Integrated Reasoningのスコアと採点方法の不思議

こんにちは。アゴス・ジャパンGMAT講師の中山です。

最近改めて思うのですが、つくづく、GMATは謎が多い試験です。

特に今年6月5日以降に導入の Integrated Reasoning のスコアと採点方法に関しては、「なぜ、わざわざそのような不公平な仕組みにするのだろう?」と言いたくなるような不思議だらけです。

■ IR の問題数とスコア

Integrated Reasoning セクションは合計12問、1点~8点(整数)で採点されます。

1つの問題に3~4問の小問があり、小問を1つでも間違えると大問1問全体が「不正解」ということになります。

つまり、小問4問中3問まで正解できた非常に惜しい場合でも、全く考えずに間違えた場合でも、その大問は不正解とされます。

問題数が少ないことに加えて、そのような採点方法であることから、相当に運・不運が影響するのではないかと思われます。

■ スコア採点方法の不思議

また、本試験と同じプログラムを使っている GMATPrep で何度も実験したところ、もう1つ不思議なことに気付きました。

なんと、3問くらい間違えても、最高点の8点が出てしまうのです。

GMAC による Web セミナーの記録で確認したところ、IR セクションにも Verbal / Quantitative セクション同様、採点されない実験問題が含まれているとのことです。

実験問題が何問含まれているかは公表されていませんが、Verbal / Quantitative セクション同様に全体の 1/4 である3問が実験問題である可能性が高いのではないかと推測しています。

12問中3問が実験問題だとすると、一生懸命に解いた問題が実験問題で、ランダム・クリックした問題が実際に採点される問題だった場合と、その逆だった場合との不公平が非常に大きくなる可能性が高いことになります。

そもそも、受験者の何%がその問題を正解したかというデータが必要なのであれば、通常の問題からでも十分に収集できるはずだと思うのですが、なぜわざわざ「採点されない問題」を入れるのか、不思議です。

■ IR セクションの時間戦略

IR は、問題の種類によって難易度が大きく異なります。

難しいタイプの問題を潔く捨て、正解できるタイプの問題にきちんと時間をかけることが非常に重要です。

また、最後の方で時間が足りなくなった場合は、時間切れで問題を残してしまうよりも、ランダム・クリックで最後まで解答した方がスコアが高くなる可能性が高いと GMAC によって明言されています。

どのようなタイプの問題を解くべきか、飛ばすべきか等も含めて、IR の時間戦略に関しては、IR Strategy クラスの中で詳しく紹介しています。

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