GMAT Online(自宅受験)「2回」の制限が廃止

 

アゴス・ジャパンGMAT講師の中山です。

2021年10月20日以降、GMAT Online の「通算2回」という回数制限は廃止され、会場試験と完全に合算されることになりました。

すなわち、受験回数については自宅受験か会場試験かの区別がなくなり、GMATの合計受験回数が「12か月間に5回以内、一生に8回まで」になります。

https://www.mba.com/-/media/files/mba2/gmat-online/gmat_or_gmat_online.pdf

今回のルール変更により、会場試験と自宅受験との差異はほとんどなくなります。

10/20 以降、会場試験と GMAT Online との相違点は下記の通りです。

GMAT Online vs 会場試験: 平均スコアが高いのは? ー GMAT Test Prep Summit レポート 1

 

本日(2021年9月29日)、リモート開催された GMAT Test Prep Summit – East Asia に参加しました。

GMAT Online試験の最新(裏)情報、受験者のトレンド、CAT 開発責任者による質疑応答も含めた採点アルゴリズム解説など、いろいろ貴重な情報を得ることができましたので、データや情報に関する私自身の見解とともにブログ記事にしていきたいと思います。

今回は第1回目のレポート記事として、「GMAT Online vs 会場試験のスコアの差」について紹介します。


自宅受験 vs 会場試験: 平均スコアが高いのは?

Test Prep Summit では、CAT開発責任者がいくつか試験や受験者に関するトレンドを紹介する中で、GMAT Online(自宅受験)と会場試験とのスコアの違いに関する統計を示してくれました。

結論から書きますと、現時点では日本人のGMAT平均スコアが会場試験の方が自宅受験よりも20点程度平均スコアが高いというデータになっています。

(グラフは、GMAC公表の一次資料に基づいて新たに作成したものです)

 

トータルスコアが会場試験の方が高くなっている原因は、Math スコアの差によるものです。Verbalでは両試験にほとんど差がありません。

2020年6月以前は、GMAT Onlineでは物理ホワイトボードが許されず、画面上のホワイトボードを使う必要がありましたが、上記のデータは2020年8月から2021年7月までの統計です。

担当者は、自宅受験と会場とでは同じ問題、同じアルゴリズムを使用しているため、問題の難易度は同等という点を何度も強調していました。(この点に関しては、さらに踏み込んだ裏情報とそれに関する私自身の考察について、後日また別の記事にしたいと思います)

現時点では、自宅受験の方が Math スコアが低くなる大きな原因として、下記が挙げられるかもしれません。

  • ホワイトボードやマーカーを自分で用意する必要があるため、マーカーが太すぎて計算するには不便だったりするケースが多い
  • 試験会場と違って何度もイレイサーで計算結果を消す必要がある
  • しばらくの間カメラから顔が離れると試験官がすぐに注意するため、集中力が乱される
  • WiFi 接続の切断や不安定により、画面の遷移に時間がかかったりフリーズしたりするケースもある

以上は、受講生の方々から頂いた体験談に基づくものですが、もし他に、Online受験で困ったことやトラブル等に関する情報がありましたら、ぜひお知らせください。


アゴスと G-Prep の授業では、GMAT / EA に関する最新の情報や出題傾向を踏まえて、最先端の試験戦略を紹介しています。

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GMAT Online に5/20からAWA 追加

会場試験と同じ形式のGMAT Online(自宅受験)が5/20から開始されることが正式に発表されました。

start.mba.com/the-wait-is-ov

新形式の現行GMAT Onlineとの違いは以下のとおりです。

– 試験直後にスコアを確認することが可能

– 科目の順序を選択可能

– 8分間の休憩が2回(現行は5分1回)

– AWA(作文)がある

GMAT Online に AWA が追加されます

2021年4月8日以降、GMAT OnlineにAWAが追加され、休憩時間も含めた試験時間が会場試験と同じになります。

https://start.mba.com/starting-april-8-gmat-online-exam-enhancements

変更点は、以下の通りです。

  1. 試験直後に、スコアを見ることができるようになります。
  2. 科目の順序を選ぶことができるようになります。
  3. 休憩時間が8分×2回に増えます。
  4. AWA (Analytical Writing Assessment)が追加されます。

新しいフォーマットのGMAT Onlineは2月17日以降に予約可能になりますが、4月7日以前に受験する場合は、AWAがない現行のGMAT Onlineを受けることになります。(出願審査においては、新旧 GMAT Onlineの間で評価に差をつけないことになっています)

今回の公表では Enhanced Score Report (ESR) についての言及はありませんでしたが、科目が統一された後は GMAT Onlineでも ESR が入手可能になることと思われます。

GMAT Online(自宅受験)永続化が受験者にもたらすメリット・デメリット

【追記】本記事は、2021年4月7日までの GMAT Online に関するものです。2021年4月以降は、GMAT Onlineと会場受験の科目や試験時間は同じになります。

コロナ禍のための暫定措置として実施されていたGMAT Online(自宅受験)ですが、2021年1月からは終了期限が廃止され、無期限で実施されることになりました。

今後はGMAT受験者に会場試験とオンライン試験という2つの選択肢が与えられることになります。

そこで今回は、自宅受験に焦点を当てて会場試験との違い、メリット、デメリット等を紹介したいと思います。

まず、会場受験と自宅受験の主な違いは、次の表の通りです。(2021年1月現在)

<GMAT Online(自宅受験)のメリット>

1. AWA(作文)がない

会場試験には、1つの主張に対して30分で批評するAnalytical Writing Assessment (AWA)という作文がありますが、自宅受験にはAWAがありません。その分、試験時間も短くなり、また、MBA出願審査では会場試験も自宅受験も平等に審査されることになっていますので、AWAが得意でない受験者にとっては有利です。

2. 試験時間が約30分短い

AWAがなく休憩も5分間1回だけなので、試験全体の時間が会場試験と比較して30分以上、短くなっています。

3. 早朝4時台から深夜23時台までの予約枠

試験会場までの交通時間が節約できるだけでなく、試験時間も早朝から深夜まで予約枠があるため、平日でもスケジュール調整が容易です。

4. スコア送付は何校でも無料

会場試験では受験前に5校まで無料で選択することになりますが、自宅受験では試験後にスコアが送られてきた後で、どのスクールにスコアを送付するかを決めることができます。無料で送付できるスクールの数が無制限である点も会場試験との大きな違いです。

5. 会場試験とは独立したスコア・レポート

自宅受験と会場試験とは、それぞれ独立したスコア・レポートになっています。

たとえば、仮に自宅受験で低いスコアになり記録に残ってしまった場合でも、会場試験で高得点を取ってスクールに送付した際に、自宅受験の不本意なスコアはスクールに送付されないことになります。

6. 自分で用意したホワイトボードを使える

会場試験では、既に用意されてあるプラスチックボード5枚と水性ペン2本を使用することになりますが、自宅受験では、自分でホワイトボード(30×50cm以内)、水性ペン(2本まで)、イレイサー(1個まで)を準備することになります。

指定されたサイズ内でしたら、自分で使いやすいものを自由に入手して使用することができます。

<GMAT Online(自宅受験)のデメリット>

1. 休憩時間が短い

会場試験では8分の休憩が2回ありますが、自宅受験では5分間の休憩が1回のみです。ただ、会場試験では試験会場に出入りする度にパスポート提示と静脈認証といった手続きがあり、5分程度で戻らないと休憩時間が切れて次の科目が自動的に始まってしまいますが、自宅受験では静脈認証等の手続きがないため、実質的な休憩時間の長さは自宅受験でも会場受験でもそれほど変わりはないと思います。

2. 一生に2回しか受験できない

会場受験は12か月間に5回受験できますが、自宅受験は一生に2回しか受験できないという厳しい制限があります。2回のチャンスを有意義に使うため、慎重に試験計画を立てておくことが重要です。

ちなみに、自宅受験の回数は「12か月間に5回」に合算されますので、たとえば自宅受験を12か月間に2回受けてしまうと、会場受験は残り3回ということになります。また、会場受験と自宅受験を合計して、GMATは生涯に8回までしか受験できません。

3. 受験科目の順序を選べない

会場試験では、3通りの試験科目順序を選択することができますが、自宅受験では常に Quantitative(数学)→Verbal(英語)→ IR(統合推理)の順序で受けることになります。

ただ、会場試験では Q→V→IRが最も人気がある順序でもあり、ほとんどの受験者にとって科目の順序が固定されている点が不利に作用することはほぼないように思います。

4. スコアの確認は受験後7日以内

会場試験では受験直後にスコアを見ることができますが、自宅受験では受験後7日以内にスコアを確認できるようになったことがメールで通知されます。

この点については、出願締め切りが切迫していない時期でしたら全く影響ありません。一方、出願書類にGMAT Onlineのスコアを記載する必要がある場合は、締め切りの7日前までに受験しておく方が安全です。

5. スコアのキャンセルができない

会場試験では、受験直後にスコアを確認してから「スクールにスコアを送付する」か「スコアをキャンセルする」かを選択できます。しかし自宅受験では受験後にスコアをキャンセルすることはできません。自宅受験のスコアは5年間データに残ることになります。

ただ、自宅受験の場合は会場試験とは異なり、スコアを確認してから送付するスクールを決めることができますので、実質的にそれほど不利になることはありません。スコアが低かった場合でも、スクールに送付しなければ良いだけなので問題ありません。

唯一、気になるケースとしては、1回目の自宅受験が低いスコアで2回目の自宅受験のスコアが高得点だった場合に、2回目の高得点だけをスクールに送付することはできず、1回目と2回目の両方のスコアがスクールに送られることになるという点です。ただ、その場合でも、2回目に十分なスコアを獲得していれば「1回目に低いスコアだったから、不合格です」ということになるケースは考えにくいです。

したがって、スコアをキャンセルできない点は、それほど考慮に入れる必要はないと思います。

6. ホワイトボード、水性ペン、イレイサーを自分で用意する必要がある

前述の通り、会場試験では、既に用意されてあるプラスチックボード5枚と水性ペン2本を使用することになりますが、自宅受験では、自分でホワイトボード(30×50cm以内)、水性ペン(2本まで)、イレイサー(1個まで)を準備することになります。

この点は、自分で好きなものを選択できるのでメリットにもなりえますが、たとえば、「明日、自宅で受験したい」というような場合、すぐに準備することは困難だと思います。

GMAT Onlineの受験可能性がある方は、「できるだけ早くオンライン受験を予約したい」という緊急の場合のためにオンラインショップ、ホームセンター、または百円ショップなどで、お気に入りのホワイトボード、水性ペン、イレイサーを準備しておかれると良いと思います。

7. 試験官が不慣れな場合がある

4月にGMAT Onlineが開始された当初は、試験官が不慣れであったり、人員不足だったりしたため、試験開始までに30分くらい待たされたり、試験中に余計な声かけをされたり、ルール以上の厳しい注意をされたりといったトラブルが多かったようです。

しかし最近は、オンライン受験の運営もスムーズになり、手際が悪い試験官に当たったというケースはほとんど耳にしなくなってきました。


以上、今回の記事はGMAT Onlineのメリットおよびデメリットの紹介でした。

オンライン試験が永続化することで、仮に一生に8回GMATを受験するとすれば、「2回をオンライン、6回を会場試験」という組み合わせも可能になり、もちろん「会場試験のみを8回受験する」という選択肢も依然として可能です。

自宅受験の恒久化は、受験者にとってメリットの方がはるかに大きいと言えるのではないでしょうか。

9/23以降はGMAT Online受験回数が会場試験と合算されます

アゴス・ジャパンGMAT講師の中山です。

2020年9月23日以降、GMAT Online(自宅受験)が2回受験できることになります。

ただし、9/23以降の受験分に関しては、GMAT Onlineと会場試験の受験回数が合算され、自宅受験の場合も「12カ月間に5回まで、一生に8回まで」という回数制限に追加されることになりました。

9/23以前に受験したGMAT Onlineは、会場試験とは合算されません。

スコアレポートについては、9/23以降も今まで同様、会場試験と自宅受験とは別々のレポートになります。

GMAT Online(自宅受験)が生涯2回受験可能になります

9月末以降、GMAT Online(自宅受験 GMAT)に2回目のチャンスが与えられることになりました。

これで生涯に受験できる GMAT の回数は、会場受験8回+自宅受験2回 = 合計10回ということになります。(追記: 2020/9/23 以降、オンライン試験と会場試験の受験回数の合計が8回までというルールに変更されました)

GMAT Online 再受験に関する詳細は後ほど公表されるとのことですが、おそらく、1回目と2回目の間隔を一定期間空けなければならない等の制限が加わるものと思われます。

いずれにしても、受験可能回数が増えてスコアを高める機会が増えることで、受験者にとっては嬉しいニュースですね。

GMAT Online(自宅受験) が12月31日まで延長されます

やはり予想通り、GMAT Onlineが延長されることになりました。

GMAT Online Exam

今回は一気に 2020年12月31日まで期間が延びるとのことです。

コロナウィルス の特別措置として実施されている GMAT Online ですが、もしかするとこのまま永続して会場受験と並行して選択できるようになる可能性も高くなってきたと思われます。

 

GMAT Online(自宅受験)が 8/14 まで延長

7/17 までとされていた GMAT Online(自宅受験)が 8/14 まで延長されることになりました。

https://www.gmac.com/gmat-other-assessments/about-the-gmat-exam/gmat-online

GMAT Onineは会場受験とは違い一生に1回しかチャンスがないこともあり、AWAもなく自宅で理想的な受験環境を自分で作ってGMATを受験できる貴重な機会でもあります。

「まだ準備が十分でないけれど7月が期限なのでとりあえずGMAT Onlineを申し込んでおいた」という方は、一旦キャンセルして確実に実力をつけてから受験することをお奨めします。

自宅受験 GMAT Online で「実物」ホワイトボードが選択可能になりました

自宅で受験する GMAT Online では、今まで筆記用具の使用は許可されず、画面上のオンライン・ホワイトボードを使用しなくてはいけなかったのですが、2020年6月11日以降の予約から、実物ホワイトボードが選択可能になりました。

Whiteboard Options for the GMAT™ Online Exam

今まで通りオンラインホワイトボードも使用可能ですが、自分で用意した30×50cm以下のホワイトボード、マーカー、イレイサーも使用できることになります。(mba.comの説明に「配送時間も考慮して申し込むように」とあったので、公式のセットが自宅に送られるのかと思っていましたが、自分で購入する場合の配送時間のことだったようです)

GMAT Onlineのスコアは会場受験のスコアレポートには記載されず、AWAがないので時間も短く、かつ自宅で受験できることで、会場受験よりも緊張感やプレッシャーが大きく緩和されるというメリットがあります。

今回のポリシー変更により、GMAT Onlineが不評だった唯一の原因であるオンライン・ホワイトボードを使わなくて済むようになったことで、GMAT Onlineを受験するメリットがさらに高まることになりました。

それにしても、、、6/10以前にGMAT Onlineを受けて、オンライン・ホワイトボードが原因でスコアが低くなってしまった受験者は、今回の変更には大いに不公平感を抱くのではないかと思います。

GMAT Online の受験チャンスは1回だけですが、「特例として6/10以前に受けた方だけ、追加受験料を払えばもう1回チャンスを与えられる」ということになったりしそうな予感がします。