Integrated Reasoning (GMAT新セクション)の概要

こんにちは。アゴス・ジャパンの中山です。

今回は、GMATに2012年6月から新しく追加されるセクション「Integrated Reasoning」の問題について解説します。

■ Integrated Reasoningとは?

Integrated Reasoningは、直訳すると「統合推論」という意味です。

その名前の通り、Integrated Reasoningセクションで出題される問題は、従来のQuantitativeセクション問題とVerbal問題とを「統合」したような内容になっています。

■ 問題の種類

Integrated Reasoning問題のタイプには以下の4種類があり、試験で出題されるのは合計12問です。

<Graphics Interpretation(図表解析)>
グラフや図表の内容を理解し、そこから読み取れる内容に関して正しい選択肢をドロップダウンリストの中から選ぶ問題。

<Two-Part Analysis(二項目分析)>
2つの項目に関して、表の中から適切な解答を選択する問題。

<Table Analysis(表分析)>
条件に合わせて表をソートしながら二者択一の設問に解答する問題。

<Multi-Source Reasoning(複数資料推論)>
必要に応じてタブを選択しながら資料を読解し、内容に関して正しく述べられている選択肢を選ぶ問題。

■ サンプル問題にチャレンジ!!

各問題のサンプル(合計19問)は、以下のGMAT公式ページで見ることができます。

http://www.mba.com/the-gmat/nex-gen/integrated-reasoning-question-formats.aspx

それでは、上記サンプル問題のGraphics Interpretationの第1問を解いてみましょう。

第1問:
If one student is selected at random from the 300 surveyed, the chance that the student will be under 30 or a high school graduate or both is ______________ .

選択肢:1 out of 6 / 1 out of 3 / 2 out of 3 / 5 out of 6.

<和訳>
調査対象の300人から無作為に1人の学生を選んだ場合、その学生が30歳未満または高卒者、あるいはその両方である確率は ________________ 。

選択肢: 6人中1人 / 3人中1人 / 3人中2人 / 6人中5人

<解き方のポイント>

(1)「30歳未満」の学生は、左側の円の外にいる学生全員。
(2)「高卒者」は、右側の円の外にいる学生全員。
(3)「その両方(30歳未満でもあり高卒者でもある学生)」という条件を満たす学生は、2つの円の外側にいる学生。
(4)上記の1~3の条件のいずれかを満たす学生は、2つの円が重なる部分にいる学生以外の全員。
(5)2つの円が重なる部分にいる学生は50人。したがって、それ以外の学生の数は、300-50=250人。
(6)条件を満たす学生を選ぶ確率は、300人中250人、すなわち「6人中5人」が正解。

いかがでしたか?

今回の問題は、基本的な数学の知識があれば解ける比較的易しい問題でした。

しかし、Integrated Reasoningセクションでは、Quantitativeセクションの中で最も難しい問題、またはVerbalセクションの中で最も難しい問題と同等のレベルの難問もいくつか出題されます。

1月14日以降にアゴス・ジャパンで開催される「What’s GMATセミナー」では、GMATの全般的な概要についての話とともに、Integrated Reasoningセクションに関する最新情報もお伝えしていく予定です。

GMAT でスコアを伸ばすために ~本試験直前チェック項目~

こんにちは。アゴス・ジャパン GMAT 講師の中山です。

この時期は、出願締め切りが迫り、GMAT 受験もいよいよ最後の大詰めを迎えるという方も多いのではないでしょうか。

今回は、多くの受験者の方に見られる典型的な失敗パターンについて紹介したいと思います。

1. 試験での時間配分の失敗

インターネットで GMAT 対策を調べると、ほとんどの(個人体験談を紹介する)サイトが「最初の5問が絶対に重要」「最初の10問でスコアが決まる」などというアドバイスをしています。

しかし、これは誤った情報です。

「最初の○○問が決定的に重要」というのはデマであるとして、GMAT公式サイトでも Official Guide でも明確に否定されています。

たとえば数学で満点を目指す場合には、「最初の5問/10問」で失敗が許されないのは、当然です。

しかし、7~8割の正解率で十分に目標スコアが達成可能な GMAT Verbal では、最初の数問で失敗しても、十分に取り返しが可能です。

ただし、試験の最初の方を慎重にスタートするという戦略自体は、非常に有効です。

ある程度、丁寧にスタートして、徐々にリズムに乗ってきたらペースを上げていくことで実力を十分に発揮できる人は多いようです。

したがって、極端に最初に時間をかけすぎるのではなく、どちらかといえば前半を丁寧に、後半をややペースアップ、というのが最善の策だといえるのではないでしょうか。

2. 「問題が易しくなったのは、前半の問題で間違えたから」という誤解

試験の途中で易しく感じる問題が多くなってくると、「前の問題で間違えたために、レベルを落とされたのかもしれない」と不安になってしまう人は多いです。

しかし、これも誤解です。

GMAT には受験者のレベルに関係なく実験的に出題される採点されない問題が含まれていますので、易しい問題が続いたからといっても、必ずしもレベルが低く評価されているとは限りません。

たとえば数学で満点近くを取った場合でも、最後の方にやさしい問題に出会った、という方も多いのではないでしょうか。

3. 多くの問題をこなしているのにスコアが上がらない

実は、GMAT Verbal という科目では、ある程度の問題量をこなした段階になると、さらに多くの問題を解けば解くほど、逆に実力(スコア)が下がっていくという現象が起きてしまうことがあります。

特に Sentence Correction では、多くの問題を見ることで、例外的で奇妙な問題の印象が強く残ってしまい、本当に重要な原則ルールに関する知識が混乱させられるということが、よくあります。

SC, CR, RC すべてにおいて、基礎の徹底的な復習をしたうえで問題演習をしないと、せっかく膨大な時間とエネルギーを Verbal に費やしたのに、スコアが全く変わらないか、逆に下がってしまうということも非常によくあることです。

たとえば、最後の追い込みとして、本気でスコアを上げたい人のために年末年始にかけて行う「GMAT Verbal 最終仕上げクラス」(リ ンク先ページの2枚目)では、Strategy クラスで使用したマニュアル、OG 青本、White Book などをクラスの中でどんどん使い、SC, CR, RC 全科目に関して基本から応用まで徹底的に、重要事項に関しては何度でもしつこく繰り返して補強していきます。

一人一人の学習効果を最大限に高めるために理想的な授業内容にする趣旨の少人数クラスですので、同じ問題でも、同じ例文でも、多くの人が間違えたり曖昧だったりする重要な知識に関しては、重複を恐れずクラス内で何度でも繰り返す方針です。

また、クラス内では、語彙力やイディオムのテスト、PC を使った実戦的な問題演習も盛り込む予定です。

「最終仕上げクラス」はアゴスStrategy クラス受講生限定ですが、年末年始には、アゴスのクラスを受けたことがない方でも受講できるOfficial Guide 12th 解説クラス(リンク先ページ1枚目)も実施します。

新世代 GMAT: AWAはArgumentのみに

こんにちは。アゴス・ジャパンの中山です。

2012年6月に開始されるThe Next Generation GMAT のAWAセクションが1つに統合されるということは以前から公表されていましたが、今回の新たな発表で、The Analysis of an Issue が廃止され、The Analysis of an Argumentの方が残ることが決定しました。

また、試験の順序が以前発表のものから変更され、AWA(Argument)終了後、ただちに新セクションであるIntegrated Reasoningが開始されることになりました。

詳細は、以下の公式サイトのページで紹介されています。

http://www.gmac.com/gmac/thegmat/nextgenerationgmatinfocenter/whats+changing.htm

GMAT 新セクション: 2011年7月から実験開始

こんにちは。アゴス・ジャパンの中山です。

2012年6月から GMAT に新たに加わる Integrated Reasoning セクションの実験問題が来月(2011年7月)から実施されることになりました。

7月5日~8月19日のあいだにGMATの受験を申し込もうとすると、申し込み画面で以下のようなメッセージが表示されます。

GMATResearch.png

上の画像のテキスト全文は、以下の通りです。

“During these dates, your test appointment will last approximately 4½ hours. At the end of your standard GMAT exam, you will be asked to answer 12-15 additional questions during a special 30-minute research session. These questions will not count toward your GMAT score and will not be shared with schools. You will receive a reward if you put forth reasonable effort to answer these questions.”
「この期間中は、試験時間が約4時間半になります。通常のGMAT試験最後に、30分間の実験セッションがあり、12~15問の追加問題が出題されます。 これらの問題はGMATスコアには影響を与えず、スクールにも送付されません。これらの問題に適切に解答したと判断された受験者には、報酬が与えられま す。」

新セクションの実験モニタリングに協力したくない場合は、強制的に「7月5日~8月19日」以外の日程を選ばなければならないことになります。

実験問題を本気で解き、全力で協力したと思われる受験者には、受験料が20ドル返金されるという特典があります。

さらに、抽選で500人に「受験料が全額返金」されるとのことです。

GMAT 新問題のサンプルが公開されました

こんにちは、アゴス・ジャパンGMAT講師の中山です。

すでにご存じの人も多いと思いますが、2012年6月から、GMAT に Integrated Reasonig という新しいセクションが導入されます。

先日、GMAT公式ページで Intengrated Reasoning のサンプル問題が公開されました。

http://www.mba.com/the-gmat/nex-gen/new-questions.aspx

表やグラフの内容を正確に読み取る力や、回帰分析等、統計に関する基本的な知識が問われることになるようです。

新セクションが導入されても、Verbal / Quantitative はこれまでと何も変わらず、時間も問題数も同じです。

今まで2問あったAWAが1問に統合され、その分の時間(30分)が新セクションである Integrated Reasoning に置き換わります。

したがって、全体の試験時間は、これまでと同じです。

iPhone, iPad, iPod用GMAT公式アプリが発売開始

皆さんこんにちは。アゴス・ジャパンGMAT講師の中山です。

2011年5月下旬に、iPhone, iPad, iPod用GMAT公式アプリが発売されました。

<MBA.com のアプリ紹介ページ>
http://www.mba.com/mobileapp?WT.svl=HPCmobileapp&WT.mc_ID=55.0016

<APPLE iTunes GMAT公式アプリ購入ページ>
http://itunes.apple.com/us/app/the-official-guide-for-gmat/id417778212?mt=8

モバイルでThe Official Guide for GMAT 12th Editionの問題を学習できるソフトウェアです。

問題はすべて The Official Guide for GMAT 12th Edition と同じもので、最初に購入した時点では Quantitative, Verbal の問題が合計50問、入っています。

(Problem Solving, Data Sufficiency, Sentence Correction, Critical Reasoning, Reading Comprehension が、各10問ずつ)

後から問題を1セット250問ずつ追加購入(合計800問まで)することができます。

アプリ自体の価格は、日本で購入する場合は600円、アメリカで購入すると$4.99です。

追加問題(250問)は、日本では1セット1200円、アメリカでは1セット$9.99で購入できます。

最初に入っている10問は、あっという間に終わってしまうのではないかと思いますので、追加問題の購入は前提として考慮しておくほうがよいかもしれません。

追加問題3セット分を含めると、合計 600円+1200円×3 = 4200円で Official Guide 12th 1冊分の問題数(800問)を購入できることになります。
私自身、アプリを購入してiPadで試してみましたが、十分に見やすく学習しやすいという印象です。

すでに Official Guide 12th を終えてしまった人には復習用として、これから Official Guide を解き始める人にとっては本の代用として、通勤途中などに重いオフィシャルガイドを持ち歩くことなくGMATの勉強ができるので便利なのではないでしょう か。

GMAT 首都圏でも土曜日受験が可能に

こんにちは。アゴス・ジャパンGMAT講師の中山です。

今回は、東京近辺のMBA志願者の方に朗報があります。

先日、GMATの受験日を調べていたら、5月以降、東京会場で土曜日のGMAT受験が可能になっていることに気付きました。

今までは、土曜日にGMATを受けたい場合はわざわざ大阪まで足を運ぶ必要がありました。

しかし2011年5月以降、東京の麹町受験会場でも土曜日に GMAT が受けられることになったわけです。

現在のところ、麹町GMAT受験会場(ピアソンプロフェッショナルセンター東京)では、火曜日~土曜日の日程でGMAT試験が開催されています。

出願締め切りが近くなる11月から年末年始にかけて、さらに受験日が増設される可能性もあります。

GMAT Verbal クラス受講後の学習法

こんにちは、アゴス・ジャパンの中山です。

今日は、GMAT Verbal のクラス受講後のお奨めの学習法についてお話します。

Strategy クラスや Practice クラスを受講した後、試験に向けてどのように学習すべきか、以下、お奨めの方法です。

1.GMATPrep模擬試験を受験して、実力を確認する。

現時点での弱点を把握し、目標スコアまでの距離や優先事項を確認します。

2.授業テキストの復習をする。

1つ1つの選択肢に関して、正解・不正解の理由が言えるようになるくらいに、綿密に問題研究します。

3.復習しながら、「細かい知識メモ」「重要事項メモ」を作成する。

「細かい知識メモ」とは、長期記憶に残す必要がないようなあまり重要でないイディオム等を1~2ページのメモとして集約しておき、試験前日などに一夜漬けで憶えるためのものです。

逆に、「重要事項メモ」は、特に自分にとっての苦手や弱点、または、長期記憶に残して普段の問題練習に応用していくべき非常に重要な事項を1~2ページのメモとして集約しておくものです。

4.授業教材の復習と並行して Official Guide for GMAT 12th Edition など、まだ解いたことがない問題を使って練習する。

すでに解いたことがある問題の復習だけをしていると「惰性」で問題を解くクセがついてしまいます。

ときどき、新しい問題を使って本気で問題を解く練習も取り入れていくべきです。

5.必要に応じて、随時、模擬試験を受ける。

上記の学習例の順序を基本にして、ご自分に合った方法へと応用してみてください。

今回紹介したような一般的な学習法に関するご相談についても、担当講師や私のほうにお気軽にメールでご相談ください。

GMATPrep (模擬試験) のおすすめの使い方

こんにちは。アゴス・ジャパンGMAT講師の中山です。

今日は、GMATの公式模擬試験であるGMATPrepのおすすめの使い方について紹介したいと思います。

GMATPrepは、www.mba.comから無料でダウンロードできるソフトウェアです。

(受験申し込みと同時に希望すればCD-ROMを無料で郵送してもらうこともできますが、到着まで1か月程度の時間がかかりますので、インターネットでダウンロードするほうがはるかに便利です)

GMATPrepには模擬試験が2回分入っていますが、本試験と同じComputer-adaptiveシステムを採用しているため、同じ模擬試験を再受験すると、前回とは違う問題が多く出題されます。

したがって、何度か受験しても未知の問題に出会うことが多く、本試験の受験までに何回もGMATPrepを受験しておくことで、テスト感覚を養うことができます。

一般的には、GMATPrepを受験するのは、GMATの学習を開始した数か月後、たとえばStrategyクラスを受講の直後くらいがお奨めです。

以下、使い方のおすすめ例です。

1. Test 1 を受験する。

2. 模擬試験を受けた後、科目ごとの正解率だけを確認する。
(各問題ごとに、どの選択肢が正解だったかは確認しない。)

3. 正解を知らないまま、同じ模擬試験(Test 1)を何回か本気で受験する。

4. 目標スコアが達成できる自信がついたころ(たとえば、2回目以降の本試験受験前)に、
Test 2を受験する。

Test 2 を受験する場合もTest 1 同様、受験後、正解をあえて確認せずに、本気で何回か受験するのがお奨めです。

受験後に正解を確認しないことのメリットとしては、実力が上がらない限り何度受験しても同じ問題を何度も間違え続けるためスコアがそれほど変わらないということが多いので、本当の実力を確認しやすいとこいうことがあります。

以上、おすすめの使い方でした。
ついでに補足ですが、GMATPrepは、Windows のユーザー名が日本語だとインストールできても起動しないままフリーズしてしまうので、注意しましょう。