「本試験で最初の数問が頭に入ってこない」現象

アゴス・ジャパンGMAT講師の中山です。

模擬試験では高いスコアが出ているのに、本番では(特にVerbalの)最初の数問で問題の意味が頭に入ってこなくて何度も読んでしまい、時間が足りなくなってその後あせって失敗したという方は、枚挙にいとまがないほど、数多くいらっしゃいます。

おそらく、模擬試験同様の万全のパフォーマンスを期待して1問目に臨んだところ、一読目で理解できないことにあせって無用な雑念が入ることで、ますます集中力を乱し、さらに理解度が下がって何度も読み直してしまう、ということが起こるのだと思います。

対策としては、以下のようなものが考えられます。

(1) 試験当日、試験会場に入る直前のプレッシャーがかかっている状況で、やや難しめの Verbal問題を何問か解いて十分にウォーミングアップしておく。

(2) 普段の訓練で、GMAT と全く関係ないことに集中した直後、CR, RCの文章を読んで一読目で理解できるように訓練をする。

(3) 試験当日は完璧主義にならず、「最初の2~3問は2回読まないと頭に入らないもの」と割り切って臨む。

(4) 試験中は、何があろうと(「こんなはずじゃない」「こんなに時間がかかっていたら終わらない」「こんなに自信がない問題が多いと目標点が取れないはず」などという)雑念や感情をゼロにして、マシンのように淡々と、目の前の問題を最適な速度と精度で処理していく。

「普段なら一読で理解できるはずのレベルの文章でも、本試験になると何度か読み返してしまう」ということが起きるということは、おそらく試験当日に限らず、ふだんの学習においても、模擬試験でも、少し集中力が乱れたときや難しい問題では何回か読み返すということは起きているはずです。

普段それが起きているということは、試験でも起きると思った方がよいですので、上記 (2) で、難問に対してもできるだけスイッチを切り替えて集中できるように訓練しておかれるのがお奨めです。

模擬試験では、上記のような余計な雑念や感情が邪魔する割合が低いため、読み返しがあっても2~3問で済むのかもしれません。本試験では、2~3問に時間がかかってしまうと、ますます動揺して集中力を乱し、その後の問題も理解に時間がかかる、ということが起こるのだと思います。

「本番を練習通りに、練習を本番通りに」ということを実現させるためには、目の前の問題が模擬試験であろうと雑多な過去問であろうと本試験であろうと、常に『頭のスイッチ』の入り方を同じにしておくことが重要なのだろうと思います。

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