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3回シリーズ第1回 Readingセクション対策 −基礎知識−


第一回の今回は、Readingセクション対策のための基礎知識として、 「パッセージの特徴」と「必要とされる英語力」を確認しましょう。

パッセージの特徴

1.レベル

・大学レベルの教科書と同等の語彙・構文を使った文章が出題されます。

2.トピック

・生物学や歴史など、アカデミックな素材が中心です。

3.専門知識

・トピックについて事前に知識を持っている必要はありません。
・あくまでも英語力のテストであり、英語力があれば解ける 問題ばかりです。

4.語彙の難易度

・おおまかに言って日本の難関大学受験レベル+αと言って よいでしょう。

・日本の受験英語に必要な語彙数は一般に約6000語〜7000語と 言われていますが、TOEFL iBT(R)TESTでは約7000語〜8000語あれば 高得点が狙えます。

5.専門用語

・一部難しい専門用語などが登場しますが、このような単語 には説明(英語)が付きます。

6.文章構成

・文章は論理的で、構成が明快です。

Readingセクションで必要とされる英語力

Readingセクションのパッセージを読み、設問に正解するために必要な 英語力を分解すると、おおよそ以下のようになります。

1.語彙力

・Readingセクションで高得点を取るために必要な語彙数は、上記の 通り約7000語〜8000語レベルです。

2.文法力

・英語の文章を読み解くための文法力はなくてはならないものです。 ・文構造を解析するだけの文法力は最低限必要となります。

3.論理力

・常に論理展開に注意を払って読むことが必要です。 ・論理展開を把握できれば、細部や難しい単語がわからない場合も 文章の主旨がつかめるようになり、速読や正解率向上にもつながります。

4.解答力

・vocabulary questionsを除き、答えはパッセージの中にあります。 ・パッセージを一読したときの「記憶」や「印象」に頼って選択肢を 選ばずに、文章中に根拠を求め、「なぜその答えになるか」を しっかり確認しながら解答していくことが重要になります。

5.速読力

・Readingセクションのパッセージを読む目的はただ一つ、設問に 正解することであり、読み方としては「解答するために必要な情報 を得る」姿勢で読むことになります。
・「解答するために必要な情報を得る」ためには、パッセージの 一字一句全てを理解する必要はありません。
・ただしそれは「いい加減な読み方でよい」ということではなく、 重要な部分とそうでない部分で強弱・緩急をつけることが必要です。