定冠詞にはわけが「アリ」ます。(その2) — by 加藤

(※以下は、前回の私の記事である『定冠詞にはわけが「アリ」ます。(その1)』の続き(完結編)です。)

さて、その大試合(「アントニオ猪木 vs. モハメド・アリ」の異種格闘技戦)前の記者会見だったか、調印式だったかでのお話です(何しろ今から数十年前のことなので、記憶が一部ごちゃまぜになっているのをお許しください)。

一触即発の張り詰めた空気の中で、アリは猪木の突き出た下顎を指して「お前はペリカンだ! ペリカン野郎!」と挑発しました。一方、猪木も負けてはいません。なんと、「『アリ』は日本語で虫けら(=蟻)を意味するんだよ!」とやり返しました。「ペリカンと蟻」の戦いです(笑)。なんとも。。。

それに激怒したアリは、「I’m THE champion! I’m THE champion! (THEの部分を強調して)」と大声で叫んでいたのを憶えています。(この前後関係と繋がりは不正確かもしれませんが、最後のこの英語のセリフを言っていたのは間違いありません。後に、同じく格闘技ファンである高校の英語教師も同じことを言っていましたので。)

実はこの定冠詞のtheを強調して発話していたのには、わけが「アリ」ます。(やっと、このブログ記事のタイトルに繋がりましたね!(笑))。

このthe championは「『世界で一人だけの(本物の)』チャンピオン」、また、「『世界的に超有名なあの』チャンピオン」という意味なのです。つまり、「猪木なんぞはチャンピオンでもなんでもなく、無名で偽物(fake)の、ペリカン野郎だ!」と言わんとしていたというわけです。

このように、定冠詞のtheは「世界で唯一の」や「皆が知っている」という、話者と聞き手の間に「共通認識」があることを意味するものなのです。

(ちなみに、定冠詞の用法については、アゴスのTOEFL iBT® Writing FoundationクラスのDay 3で徹底的に学びます。是非ご受講してみてください!)

定冠詞にはわけが「アリ」ます。(その1) — by 加藤

英語の話に絡めて、映画鑑賞や音楽鑑賞が私の趣味であると、これまでお話ししてきました。

実は私のもう一つの趣味に、格闘技観戦があります。

これまた皆さんのほとんどがお生まれになる前のお話で恐縮です。(私の話はほぼすべてが古い時代のものですので、あしからずご承知おきください。)

時は1976年、私がまだ中学生だった頃です。テレビで「格闘技世界一決定戦」が放映されました。歴史に残る一戦なので、格闘技ファンなら若い方でも聞いたことがあると思います。「アントニオ猪木vs.モハメド・アリ」の異種格闘技戦(ヤラセなしのリアルファイト)@武道館でした。猪木はプロレスラー、アリは米国のボクシング世界チャンピオンです。大の格闘技ファンである父と私はテレビにかじりついて観戦したものです。

この大イベントはそれまでの宣伝が非常に華々しく、また、事前の調印式や記者会見なども日米で大々的に放送されて、世界中の注目を浴びていた世紀の一戦でした。(後付けの知識ですが、その試合はなんと世界34か国で放映されたそうです。)

それで、結局その試合の内容と結果は、、、と言うと、多くのファンをがっかりさせる内容でした。ハードパンチを避けるため、猪木は15ラウンドのほとんどでリングの床に背をつけ寝転がったままの姿勢でアリの足をキックするだけ。アリはパンチをほとんど出せずで、お互いの良さがまったく出ない試合でした。結果は引き分けでしたが、私も随分がっかりして見終わったのを憶えています。

さて、こんな格闘技のお話が、英語の定冠詞と一体どういう関係があるのでしょうか? そのわけは、同タイトル記事の『その2』でお話ししたいと思います(※1週間以内にアップ予定です)。

たかが冠詞の「a」、されど「a」(その2) – by 加藤

(以下は、私の前回のブログ記事『たかが冠詞の「a」、されど「a」(その1)』の続き(完結編)です。)

さて、これ以降は私が英語講師になってからの後付けの知識です。

このアポロ11号の月面着陸という、人類が初めて月面に一歩をしるす瞬間は、全世界に生中継され、また、世界史に永遠に残る一大イベントでした。船長であるニール・アームストロング氏は、宇宙船から降りて月に一歩を踏み出す時のために、「ここぞ!」とばかりのキメ台詞を用意していました。これが次のものです:

That’s one small step for a man, one giant leap for mankind.

「これは一人の男にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」

しかし、息をのむ注目を地球の全世界から一斉に浴びていたせいか、または、ご本人が他の理由で緊張していたせいか、なんと、for a manのaを落としてしまったというのです。(ネイティブでも英語を間違えるものですね!)

「a man」ときちんと不定冠詞を付ければ「一人の男」という意味になり、上記のように意味が通じるセリフになります。しかし無冠詞で「man」としてしまうと「人間、人類(= mankind)」という意味になります。よって、船長のセリフは、「これは人類にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」という、訳の分からないものになってしまいました。

これを、当時、日本の優秀な同時通訳者である西山千氏が原文(間違った発話)に忠実に訳したそうです。後日談では西山氏ご本人が「あれは私の訳し間違いだ」と謙虚におっしゃっていたらしいのですが、実はアームストロング船長ご自身の間違いとのことです(アメリカ人の私の同僚たちはそのように小学校で習ったとのことです)。これには諸説がありますが、実際私がその録音音声を聞いてみても、明らかに「for man」と、不定冠詞なしで発話されていると思います。

「たかが冠詞の『a (an) 』と、あなどることなかれ」、というお話でした。我々、英語学習者にとっても、背筋が伸びる思いですね。

たかが冠詞の「a」、されど「a」(その1) – by 加藤

今回は不定冠詞の「a (an)」のお話です。

私は当年取って58歳ですが、今からなんと52年ほど(半世紀以上!)前のお話です。時は1969年、私がまだ6歳の頃です。

そんなに昔のことでも、曖昧ながらも確かな記憶があります。というのも、歴史に残る大きな出来事があったからです。

アポロ11号が月面着陸し船長が月の上を歩く映像が日本にも生中継されました。それを、ワクワクしながら自宅で父と白黒テレビ(!)にかじりついて見ていました。当時の衛星中継技術のレベルもあり、また、月という超遠距離からのライブ配信ということもあり、「ピーピー」とか「ガーガー」などの機械的な雑音が多く、船長のセリフなんぞ部分的にしか聞こえてこなかったのを憶えています。しかし、それを日本にいる同時通訳者が見事に(orなんとか?)日本語に訳して、日本のお茶の間にいる視聴者に伝えていました。

その時、父が、「同時通訳ってのは大したもんだなぁ。お前も将来、同時通訳者になったらどうだ?」という無責任な発言をしたのを、今でもはっきり憶えています。

(ちなみに、それから30年弱後に、それこそプロの同時通訳者にはならなかったものの、通訳学校の講師にはなることはできました。その時の父の発言が影響していたかどうかは定かではありませんが。。。)

(「その2」に続く。1週間後にアップ予定です。)

Writingセクション攻略のために(その3):英文のタイピング練習!— by 米田

授業で教えていてよく受ける相談やお悩みの中に、「タイピングが遅いんです。どうしたらいいでしょうか?」というものがあります。
iBTでも、またIELTSであればCDIでも、スピーディーにタイピング出来る能力は非常に重要ですね。日本語であれば早く打ち込めるのに英語だとなかなか難しい、とか、暗記したはずのテンプレートがあるのにそれを設定時間内で打ち込みきれないなど、身に覚えのある方もいらっしゃるかと思います。ETSの”Official Guide”(TOEFL)にも、そのp. 669(6th Edition)で、”Using a Computer to Write”という項目があり、手書きよりもPC打ち込みで普段から練習するように勧められています。

因みに、TOEFLとは関係なく一般的なワープロタイピングの実力チェックには、大学生や社会人だと以下のウェブサイトがよく使用されているようです。ゲーム感覚でローマ字タイピングの能力チェック(速度と正確さのスコア判定)が出来るので、一度試してみて自分のタイピングレベルを把握しておくのもよいでしょう。
・例)https://www.e-typing.ne.jp

冒頭の質問に対する回答はと言えば、やはり練習するしかありませんよね。英文のタイピング練習が出来るウェブサイトも色々と存在しますので、そうしたものを活用するのも一案です。1分間に何単語打ち込めるか=WPMで速度を測ることが多いようですが、大体40WPMを超えると早いとみなされるようです。
・例)https://www.keybr.com

ただ、皆さんはスコアUPのために最短距離を行きたい訳で、“タイピングが速くなる”のはその為の通過点です。ですから、学習効果も踏まえて行うべきはやはり、「サンプルEssayのタイピング練習」に尽きると思います。

AGOSのWritingの授業で使用するManualには、高得点に繋がる多様な文構造やきらりと光る巧みな言い回し、ネイティブから見て自然な表現が散りばめられています。また、論理的で一貫性のある文の繋げ方、紡ぎ方も知ることが出来ます。そうしたEssayをよく分析した上で、タイピング練習の素材として自分の中に沁み込ませる過程を経ていくと、タイピングも勿論徐々に速くなっていきますし、Writing能力そのものが向上していきます。

「当たり前のこと」と思われるかもしれませんが、意外と皆が実践されているという訳ではなく、相談を受けた時にお尋ねすると、「…実はあまりやったことありません💦」という答えが返ってきたりします。

実際にやってみる方の為に、幾つかアドバイスを。
①音読しながらタイピングしましょうーそうすることで、ただ黙って打ち込むよりも表現や構文が記憶に定着し、口をついて出やすくなります。
②同じサンプルEssayをただ1回ではなく、“何回も”打ち込みの練習をし、その度に時間を測っておきましょう。また、午前中、午後、夕方、夜、といった感じで、色々な時間帯に行ってみましょう。そして必ず毎回時間を計測し、“速くなってきている”という手応えを掴みましょう。
③WritingのサンプルEssayの打ち込み演習がルーティーンになって軌道に乗ってきたら、ReadingのPassage、Listeningで学んだLectureのスクリプトなども折角ですから題材として“タイピング処理”しておきましょう。

「タイピングが遅くて、折角Essayに盛り込む考え・論点・アイディアは頭の中にあるのに、それが画面上で文字になっていかない…」というフラストレーションがなくなれば、より内容面に集中してEssayを書けるようになります。頑張りましょう!

Writingセクション攻略のために(その2):英“借”文を意識して書いていく— by 米田

皆さんは“英作文”を学校の授業などで習ったことがありますか? 日本語で〇〇という内容が指定されていて、それを習った文法に基づいて、与えられている英単語を使って順序正しい英文にしなさい、的な問題を通して学習してきたと思います。お手本となる英文があって、そして部品となる十分な英単語が与えられていれば、練習を積んでコツを掴めば書きやすくなったのではないでしょうか。つまり、TOEFLにしてもIELTSにしても、自分の中で思い浮かんだ内容を自在に英文にしていけるようになる前段階として、「書きたい内容」を自然な英文に落とし込むためには、“パーツ”である単語の知識に加えて、“フレーム”とも言える自然な英語構文を十分自分の中に蓄えておく必要がある、ということです。その為に、アゴスの受講生の皆さんが熱心に取り組むのが“英借”です。

例えば、TOEFLのIndependent Taskではよく自分の体験談を用いて理由を説明する、ということがありますね。そういう時には場面設定の文から書き始めることが多いかもしれません。


・サンプル元;During my freshman year at Osaka University in 2012, I took an English literature class.


上記の文を言わば“ネタ元”として、“パーツ”を状況に応じて、また自分の書きたいこと
に応じて書き換えていくこと、その練習をするのが「英借文」です。


・英借文の例;During my junior year at Nagoya University in 2009, I took a Japanese art history class. 

*赤字部分が書き換えた“パーツ”です。

仕組みは単純ですが、この調子で良質なサンプル英文、つまりネイティブにとって自然
な英文の構造を自分の中に蓄え、それをサンプリング(=英借)して様々なアレンジを加
えていく練習を積むこと、これが英語として自然なEssay作成の素地を養うことにな
ります。アゴスのライティングの授業では、TOEFLでもIELTSでも、この“英借”演習
を非常に重視しており、しっかり取り組んだ方は、出題されるトピックが様々でも、落
ち着いて対応出来るようになり、「書きたいことが書ける」ようになってきた、と仰い
ます。

何となく「暗記勝負」というイメージを持たれるかもしれませんね。でも実は、単に英文を丸暗記する訳ではなく、サンプル元となる英文を構造を意識しながら暗記はしますが、それに基づいて自分なりの“パーツ”で書き換えていくので、ネイティブにとって自然な表現や構文を自分のものにしつつ、オリジナルな内容を書けるようになります。そして、元になる英文がしっかりしていれば、英借の範囲内で書くことによりミスが減り、シンプルでクリアな印象を与える文が書けるようになっていきます。
では、折角なのでもう一文。


・サンプル元;How much and how deeply you can sleep differs depending on your age.

「〇〇は■■によって変わってくる、次第である」という意味合いの文です。青字部分を基盤として、それ以外を自分の“パーツ”つまり“書きたい内容・表現”で書き換えます。
授業で上記の文から、以下のように英借して下さった方がおられました。


・例;How much money you are able to earn differs depending on your job title.

皆さんもご自分なりに一文、英借なさってみて下さい。

Writingセクション攻略のために(その1):日本語で思いついたことを整理し直す — by 米田

TOEFLにしてもIELTSにしても、高スコア獲得のためには作文力即ちWriting力を高めなければいけませんよね。高得点につながるWriting力には幾つもの要素があります。語彙力や文法力、説得力のある論理展開、IELTSであれば図表の正確な解釈(Task1)、TOEFLであれば高精度なListening理解力(Integrated Task)などなど・・・。
両方の試験でWritingセクションを教えていると、異なる部分も勿論ありますが、根底にある、地力を成す力は同じなんだな〜と感じさせられますし、求められる技能の普遍性を痛感します。

さて、お題を与えられて考えて、「こういうことを書こう」と頭に思い描き、タイピングをし始める、または鉛筆を走らせます。そうして自分で書いたものを添削してもらった経験がある方ならよく分かる通り、頭の中で考えた時には全く違和感のなかった文でも、それをネイティブグレーダー的な視点で見ると不自然な英語、説明不足な英文だったりすることがよくあります。

その原因はどこにあるんだろう?・・・と考えてみると、一つは我々が頭の中で思いつく日本語の文がある意味高度で、また端折るのがデフォルトになっていることに気付かされます。日本語ってそういう意味では抽象的で動詞がメイン、対して英語はより具体的かつ説明的であり、名詞がメインと言えるかもしれません。

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。」・・・とまで抽象的(かつ詩的で美しい)な和文は流石に考えないかもしれませんが、「都会に住んでいるとなかなか緑に接する機会がない」といった文、違和感なく思いつきます。

でもこれを自然な英文にするとなると、なかなか難しいかもしれません。そういう時に役立つのが、敢えて“説明調”に“和文和訳”する、という考え方です。勿論実力を上げるにつれて、英語でイメージして書いていくことを目指しますが、その前段階として、です。先程の文で言うと、

「都会に住んでいるとなかなか緑に接する機会がない」
→和文和訳:「都会にはあまり緑がないので、都会で緑を見ることはとても難しい」
It is very difficult to see green places because there aren’t many in the city.

趣は損なわれるかもしれませんが、一旦“和文和訳”を経由すると、自然な英語にしやすくなります。因みに上記の元々の和文をGoogle翻訳にかけると・・・。是非確認してみて下さい。

Grammar for IELTS Writing – Using a variety of complex structures – by Danny Robinson

Hi everyone, my name is Danny and I teach IELTS classes here at Agos.  Today I’m going to give you some advice about how you can start to show more grammatical range in your writing.

Why is using a range of grammar important?

To achieve the higher bands for the IELTS Grammatical Range & Accuracy criterion (Band 6 or above) in writing, you have to show that you can accurately and flexibly use a variety (range) of structures, including complex structures. If you only use simple structures, you will be limited to a 5 for this criterion.

This means that you need to be very aware of the structures you are using, otherwise it is very easy to just use the same patterns again and again.  Here are some strategies for avoiding this.

Strategy 1: Changing the order of the sentence

There are many ways that sentences can be structured.  So one of the simplest methods of avoiding too much repetition and showing grammatical range is to simply change the order of the different language “chunks” that make up the structure you are using.  Here is an example of this using a sentence from a typical Task 1 graph analysis essay:

 Over the period shown, the number of crimes committed by children under 15 years of age increased significantly to just over 30% of the total reported in 2010, rising from around 10% in 1990.

 This can be changed to the following sentence, which expresses exactly the same ideas:

Rising from around 10% in 1990, the number of crimes committed by children under 15 years of age increased significantly over the period shown to just over 30% of the total reported in 2010.

Strategy 2: Change the verb forms

Slightly changing the grammar of the verbs can create another different structure:

 Increasing significantly over the period, the number of crimes committed by children under 15 years of age rose from around 10% in 1990 to just over 30% of the total reported in 2010.

Strategy 3: Using a good balance of sentence lengths

However, also remember that good writing is about clearly and precisely expressing what you want to communicate as simply and efficiently as possible.  Unnecessary complexity can also be a problem.  A balance is best.  You should always aim to express yourself in the simplest and clearest way possible while considering the complexity of the idea or information you are expressing.  If you can achieve this balance, it should also have the positive effect of making your writing more engaging for the reader.

A useful starting point for assessing how well you are achieving a balance between clarity and efficiency, as well as showing that you can use complex structures accurately and flexibly, is by considering sentence length.  A series of long complex sentences with several subordinate clauses is just as boring to read as several short simple sentences, and again, may actually reduce clarity by being unnecessarily difficult.

  • Avoid adding subordinate clauses for their own sake:
 The process of industrialization has resulted in the raising of the economic performance of many of the poorest countries in the world.  

 This can be changed to the following sentence, which expresses the same ideas more efficiently:

 Industrialization has boosted the GNP of many poorer countries.

While this first sentence demonstrates impressive complex grammar it isn’t really necessary to express the writer’s point.  It is OK to include some sentences like this, but if all your sentences are this length, your writing may become overly complex and difficult to read.  Also, you will be more likely to make errors, and you will probably find it difficult to include everything you need to say within the time limit of the test.

  • Break up long sentences when possible:
 The immediate effects of reducing government support for the unemployed would probably be to cause protests from charities, to make richer people who pay higher taxes happier, and to scare people on lower incomes, who have long benefited from such programmes.        

 This can be changed to the following sentences, which express the same ideas more clearly:

 Reducing government unemployment support would probably have three immediate effects. Firstly, it would cause protests from charities. Secondly, richer people who pay higher taxes would be happier. Lastly, it would scare people on lower incomes, who have long benefited from such programmes.         

  • Combine short sentences

Equally, if you have a series of one or more very short sentences, see if it is possible to combine them, without losing clarity, by using conjunctions and/or punctuation.  In fact, sometimes this might actually improve clarity as well as efficiency:

 Television can be a useful educational tool. It is a tool that prevents education.

 This can be changed to the following sentence, which expresses the same ideas more clearly:

 Television can be an educational tool, but it may also prevent education.

How can I improve?

Achieving the best balance between showing a range of grammar knowledge and flexibility, without allowing your language to become overly complex and difficult to read requires a lot of practice.  Here are some things you can do:

  • Study different grammar patterns
  • Analyse model answers to see how other people use a variety of grammar
  • Read and analyse texts related to common IELTS topics that you can find in English newspapers and a variety of online sources
  • Apply some techniques to answer real IELTS questions

With study and practice, you can improve your grammatical range and flexibility, and so achieve your IELTS writing scores.  Good luck and perhaps I’ll see you in class soon!