単語学習後、読解力が低下する件について

アゴス・ジャパンGMAT講師の中山です。

単語学習にたくさんの時間を割くと、その後、一時的に読解力が落ちることがよくあります。

これは、今まであまり単語学習の習慣がなかった人が、急に単語暗記を開始すると起きる現象です。

スポーツで激しい筋力トレーニングを急に始めた直後に、体のバランスが崩れたり筋肉痛になったりして一時的に普段の調子が出なくなるのと似ています。

しかし筋肉痛を恐れて筋力トレーニングをしないでいれば筋力が向上しないのと同様、一時的な読解力の低下を恐れて単語暗記をしなければ語彙力が大きく向上することがないままになります。

単語暗記は、習慣的に継続することにより、読解力を落とすことなく大量の語彙を暗記し続けていくことが可能になります。

私自身、本気で語彙増強をしていた時期は、1日に必ず100個以上は単語や熟語を憶えることに決め、継続していました。すると、3~4か月くらい経過した時点で、TOEFL等の学習教材では知らない単語が1回のテストで1~2個くらいの割合になり、雑誌や小説等も格段に速く正確に読むことができるようになりました。

語彙学習も筋トレ同様、毎日こなす数を少しずつ増やしていき習慣づけることで、いつの間にか膨大な数の単語を憶えて、読解力も大いに向上するはずです。

GMAT試験当日の持ち物

アゴス・ジャパンGMAT講師の中山です。
「GMAT試験当日に会場に持参した方がいいお奨めの物などはありますか?」という質問を受けましたので、お答えします。

1. 必需品
  • パスポート

パスポートがないとGMATを受験できません。

他の留学試験ではパスポートを忘れても免許証とサインで受験できたという話を聞いたことがありますが、GMATではパスポートを忘れると受付でどんなに粘り強く試験官に説得を試みても受験させてもらえません。

また、GMAT試験当日に試験室内に持ち込める物はパスポートのみです。以下の持ち物は、試験会場(受付前まで)は持っていくことが可能ですが、試験室内には持ち込むことができません。

2. 試験会場までのお奨めの携行品
  • GMAT参考書やノート

試験会場に向かう乗り物の中で、最終的な知識の確認や試験前のウォーミングアップを行うためのテキストや問題集、ノートなどを持っていくとよいでしょう。

ただし、試験会場に入ってからはGMAT参考書類を開くことはできません。受付を済ませた後は、GMAT参考書類は全てロッカーに入れておく規則になっています。

  • 栄養ドリンク、お菓子など

8分×2回の休憩時間中には飲食ができます。飲み物など軽食類はロッカーに入れておかなければなりませんが、カバンの中から出しておき休憩時間中に取り出しやすくしておきましょう。

東京試験会場がある帝国ホテルタワー1階にコンビニがあり、会場に行く途中で飲食物を購入することができます。

また、東京会場で受験する場合は試験会場にウォーターサーバーがありますので、水のペットボトルは持っていかなくてもだいじょうぶです。同じ階に自動販売機もあり、休憩時間中に飲み物を購入することもできます。

3. 役に立ちそうで役に立たないもの

以下のものは、いずれも試験室内に持ち込むことはできませんので、試験当日に持って行ってもあまり役立ちません。

  • 筆記用具

試験室内では、会場備え付けのペンとボードを使用する必要があります。

  • 電卓

IRセクションのみ、PC画面上の電卓を使用することができます。持ち込みは不可です。

  • ストップウォッチ、腕時計

携行品は全て、受付を済ませる前にすべてロッカーに入れることになっています。

  • 電子辞書

試験室内には持ち込むことができません。

  • ポケット・ティッシュ、ハンカチ

ポケットの中にハンカチやティッシュを入れたまま試験室内に入ることができません。試験室に入る前に、必要な枚数のティッシュを試験官からもらうことができます。

  • 耳栓

試験会場には、備え付けの強力な防音性能のイア・マフがあります。また、試験官に頼めば使い捨ての耳栓をもらうこともできます。
自分で持ち込んだ耳栓は使用することができません。

以上は、2015年12月現在のGMAT受験ルールと試験会場に基づく情報です。ルールの細則や試験会場の状況は変更されることがありますので、最新情報に関しては、公式サイトwww.mba.comでご確認ください。

GMAT試験会場について

アゴス・ジャパンGMAT講師の中山です。

最近は年に2回くらい、GMAT本試験を受験することにしています。

例年、問題の傾向やパターンにはほとんど変化はありませんが、GMAT試験会場の設備や状況は、時折、微妙に変化しています。

今回の記事では、試験会場の様子について新たに気づいた点も含めて、GMAT受験当日の流れについて紹介したいと思います。

GMATの受験会場は、2014年12月現在、首都圏では東京都千代田区内幸町にある帝国ホテルタワー1か所のみです。(追記: 2019年10月に新宿会場が追加されました)

ビルの1階にはコンビニがあり、試験会場に持ち込む飲み物や食べ物を入手することができます。

会場に入ってから受験までの流れは、以下の通りです。

  1. 受付時にパスポートを提出し、顔写真撮影、手のひら静脈認証、規約を読んだ後デジタル署名を行います。
  2. GMAT試験会場では、受付を済ませた後は教材を参照することができません。私物はすべてロッカーに保管することになっています。
  3. 10人程度が受験できる会場ではGMAT以外にIT試験なども同時に実施されていることもありますが、気になるような物音はなく、非常に静かです。
  4. 持ち物は、腕時計、ハンカチ、ティッシュなども含めて、ポケットの中の物もすべて待合室のロッカーに収納しなければなりません。予備の上着は、会場に持ち込んで椅子に掛けておくことができます。また、ティッシュは入室前に試験官から必要な枚数をもらうことができます。
  5. 待合ロビーには給水器があり、試験前や休憩時間中に水やお湯を自由に飲むことができます。
  6. 飲食物をロッカーの中に入れておき、休憩時間中に取り出して食べたり飲んだりすることはできますが、飲食物はロッカーの中のカバンの外に出しておくように指示されます。
  7. あらかじめ机の上にヘッドフォン・タイプの高性能の防音器具が用意されていますが、使い捨て型の耳栓をもらうこともできます。使い捨て耳栓は、試験後に持ち帰ることができます。
  8. 試験中は、天井の監視カメラで終始ビデオ撮影され、音声も録音されています。
  9. 各科目間の休憩は8分間で、時間内に戻らない場合でも、8分経過後、自動的に次の科目が開始されます。
  10. AWAを始める前にスコアを送付するスクールを選ぶ時間があります。受験後にはスコアを確認した後、「スコアをレポートする」か「キャンセルす る」かいずれかを選択します。「レポートする」を選ぶと、そのスコアは5年間有効になります。「キャンセルする」を選ぶとスコアを見ることができず、記録 から永久に抹消されます(受験してキャンセルした、という記録は残ります)。また、2分以内にいずれかを選択しない場合は、自動的にスコアはキャンセルさ れます。
  11. AWAのキーボードは、英字配列です。日本語配列キーボードに慣れている場合は、試験開始前にアポストロフィや引用符の位置を確認しておかないと戸惑うかもしれません。

今回から、椅子の高さだけでなく、ディスプレイモニターの高さも調節できるようになりました。以前はPC本体が机の上に置かれ、その上にモニターが置かれていたため、モニターの位置がかなり高かったのですが、今回はPC本体が机の下に置かれていました。

AWAが始まる前に、試験全体に関するTutorialセクションが5分あるので、その時間にメモを取ることができるかどうか試験官に確認したとこ ろ、AWA/IR/Quantitative/Verbalセクションで使用するためのメモをTutorialの時間に書き留めておいてもよいとのことで した。予め(A)~(E)の選択肢の表などを書いておき、Math/Verbalの時間にメモしておいたものを利用してもOKとのことです。
以上、GMAT試験会場について、これから受験する方の参考になりそうな内容を紹介しました。

ご不明な点がありましたら、お気軽に中山までお知らせください。

GMAT でスコアを伸ばすために ~本試験直前チェック項目~

こんにちは。アゴス・ジャパン GMAT 講師の中山です。

この時期は、出願締め切りが迫り、GMAT 受験もいよいよ最後の大詰めを迎えるという方も多いのではないでしょうか。

今回は、多くの受験者の方に見られる典型的な失敗パターンについて紹介したいと思います。

1. 試験での時間配分の失敗

インターネットで GMAT 対策を調べると、ほとんどの(個人体験談を紹介する)サイトが「最初の5問が絶対に重要」「最初の10問でスコアが決まる」などというアドバイスをしています。

しかし、これは誤った情報です。

「最初の○○問が決定的に重要」というのはデマであるとして、GMAT公式サイトでも Official Guide でも明確に否定されています。

たとえば数学で満点を目指す場合には、「最初の5問/10問」で失敗が許されないのは、当然です。

しかし、7~8割の正解率で十分に目標スコアが達成可能な GMAT Verbal では、最初の数問で失敗しても、十分に取り返しが可能です。

ただし、試験の最初の方を慎重にスタートするという戦略自体は、非常に有効です。

ある程度、丁寧にスタートして、徐々にリズムに乗ってきたらペースを上げていくことで実力を十分に発揮できる人は多いようです。

したがって、極端に最初に時間をかけすぎるのではなく、どちらかといえば前半を丁寧に、後半をややペースアップ、というのが最善の策だといえるのではないでしょうか。

2. 「問題が易しくなったのは、前半の問題で間違えたから」という誤解

試験の途中で易しく感じる問題が多くなってくると、「前の問題で間違えたために、レベルを落とされたのかもしれない」と不安になってしまう人は多いです。

しかし、これも誤解です。

GMAT には受験者のレベルに関係なく実験的に出題される採点されない問題が含まれていますので、易しい問題が続いたからといっても、必ずしもレベルが低く評価されているとは限りません。

たとえば数学で満点近くを取った場合でも、最後の方にやさしい問題に出会った、という方も多いのではないでしょうか。

3. 多くの問題をこなしているのにスコアが上がらない

実は、GMAT Verbal という科目では、ある程度の問題量をこなした段階になると、さらに多くの問題を解けば解くほど、逆に実力(スコア)が下がっていくという現象が起きてしまうことがあります。

特に Sentence Correction では、多くの問題を見ることで、例外的で奇妙な問題の印象が強く残ってしまい、本当に重要な原則ルールに関する知識が混乱させられるということが、よくあります。

SC, CR, RC すべてにおいて、基礎の徹底的な復習をしたうえで問題演習をしないと、せっかく膨大な時間とエネルギーを Verbal に費やしたのに、スコアが全く変わらないか、逆に下がってしまうということも非常によくあることです。

たとえば、最後の追い込みとして、本気でスコアを上げたい人のために年末年始にかけて行う「GMAT Verbal 最終仕上げクラス」(リ ンク先ページの2枚目)では、Strategy クラスで使用したマニュアル、OG 青本、White Book などをクラスの中でどんどん使い、SC, CR, RC 全科目に関して基本から応用まで徹底的に、重要事項に関しては何度でもしつこく繰り返して補強していきます。

一人一人の学習効果を最大限に高めるために理想的な授業内容にする趣旨の少人数クラスですので、同じ問題でも、同じ例文でも、多くの人が間違えたり曖昧だったりする重要な知識に関しては、重複を恐れずクラス内で何度でも繰り返す方針です。

また、クラス内では、語彙力やイディオムのテスト、PC を使った実戦的な問題演習も盛り込む予定です。

「最終仕上げクラス」はアゴスStrategy クラス受講生限定ですが、年末年始には、アゴスのクラスを受けたことがない方でも受講できるOfficial Guide 12th 解説クラス(リンク先ページ1枚目)も実施します。