合格者の声

2017年度合格者からのメッセージ【インタビュー】

Photo [MBA]
お名前:S.H.さん
合格校:Harvard University
入学校:Harvard University


1.留学を志したきっかけ

―――――今日はシンガポールからわざわざ合格者壮行会に参加するために戻ってきていただきありがとうございます。今回MBA留学を志したきっかけは?

尊敬する友人・先輩たちにMBA卒業生が多く、特に学部留学時にはMBAの先輩方に非常にお世話になり、MBAを意識し始めました。一緒にMBAのイベントに参加させていただくなどの交流を通じて、世界中から集まる優秀な友人たちと一生刺激しあえる交友関係を築き、人生をかけて成し遂げたいことを考えるきっかけを持ちたいと思い始めました。
また将来組織を変革できる経営者に成長するために、マーケティングからステップアップをしたいと思っています。周囲と社会に対して行動を促し活力を与え続けられるリーダーとして成長するために、MBAで得られる経験とネットワークが自分にとって最適なネクストステップだと考え進学を決意しました。

2.留学先や志望校はどのように絞っていったか

1.多くの卒業生の方にお会いする、2.キャンパスビジットで学校の雰囲気をつかむ、ことで志望校をしぼりました。学校やクラス、コミュニティの雰囲気はホームページや資料ではわからないことも多かったので、海外転勤の前に一通りそれぞれの志望校について学ぶことができ良かったです。
仕事も充実しており8月からさらに忙しくなることが分かっていたので、合格できたら絶対に行きたい、と確信した3校に絞って受験することにしました。

3.留学準備プロジェクトのタイムマネジメントについて

スケジュールについて簡単にお話しさせていただきます。途中で海外転勤があったため長期戦になりました。
2014年冬:漠然と考えていた本格的にMBA受験を検討し始めました。MBA卒業生のセミナーやAGOS夏祭りなど、卒業生の方に会い、学校について学ぶ機会に積極的に参加しました。またGMATも独学で勉強し始めました。春頃にはVinceとのセッションを開始し、レジュメなどを作成しました。
2015年夏:ゴールデンウィークにキャンパスビジットも終え、「今年受験するぞ」とエンジンをかけ始めた矢先(笑)シンガポール転勤のチャンスがありました。就職した当初からシンガポールやアメリカなどのグローバル本部でしか経験できない仕事内容に興味を持っていたため、異動を決意しました。せっかくの機会を中途半端に終わらせたくないとの思いから、ビジネスでの結果を残すことに集中するため、MBA受験を遅らせることにしました。
2016年春:シンガポールでの仕事も非常に充実していたのですが、今年を逃したら来年はないと思いたち準備再開を決意。GMAT勉強も再開し、なんとか6月のタイミングで700点を突破しました。このタイミングで以前もっていたTOEFLの点数が切れていることが判明し、大急ぎで東京出張の合間にTOEFL受験。6月中には二つのテストを終了。
2016年7月―9月:大急ぎでアプリケーション再開。シンガポールでの仕事を追加するためレジュメも書き直し。8月頭までエッセイで書きたい内容が定まらず頭の中で右往左往していたのですが、信頼する友人との会話の中で今までばらばらに見えていたエピソードがつながり、8月半ばから一気に書き上げました。
2016年10-11月:インタビュー対策。今振り返ると準備が圧倒的に足りなかったと思います。インタビューインビテーションからほぼ2か月という間が空いており、アプリケーション提出までの怒涛の毎日を一旦クリアし少し安堵してしまったこともあり、危機感が足りず、正直ぶっつけ本番で挑んでしまった学校もありました。もっと前から正しく準備をはじめればよかった、と心から思います。受験仲間が周りにいれば一緒に練習できたかもしれません。受験を検討されているみなさんは、当日冷や汗をかかないためにもぜひ準備万端でのぞんでいただきたいです!

―――――シンガポールに行ってからは、どんな点に苦労しました?

行っている最中は、あまり苦労と思わなかったのですが、振り返ってみると受験仲間がいればよかったなと思います。もちろん会社の方々には話していなかったので、シンガポールからの受験は結構孤独でした。(笑) ハーバードの面接のために帰国した際、レセプションが前日にあって、そこで日本で受験する方たちと沢山会うことができたんですね。先ほどもお話ししましたが、もうすでに仲間がいて一緒に面接の準備などしていた人たちを見て、受験仲間がいると情報交換、面接の練習もでき、モチベーションも保ちやすいかもしれません。

4.TOEFL/IELTS/GMAT/GRE/SAT等テスト対策について

TOEFLはよかったのですが、GMATは当初予定していたより苦戦しました。独学で勉強し、もう少し点数を上げたいと数回AGOSのプライベートセッションをお願いしました。あとはオンラインの模擬試験を繰り返し解いて、時間配分と長さに慣れるようにしました。GMATは、試験中の集中力が一番ものを言うと思うんですね。テスト当日に100%全力を出し切るためにも前日からリラックスして、充分な睡眠をとることが良い結果への近道だと思います。

5.出願準備について

出願パッケージの中には、レジュメ・推薦状・Small Box(150文字程度で設問に答える)・エッセイがあります。文字制限がある場合がほとんどなので、まず、どこで何を伝えるのかを整理しました。私の場合は将来成し遂げたいことが過去の強烈な実体験に紐づいているため、その経験→ビジョンの話をするために、エッセイではよりパーソナルな話に徹しました。よってレジュメでは非常にクリアに自分の仕事内容とその結果を伝えるとともに、それらの裏付けを推薦状で行ってもらうよう推薦者の方々にお願いしました。
エッセイについてもう少しお話させてください。私のエッセイ作成には3つのフェーズがあったと思います。
一つ目は過去の振り返り。産まれ育った環境や、影響をうけた人物・出来事などを洗い出しました。自分を形成しているものが何かを理解するために、人生の各フェーズにおいて、何が起こったのかを状況・結果・とったアクション・学んだことの4つにまとめて書きだしました。
二つ目は洗い出したエピソードの点と点をつなげる考える作業。言うまでもなくこれが一番難しかったです。特に書きたいエピソードが多かったため、どう繋げてよいのか何度も言ったり来たりしました。ただ、それぞれの濃い経験を繋げている軸が見つかったら、ざっくりと考えていたやりたいことも非常に明確になりました。
三つ目は、ストーリーをつくりひたすら書くフェーズ。伝えたいことをおさえつつ、どの順番で伝えるか、どちらの言葉で伝えるのがベストか、を吟味しなら前を向いて書き進めました。ほぼまとまった段階で、出願2週間前に信頼する卒業生の方にエッセイを見ていただき手ごたえを感じたことが自信につながり、出願まで集中力を切らさず一気に書き上げられました。

6.アゴス講師 / カウンセラーへのコメント

Vinceには、全てのフェーズでお世話になりました。転勤前に受験を考え始めた当初からインタビュー後のリフレクションエッセイまで変わらずサポートしてくれました。ストーリー作りで私が右往左往する中も根気強く一緒に考えストーリー作りのサポートをしてくれました。常に強力なパートナーとして、サポートしてくれたことに心から感謝しています。また彼の圧倒的なネットワークのおかげで、卒業生にも紹介してもらうことができました。
GMATであと10、20点がどうしても欲しい時、独学では点が上がらず中山先生に数回プライベートレッスンをお願いしました。個々人のためにテーラーメイドで指導してくださり、また質問にも丁寧に答えていただいたのがとても良かったです。

7.アゴスを選んだ理由

信頼しているMBA在校生である友人数人がVinceとセッションを持っていて、勧められたのがきっかけです。

8.留学準備を振り返って、成功の秘訣とは?

私の場合「どうしても行きたい」という思いがあったからやりきることができたかなと思います。実は普段は気持ちが先行することはなく頭で考えてしまうタイプです。Excelでオプションを洗い出して、良い点悪い点を書きだして、何が1番ベストなのかということを整理して、ではなぜこのオプションをとる必要があるのか、など考えてからものごとを決めようとしてしまう。でも、MBAを考え始めたきっかけは「絶対に行きたい」という気持ちでした。
仕事も充実して楽しくて、近くに自分が受験していることを知っている人がいない環境にいると、頭で考えるとMBAに行かない理由は山ほど出てきます。(笑)でも自分が学部で留学しているときに実際に目で見てきたMBA生活が忘れられず、自分の人生においても絶対に経験したいこととして胸に焼き付いていたので、最後まで達成できたのかなと思います。

9.留学・留学後に向けての抱負

1.アウトプットを意識すること、2.自分が一生をかけてやりたいこと・一番わくわくすることを見つけること、そして3.たくさんの人に出会い一生の財産になるような友人を作ることです。
私は10代のころから海外に住んでいたのですが、その時はやっぱり凄くインプットが多かったんですね。自分自身もまだまだ成長の過程でインプットをする側でした。今は5年間社会人経験を積んだ今、ハーバードでは、アウトプットを強く意識して、前にでて発言することで自分自身の考えや言葉をブラッシュアップしていきたいと思っています。
また、自分の価値観・視点を目一杯広げることで自分が一生をかけてやりたいことも見つけてきたいと思います。それぞれの学びをしっかりとまとめていくことで深めていくとともに、数年後にも振り返ることができる長期的な思考の財産としたいです。
そして、たくさん人に会い、一生の財産になる友人を作ること。勉強や就活ももちろん限界まで挑戦しますが、多少無理してでもネットワーキングの機会には積極的に参加し、そして単に挨拶する顔見知りではなくしっかり会話をすることで一生切磋琢磨しあえる仲間を作りたいです。

10.今後留学を目指す方へのメッセージ

「行動に移すこと」「最後までやりきること」が大切だと思います。社会人同期の友人たちともよく話しますが、社会人5,6年目になると、会社も居心地がよく、自発的に動かないと外の世界と触れることも少なくなりがちのように感じます。少しでも、新しい世界で視野を広げたい、自分の価値観を揺さぶられるような経験をしたい、と思ったら、卒業生の話を聞いたりしてみましょう。AGOSの無料セミナーは最大限活用させていただきました。(笑)最初の一歩がその後のステップに必ずつながると思うので、まずは行動にうつすことが大事だと思います。
そして、その第一歩を大事にして、それを思い始めたきっかけ、なぜ第一歩を踏み出したいと思ったのかの気持ちを大切に、最後までやりきってください。最後までやりきった人には絶対に結果がついきていることを合格者や卒業生が証明しているので、諦めず、自分を信じて前に進むことに全力を注いでください。応援しています!!

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