Virtual information sessionの活用方法-合格につながる活用方法とは-

夏は多くの学校の説明会が開催される時期です。
MBAプログラム合格にむけて必ず質問される why MBA? why this program? why you? に適切に回答するためには学校調査が欠かせません。

Covid-19の影響を受けて、どの学校もオンラインでの学校説明会に変化しています。今回はこのオンラインの学校説明会の活用方法をお伝えします。

■イベントの種類について

オンラインで開催されるイベントには大きく分けて以下の5種類です。目的に応じて使い分けることが重要です。

①一般的なプログラム説明
②特定のトピックに絞ったプログラム説明
③クラスビジット
④在校生とのカジュアルチャット(Q&A)
⑤入学審査官とのQ&A

①一般的なプログラム説明
プログラム内容、入試情報の概要の説明と参加者からのオンライン上でのQ&Aに回答が得られるものです

②特定のトピックに絞ったプログラム説明
特定の産業へのキャリアに興味がある方むけ、クラス以外のクラブ活動にフォーカスしたもの、特定のグループ(地域性や性別など)
など、学校によって実に様々なものが提供されます。
パネリスト(在校生や卒業生など)が登壇し、自身の経験を共有いただける場合が多いです。

①②については、過去の実施セッションをrecorded sessionをwebsite上で公開しているおり、いつでもアクセスできるように
してある学校も多くあります。特に時差を気にして参加しなくていけない留学生にとってはうれしい情報です。以下に主だったプログラムのリンク先を記します。
主なTop MBA プログラム コロナウィルスへの対応方法 -学校説明会運営状況-はこちら

③クラスビジット
オンライン上でクラス見学、もしくは、模擬授業を経験することが可能です。

④在校生とのカジュアルチャット(Q&A)
⑤入学審査官とのQ&A もしくは One to One Consultation

こちらは少人数制での開催がほとんどです。

■オンラインイベントのメリット/デメリット

メリット:
参加しやすい。さらにイベントの開催頻度が高いので時差さえコントロールできれば調整しやすい。これまで特にクラス参加などは、オンキャンパスでないと難しいことも多かったのですが、バーチャルワールドではどなたでもオンラインであればアクセス可能となり、イベントへの参加へのハードルは各段に下がりました

デメリット:
イベントのパネリストや参加者同士の交流機会がオンライン開催の中で限定されるため、受け身になりがちです。「合格レベルにつながる情報収集」には努力と工夫をしないと合格への可能性を高めることが難しい状況に陥ります。

■事前準備の重要性

上述のそれぞれのイベントの特性を理解した上で、みなさんの目的に応じてイベントを使い分けること、そして、入念な事前準備とイベント参加後のフォローを行うことが重要です。この活動により、「合格レベルにつながる情報収集」への成功の可否が分かれます。

■少人数制イベントでは、あなたのことを理解してもらうことが参加目的であることを意識する!

④在校生とのカジュアルチャット(Q&A)
⑤入学審査官とのQ&A もしくは One to One Consultation

これらのイベントは、「少人数」で開催されます。参加者は、1人から数人単位で実施されることが殆どです。少人数である分だけ、予約が埋まりやすくなります。そして、こちらのイベントでは、参加者の積極性が求められます。なぜならこのイベントの目的は、あなたのことを在校生/卒業生/入学審査官に印象づけることだからです。

このイベントで最低限準備すべき事項を記します。

A.ビジネス上での自己紹介
B.具体的な質問の準備
C.今後のコミュニケーション方法の確認

A.ビジネス上での自己紹介-相手に自分を正しく理解してもらう/相手を理解する準備が重要-

特定の学校のミーティングルームに入室すると、他参加者とパネリストと交流ができるようになります。簡潔に自分のプロフェッショナルバックグラウンドと今回のQ&Aセッション参加の目的を述べることはマナーの1つです。

また、予めパネリストのバックグラウンドが分かっている場合には、相手を事前に理解することも重要です。学校関係者でしたら、MBAプログラムのwebsiteにベーシックな情報は掲載されていますし、在校生や卒業生であればlinkedin などビジネス上のSNSに簡単にアクセスすることが出来ます。

相手に自分を正しく理解してもらう/相手を理解する準備が、イベントの中で参加者やパネリストとの適切なコミュニケーションに繋がります。

B.具体的な質問の準備

このイベントの目的は、「聞きたいことを聞くこと」にあります。他の参加者の質問から新たな気づきを得られることも、もちろん重要ですが、あなたの質問が他の参加者に同じように新たな気づきを与えることにも貢献すべきです。そして何よりも、その質問により得られる情報があなたのプログラムへの合格の可能性に影響を与えることを忘れないでください。

イベント参加の目的は、入試のプロセスにおいて、出願先プログラムへの興味を伝える上で必要な情報収集、特に、あなたがそのプログラムで起こすことができる違い(貢献)を明確にすることです。さらに、パネリストとのコミュニケーションを重ねていくことは、出願プロセスの中の1つであるインタビューの事前練習であるともとらえることが出来ます。

例:クラスの実際の様子をしりたいのであれば、興味あるクラスの事前リサーチを行っておきましょう

各学校のカリキュラム、クラスシラバスに目を通し、興味あるコースのリストアップとその中で知りたいことの整理が必要です。
その際の情報源としては、各学校の公式サイトだけではなく、student blogや日本人在校生による非公式にアクセスすると実際の受講者の経験談、感想などを得ることができます。詳細はMBA 効果的な学校説明会の活用方法をご覧ください。

チェックポイント:
あなたのその質問は、あなたの出願者としての魅力を高めることにつながるか?(プログラムへの貢献をつたえることにつながるか?)常にこの意識を持って臨むことが重要です。

C.今後のコミュニケーション方法の確認

イベント後も皆さんに有益な情報提供をしてくれるサポーターを探す事も意識ください。イベントで出会った方の氏名/卒業年度/業界や職種/連絡先のメモを必ず取るようにしましょう。限られた時間、かつ他の参加者もいる中で、質問しきれなかったこと、もしくは、イベント後に新たなに思い付いた質問に追加で回答いただける方を探すことはとても重要です。

ビジネスマナーとして、イベント参加後、連絡先を交換できた方には、簡潔にお礼とイベントを通じて具体的な志望動機が高まったことを伝えておくことも忘れないように。

2021年の入学を目指す皆さんにとっては夏は志望校リサーチの山場です。準備項目がぐっと増えてくる時期でもあります。どうぞ時間を有効活用くださいね

Chizuko Okada

投稿者: AGOS Consulting Team

@AgosJapan (formerly Princeton Review of Japan) – 25 years of experience. Best MBA, LL.M, and MPP admissions results in Japan.