GMAT 試験中のメモについて — by 中山道生

アゴス・ジャパンGMAT講師の中山です。

まだGMAT本試験を受験したことがない方はご存じないかもしれませんが、試験会場で提供される「メモ用紙」は「紙」ではなくプラスチック製のノートパッドで、その上に水性ペンで文字や図を書きます。

書いた字は自分では消すことができず、試験官が後で洗剤を使ってインクを落とし再利用されます。

最初に5枚(裏表で10ページ)のノートパッドと2本のペンが机に置かれていますが、足りなくなった場合は試験官に言えばいくらでも追加をもらうことができます。

以下のページの下の方に、このペンとノートパッドを模した製品の購入者が撮影したサンプル写真があります。

https://www.amazon.com/dp/0979017580

大きさ、色、質感などは実物とほぼ同じです。(ただ、色については、実際の試験ではなぜか黄色の場合と白色の場合があります)

GMAT の IR や Quantitative セクションでは、ほとんど全員の受験者がこのペンとノートパッドを使用すると思いますが、Verbal セクションでは、メモをするかどうかは人によって好みが分かれるようです。

私自身は、Verbalセクションでは問題傾向やカテゴリー毎の問題数等をメモする以外の用途ではメモ用紙はほとんど使ったことがありません。問題を解く際には、画面上の選択肢を両手の指で押さえながら選択肢を絞っています。

一方、前述のサンプル写真の購入者のように、最初からメモパッドに 問題番号やA, B, C, D, E の記号を書いておき、問題を解きながら、A×、B△、C、D△、E×、などとメモをして欠点がない(C)を選択する、というような使い方をする方も多いようです。

ReadingやCR問題を解く際にも、私自身はメモをせずに文章内容を一時記憶をしながら読むのが好みですが、手を動かしながらの方が頭に残りやすいという方も多いです。

普段の練習で、メモを取りながら解く方法と、メモをしない方法とを試してみて、自分に合ったやり方で臨むのがベストなのではないでしょうか。