第一回の今回は、Listeningセクション対策のための基礎知識として、 「パッセージの特徴」と「必要とされる英語力」を確認しましょう。
[パッセージの特徴]
1.パッセージのタイプ
・Listeningセクションに出題されるパッセージのタイプは2つ、
LecturesとConversationsです。
2.レベル
・Lecturesでは大学レベルの講義と同等の語彙・構文を使った
パッセージが出題されます。
3.トピック
・Lecturesでは生物学や歴史など、文字通りアカデミックな素材が
中心です。
・Conversationsでは大学生活でよくあるシチュエーション、 すなわち宿題の提出や履修登録に関する話、図書館や寮での 会話などです。
4.専門知識
・トピックについて事前に知識を持っている必要はありません。
・あくまでも英語力のテストであり、英語力があれば解ける
問題ばかりです。
5.語彙の難易度
・Lecturesで使われる語彙の難易度はReading セクションと同じ
レベル、すなわち約7000語〜8000語レベルです。
・Conversationsでは単語レベルは低くなりますが、口語表現の
理解力が試されます。
6.文章構成
・Lecturesのパッセージは論理的で、構成が明快です。論理展開を
意識しながら聞く姿勢があれば、大変わかりやすい文章と
言えるでしょう。
・Conversationsでは論理構成というべき程のものはありませんが、 テーマや内容は明快です。
[Listeningセクションで必要とされる英語力]
Listeningセクションのパッセージを聞いて理解し、設問に正解する ために必要な英語力を分解すると、おおよそ以下のようになります。
1.語彙力
・Lecturesで高得点を取るために必要な語彙数は、上記の通り
約7000語〜8000語レベルです。
・Conversationsでは口語表現の理解度も試されます。
2.文法力
・Lecturesは内容・語彙レベルと共に構文もまたReading
セクションと同じような難易度と言えます。
・読んで構文を理解するように、耳でも構文を聞き取れない
といけません。
3.論理力
・Listeningセクションでは情報を断片的に記憶するよりも、
論理展開を頭の中で理解し、整理することが求められます。
・TOEFL iBT(R)TESTの「聞く」とは「論理を聞く」ことだと言っても
過言ではありません。
4.解答力
・「ひっかけ」を意識したり、ひねって考えすぎないように
注意しましょう。
・パッセージの内容さえ理解できていれば、それほど迷うこと
のない「素直な」問題ばかりです。
5.音声力
・英語発音の基礎を理解し、単語を覚える際なども常に
発音記号を確認するなどしながら、音声把握力を鍛えましょう。
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