「リーディング・スコアの伸び悩み」の原因とは?– by 柳澤洋美

生徒さんから、「一通り単語集の暗記はしました。英文法も復習しました。でも、TOEFLでReadingが20点(あるいはIELTSでバンド6.5)から伸び悩んでいます」…というご相談を受けます。

原因の一つとして「複雑な構文」に弱い…というのがあります。比較的簡単な英文は難なく訳せても、少し複雑な文章の意味を取るのに時間がかかってしまうのです。そして、実はそこに限って設問になっています(汗)。
これは「自分の知っているパターンの構文」が出てくれば、す~っと読めるのですが、「知らない」構文パターンが出てくると、その文章の単語が全部わかっていても理解不可能になります。

これを克服するには、「自分の知っているパターン構文」を増やしてしていくことが大切です。

たとえば
It was the news that made me happy. をどう訳しますか?


答「私をハッピーにしたのはその知らせだった。」
「it is ~ that …」の強調構文をパッと見抜けますか? it wasとthatを取ると、The news made me happy. という英文ができます。これが強調構文の見分け方です。訳すときは「(that以下)なのは、(it was以下)だ。」です。

では、このような難易度の高い構文パターンの知識をどのように増やしていけばいいのでしょうか? 

それは過去問公式問題集に出てくる文章をしっかりと読めるようにすることです。長文問題を解いてみて、ミスしたところがあったら、本文中に解答の書いてあるところを探します。そして、その場所(文章)をしっかりと訳してみましょう。その文の型(SVOC)を捉えて、分析する…そうすることで「自分の知っている構文パターン」がどんどん増えていきます。構文のインプットも高得点の秘訣です。

英単語学習法(その1):例文の中で覚える!– by 加藤

TOEFL®にしてもIELTSにしても、高スコア獲得のためには語彙力の増強が欠かせません。私が自分でも実践し、生徒さん達にもお勧めしている英単語学習法は以下です:

(1)例文や用例の中で覚える (→ 連語や語のニュアンスも身に付く)
(2)強勢の位置と正しい発音を意識しながら、例文や用例を口ずさんで覚える
(3)分かる場合は語源の理解と共に覚える
(4)分かる場合は派生語と共に覚える

今回は上記の特に(1)と(2)に光を当てます。
たとえば、『TOEFL®テストボキャブラリー+例文3900』(アゴス 岡田&松園著/The Japan Times社刊)のp. 153に、80点突破レベルの単語として、次の項目が載っています:

synthesize:(動)合成する、統合する
Scientists are trying to synthesize the two metals.
科学者たちはその2つの金属を合成しようとしている。

単純に「1語1語訳」(英単語1語につき、1つか2つの日本語の訳語)だけで暗記するとなると、「synthesize:(動)合成する、統合する」だけを見て覚えることになります。

しかし、例文を見ると「~ synthesize the two metals.(下線部は加藤)」とあります。これで、「2つ(またはそれ以上)の異なるものを合成する、合わせる」ことだと分かります。

つまり、synthesizeという単語の日本語訳だけを暗記していたのでは分からないかもしれない

(A)語の使い方(他動詞であること。連語(コロケーション)のパターン)や、
(B)より深いニュアンス、
と共に覚えることができ、
(C)実際に自分でもその単語をアウトプット(writingとspeaking)する時に、自信をもって文の中で使える(!)
ことにも繋がります。
さらに、「1語1語訳」で覚える場合よりも、

(D)その単語の意味を覚えやすく、かつ、忘れにくくなります。

英単語を例文の中で覚えると、なんと、以上(A)~(D)の利点があるのです。
是非、英単語は例文の中で口ずさんで体得するようにしましょう!

IELTSコンピューター受験版(CD-IELTS)の申し込み情報

昨日の投稿記事に追加の情報です。

※参照→https://www.agos.co.jp/blog/instructor/2020/09/04/続報;ielts-コンピューター受験版cd-ieltsの実施拡大/

英検協会・IELTS事務局から、下記の通り9〜10月の試験日程と注意事項のお知らせを頂きました。

ーーーーーー

■ コンピューターで受験するIELTS (CD IELTS)お申し込み受付中! ■
日本英語検定協会では、9月より「コンピューターで受験するIELTS (CD IELTS)」の実施を開始しました。
ただいま、以下の日程でCD IELTSのお申し込みを受け付けております。座席数には限りがございます。お申込みはお早めに!

【9月】
* 9月23日(水)… 申込締切 2020/9/16(水) 午前9:30まで
* 9月30日(水)… 申込締切 2020/9/23(水) 午前9:30まで

【10月】
* 10月7日(水)… 申込締切 2020/9/30(水) 午前9:30まで
* 10月21日(水)… 申込締切 2020/10/14(水) 午前9:30まで
* 10月28日(水)… 申込締切 2020/10/21(水) 午前9:30まで

CD IELTSのお申し込みはこちらから
https://ieltsregistration.britishcouncil.org/test-chooser?organisation=Eiken
※CDIのお申し込みはブリティッシュカウンシルのシステムを使用しますので、英語のみの対応となります。
※また、過去に英検協会にて作成いただいたIELTS IDは使用できません。ブリティッシュカウンシルで登録されたIDは使用可能です。ブリティッシュカウンシルのIDをお持ちでない方は新規登録をお願いいたします。

ーーーーーー

こちらの受験を予定しておられる方は、是非お早めに申し込みましょう!

(教務部)

*続報;IELTS コンピューター受験版(CD-IELTS)の実施拡大

8/21に英検協会からのお知らせについてお伝えしました。

※参照→https://www.agos.co.jp/blog/instructor/2020/08/21/ielts-コンピューター受験版cdiの実施拡大

本日、英検協会・IELTS事務局より追加のお知らせを頂きましたので本ブログでシェア致します。

ーーーーーー以下引用ーーーーーー

■ 英検協会が提供するCD IELTSのメリット ■
・アクセスの良い新宿にて、CBT試験専用施設である「新宿NSビルテストセンター」での快適な試験環境を提供*①
・国内で唯一、受験料は通常IELTSと同額の25,380円*②
試験結果が通常のIELTSよりも早い試験日から3~5日後にweb公開

■ CD IELTS実施記念のプレゼント!! ■
CD IELTSの開始を記念し、9月・10月にCD IELTSにお申し込みの方に特製IELTSフリクションペンをプレゼントいたします!
プレゼントのフリクションペンは試験当日にお渡しさせていただきます。この機会にぜひCD IELTSをご検討ください。

■ コンピューターで受験するIELTS (CD IELTS)とは? ■
「コンピューターで受験するIELTS (CD IELTS)」は、従来の紙と鉛筆で受験いただくIELTSと内容・採点基準・試験時間、検定料は変わりありませんが、ライティングとリーディング、リスニングの各セクションでコンピューターに入力いただく点が解答用紙に記述する従来のIELTSとは異なります
また、スピーキングは従来のIELTSと同様1対1の対面式で実施されます。
実施方式の好みやご都合に合わせまして、従来のIELTSでご受験いただくか、CD IELTSでご受験いただくか、ご選択いただけます。

受験エリアや開催日は今後、随時拡大していく予定です。申込期間や試験日程等の詳細につきましては、CD IELTSのウェブページをご覧ください!

CD IELTSの詳細はこちらから
https://www.eiken.or.jp/ielts/cdielts/

ーーーーーー引用以上 *(赤字強調はブログ執筆者)ーーーーーー

*①前回の記事では、受験会場は“新宿駅付近”としか述べられていませんでしたが、今回新宿NSビルテストセンターと明言されています。新宿駅から徒歩7分程度と確かにアクセスは良さそうです。

http://www.shinjuku-ns.co.jp/about/access.php

*②受験料についても書かれています。因みに、British Councilが実施するComputer-delivered IELTS(CDI)とJSAFが運営・実施する“コンピューター で受験するIELTS”は共に受験料が¥26,400ですので、確かに¥1,020程安くなっています。

(教務部)

IELTS学習法について日本英語検定協会からジョン講師がインタビューされました!

IELTS(TM)本試験の実施団体の一つである公益財団法人 日本英語検定協会より、当校講師のジョン・グラントがIELTS学習法についてインタビューを受けました。その記事が以下です:

https://www.eiken.or.jp/ielts/compilation/detail_14.html

 

(教務部)

IELTS コンピューター受験版(CD-IELTS)の実施拡大

日本英語検定協会(英検) IELTSテストセンターより、以下のお知らせを頂きました。

ーーーーーー

公益財団法人 日本英語検定協会とブリティッシュ・カウンシルは、共同運営を行っている英語運用能力試験、IELTS(アイエルツ)について、
「コンピューターで受験するIELTS (CD IELTS)」を2020年9月上旬より、まずは東京で本格実施いたします。

CD IELTSは、従来の紙と鉛筆で受験いただくIELTSと内容・採点基準・試験時間、検定料は変わりありませんが、ライティングとリーディング、リスニングの各方式は、
コンピューターにタイプいただき、解答用紙に記述する従来のIELTSとは異なる試験です。

実施方式の好みやご都合に合わせまして、従来のIELTSでご受験いただくか、CD IELTSでご受験いただくか、ご選択いただけますので、これまで以上に利便性が高まります。
受験エリアや開催日は今後、随時拡大していく予定です。申込期間や試験日程等の詳細につきましては、確定次第ウェブサイトにて改めてご案内いたします。(8月中旬目途)

ーーーーーー

■以下、プレスリリースです。

https://www.eiken.or.jp/ielts/students_info/2020/pdf/20200806_info_CDIELTS.pdf

過去1年半程の間、東京・飯田橋のBritish Councilのみで実施されてきましたが、現時点では東京にもう1ヶ所(新宿駅近く)に会場が新たに設けられたそうです。

https://www.eiken.or.jp/ielts/cdielts/

“本格実施”かつ“今後拡大予定”とあるので、会場は増設されることと思います。

教務部

 

アゴス講師執筆のIELTS単語本がバカ売れしています!– by 教務部

アゴス講師陣が執筆・監修し、本年2月に出版した『文脈で覚えるIELTS英単語』(ジョン・グラント著。マイケル・サンダークリフ、土橋健一郎監修。DHC刊)が早くも2度目の重版となりました!

2月 第1刷 4,000部
5月 第2刷 3,000部増刷
11月 第3刷 5,000部増刷

編集担当者曰く、学習参考書としては異例の売れ行きとのことです!
また、様々な出版社のIELTSとTOEFLの単語本全体の中でも売り上げトップ3に入るとのことです。

下記のように、アマゾンのリビューでも大好評(5つ星評価が大多数!)です:
https://www.amazon.co.jp/%E6%96%87%E8%84%88%E3%81%A7%E8%A6%9A%E3%81%88%E3%82%8B-IELTS%E8%8B%B1%E5%8D%98%E8%AA%9E-%E3%82%A2%E3%82%B4%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3/dp/4887246226/ref=sr_1_9?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=ielts&qid=1572837785&sr=8-9

まだ購入されていらっしゃらない方は是非書店でお買い求めください。

IELTS公式テストセンターGuide Bookでアゴスが特集されました!– by 教務部

IELTS公式テストセンターGuide Book((財)日本英語検定協会)に、アゴス・ジャパンが記事として取り上げられました。

https://www.eiken.or.jp/ielts/pdf/ielts_guide.pdf#search=’IELTS+%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC+Guidebook’

IELTS本試験が変わります – by 土橋健一郎

こんにちは。アゴス・ジャパンIELTSリーダーの土橋です。

 今春から、IELTS本試験に一部変更があります。これからIELTS本試験を受験される方は、下記2点をご確認ください。

 (1) 筆記試験の試験科目の実施順序が変更されます。

英検およびJSAFによりますと、2019413日(土)以降のIELTS本試験から、筆記試験の試験科目の実施順序が下記のように変更されます。

 現在の実施順序(変更前):

Listening→Reading→Writing

■413日(土)以降(変更後):

Writing→Reading→Listening

 この変更は、アカデミック・モジュール、ジェネラル・トレーニング・モジュールの両方で実施されるとのことです。

なお、各試験科目の所要時間に変更はありません

 下記リンクから、英検およびJSAFホームページにおける公式発表をご確認いただけます。

英検IELTS:

http://www.eiken.or.jp/ielts/students_info/2019/0404_01.html

JSAF IELTS:

https://www.jsaf-ieltsjapan.com/

 

(2) 筆記試験をコンピューターで受験するIELTSが始まりました。

2019327日より、筆記試験をコンピューターで受験するIELTSが開始されました。正式名称を Computer-delivered IELTS (CDI) と言います。

現在のところ、日本国内でCDIを受験できるのはBritish Council Japan(東京都新宿区神楽坂)の一会場のみです。試験日は20196月まで発表されておりますが、平日にのみ設定されており、土・日の受験はできない模様です。

詳細は下記British Councilウェブサイトをご覧ください。

 British Council:

https://www.britishcouncil.jp/exam/ielts/which-test/computer-delivered-ielts

 なお、英検およびJSAF会場で受験するIELTSは、これまで通りペーパーテストを続けており、従来型の紙と鉛筆の試験が廃止されたわけではありません。「コンピューターでもIELTSを受けられるオプションが増えた」ということであって、「コンピューターで受けなければならなくなった」ということではありませんので、ご注意ください。

 今後新たな情報が入りましたら、こちらのブログでも随時お伝えしていきます。

 土橋

Why background knowledge is vital for TOEFL®/IELTS success

Do you ever feel that your performance on the TOEFL® or IELTS test ‘depends on the topic’? If topics you know about and are interested in come up, you get a higher score, but when you get unfamiliar or boring topics, your score goes down.

Well, a lot of students complain about this, so it seems that having some knowledge about the common TOEFL®/IELTS topics can affect your score. Of course, the makers of TOEFL®and the makers of IELTS would argue that you don’t need any specialist knowledge of any topic to perform  well in the tests. However, it certainly makes things quicker and easier and gives you more confidence if you know something about the topics in the test you’re taking.

In some cases, you can even answer questions without reading or listening. Here are a couple of examples of reading questions from the TOEFL® Official Guide (5th Edition) that I answered correctly without reading a word of the texts. Take a look at this one – can you get the correct answer?

Topic: Politics/History (from Practice Test 1, The Official Guide to the TOEFL® Test, Fifth Edition, p. 226)

3. The author mentions “bankers and investors” in the passage as an example of which of the following?

A. The Democratic Party’s main source of support

B. The people the Democrats claimed were unfairly becoming rich

C. The people most interested in a return to a simple agrarian republic

D. One of the groups in favor of Andrew Jackson’s presidency

If you know anything about US politics, and the history of the Democratic and Republican parties, you can assume that “bankers and investors” are unlikely to support the Democratic party. I don’t know anything about Andrew Jackson (I’m not American, so have never studied American presidents!), but I assume he’s a Democrat because it seems this question is focusing on the Democratic party. So this means A and D are unlikely to be correct. Using common sense, it’s pretty obvious that bankers would not support a return to a ‘simple agrarian republic’, so the correct answer must be B.

Now try this one:

Topic: Geography (from Practice Test 1, The Official Guide to the TOEFL® Test, Fifth Edition, p. 240)

6. According to paragraph 3, one cause of mountain formation is the

A. effect of climatic change on sea level

B. slowing down of volcanic activity

C. force of Earth’s crustal plates hitting each other

D. replacement of sedimentary rock with volcanic rock

I haven’t studied geography since I was 15, but I’m pretty sure that the only option that makes any sense is C.

Now of course, answering questions without reading/listening is not always possible, and you shouldn’t imagine that becoming an expert in a wide range of subject areas is guaranteed to get you a high score in TOEFL and IELTS. Your English study and test preparation are still absolutely essential.

However, increasing your background knowledge about the common TOEFL and IELTS topics can really help you to answer questions more quickly and give you more confidence. In the Speaking and Writing sections, you’ll be able to think of ideas and opinions much more quickly and easily to give better answers.

This is why our new Essential English course is topic-based – to help you  improve your English study and test skills while increasing your background knowledge. If you’d like more information, why not come to a free demonstration lesson of the Essential English course? I’d be happy to let you experience a lesson, and to answer any questions you have about English or test preparation.

You can register for a free demonstration lesson here on these dates in April:

Saturday 6th April, 14:30-16:00

Saturday 13th April, 15:00-16:30

Saturday 27th April, 15:00-16:30

*Before coming to the demonstration lesson, take a look at the following sentence – it has some common Japanese learner mistakes. Can you spot them?

‘Overtime working can have a bad effect to workers’ mental.’

After the demonstration lesson, I’ll explain what the mistakes are, and how to express this idea using natural, high level English.

See you soon!

Mike Thundercliffe, Manager Curriculum and Instruction, Agos Japan

For more information about English study, please visit the Essential English home page here.