイでユニークさを出せたことだと思います。勝った対局ではなく、あえて格上の相手と対局して負けたときの自分の心の推移を描写し、どんなに厳しいチャレンジであっても自分なりの「最善」を求めていくことの大切さをエッセイの主題にしました。 マイナスの要素であったGPAについては、高1、高2、高3と学年が上がるにつれて徐々に上がっていることをアピールし、特に成績が悪かった数学については、SAT Subjectで高得点を取ることで補いました。ネガティブなポイントをカバーしていこうとする姿勢も大切だと思います。

10.留学・留学後に向けての抱負

今まで経験したことのない世界に1人で放り込まれることになるので、これからの4年間は相当ハードなものになると覚悟しています。楽しいことよりも辛いこと、苦しいことの方がむしろ多いと思いますが、それらを一つ一つ乗り越えて実りのある大学生活にしたいです。 将来のことはまだわかりませんが、自分が心からやりがいを感じられる仕事で、少しでも社会を良くしていくことに貢献したいです。

11.今後留学を目指す方へのメッセージ

アメリカの大学は、テストスコアだけでなく多角的な観点から審査します。私が心を打たれたのは、各大学の合格通知書の中に、私のどのようなところを評価して入学許可を決定したのかについて、具体的な表現がなされていたことでした。掲示板、もしくはネット上に受験番号が貼られている日本の風景とはだいぶかけ離れている印象でした。審査官がいかに、一人一人の出願書類に隈なく目を通して下さっているかがよくわかりました。 スコアに多少の不安があったとしても、自分のキャラクターを少しでもわかってもらいたい、という気持ちを細部に散りばめて表現することは決して無駄ではありません。ウィークポイントに過剰に気をとられることなく、「自分が輝けるもの」をどんどん掘り起こしてみて下さい。 日本ではまだ学部留学を目指す高校生は少なく、情報も限られているので、出願準備の過程で不安に感じることや、わからないこともあると思います。その時は、現役留学生の先輩やアゴスのカウンセラーさんに頼ってください!応援しています!

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