MBA留学準備スケジュール全体を意識し、スコア達成時期と目標スコアを設定する
GMATは、受験回数に制限があること、過去の受験スコアがすべて学校に通知されるという特性上、学習期間、本試験受験時期を予め設定した学習プランが必要になります。また、GMAT対策を行う方の多くは、TOEFL対策、出願対策と様々な項目を同時に進めています。下記を参考に、出願時期から遡った受験時期、学習時期を設定し、実現可能な計画を立てましょう。

※目標スコア達成にむけて、受験回数の目安は、まずは2-3回としてください。模擬試験で、目標スコアを上回る点が取れるように なった時点で本試験を受けるのが理想的です
多くの日本人が苦戦するVerbalセクションを攻略するための必須英語力としては、読解力、論理力、文法力、語彙力などが挙げられます。TOEFLの学習を進めている方でしたら、Readingセクションが25点、Writingセクションが20点程度を目処としてください。Mathについては、数学セクションですので、TOEFLスコアとの相関はありませんが、やや長い文章問題もありますので、ある程度のReading力は必要です。また、数学用語への理解も深めておきましょう。
GMATには、TOEFLのようなミニマムスコアという考え方はありません。これは、入学審査において、GMATは 審査項目の1つにしか過ぎず、GMATスコアだけで合否が決まるものではないからです。各学校で発表される Mid-80% Rangeを知り、まずは、そのスコアを目標としてください。
各学校のmid 80%はTOP MBAプログラムデータベースを参照下さい(※ログインが必要となります。)。
GMAT は、過去50年間、問題のフォーマットや出題傾向に一貫したいくつかの特徴があります。 それらの特徴を体系的に分析・習得していくことで、GMAT Verbal攻略に必要な事項と「学習する必要がない事項」とを明確に区別できるようになります。独学でGMATを勉強してきた経験が深ければ深いほど、クラスを受講して「あっ」と驚かされる経験も多くなるはずです。各セクションの学習すべき基本攻略法を理解した後は、 弱点補強、タイムマネージメント強化に努めてください。
日本で教育を受けた方にとって、Verbalセクションでハイスコアを目指すには、Sentence Correction(SC)をいかに「速く」「確実」に解くかが重要になります。SCを効率よく解答していくことで、Critical Reasoning(CR)やReadingComprehension(RC)に時間的な余裕を与え、正解率をさらにアップすることが可能となります。そして、SCセクションでは正答率80%以上、CRで70%以上、RCで60%以上、合計70%程度でVerbalセクション30~35程度、合計80%程度の正解率で、35以上達成が1つの目安となります。(※GMAT試験はCAT試験です。
単純な問題正解率でスコアが決まるわけではありませんので、目安としてお考えください)
<Sentence Correction>
「文法を制する者がGMAT Verbalを制する」とも言われるほど重要な科目です。1つ1つの選択肢を吟味して「正しいか、間違っているか」を考えるのではなく、選択肢を互いに比較して「ビジネス英語として、より適切な表現は?」という視点を持つことができれば、格段に解答が楽になるはずです。 SCで出題される文法は、日常的に新聞や雑誌、文学作品で用いられている英語よりもルールが厳格な部分も多く、特に高得点を目指すためには、英語文法の得意な方でも、そうでない人でもある程度まとまった学習時間が必要になるはずです。クラスでは、そのような GMAT に必要な独特の知識や解答のエッセンスを、本格的に文法を学習したことがない方にも理解しやすいように豊富な例文を使って紹介していきます。
<Critical Reasoning>
論理的読解力が試される科目です。精読力・速読力を向上させていくと同時に、独特の出題形式と論理パターンに慣れていくことが必要です。問題文において、Assumption, Inferenceといった用語が日常的な用法よりも狭い意味で使われていることなど、基本的な用語の定義を正確に理解しているかどうかが大きなポイントになるとも言えます。
<Reading Comprehension>
Reading Comprehensionは、語彙力と速読力・精読力を大きく伸ばすことで、結果的に正解率も伸びていくものです。しかし、正しい解法を身につけた上で問題数をこなす場合と、自己流の解法でどんどん問題数をこなす場合とでは、学習効果や学習期間、試験における得点効率という点で、大きな差が出てしまうのも事実です。英語力のスタートラインに個人差はあっても、最大限の得点効率を図るためにテスト・スキルを身につける重要性は同じです。読解力レベルに応じた適切な解法を身につけることが、非常に重要な試験戦略につながります。
Mathセクションは、48以上の高得点を狙いたいところです。出題範囲としては、ほとんどが中学校レベルまでです。自然数の性質、方程式・不等式、図形、数列、確率・統計等から基礎的なものを題材として出題されます。微分積分や三角関数などは含まれません。
GMAT Math Sectionで試されるのは、基礎的な数学能力・基礎的な数学的コンセプトの理解と、それをベースとした論理的な分析力、推論力です。必要な数学知識自体はベーシックなものですが、問題はいろいろ工夫されていて、論理的で柔軟に考える能力を要求されます。高得点を目指すには、公式を暗記し、型どおりの解法を覚たりするのではなく、数式などで表されたものが何を意味しているかを正しく理解し、それを基に考える能力を身につけましょう。
出題形式としては、Problem Solving (PS)とData Sufficiency (DS)の二つのタイプがあります。PSは通常の五者択一の問題ですが、DSはGMAT特有の出題形式で、最初は戸惑うかも知れません。ここでは、GMAT特有のDSについて説明します。
<Data Sufficiency (DS)>
DSでは、まず「問い」が書かれ、その後に条件が2つ与えられます。それらの条件のそれぞれで最初の「問い」に答えが出せるかどうか、また、二つを組み合わせたときにどうか、を吟味します。ほとんどの数学の問題は条件が出されてそこから答えを導いていきますが、DSでは答えを出すために与えられた条件が十分かどうかを判断しなければなりません。
一つ例を見てみましょう。
If n and m are positive integers, what is the value of nm?
(1) n = 1
(2) n + m = 2
(A) Statement (1) ALONE is sufficient, but statement (2) alone is not sufficient.
(B) Statement (2) ALONE is sufficient, but statement (1) alone is not sufficient.
(C) Both statements TOGETHER are sufficient, but NEITHER statement ALONE is sufficient.
(D) EACH statement ALONE is sufficient.
(E) Statements (1) and (2) TOGETHER are NOT sufficient.
「nmの値は?」という問いに対し、(1)や(2)の条件ので答えられるかどうかチェックします。
まず(1)はn = 1とありますが、mの値は分りません。1かもしれないし、55や100億かも知れませから、nmの値は決まりません。従って(1)は不十分です。
次に、(2)を見ると、「nとmを足して2だから、(1)のn = 1とあわせると、m = 1と分る」から、答えは(C)、と早合点してはいけません。その前に、(2)だけでnmの値が決まるかどうかチェックします。一見、「nとmを足して2という数は色々あるからこれもダメ」に見えますが、問題の最初にある「n and m are positive integers」を忘れないように。両方正の整数だから、nもmも1以上でなければなりません。とすると、一方が1より大きかったら、足したものは2より大きくなってしまいます。
つまり「2つの正の整数を足して2」になるためにはnもmも1しか取りえません。従って(2)条件だけでnmの値が決まります。つまり、(2)だけで十分ですから、答えは(B)の「(2)だけで十分で、(1)だけでは不十分」です。
この例をみてもわかるように、通常の「与えられた条件から答えを出す」タイプの問題とは違った考え方が求められます。
GMAT Mathで高得点を目指すには、まずは、無闇に急いでたくさんの問題をやろうとするのではなく、一つひとつの問題をじっくり考える習慣をつけることが大切です。じっくり考えてみると色々面白いことも見えてきますし、理解も深まります。その上で、演習をこなし、早く、正確に正当を導き出すためのタイムマネージメントを行うようにしましょう。
週5~6時間程度の学習時間を確保し、下記を目安に計画を立てましょう。
Verbalセクションの場合、英語力に個人差がありますが、スコア達成に必要な学習期間としては、4~6ヶ月程度という方が平均的です。各クラスの宿題としては、週3~5時間程度を課していきます。各Verbalセクションの学習バランスについては科目間の得意・不得意と個人差が大きいので、最初は、SC : CR : RC = 1 : 1 : 1 という感じで、平等の時間をかけ、徐々に自分の得意・不得意が明らかになるに従って、時間配分を変えていくのがよいでしょう。
週3~5時間程度の学習時間を確保し、下記を目安に計画を立てましょう。中学校時代に数学が苦手だった方は、目標スコア達成まで少なくとも6ヶ月は必要程度を目安に、数学に抵抗がない方は、中学数学の知識を復習し、GMATの出題形式を理解し、使いこなす訓練を繰り返すことにより、2~3ヶ月で高得点狙えるようになるでしょう。
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