大学院留学を目指す方へ:奨学金をもらうメリット 資金サポート以外の多くのメリット

大学院留学には多くの資金が必要になります。その資金調達の1つとして多くの方が意識している奨学金。この奨学金をもらうメリットを分析し、戦略的にアプローチすることの重要性を解説します。

■資金サポートだけじゃない。大学院への合格にむけた強みとしてのアピール、研究者同士のネットワーキングの機会にも!

-財政的負担の軽減
-入学審査におけるアピール 奨学生に選抜されているという事実のアピール
-大学院在学中/卒業後のネットワーク研究者とのネットワーク、業界第一線で活躍する方とのネットワーク(進学後も)
-大学院出願準備の絶好のマイルストーン

特に、これから研究/学びを深めていく大学院留学においては、研究者/専門家同士のネットワークの機会を得ることは、留学中だけではなく生涯にわたって皆さんの研究者/専門家としてのキャリアに大きなメリットとなるはずです。

以前に当校で奨学金セミナーを開催した際の奨学金受給者の方からのコメントの一部を抜粋しました

奨学金は私の留学生活には切り離せないものでした。金銭的な負担軽減はもちろんのこと、ネットワークにとても効果的だったからです。ロータリー財団では、地元のロータリークラブと交流でき、現地の人が親切にサポートしてくれました。大学院のリサーチ活動では、ロータリークラブのネットワークを活用しました。

フルブライトでは、オリエンテーションを通じて、世界中のフルブライト奨学生(研究者)と交流できたことがとても面白かったですし、いろいろな国から来ている研究者の知り合いと友人として生涯にわたって交流することが出来ていることは大きな財産です。

アメリカにおいてフルブラト奨学金の信用の高さは、生活面や就職活動などに大きく役立ちました。私の履歴書には必ずフルブライト奨学金であったことを明記しています。

アメリカの大学院では、留学生に対して、きちんと学費が支払えるかどうかという経済力の証明をさせられます。フルブライトは、それを保障してくれるので、まず、そこの部分がクリアできます。また、フルブライトは、一年目の学費、生活費は全支給なので、自分の経済力に制約されずに、大学院を選ぶことができます。たとえば、私が受けたNorthwesternは、1年のプログラムですが、7万ドル。Berkeleyの場合は、4万8000ドルと、かなり差がありますが、どちらを選んでもいいわけです。(授業料は当時のもの)

アメリカではフルブライトと言えば、知らない人がいないほど、名誉ある奨学金です。私の場合、合格校の1つのプログラムは特に熱心で、1年間の学費が免除されたほか、通常1年の過程を半年延ばしてもいいとか、その際、半年分の学費の25%免除もオファーされました。

フルブライトでは、自分が希望する専門のフルブライターのOB, OGが、書類、面接審査を行うので、選考はとても厳しいです。しかし、その選考を通るということは、いわば、自分の研究目的が妥当であるということを裏付けることにもなり、その後の大学院出願書類もはるかに効率的に進みます。

■奨学生コミュニティメンバーになるためには(選ばれるためには)そのコミュニティの特性を十分に理解することが重要

各奨学金プログラムには、明確な目的があります。その目的を十分に理解し、そのミッションに沿うことが出来るという証明が奨学金獲得で必ず意識していくべき項目です。理由は上記の奨学生のコメントを見れば明らかです。ネットワークとは、互いにメリットを感じている仲間がつながるものだからです。この理解と戦略をお伝えするセミナーを開催します。
ご興味のある方、ぜひお待ちしております。

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Chizuko Okada