正式スコアレポート

アゴス・ジャパンの中山です。

いよいよ今年度もビジネススクール第2ラウンドの出願締め切りが近づいてきました。

この時期に多い質問が、「出願締め切りの何日前までにGMATを受験する必要がありますか?」というものです。

トータルスコアとIR, Verbal, Math 各科目の非公式スコアは試験当日に見ることができますが、AWAスコアも含めた正式なスコアレポートは受験後20日以内に参照可能になります。

http://www.mba.com/global/the-gmat-exam/gmat-exam-scoring/your-score-report/obtain-your-score-report.aspx

正式な期限は「20日以内」とされていますが、実際には平均1週間程度で受験者のもとにEメールが届き、リンクをクリックするとPDFファイルで正式なスコアを参照することができるようになります。

私自身が1年ほど前に受験した際には、なんと試験の2日後にEメールが届き正式スコアを見ることができました。

したがって、運がよければ最短で試験の数日後に正式スコアが参照可能になるということもありえるわけですが、、、、確実に出願締切までにスクールに正式スコアを送付したい場合は、やはり締切の20日以上前に受験しておく方が無難ではあります。

GMAT試験対策サミット 2014 に参加しました!

アゴス・ジャパンGMAT講師の中山です。

9月17日、北京のCrowne PlazaホテルでGMAC主催の2014 GMAT Test Prep Summitが開催されました。
GMATの中心的プログラム開発者であるGMAC Vice PresidentのFanmin Guo博士をはじめとするGMACスタッフ6人のスピーカーによる9:00amから5:00pmまでのイベントに、中国、台湾、アメリカ合衆国、ロシア、韓国、日本から約100人のGMAT試験対策校関係者が参加しました。
イベント参加者の9割以上は中国本土の試験対策校関係者で、アメリカ、ロシア、台湾、韓国からはそれぞれ1~2人ずつ出席していました。日本からの参加は私1人だけでした。

 

会場では何度も爆笑が起きるようなカジュアルでフレンドリーな雰囲気の中で、GMATの採点の仕組み、スコアの信頼性、問題のクオリティ確保、受験戦略、試験準備、国別の受験者のトレンドや属性、GMACと試験対策校との提携ポリシーなどについて、詳細な説明が行われました。
会議中だけでなく、昼食や夕食会、休憩時間などでも、GMACスタッフたちは丁寧に私たち試験対策校関係者の質問に答えてくれました。

GMAT試験に関する情報としては、以下のような内容が紹介されました。

  • IRスコアを試験当日に確認できるようになり、正式なスコアが受験者やビジネススクールに送付される平均期日が約1週間に短縮された
  • GMAT4セクションのうち、MBAプログラム入学後の成績と最も相関性が高いのはIRセクションのスコア。
  • VerbalとQuantitativeの最高スコアは、それぞれ51点。公式な発表である0~60点というのは、古いバージョンのGMATの名残。実際には6点~51点で採点される。
  • 1問にかける時間は、採点に無関係。たとえば、ランダムクリックして1問1秒で正解した場合でも、1問に数分かけて正解した場合でも配点は同じ。
  • Verbal3科目(SC, CR, RC)とQuantitative2科目(PS, DS)は、それぞれセクション内で平等の重みで扱われる。たとえば、RCの方がSCよりも一般的に配点が高い、というようなことはない。
  • 最後の方の問題で時間が足りなくなった場合、およそVerbal25点以上、Quantitative35点以上ではランダムクリックした方がスコアは少しだけ高くなり、それ以下のスコアではランダムクリックせずに試験を終えた場合でも同じスコアになるか少しだけスコアが高くなる。

GMAT-CATの採点方法に関する公表資料は、こちらのページなどで参照することができます。

中国、台湾、韓国、日本のGMAT受験数の推移に関する最新情報も公開されました。

国別、年齢別などに分類されたGMATスコア分布が一目でわかるインタラクティブなグラフはこちらのページで参照することができます。

イベント後の夕食会では、GMACのスタッフや中国・台湾・韓国・ロシア・アメリカの試験対策校の役員や講師たちと知り合い、各国のGMAT事情について話を聴くことができました。

今回、初めて北京を訪れて自動車や自転車の交通の激しさに軽いカルチャーショックを受けました。
しかし、空気汚染は予想していた程ひどいものでもなく、確かに空気は多少濁っていましたが、生活に支障をきたすほどのものではありませんでした。
GMACスタッフに、「次回のサミットは日本の京都あたりで開催しませんか」と提案しておきましたが、さて、どうなるでしょうか。

何はともあれ、全体的に非常に情報満載で有意義なイベントでした。

GMAT試験の最新情報に関して何かご質問がありましたら、中山までお気軽にご連絡ください。

GMAT スコアをスクールに送る前に確認できるようになりました

こんにちは。アゴス・ジャパンGMAT講師の中山です。

本日、GMAT スコアに関して重要な変更がありましたので、お知らせします。

2014年6月27日以降、GMAT 試験当日にスコアを確認してからスクールに送付するかどうかを決めることができるようになりました

http://www.mba.com/global/the-gmat-exam/gmat-exam-scoring/your-score-report/preview-your-gmat-score.aspx

今まで、GMAT スコアは、試験直後にスコアを確認する前に「スコアを送付する」か「キャンセルする」かを選択する必要がありました。

しかし今回の変更により、まずスコアを確認してから、出願したいMBAプログラムにスコアを送るか、キャンセルするかを決定できるようになりました。

さらに、6月27日以降は、試験当日にスコアをキャンセルしてスクールに送付しないことを選んだ場合でも、試験終了後60日以内に100ドル支払うことで、一度キャンセルしたスコアを復活させることができるようになりました

これまでは、試験当日に「スコアをキャンセルする」を選択すると、スコアは永久に記録から抹消されてしまいました。

そのため、よほどの事情がないかぎり、スコアをキャンセルせずに記録に残し、スクールに送付するのが通常でした。
(仮に試験中の手応えが悪くても、試験後、スコアを確認すると意外なほど高いスコアだった、ということがGMATではよくあるからです)

しかし今後は、目標よりもはるかに低いスコアだった場合は、いったんスコアをキャンセルするという決定が容易にできるようになります。

ちなみに、今回の変更により試験直後にスコアを確認できるのは、Integrated Reasoning, Quantitative, Verbalの3科目です。

Analytical Writing Assessmentに関しては、これまで通り20日以内に採点され、スコアを見ることができます。

試験当日に「スコアを送付する」を選択すると、AWAのスコアは自動的にスクールに送付されることになります。
【追記】
試験当日にスコアをキャンセルした場合でも、1回分の受験回数としてカウントされます。キャンセルすれば12か月間に5回という回数制限を超えて受験できるわけではありません。
また、試験当日にスコアをキャンセルしたという履歴は “C”(self-canceled) という表示でスコアレポートに残ります。

GMAT IR スコアが試験当日参照可能に

こんにちは。アゴス・ジャパンGMAT講師の中山です。

2013年10月から、Integrated Reasoning (IR) セクションのスコアが、試験当日に参照可能になり、プリント・アウトして渡される Unofficial Score Report に掲載されるようになりました。

http://www.gmac.com/why-gmac/gmac-news/gmnews/2013/october-2013/unofficial-gmat-score-reports-include-integrated-reasoning-scores.aspx

先月までは、試験当日にVerbal, Quantitative, Totalスコアだけが記載されたUnofficial Score Reportが渡され、IR, AWAのスコアは、試験後20日以内に参照可能になるOfficial Score Reportに記載されていました。

しかし、2012年6月のIRセクションの開始以来、25万件以上の受験データが集まったことから、試験後にスコアを集計して他の受験者と比較したり、統計的な調整をしたりするための期間が不要になったようです。

早めに IR スコアがわかるようになったことで、少しでも出願戦略が立てやすくなったのは、ありがたいですね。

Integrated Reasoningのスコアと採点方法の不思議

こんにちは。アゴス・ジャパンGMAT講師の中山です。

最近改めて思うのですが、つくづく、GMATは謎が多い試験です。

特に今年6月5日以降に導入の Integrated Reasoning のスコアと採点方法に関しては、「なぜ、わざわざそのような不公平な仕組みにするのだろう?」と言いたくなるような不思議だらけです。

■ IR の問題数とスコア

Integrated Reasoning セクションは合計12問、1点~8点(整数)で採点されます。

1つの問題に3~4問の小問があり、小問を1つでも間違えると大問1問全体が「不正解」ということになります。

つまり、小問4問中3問まで正解できた非常に惜しい場合でも、全く考えずに間違えた場合でも、その大問は不正解とされます。

問題数が少ないことに加えて、そのような採点方法であることから、相当に運・不運が影響するのではないかと思われます。

■ スコア採点方法の不思議

また、本試験と同じプログラムを使っている GMATPrep で何度も実験したところ、もう1つ不思議なことに気付きました。

なんと、3問くらい間違えても、最高点の8点が出てしまうのです。

GMAC による Web セミナーの記録で確認したところ、IR セクションにも Verbal / Quantitative セクション同様、採点されない実験問題が含まれているとのことです。

実験問題が何問含まれているかは公表されていませんが、Verbal / Quantitative セクション同様に全体の 1/4 である3問が実験問題である可能性が高いのではないかと推測しています。

12問中3問が実験問題だとすると、一生懸命に解いた問題が実験問題で、ランダム・クリックした問題が実際に採点される問題だった場合と、その逆だった場合との不公平が非常に大きくなる可能性が高いことになります。

そもそも、受験者の何%がその問題を正解したかというデータが必要なのであれば、通常の問題からでも十分に収集できるはずだと思うのですが、なぜわざわざ「採点されない問題」を入れるのか、不思議です。

■ IR セクションの時間戦略

IR は、問題の種類によって難易度が大きく異なります。

難しいタイプの問題を潔く捨て、正解できるタイプの問題にきちんと時間をかけることが非常に重要です。

また、最後の方で時間が足りなくなった場合は、時間切れで問題を残してしまうよりも、ランダム・クリックで最後まで解答した方がスコアが高くなる可能性が高いと GMAC によって明言されています。

どのようなタイプの問題を解くべきか、飛ばすべきか等も含めて、IR の時間戦略に関しては、IR Strategy クラスの中で詳しく紹介しています。

GMAT Integrated Reasoning スコア

こんにちは。アゴス・ジャパン GMAT 講師の中山です。

2012年6月5日に開始される新セクション、Integrated Reasoning のスコアが公表されました。

http://www.gmac.com/gmat/next-generation-gmat-information-center/scoring.aspx

Integrated Reasoning(IR)セクションのスコアは、「1~8点(1点刻み)」になるとのことです。

最低点が1点、最高点が8点になりますが、何点程度であればMBA出願に十分なスコアと言えるかに関しては、まだ何も公表されていない状況です。

試験運営機関である GMAC も、最初の6ヶ月間は1か月ごとに IR セクションの percentile(当該受験者が上位何パーセントに位置するかを示す数値)を変更していくと明言しています。

IR セクションについては、新たな情報が入り次第、随時、このブログでお知らせしていきます。

また、5月からアゴス・ジャパンでも Integrated Reasoning (IR) Strategy クラスを開講する予定です。

ご興味がある方は、ぜひお気軽に 03-3463-1343 までお問い合わせください。

GMATスコア採点の仕組みと試験戦略

皆さん、こんにちは。アゴス・ジャパンGMAT講師の中山です。

今回は、「GMATスコア採点の仕組みと試験戦略」というテーマで紹介したいと思います。

GMATのQuantitative(数学)とVerbal(英語)セクションのスコア算出方法はComputer-Adaptive方式と呼ば れ、1問ごとの正解・不正解に応じて受験者のレベルに適した問題をコンピューターが自動的に選んで出題する特殊な試験形式になっています。

受験者が正解すると難しい問題が出題され、間違えると易しい問題が出題されることになります。したがって、問題を解かずに飛ばしたり、前の問題に戻って解きなおしたりすることはできません。

■ Computer-Adaptive試験の採点方法

GMATの試験運営機関であるGMACの公式な発表によると、「解答した問題数、正解率、各問題のレベル、統計学的な特性」がスコアを決定するとされています。

時間がない場合や問題の正確な意味がわからない場合などにランダムに解答すると実力が低いと評価されて、予想以上にスコアが低くなる可能性があるの で、そのような場合、できるだけ消去法を使って正解になる確率を高めるべきです。(過去問の膨大な事例を研究した結果、どのような選択肢が正解になりやす いか、なりにくいかは、クラスの中で詳しく紹介します。)

また、試験を最後まで完了しないで時間切れになると厳しいペナルティがあります。

特に高いスコア(Verbal 35点以上、Quantitative 45点以上)のレベルでは、試験の最後の方の問題をランダムに解答した場合と、時間切れで最後まで終わらなかった場合の差が大きく、時間切れになった場合 の方が2~3点低くなるということも発表されています。

各セクションには、将来の試験に使用する目的で正解率をモニターするための実験的な問題が約4分の1含まれています。これらの問題はスコアとは無関係ですが、どの問題が実験問題なのかは受験者にはわからないため、全ての問題を全力で解く必要があります。

■ GMAT採点の仕組みに関する誤解

GMAT試験の採点の仕組みに関する非常によくある大きな誤解に、「試験の最初の5問(10問)が非常に重要」というものがあります。

インターネットのGMAT情報に関するページのほとんどが当然の事実であるかのように「最初の数問を間違えると高得点は取れない」などと書いていますが、GMAT公式サイトやOfficial Guideで、誤りであると明確に否定されています。

GMATの採点方法について唯一信頼できる情報は、GMAT公式サイトであるmba.comまたはGMAT運営機関であるGMACの公式サイトgmac.comに掲載されている情報です。

それ以外のページに掲載されているGMAT採点方法に関する情報やそれに基づいた試験戦略は、そのまま鵜呑みにすべきではありません。

アゴス・ジャパンで開催している無料の「What’s GMATセミナー」や「GMAT体験授業」では、上記のmba.comで公式に発表されているGMAT最新情報ついても詳しく紹介しています。

【2021年5月14日追記】

本稿で「誤解」と呼んでいるのは「試験の最初の5問(10問)が非常に重要」「最初の数問を間違えると高得点は取れない」という噂に関してであり、「最初の方の問題が非常に重要」という点については事実です。

1問目が最も重要で、次に2問目、次に3問目、、、と重要度が落ちていくものですので、最初の「5問」あるいは「10問」が重要というわけではありません。また、最初に間違えると高得点が「取れない」なわけではないのですが、「非常に困難」であることは確かです。

新世代 GMAT: AWAはArgumentのみに

こんにちは。アゴス・ジャパンの中山です。

2012年6月に開始されるThe Next Generation GMAT のAWAセクションが1つに統合されるということは以前から公表されていましたが、今回の新たな発表で、The Analysis of an Issue が廃止され、The Analysis of an Argumentの方が残ることが決定しました。

また、試験の順序が以前発表のものから変更され、AWA(Argument)終了後、ただちに新セクションであるIntegrated Reasoningが開始されることになりました。

詳細は、以下の公式サイトのページで紹介されています。

http://www.gmac.com/gmac/thegmat/nextgenerationgmatinfocenter/whats+changing.htm