◇ 2023年11月 【アメリカ・Smith College 小林如晏】Update #8
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◇ 2023年11月 【アメリカ・Smith College 小林如晏】Update #8
如晏の日記第8弾へようこそ。
もう11月ですね。早いです。
今日は少し寒めな秋(もはや冬の気分)の日で、Northamptonにある寮のリビングルームからこの第8弾の日記をお届けしています。
今日は年に一度のCromwell Dayという日で、深夜以外の授業はキャンセルされ、一日中色んなアクティビティが行われる日です。Cromwell Dayとは、Smith初の黒人卒業生である1900年卒のOtelia Cromwellと、Smith初の黒人教員であり姪である1940年卒のAdelaide Cromwellを称える日で、多様性、人種、Inclusion(良い日本語訳が見つからないです、、包括性?)について考え、学び、話し合う日です。
まず、私の一日について書きます。
朝7時45分に起きて、グルテンや特定の食材が食べられない人専用のDawesという食堂まで歩いて行き、他の4人の友人と朝食をとりました。その4人はGrace(グルテンフリー)、Alyssa(グルテンOK)、Lou(グルテンOK)、Eloise(グルテンOKだけどラクトスNG)です。いつも5人で集まるわけではないのですが、なんとなくお互いに知り合いで気軽に話せる人達です。とりとめのないことを話し、平和な時間を過ごしました。ラズベリーが美味しかったです。日本にももっとあって欲しいです。食に関しての新しい個人的な変化は、習慣として温かい紅茶を飲むようになったことです。楽しめる世界がもっと広がるといいです。
その後、午前10時からのワークショップに行き、学生達がキャンパスにおける社会的/気候的正義(Social/climate justice)と、どう改善できるかについて話し合いました。駐車場をすべて緑の遊び場に変えるなど、”非現実的” なアイデアを想像しました。今まで話したこともなかった人と、学校に関する真面目でありくだらない話ができたのは貴重な体験でした。
洗濯をして、Elianaとお昼を食べに行き、お互いの夏と今学期について話しました。その後、JMG(学校で一番大きなホール)に行き、Brittney Cooperの講演を聞きました。黒人学生で結成されたアカペラグループの演奏も感動的でした。音楽は、ダンス、笑い、芸術と並んで、国際的に通じる一種の言語だと思います。Cooper教授の話に戻ると、彼女はJoyがHappinessとは違い、Justiceのために戦うことがいかにJoyをもたらすかなどについて話して下さいました。私自身有色人種であるため、大半が白人の会場で彼女の力強いスピーチを聞くのはとても興味深かったです。表現しにくい多くの感情を抱きました。
講演の後は大学の美術館に立ち寄り、黒人学生クラブが選んだ黒人作品のギャラリーを見て、部屋に戻り、この近況報告を少し書きました。5時には黒人を中心としたダンサーのパフォーマンスを見に行き、Simoneと夕食を食べ、イベント用に料理(後で詳しく書きます)を作り、帰宅しました。
寮に帰ってきて時間を持て余していた時に、大学2年生の秋学期前半を振り返れていないことに気づきました。9月は学校の雰囲気に落ち着きながら、授業に慣れるのに必死で、10月は少し落ち着いたからか、あっという間に過ぎました。10月は思い出に残るような休日やフリスビーの遠征もあり楽しかったですが、授業や課題でとてもストレスフルでした。徐々にクラスメートとの距離が縮まってきているのは嬉しいです。ルームメイトのことももっと理解できるようになり、いい関係が築けています。一緒に部屋の掃除もします。また、Smithの伝統である、1年生1人と上級生1人(または2人)をマッチングさせ、上級生が数日間こっそりプレゼントを贈り、つながりを作る“Sib week” にも2回参加しました。まだよく知らない人のためにプレゼントを作ったり贈ったりするのは楽しいです。
フリスビー部では、現在Bチーム(Sola)に所属しているのですが、現キャプテン達が来学期海外に行ってしまうため、来学期のキャプテンに立候補することにしました。大きな決断でしたが、自分のコンフォートゾーンから抜け出し、リーダーシップを経験する良い機会になると思います。また後日近況報告します。天気に関しては、ハロウィンが終わるのを待っていたかのように、昨日(11/1)に初雪が降りました。今日は氷点下です。寒いです。綺麗な秋が長く続くといいのですが。。。
最後に、NYに日帰りで美術館(ニューミュージアム)に行った時の写真を添付します。久しぶりのNYで、わくわくした反面、忙しさに圧倒もされました。いつか、一週間かけてNYのすべての美術館を回りたいです。食べ物の写真は、毎週開催される「Soup Salad and Soul」という人生の様々なトピックについて話し合う会のために、友人と一緒に作ったランチです。味付け卵を作りました。みんなが料理を味わっているのを見て、やりがいを感じました。動物の写真は、ハロウィーンの昼休みにあった「Pet-a-pet Day」という学生や教授が仮装した動物達と触れ合えるイベントの写真です。癒されました。
この2ヶ月の日記はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。
この冬は12月25日から1月12日まで東京に戻ります。是非ご連絡ください。
2023年11月2日(木曜日)
小林如晏
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Joan’s Update #8
Happy November!
I, Joan, am writing this 8th update on a crisp fall (winter!?) day from my dorm living room in Northampton.
Today is Cromwell Day and classes (except for the night classes) are cancelled and we have various activities happening all day. Cromwell Day is when we “honor Otelia Cromwell, class of 1900, Smith’s first Black graduate, and Adelaide Cromwell ’40, Smith’s first Black faculty member” (Otelia Cromwell is the aunt of Adelaide Cromwell) and dedicate time and space for reflection and education about diversity, racism, and inclusion.
I will talk about my day so far.
I got up at 7:45 a.m. and walked to a dining hall house called Dawes (which is specifically for people allergic to gluten and other specific ingredients) and got breakfast with 4 other friends: Grace (gluten-free), Alyssa (gluten-tolerant), Lou (gluten-tolerant), Eloise (gluten-tolerant but lactose-intolerant). We talked about random things, and it was such a peaceful time. I loved the raspberry there. One new change for me is that I started drinking hot tea as a habit and I am enjoying it. I hope it broadens my world.
I finished laundry and met up with my friend Eliana to get lunch. We caught up about our summers and semesters. After that, I went to the JMG hall (the biggest hall on campus) for a ceremony featuring Brittney Cooper as the keynote speaker. The acapella group formed by black students also performed and it was beautiful. Music, in my opinion, is definitely an international language along with dance, laughter, and art. Back to the talk by Professor Cooper, she mentioned how joy is different from happiness, and how fighting for justice brings joy. As a person of color myself, it was very interesting to hear her powerful speech in a room full of white people. I had many emotions that were hard to express. I appreciated her thoughtful speech.
After stopping by the college museum to look at a gallery of artworks selected by the Black Students’ Association, I came back to my room, wrote a little bit of this update. Next, I went to see a dance performance by mostly black dancers (amazing), got dinner with another friend Simone, cooked food for an event (mentioned later), and came back home. I realized that I had not been able to reflect on the first half of my semester as a sophomore yet. October flew by. In September, I was trying to get settled and get used to my classes. In October, there were some breaks and some frisbee trips that were memorable, but I was very stressed with work and if I was doing well enough in my classes. Gradually, I got closer to my classmates and we have a better vibe now compared to the first day of classes. I understand my roommates better and we are establishing a nice relationship. (We clean our rooms together.) I also took part in 2 “sib weeks” which is a Smith tradition of matching one first-year student with one (or more) upper-class person and the older person gives presents secretly for several nights to create a connection. It was fun to make/give presents for someone I don’t know well yet.
For the frisbee club, I am currently in the B team (called Sola) and I decided to run for one of the captains for next semester because the current captains are going abroad. It was a big decision to make, but it would be a great opportunity to get out of my comfort zone and experience leadership. I will write updates on how it goes. Surprisingly, we got our first snow yesterday, as if it were waiting for Halloween to end. It was under zero Celsius today. Very cold. I hope the autumn season will last longer.
Lastly, I will attach some pictures from when I went to NY for a museum day trip (New Museum). It was my first visit to NY in many many years and I was excited but also overwhelmed. I wish I had a whole week to go to all of the museums. The food picture is something I cooked with my friend for a gathering?Soup Salad and Soul?happening every week where we discuss various topics related to life. I made really good flavored eggs and it was rewarding to see everyone enjoying the food we cooked. The photo of the animal is something I encountered on Halloween lunchtime called “Pet-a-pet Day” where students and faculties get to pet animals dressed up in costumes. They were very cute.
This is it for the past two months. Thank you for reading until the end!
I will be back in Tokyo from December 25th until January 12th so please let me know if you are available to meet.
November 2nd (Thursday), 2023
Joan Kobayashi
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◇ 2023年11月 【アメリカ・Lawrence University 八島拓越】アメリカの哲学界と文明
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◇ 2023年11月 【アメリカ・Lawrence University 八島拓越】アメリカの哲学界と文明
こんにちは!ローレンスに通っている八島と言います。
僕も4年生になりました。そろそろ卒業ですね。という事で今回はアメリカの哲学界と、文明のお話をしたいと思います。
アメリカの大学院は入学者選考の際GPAを非常に気にします。アメリカにおいては哲学の院といえば基本的には分析哲学(大まかに言って英米の国産哲学)をメインに教えます。逆に言えばそれ以外は教えません。皆が知っているであろうマルクス、サルトル、ハイッデガー、ヘーゲル、ニーチェ、フロイト等は基本的に無視されています。それら大陸派を習いたい場合キリスト系の学術機関に進学するしかありません。GPAは知性の反映ではありません。教授への従順の証に過ぎず、GPAの高い生徒(=従順な若い権威主義者)のみを受け入れて排他的に一つの学派を教えるという事は概観としては学部以降の哲学の専門教育がプロパガンダ・システムと化しているという事です。
この排他性、保守性は昨今の分析派のレベルを著しく損ねています。今日の分析派のレベルの低さは論じるに値しませんが、今回この話を持ち出したのにはきちんとした積極的な意図があります。柄谷行人はトランスリティークという運動を唱えました。それは複数のシステムを絶えず移動しながら批判して思考するという様な事です。これはとても直観的な事で、他のシステムに移動しなければそのシステムを本当に批判する事は出来ないという事です。アメリカや他の国に移動しなければ日本の姿をよく捉える事は出来ない、他の親を見てみないと自分の親のおかしさに気が付けない、他の学校に行ってみないと自分の学校の良さに気が付けない、、、これらは皆直観的な経験であり皆さんにも似た事が起きたのでは無いかと思います。単一のシステムに留まりながらそれを批判するというのはとても想像力が要る営みであり大半の人にはそれは出来ない。他のシステムに移動して始めて元居たシステムを相対化出来る、これは「経験を豊かにして多角的に物事を見る」というクリシェに他なりません。
日本は沢山の側面に於いてアメリカよりも圧倒的に文明のレベルが高い。これは留学経験者にとっては半ば明白ではないかと思いますが、日本の特殊性を考えれば上の話と合わせて容易に因果関係を導けます。日本文化は雑多です。アメリカから車、漫画、アニメを輸入し、中国やヨーロッパから哲学を輸入し、インドから仏教を輸入し、と基本的に輸入をメインに、それらが混じりながら地理的物質的条件に合わせて文明が発展しました。日本は今日宗教色が薄いのは明白ですが戦後天皇思想が去勢され、様々な文化の流入を許した事で近代的発展が急速に加速しました。天皇思想が強かった時期ですら蘭学、仏教、道教、神道などの雑多さが、地域や気候に合わせた文化の多様さがすでにあった。これはトランスクリティークの壌土が豊かであった事の証です。他の文化、システムに触れて受け入れる事で自己批判が促進され、他のシステムと交じりながら進展していく、それが今クールジャパンと呼ばれる物が発現する根拠となりました。アメリカの今の地位もまたそれに基づいている。二次大戦中ユダヤ人を受け入れる事でアメリカが世界の学問の中心になった、ヨーロッパが隣接する国々と抗争し影響しあいながら文化を洗練させていきそれが直接流入した、それに加えて資本主義はあらゆる文化(宗教、技術、価値、反資本主義すら含む)を受け入れる事が出来た為過去にない程の人類文明の飛躍をもたらした。これらは全て多様さが進歩を可能にした形ある証拠です。この記事の冒頭に戻れば、アメリカの今の哲学はシステム間の移動を可能にする環境を整えていないから目も当てられない程凋落している。クールジャパンは逆説的ですが日本性に固執しない事でもたらされた。これは文明論で、一般的ですが抽象的な議論では無い。皆さんの生活にも繋がる具体的な話であり、社会の方向、文明の傾向なんていうのは噛み砕けば一人一人の生活の態度と権力関係でしかない訳です。多様さが一人一人に他文化の良い所どりを強いる、自己批判を強いる。自己/単一のシステムに閉じこもる保守性が反動なのも又沢山の例で観て取れます。
パレスチナでは、イスラエルがパレスチナ人の赤ちゃんの首を切って体を燃やし、難民キャンプを爆撃し、イスラエル軍に殺された人の為の葬式を襲撃する。殺されている人達の大半はハマスとは関係がない事に留意して下さい。これは単なるネオナチ運動でありそれはアメリカによって強力に支援されています。アメリカは中東に軍備配置する事に躍起になっている為にイスラエルの膨張主義を支えて資材をどんどん注ぎ込んでいる (これは軍基地の下準備に他なりません)、イスラエルはそのバックアップを頼って民族浄化の動きを加速させている。断言しますがこれらの多様性排除は反文明に他ならない。上の文明論に則って戦争は否定される。多様性排除は人類の潜在的進歩の破壊であり、倫理を無視した人畜の暴力が人類の未来を破壊している。それを我々は許している。その「戦犯」には僕自身も含まれます。選挙権を持たない自分は政治的効力も持てないのに税金をアメリカに収める事でアメリカ=イスラエルの人殺しを支援している。日本はパレスチナを国として承認せずイスラエルは認めている。僕自身もネオナチを微力ながら支えている。僕は人類の発展の妨害をしている、倫理破壊を支えている。
皆さんにこの記事を宛てたのには明白な意図があります。アゴスに通っている皆さんの大半はアメリカを目指すのだと思うのですが、アメリカで生活するという事はどういう事か、逆に日本で生きるとはどういう事か。日本国民としてではなく世界市民としてアメリカという場所で、日本という場所でどう生きるのか。何も出来ないかもしれません。僕自身は無力です。今こうして思考して書いている事自体無価値でしょう。なので皆さんがこの記事を読む事も基本的には無意味かもしれません。しかし、では日本に帰って、アメリカに残って企業に就職して自分の幸せな生活を送る事にどれだけ価値があるのか。世界の他の場所では人が首を切られ、親が、子供が殺される中、自分一人お笑いを見ながら上手い飯を食って、良い家に住んで、高い車に乗って欲望するままにセックスに溺れる事にどんな意味があるのか。「大変だ」と嘆きながらお金稼ぎに躍起になる、そのような嘆きと苦しみに一体何の価値があるのか。
皆さんが海外留学する事の意義を、建前のレベルでは無く無意識―根幹のレベルで見つめなおして欲しい、そう願って今回の記事を書きました。海外に行くことでトランスクリティークが可能になる皆さんには是非普遍的な仕事を為して欲しいと、そして僕自身もまたそれが為せればよいと、大学4年目卒業前にして強く感じています。僕がアゴスで出会った他の生徒達は、昔そして今の自分自身は、僕が出会ってきた大半の人間は罪深い程に快楽主義的でした。皆さんの多くは大学を卒業しても大して成長せず快楽主義的なままなのかもしれませんが、この世界の激情を、そんな皆さんにも。
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◇ 2023年9月 【アメリカ・Smith College 小林如晏】Update #7
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◇ 2023年9月 【アメリカ・Smith College 小林如晏】Update #7
こんにちは、お久しぶりです!
如晏の日記#7へようこそ!
暑さに負けず、良い一週間をお過ごしになりましたでしょうか。前回の更新(#6は5月25日)からずいぶん時間が経ってしまいました。夏休み中は更新をしないと決めていたので、9月7日から授業が始まったのでまた始めます!
今日は主にこんな話題について書きます:
- 私の夏(約4ヶ月間)
- 2年生としてキャンパスに戻って感じたこと
- その他の考え
まず、私の初めての長い夏休みについて。
学校が終わった後、ボストンに移動し父と何日か過ごし、飛行機で日本に戻り(カナダで乗り換えをし)空港のwifiを使って一年生最後の課題を無事提出しました。成績も満足のいくものだったので、一安心です。
日本に帰るのがとっても待ち遠しく、9ヶ月ぶりに実際に帰ることが少し信じ難かったくらいです。結果的に、日本を再び楽しむには3ヶ月の長い夏休みは十分な長さで、アメリカの良いところや学校の友達がすこーしだけ恋しくなり始めたくらいでした。幸いなことに、私は家族やたくさんの友人(予想以上)に会え、何人か昔からの知り合いとも再会できました。大切な人たちと、十分ではなかったけれど、過ごすことができて感無量です。東京ばかりではなく、都会から離れて、自然を満喫できた小旅行も何回かしました。やはり日本という国はユニークで丁寧で複雑で、面白いな、と外の視点をもつ人間として思いました。
東京では、幸運にも小さなデザイン事務所でインターンをすることができ、素晴らしい人たちに出会いました。その事務所は書籍に関するデザインを多く扱っていたので紙について多くのことを学び、有名ファッションブランドとのコラボで大きなプロジェクトに貢献する機会を頂きました。また、母の黒いスーツを借りて、コンサートホールのスタッフとしても少し働き、小田和正さんなどのアーティストの生演奏を聴くことができ、ユニークな体験ができました。代官山の行き慣れたパン屋さん(ヒルサイド
パントリー代官山というお店で、パンだけでなく、新鮮な有機野菜やおいしいデリ、ワインやお菓子などの輸入品も売っている素敵なお店)のお手伝いも何日かし、色んな視点から日本の社会を垣間見ることができました。
お小遣いを稼ぎながら、ほとんどを食費に充てていました。Smithの親友の一人(Phoebe)に私の夏の写真を見せていた時に、私の写真の少なくとも3割が食べたものに関連していることに気がついたくらいです。沁みるほど美味しい日本食も食べましたが、外国の料理(中国、韓国、タイ、ベトナム、台湾、アメリカ、ギリシャ、イタリア、フランス、メキシコ、南アフリカ...)も食べていたみたいで、東京付近には日本食だけではなく、他国の素晴らしい料理を出すレストランが数多くあるんだな、と実感しました。私が食べた思い出深い日本食をいくつか添付します。
次に、Smithでの2年目について。
少し時間を巻き戻しましょう。8月26日の夜に日本を発った後、まずSan Franciscoに飛び、そこで友人や家族の友人たちと会いました。10時間飛んでも同じ日の朝10時に着いたのは不思議でした。
Berkeleyに戻るのはとても懐かしく、2012年に初めて住み始めてから10年以上経っていることが信じられないです。変わっているような、変わっていないような。静かな街が好きですし、蒸し暑い東京を経験した後のカラッとした過ごしやすい天気は最高でした。その後Bostonに飛び、家族の友人と1週間過ごし、東部のタイムゾーンに慣れました。O’Keefe一家ありがとうございます。Bostonでは父やBUに留学する高校の友達とも再会しました。授業が始まる2日前に寮に引っ越し、新しいルームメイトと会いました。以前のルームメイトとは何の問題もなかったのですが、新しい環境に挑戦することに同意しました。今はとても良い雰囲気で、快適に過ごせています。
2年生になった今、Smithのことをよく知っているような気もしますが、まだ良く知りません。新しい顔も見かけますが、後輩だと思いきや先輩だった人も沢山いるので、まだまだ知らない人がいっぱいいます。食堂の食事は、最初に来たときよりも魅力が減ったように感じます。不味いわけではなく、ただ繰り返されているように感じるからでしょうか。今ではそれを回避するコツを知っているので、1年間大丈夫だと思います。また食については今後の日記でアップデートしていきます。寮にクーラーがないことは学生の間で大きな話題になっていますが、すぐに冷さが私たちの不満になることを願っています。
最近では雨の日が続いていて、暑さはしのげています。最初の2つのクラスで、すでに何人か興味深い人々に会ったので今後が楽しみです。
すでに受けた授業は美術(ARS274)Projects in Installation とコンピューターサイエンス(CSC120)Object Oriented Programmingです。それぞれ9人と16人の授業でした。どちらの教授も授業にとても情熱的で、教える!というよりもフラットな関係性を望んでいて、親切な印象を受けました。私はSmithで出会う教授たちが本当に大好きです。
金曜日は、取る予定の授業はなかったのですが、初めの週のためどの授業にも顔を出すことができるので、哲学「Valid and Invalid Reasoning: 何から何が導かれるのか」、SWAG(Study of Women & Genderの略)「Gender, Law and Policy」を見てみました。取らないと思いますが、他の授業がどんな雰囲気なのか知れてよかったです。魅力的な授業はたくさんありますが、全部をスケジュールに入れることはできないのが悔しいです。家族や応援してくれる人達、Smithを勧めてくれた人たちに感謝します。もうすぐアルティメットフリスビーの練習(約2時間)に向かい、ポール・カラニティの"When Breath Becomes Air"(今学期初めて図書館で借りた本)を読んで一日を終えたいと思います。最近読んだ本でも、昔読んだ本でも、お勧めの本があれば教えてください。ジャンルは問わないです。
最後に、今頭にある考え達です。
なぜすぐに眠むらず、液晶画面を見たくなるのでしょうか。
なぜ猫はあんなに愛くるしいのでしょうか。
人とハグをするのはなぜ気持ちがいいのでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
良い一週間をお過ごしください。
#8もお楽しみに。
小林如晏
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Hello!
Welcome back to Joan’s update!
I hope you’re having a good week and tolerating the heat (if there is any in your region). It’s been a long time since the last update (#6 was May 25th). I decided not to do updates during my summer break, but I am starting them again because classes started today!
I will mainly talk about these topics today:
- my summer (almost 4 months long!)
- what it feels like to be back on campus (as a sophomore)
- other thoughts
First, my summer.
After school was over, I moved to Boston to spend some days with my dad and then flew back to Japan (with a transit in Canada) where I submitted my last assignment of the first year using the airport wifi.
I was super duper excited to go back to my home country, and I couldn’t believe it was actually happening. As a result, it felt like 3 months were long enough to enjoy Japan again and miss some things from the US. Fortunately, I met my family, a lot of friends (more than I expected), and reconnected with some people too. I got to spend time (not enough though) with people I value. I had some short trips to some rural areas where I was able to get away from the city and enjoy nature.
In Tokyo, I was lucky enough to do an internship at a design office and I met great people there, learned many things about paper (because they handled a lot of projects related to books), and got an opportunity to contribute to a big project in collaboration with a famous fashion brand. I also worked a little as a staff member at concert halls (where I got to listen to artists and got paid) wearing my mom's black suits. I also helped out a few days at the bakery in Daikanyama (called Hillside Pantry Daikanyama, it's a wonderful place that not only sells bread but also fresh organic vegetables, delicious delis, and other imported goods such as wine and snacks).
While earning some pocket money, I used most of them for food. Because why not? I was presenting to my good friend at Smith (her name is Phoebe) my summer pictures and it occurred to me that literally 30% of my pictures are related to the food I had. I definitely had some good Japanese food, but I also had a lot of foreign food (Chinese, Korean, Thai, Vietnamese, Taiwanese, American, Greek, Italian, French, Mexican, South African...) which was interesting to notice. Japan has numerous restaurants with amazing food, regardless of where the recipe originated in. I will attach some memorable Japanese food I had.
Next, about my sophomore year at Smith College.
I will rewind time a little bit. After leaving Japan on the evening of the 26th of August, I flew to San Francisco and met some friends and family friends there (it was cool that I flew for 10 hours and still gained 6 hours. It was very nostalgic to go back to Berkeley and I cannot believe that it has been 10+ years since I first started living there in 2012. I loved the quiet city, both changed and unchanged, and the weather was just great, especially after experiencing the muggy Tokyo weather. I then flew to Boston where I spent almost a week with a family friend (thank you very much, O'Keefe family) and got used to the Eastern timezone. I moved in 2 days before classes started, and met with my new roommates who are my friends. I didn't have any problems with my old roommates, we just agreed on trying new environments.
Now that I am a sophomore, it feels like I know this school quite well but not well enough. I see some new faces but some people turned out to be juniors and seniors, so I still have plenty of people to meet. The dining hall foods seem less appealing than when I first came on campus (not that it tastes bad, just seems repetitive), but I now know the tips to get around them so I think it will be alright. Having no air conditioner at night is a big topic among students but hopefully, the cold air will become our complaint soon enough. I have met some new interesting people in my first two classes already and I am excited to get to know them more.
The classes I have had so far are Studio Art (ARS274): Projects in Installation and Computer Science (CSC120): Object Oriented Programming. They each had 9 students and 16 students (including me). Both of the professors seemed very passionate about their classes, interactive, and nice. I really love the professors I meet at Smith.
Tomorrow is a Friday and I don't have any classes that I plan to take, but since I can just show up to any class, I am planning on going to Philosophy "Valid and Invalid Reasoning: What follows from what?", SWAG (stands for Study of Women & Gender) "Gender, Law and Policy", and Landscape Design "Visual Storytelling: Graphics, Data and Design" (which I was planning on taking). So many classes that seem intriguing, but I cannot fit them all into my schedule:( I am so privileged to have a concern like this. Thank you to my family and people who support me and people who have suggested Smith to me. I will soon head to my frisbee practice (2 hours) and end my day by reading the book "When Breath Becomes Air" by Paul Kalanithi (my first book borrowed from the library this semester) because I want to read more books this year. Please let me know if there are any books you have read, recently or a long time ago, that you recommend. All genres are welcome.
Finally, some lingering thoughts.
Why is it so hard to sleep right away and not look at your screens? Why are all cats (it will soon be all animals) so lovable? Why does it feel so good to hug someone?
Thank you for reading until the very end.
Sincerely,
Joan Kobayashi
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◇ 2023年3月 【アメリカ・Smith College 小林如晏】Update #6
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◇ 2023年3月 【アメリカ・Smith College 小林如晏】Update #6
気づけばもう3月末です。正直時の流れが早すぎて怖いです。
こんにちは、お久しぶりです。日記#6へようこそ。How are you?
突然ですが、アメリカで生活していてよく思うのは、“How are you?” と息をするように聞かれ、“I'm good, how are you?” と答えると、ほとんどの場合“I’m good, thank you.” で終わることです。最初はこれに慣れず、とてもぎこちなく感じていました。今は少し慣れてきましたが、それでも会話をしていないような気がしてあんまり良い気はしないです。台本のセリフを読んでいるような、指示に従っているような感覚になります。なのでもし誰かに“How are you?” と質問されたときには、その瞬間に感じていること、なるべくユニークなことを答えようと努力しています。
最近の私の近況をいくつか挙げてみたいと思います。春学期が始まってから、主に3つのこと(先週行ったフリスビー旅行、これからの数年間のこと、学期が終わった後の夏のこと)を考えていました。
フリスビー旅行:
私のフリスビーチームは、High Tideという大会に参加するために、South Carolina州のMyrtle Beachに1週間ほど行ってきました。車で行き(片道14時間、途中1泊)アパートの1フロアで6泊しました。6つの部屋に36人以上の人がいたので、想像できるようにとても窮屈でした。暖かいシャワーを浴びることができたのは1回だけで、他は極冷か軽く冷たいシャワーでした。大会ではチームとして良いプレーができました(他チームは酔っ払っていたり、競争というよりはフリスビーを楽しむ雰囲気の大会でした。)チームメイトの新しい一面を知ることができたり、一緒に料理を作ったり、たわいもない話をしたり、ビーチパーティーをしたりしました。密着していたため、社会的にも肉体的にも疲れましたが、間違いなく忘れられない経験でした。
次の数年:
3年生の時に(1年または1学期)海外に応募するかどうか考えています。アメリカ事態がもう海外だし、Smithの授業料を払うことになるので、真剣に考えないといけないです。しかし交換留学生として全く違う文化の国の大学に行くことに興味はあります。他には、次のセメスターの登録が迫っているので、Studio Art をmajorにするのか、minorにするのか、それとも他のことをするのか、考えています。そして卒業後のキャリア・・・考えなければならないことが山ほどあります。
次の夏:
今学期が終わったら日本に帰るので、もう既にワクワクしています。家族が恋しい。日本も恋しい。友達はもう大学2年生になるらしいです。直接会うのがやっぱり楽しみです。アメリカにいることで日本の良いところと悪いところが見えてきているので、新しい視点から日本を観察・体験するのが楽しみです。今、桜が美しいと聞いているので、逃したのが悲しいです。また、WBCで世界一になったこと、誇らしいです。あともちろん、食べ物も恋しいです。帰る心の準備はできています。
今回は、最近の写真に加えて「Art & Design: Future Beyond Capitalism (資本主義を超えた未来)」という美術の授業で知った、「世界観」の作り方に関するポッドキャスト(N.K. Jemisin's master class in world building|The Ezra Klein Show) へのリンクも添付したいと思います。
N.K. Jemisin が執筆時にどのように世界を作っているかが語られていて、1時間25分のポッドキャストとは思えないほどの期待以上の内容です。お薦めです。
https://www.youtube.com/watch?v=I6xyFQhbsjQ
写真:
“bgame” は、私たちのバスケットボールチーム(Division III)のスコアボードで、今回地域のチャンピオンになり、全米のトーナメントに進出し、Historically women’s college (*なぜこのような言い方をするのかは#1で説明しています) として初めてアメリカのファイナルフォーになりました。とても誇りに思います。“Sunset”と“sand”はフリスビーに行った時のものです。
“Dinner”は、Smithの通常の夜ご飯(チーズキッシュ)です。“Sushi”は、Smithのカフェの1つでランチ用に注文できる寿司のパックです。毎日30秒足らずで売り切れるくらい競争率が高いです。味はまあまあです。
今回はここまでです。今月も残り少ないですが、体調にお気をつけてお過ごしください。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
2023年3月25日
小林如晏
Bgame
Sand
sunset
dinner
sushi
先に英語で書いているので英語バージョンも以下に添付しておきます。
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Joan’s Update #6
Hello, long time no see. Welcome to update #6. How are you?
One thing I think about a lot in the U.S. is that people ask “How are you?” like they breathe and people answer “I’m good, how are you?” which most of the time ends with “Good, thank you.” At first I was very not used to this and found it very very awkward. Now I am a bit more used to it, but it still makes me uncomfortable because I feel like we are not evenhaving a conversation. It feels like we are just reading lines from a script, following the instructions. I have been trying to answer something unique and something that I am feeling at that moment when somebody asks me that question.
Anyways, I would like to list some things that I have been up to recently. Since the spring semester has started, I have been thinking about the frisbee trip I went to last week, about my next few years, and definitely about the summer since I am going back to Japan once the semester finishes.
Frisbee Trip:
Our frisbee team went on a week-long trip to Myrtle Beach in South Carolina to attend a tournament called High Tide. We drove there (14 hours drive one way with a night in between) and slept in one apartment floor for 6 nights. There were 36+ of us in 6 rooms so as you can imagine, we were very squished. I only got one chance to take a warm shower, and the others were cold or mildly cold. We played well in the tournament (it was a very chill, non-competitive tournament where other teams were drunk etc.) It was very restless but very fun! I got to know some new aspects of my teammates, we cooked food together, we shared stories, went to the beach and partied, and enjoyed frisbee! I was socially and physically tired but it was definitely a great experience.
Next few years:
I have been thinking about whether I want to apply to go abroad (either one year or a semester) in my Junior year. This is already abroad, and I will be paying the tuition for Smith, so I will have to think about it seriously. I do have interest in going to another country’s college as an exchange student. Also, I am considering if I want to major in Studio Art or minor in it or something else since the next semester’s registration is coming up (already.) And my career after graduating… So many things to think about!
Next summer:
I am already excited to go back to Japan once this semester ends. I miss my family, and I miss Japan. My friends will be in their second year of college already, and I get to meet them in person. I have been noticing the upsides and downsides of Japan, and I cannot wait to try out my critical lenses to observe the country from a new perspective. I heard the cherry blossoms are beautiful right now, and I am sad that I missed it. Oh and also, Japan became the WBC champion which is such a pride. And of course, I miss the food. I am so ready.
Also for this update, I would like to attach some of my recent pictures and a link to a podcast about world building (N.K. Jemisin’s master class in world building | The Ezra Klein Show) which I got to know through my Studio Art class which is called “Art & Design: Future Beyond Capitalism.” It talks about how N.K. Jemisin creates her world when writing and it was way beyond what I expected from a 1 hour 25 mins podcast, and I really recommend it.
https://www.youtube.com/watch?v=I6xyFQhbsjQ
Pictures:
“Sunset” and “sand” are from my frisbee trip. “Dinner” is a regular dinner (cheese quiche) at Smith. “Sushi” is a pack of sushi that we can order from one of Smith’s cafes for lunch. It is very competitive that it sells out in less than 30 seconds every day. Lastly, “bgame” is a scoreboard of our basketball team (Division III) who became regional champions and then became the first historically women’s college to be the Final Four of America, which is a great deal. I am so proud of our team.
Thank you again for reading until the end!
I hope you have a great rest of the month.
January 26th, 2023
Joan Kobayashi
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◇ 2023年1月 【アメリカ・Smith College 小林如晏】Update #5
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◇ 2023年1月 【アメリカ・Smith College 小林如晏】Update #5
明けましておめでとうございます。
Joan’s Update #5 です!
2023年は、毎週(できれば毎日)新しい行動・考え方を試してみたいです。また、一貫性のある人間でいたいです。
お正月を家族と離れて過ごすのは初めてでした。
とても不思議な感じで、寂しかったです。
しかしテクノロジーの偉大な力のおかげで、家族や友人と気軽にFacetimeをすることができたので、心細さは減りました。改めて、数え切れないほどの人々が私と話してくれ、私を支えてくれていることを実感しました。とても感謝しています。
私はお正月が好きなんだと気付きました。
連絡の取れなくなった人たちともう一度繋がることができ、連絡を取り合っていた人たちには、そこにいてくれることに感謝することができるの機会だからです。
今年は実際の年賀状を送ることができなかったので、オンラインで友人や家族にデザインしたカードをいくつか送りつけました。普段年賀状は両者が一方的に送るものなので、オンラインで送ると返事(特にカードについてのフィードバック)をもらえるという点でも嬉しかったです。
もう一つ面白い発見は、時差を過去一番で感じたことです。日本が14時間(サマータイム中は13時間)進んでいることは分かっていましたが、自分がまだ12月31日の午前10時なのに、2023年にいる日本の友達に「あけましておめでとう」と言うのはとても変な感じでした。
地球の広さを感じました。
日々、「非」自然災害と闘っている地球。
今年のもう一つの目標は、特に自然に対して利己的にならないことです。そして、自然に感謝し、自然を優先することです。私の最初の一歩は、部屋に置いてある植物を枯らさないようにすることです(今のところ、丈夫で健康そうです。)
1月8日、19歳の誕生日。この日も、周りの人に感謝する日。
この10数年、ずっと誕生日の日には学校があったので(慶應はいつもこの日が新学期開始日だったので)、学校がないのはとても不思議な気分でした。当日は家族や友人とFacetimeをしたり、オンラインでやりとりをしたりして、リラックスした一日を過ごせました。
Smithの友達と街に出て(誕生日の人だけが無料で食べられるサンデーを食べ)普通の、でも非日常的な穏やかな一日を過ごしました。少しは寂しさを感じたけれど、それも経験のうちだと思います。来年の誕生日は成人式の日だと思うので、日本で家族と友達と特別な新年を過ごすことになるのでしょう。
冬休み
12月20日から1月25日までという一番長い冬休みでしたが、友達やお父さんに会ったりして、全体的にとてものんびりした時間を過ごすことができました。多くの友人が私を家に迎え入れてくれて、とても親切にしてくれました。泊めてくださった人たちに改めてお礼を言いたいです。おせち料理を少し食べたり、寿司やうどんなども食べたりしました。スキーには行けませんでしたが、アイススケートとテニスをし、どちらもとても楽しい思い出になりました。
そして、今日からSmithでの2学期が始まりました。
みんな生徒が学校に戻り、食堂が賑やかで騒がしい日常に戻りました。長い間会っていなかった多くの友人に会い、お互いの冬休みについて話し合いました。これから毎日早起きするのは大変ですが、早起きしていろいろなこと(日記を書いたり)するのは気分が良いの
で嫌いではないです。
今日は美術史のクラス(履修しようとしているところです)と哲学+デザインのクラスがあり、フリスビーのチームメイトの一人もこのクラスに入っていることがわかったので幸先良いスタートです。このような小さな偶然が、特別なものを生み出すと信じています。私の履修科目については、#3に詳しく書いてあります。
今学期はとても忙しく、あっという間だと思うので、数ヶ月の間に吸収できることは何でも吸収し、自分からチャンスを掴んでいこうと思います。#6は1ヶ月以内に更新するつもりですが、更新できない場合は、勉強・サークル・アルバイトに打ち込んでいると考えてください。
2023年1月26日
小林如晏
先に英語で書いているので英語バージョンも以下に添付しておきます。
Joan’s Update #5
Happy (belated) New Year!
In 2023, I would like to try new activities/ways of thinking every week, preferably every day. Also, I want to be able to be a consistent person.
For the new year’s day, it was the first time to spend the new year's season away from my family. It was very strange.
However, thanks to the great power of technology, I was able to do Facetime with my family and friends. I am so grateful for the countless people who are willing to talk to me and support me.
I realized that I like new year’s day.
It’s a great opportunity to reconnect with people who you have lost touch with, and also thank the people who you have been keeping in touch with for being there.
I couldn’t send an actual new year’s card (Nengajo in Japanese) this year, so I sent some drawings online to friends and families. It was so nice to hear back from them, especially compliments about the designs (since usually you send Nengajo one way at the same time so it is just received and rarely discussed.)
Another interesting discovery was that I felt the time difference more than ever. I always knew that Japan was 14 (or 13 for summer time) hours ahead of me, but it was so weird to say “Happy new year” to my friends when it was still 10am on December 31st for me.
I felt the vastness of the planet we live on. The planet which is struggling with “un”natural disasters on a daily basis. Another goal for this year is to not be selfish, especially towards nature. And appreciate nature and prioritize them. My first step is to try to keep my plant in my room alive (so far, it is looking strong and healthy.)
January 8th. 19th Birthday.
Again, the day to thank people around me.
I have had school for the past 10+ years (since my birthday was always the day the new semester starts for Keio,) so it felt so weird not having school. I spent a relaxing day with several Facetimes and texts from my friends. I went out to town (to get the free sundae only for birthday people) with my friends and it was just a normal, though extraordinary, calm day. I did feel a little bit, but I think that’s part of the experience too. Next year, I will probably be spending time in Japan for my 20th birthday (which is supposed to be the big day for my grade since it is the coming-of-age celebration day.)
Winter Break
It was the longest winter break (from December 20th to January 25th.) I was able to spend a very relaxing and special time overall, seeing friends and my dad. Many friends were super kind to have me over. I again want to thank the people who had kindly accompanied me. I had a little bit of Osechi, traditional New year’s Japanese food, and more Japanese food such as sushi and udon. I wasn’t able to go skiing but I went ice skating and played tennis which was both so much fun.
And yes, my second semester at Smith started today.
Everybody was back in school, and the dining halls were back to its busy and noisy routines. I met many friends I haven’t seen for a long time and we caught up. It felt nice to be fully back again. It will definitely be hard to wake up early on a daily basis but it does feel good to be up early and do a lot of things like write in a journal.
I had an Art History class (which I am trying to get into) and a Philosophy + Design class which I found out that one of my teammates from frisbee is also in. I believe that such little coincidences create something special. More information about my courses are mentioned in #3.
I believe that this semester will be very busy and fast, so I will try to absorb/attend anything I can in the few months. I will try to update sometime in less than a month but in case I don’t, please think that I am studying and committing to my clubs and part-time job.
Thank you again for reading until the end!
January 26th, 2023
Joan Kobayashi
3 of my new year cards
A pretty ice skating rink in Stowe, Vermont
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◇ 2023年1月 【アメリカ・Boston University 元木都乃】#4 Freshman Fall ~1年・前期~
◇ 2023年1月 【アメリカ・Boston University 元木都乃】#3 渡米&入寮 ~緊張~
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◇ 2023年1月 【アメリカ・Boston University 元木都乃】#3 渡米&入寮 ~緊張~
今回は渡米エピソードと、大学へのMove-In (入寮) についてお話します!
日本の家、家族や友達、早稲田やバイト、自分が大好きだったことに全て一旦「お別れ」を告げ、ボストンで新しい生活をスタートする為に渡米したのは2021年8月22日でした。自分の部屋にある殆どの洋服と物を4つの大きいスーツケースにパンパンに詰め日本を後にした日の緊張感は、今でも思い出すだけでソワソワします (笑)。
コロナ時期の成田空港はマスクをした人たちばかりで、普段だったらワクワクする空間が、どこか冷たく寂しい空間に感じました。姉は部活の遠征でしたが、両親がボストンまで最初の1週間は一緒に来てくれました。(アメリカでは大学に入寮する際、家族が一緒に来てくれることが多いです。) 合計約15時間のフライトは、今でも毎回そうですが、同じ体勢で座っているのが辛くお尻や背中が痛くなるし、足が浮腫んでスニーカーがキツくなります (笑)。そんなフライトの中、少し仮眠をとったり数本の映画を観たりして過ごしました。
乗り換えのあったシカゴ・オヘア国際空港でまず入国審査がありました。I-20 Form (大学から非移民学生に発行される入学証明証)やF-1 Visa (正規学生用の4年間ビザ)などが厳重に審査され、“Who’s paying your tuition (学費は誰が払っているのか)?”とか“What are you going to study (何を勉強しに来たのか)?”とか、「それって入国に関係あるの?」と一瞬考えさせられる様な質問をされたので、何故だか入国を疑われている国際スパイの様な気持ちになり、意味不明な動揺をしながら平静を装い答えました (笑)。
ボストンに着陸すると、両親と泊まるホテルに一旦荷物を下ろし、3人で散策がてらキャンパスまでタクシーで向かいました。キャンパスに着くと、私と同じような新入生が涙目で家族にハグでお別れしているのが見えて、まるで映画で観るようなシーンだなと思い眺めながら、「あ、でも数日後に私もああなるんだ。」と我に返り緊張しました。
キャンパスの第1印象は主に、1.「キャンパス大きすぎ」、2.「 都会だけど結構自然あるんだ」、3. 「赤レンガかっこいい」でした。上の写真だと、中央より少し右上にある△マークあたり~右手前の建物まで全てキャンパスの1部で、写真に写っていないだけで本来はこの2倍くらいあり、公共のバスや電車が通っています。よく日本ではキャンパスを囲う壁があるイメージですが、BUは完全に街の1部なので、そこら辺を歩いている人が学生や教授なのか一般人なのか分からないこともあります。
その日の散策を終えると、両親とホテルのエリアに戻って、1週間程そこで過ごすための食材の買い出しや入寮に必要な生活品の調達をしました。その1週間の残りは、ボストンの街を一緒に歩き回ったり、携帯のキャリア契約や銀行口座の開設など、新しい生活での本格的な準備をしました。銀行では4年間分の生活費を一度に入金したので、担当者に“Are you gonna use all this (これ全部使うの)?”と聞かれ、アメリカのカジュアルさに笑っちゃいました (笑)。
入寮をし大学側とチェックインすることをmove-inと言いますが、move-inの数日前に両親に「俺ら/私達がまだボストンにいる間に、まず1人で寮で一夜を過ごしてみな。」と言われ、「ほんとに言ってる?笑」と内心思いながら、今後同じフロアの人達と共有するであろうシャワールームを使ってみたり、シーツも布団もまだ無いままベッドで寝てみたりしました。「こんな感じなんだ。」と思いながら、現実味が増してきて正直寂しかったです (笑)。
数日後、両親に手伝って貰いmove-inをしました。両親のスーツケースまでもを使って詰めた洋服や生活品を収納したり、ベッドメイキングをしたり。私は1人部屋だったのでルームメイトはいませんでしたが、隣の部屋の人に“Hi, I’m your neighbor (隣人ですよろしく)!”という感じで挨拶をしに行ったりもしました。その日の昼は両親と寮のダイニングホールで試しに食事をし、「日本とはやはり見た目も味も違うね。」と3人で再確認しました (笑)。その夜は両親とホテルに泊まり、翌日の入学式に備えました。
入学式当日、式の為に配られた赤いBUのTシャツを着て、Marching band (鼓笛隊)の後にゾロゾロと並び他の新入生と一緒に会場に向かいました。自分の子供の写真を撮ろうと必死な親達がiPhoneやカメラを構えていて、オリンピックから帰国した選手達がパレードで手を振って歩くような光景でした。私の両親を見つけた時はすごく嬉しかったです。小学校の運動会で両親を見つけた時の興奮と同じ
でした (笑)。会場では、学長、学部長、alumni (卒業生) 代表などのスピーチを聴き、校歌を歌って閉式となりました。
両親と過ごせる最後の夜は、素敵なレストランで食事をしました。緊張で喉に食べ物があまり通りませんでした。目の前で両親が相変わらずたわいもない会話をして笑っているのを見て、家族と一緒に過ごせる時間というものが、どれほど素敵なことであるか改めて感じさせられました。これを書いている今も思い出すと涙が出てきます (笑)。
翌日、両親と一緒にランチをした後、私の寮の前でお別れをしました。父親は「またすぐ帰ってくるんだから大丈夫だ。」と笑顔で言い、母親は「無理しないで頑張るんだよ。愛してるよ。」と涙目で言いました。「じゃあ俺らはもう行くからな。大丈夫だな?」と言い、両親は寮を後にしました。寮の部屋に戻ると少し涙が出ましたが、「こうなったらやるしかない」と振り切って覚悟をした瞬間でした。
今振り返ると、あの時感じた緊張感や寂しさがものすごく懐かしく感じられます。人によって寂しさの度合いは全然違いますが (笑)。親元から離れるのは高校留学で経験しましたが、大学ではホストファミリーがいる訳でもないので「1人で考えて行動する力」が毎日鍛えられている気がします。食事、健康、睡眠、勉強、掃除、人間関係、お金や時間の管理など、他にも有りとあらゆるものが全て自己責任なので、自分と向き合う時間が本当に増えました。去年のこの頃と比べると自分でも成長したなとは実感しますが、今でも一杯一杯になって心に余裕が無くなる時もあります。今後はそういう時の忍耐力、継続力、切り替える力、冷静を保つ力を課題として頑張っていきたいです。
次回は1年目の1学期について共有しようと思います!
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◇ 2023年1月 【アメリカ・Boston University 元木都乃】#2 合否発表から渡米まで ~心の準備~
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◇ 2023年1月 【アメリカ・Boston University 元木都乃】#2 合否発表から渡米まで ~心の準備~
今回は、合否発表~現在通うBoston University (BU) に決めるまでの過程、また渡米前までの日本での学生生活について共有しようと思います!
出願大学から合否が来たのは 3月頃でした。BUからの通知はかなり最後の方でした。ちなみに現在BUでは専攻をAdvertsing/広告に途中で変更しましたが、出願時はBU含めほとんどの大学に国際関係 (IR)を専攻として出願しました。
合格を頂いた大学のうち、最後まで悩んだのはBU、UC San Diego、George Washington Universityの3校でした。IRを学ぶにはどこも良い大学でしたが、最終的にBUに決めたのは学問的要因よりも主に、1. 都会に位置すること・治安の良さ、2. 留学生の多さ (全体の25~30%)、3. 人種の多様性、4.Student-Faculty Ratio (11:1)、5. 国内外での知名度・ランキングです。最初からなんとなく気持ち的にはBUに傾いていましたが、最終的な決断をするまでに、両親、AGOS、知り合いなど、多くの方に相談しました。
入学する大学を決める事をcommitと言うのですが、commitするまでの期間、合格校からメールが大量に届き始めます。内容は大体、“Here is why we are a good fit for you!”とか、“We can’t wait for you to be here!”とか。まだその大学にcommitもしてないのに、いかにもしたかのようなメールばかりでした(笑)。メール以外にも、ステッカーやグッズを国際郵便で送ってくる大学もあり、どこもかなりマーケティングに気合が入ってるな、と言う感じでした (笑)。
Commitする学校を決めたら、まずは数百ドルのdeposit fee/入金手数料を期限内に支払います。逆に、合格をお断りする事をdeclineと言いますが、そうした大学には、declineメール又はMy Portalと呼ばれる、出願時に各大学から登録が求められるマイページを通じて、大学側に意思表示をします。大体これらの期限は5~6月なので、考える時間は十分にあります。
前回の記事で、国内外併願したとお話ししましたが、私は8月末の渡米までの期間、1学期間だけ早稲田大学・国際教養学部 (SILS) に在籍しました。SILSでの履修科目は、国際関係 (IR) 、ビジネス、経済、ライティング、中国語でした。そこでの発見としては、私が初め興味を持っていたIRは「私には少し違う」と感じたことです。「世界情勢に対する関心」と「学問分野としての興味」は、私にとって別物であることを知りました。もちろん、人によります。BUでもIR専攻の予定だったので、渡米前にそれを知ることが出来たのは貴重でした。
学問以外では、姉の影響からウィンドサーフィンに興味があり、鎌倉での試乗会に数回参加しましたが、渡米時期の問題等があり入部は断念しました。大学以外では、私はカフェで週3~4の頻度でアルバイトをしていました。高校ではバイト禁止だったので、働くことが非常に新鮮だったし、年齢を超えて素敵な仲間たちに出会えたので最高でした!
そんな日本の大学生活を始めてから数ヶ月した6月中旬頃、気持ちに変化がありました。Gap year制度を使って、BUへの入学を1年間遅らせようと考えました。理由は主に、1. まだ心の準備が出来ていない、2.日本での大学生活 をもう少し楽しみたい、でした。今考えると、どちらも感情的な理由ですね(笑)。BUにはgap year申請を提出したのですが、個人的な問題で申請は通りませんでした。「あと1年は日本にいられる!」と期待していた上、ちょうど大学やバイトで仲間もできて1番楽しい時期だったので、急に渡米が2ヶ月後になり、「こんなにも充実した今の生活を自ら手放すのは辛い。」と感じました。
アメリカの大学は卒業するのが大変で、中には精神的に追い込まれる人もいると聞いていたので、海外大受験で既に相当な負担だったのに、いざアメリカに行ったら私はどうなるのだろう、と不安でいっぱいでした。それが理由で、BUに入学せず早稲田に残ることも1度は真剣に考えました。メリット/デメリットを書き出したり、リサーチをしたり、様々な人の話を聞いたり、本当に色々しました。短期間に気持ちが揺らいでばかりで、勇気が持てない自分が悔しくなって泣いたり、気持ちが落ち着かずまともに寝られない日もありました。
最終的に「やっと掴んだ夢を自ら手放すのは一生後悔する。ダメだったら帰ってくればいい。」という結論に至り、2ヶ月後の渡米を決めました。その翌日、自分が後戻りできないよう、早稲田には退学届を提出しました。シンプルに聞こえるかもしれませんが、当時は相当考え込みました (笑)。ですが、あれだけ考えて決めた道なので1ミリも後悔はありません。
よく周りから、「よくそんな簡単に1人でアメリカ行けるね」とか「ノリノリで行ったんでしょ」とか言われますが、全くそうではありませんでした。私が詳細をあまり語らないのもありますが、正直ものすごく不安でした。高校での異文化交流的・言語習得的な留学とは異なり、海外大進学では英語がネイティブの生徒たちと同じ土俵で単位の為・卒業の為に戦うので、「留学生なんです」なんて言い訳は通用しないです。今でも絶対に気が抜けないです。だからこそ、気持ちが上下することはあります。ですが最近は、「不安に呑まれて弱気でいちゃダメだな。自分を1番に信じてあげなくちゃ。」と思うようになりました。
長くなりましたが、今自信を持って言えるのは、飛び込んでみて本当に正解だったと言うことです。安全地帯から出て自分に負荷をかけてみないと、本当の自分を知ることは出来ないと知りました。いざとなったらやっぱり本気で頑張る自分だったり、心配事の大体は起こらないということだったり (笑)。この記事を書いている2年目の今も、「私は挑戦の真っ只中なんだな」と日々感じます。今、受験や渡米に不安を感じている方がいたら、You’re just gonna be fineと当時自分に言えなかった分、私が皆さんに言いたいです。一緒に粘り強く頑張りましょう!
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◇ 2022年12月 【アメリカ・Boston University 元木都乃】#1 海外大受験のきっかけ・受験エピソード
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◇ 2022年12月 【アメリカ・Boston University 元木都乃】#1 海外大受験のきっかけ・受験エピソード
初めまして!Boston Universityのsophmoreの元木都乃です。年末といえば海外大受験のラストスパートの時期なので、私の体験を思い出して記事にしてみました!
大学に入学する前、私は都内の私立女子校に通っていました。小中高一貫だったため「受験」をしたのは小学校受験以来初めてでした。海外には両親の仕事や家族旅行などで短期間で訪れたことはあったものの、それを除けば完全に日本での「純ジャパ」生活でした。
毎週が以前より早く過ぎているような気がします。ほとんどのクラスが最終章に入っていて、期末テストのの雰囲気が徐々に近づいています。学期始めは「知らない人」だったクラスメートと少し親しくなれたのが最近の嬉しいことです。
その様な生活に転機が訪れたのは、高校1年の時です。姉が高校でアメリカに1年留学をしたのを機に、私も彼女の背中を追う様にして高1で留学をしました。当時は、単に中高の英語が得意なレベルだったので、実際に1日英語喋りっぱなしの留学生活は慣れるまで辛かったです。ですが、帰国する頃には大体の日常生活のlisteningやspeakingは出来る様になっていたと思います。
高校での留学が終わり、日本に帰国したのは高2の7月です。その頃、私の高校では大学受験準備が既に始まっていて、受験塾や補講クラスを取っている友人が多かった感覚です。そんな中、私が本格的に大学受験を考え始めたのは8月でした。当初は「学業に1年のギャップがあるのに今から一般受験はきつい。」という単純な考え方で、国内の私立大学のAO受験のみを考えていました。担任にはハイリスクだともちろん反対されましたが(笑)。
しかしその夏、たまたま母親の友人でアメリカの大学を卒業した方と話をする機会があり、海外大学に憧れを抱く様になりました。それから海外大受験塾を探し、AGOSと出会いました。AGOS入校時のTOEFL模試は77点で、留学帰りのノリのお陰ででspeakingだけは良かったです(笑)。ですが、初めての本試験はさらに低い68点からのスタートでした。こんなレベルから本格的なTOEFL対策が始まりました。当時私は、対策し始めたばかりにも関わらずすぐに結果を求めるタイプで、1ヶ月~2ヶ月に1度の頻度で本試験を受けてはスコアが伸びずよく落ち込んでいました。スコアも気持ちもローラーコースターみたいでした(笑)!
この様な感じでTOEFL対策をしながら、高2では他にも部活、課外活動、GPA維持/向上、SAT対策など全て同時に行っていたので、かなり多忙だったと思います。しかし、高2もほぼ終わるという2月末にコロナのパンデミックが始まり、部活は活動停止、授業も全てオンラインに変わりました。春休みと高3の新学期は自粛生活でしたが、先程メンションしたことに加え、国内AO受験、アメリカの大学調べ、出願エッセイ対策が本格的に始まりました。
等身大の話を共有したいので話しますが、TOEFLは高2が終了する前に100点を超えることが目標でしたが、3月末時点ではまだ85点でした。その後もほぼ毎月本試験を受け続け、やっと7月に104点が出てました。1年という長期戦からの開放と安心から、涙が止まらなかったのを覚えています。私にとってTOEFLはかなりのプレッシャーで、精神的に負担だったので、もう2度と受けたくないと思った瞬間
でした(笑)。ですが、辛い時には「今頑張って後悔はない、必ず結果はついてくる。」と自分に言い聞かせて、地道に英語の勉強をしていました。
ちなみにSATに関しては、コロナの影響で大体の大学はoptionalになっていましたが、高2の頃から対策をしていたので、高3で3回とも全て受験しました。ですが、最終的に1370点までしか届かなかったので、SATが必須の大学以外にはスコアは提出をしませんでした。ただ、英語のレベルアップには欠かせなかったと思います。
高3の夏休みからは高校の授業は無かったので、国内外併願に向けた本格的な準備が始まりました。主にしていたことは、奨学金の出願(柳生)、国内AO受験(上智国際教養学部、早稲田国際教養学部)、UC application essays、Common Application essays、supplemental essaysです。結局、唯一出願した柳生奨学金とはご縁がありませんでしたが、本来であれば複数の奨学金団体に出願するのが理想
です。私の場合、JASSOの大量な項目をやり遂げる時間が足り無かったので、前々から準備を進めておくことが本当に重要だと思います。
今から丁度2年前と考えると時が経つのが早くて驚きですが、この時期最終的に出願したアメリカ大学の数は20校程です。Safety: Range: Dream校の割合は1:4:5くらいで、Liberal Arts: State: Privateの割合は1:6:3くらいです。Ivy Leagueには1校も出願しませんでしたが、人生1度限りの経験なので、思い出として出してみれば良かったです(笑)。出願した内、3~4割はacceptedでしたがその他はwaitlistedまたはrejectedでした。Admission officeからメールがくる度に、手に汗を握りながらdecision letterを開いていたのが懐かしいです。
今こうして海外大受験を振り返ると、もう1度同じことをやれと言われたら正直泣くと思います。ですが、それだけ自分と向き合い、本気で頑張ることが出来たことに変わりはありません。AGOSの皆さんや家族をはじめ、全力で私を信じて応援して下さった方々がいなければ、今日の私はいません。ですが、最終的に頑張るのは受験者である自分なので、勉強量や方法、生活リズム、やる気など、自分にあったものを見つけ、誰よりも自分を信じて踏ん張り続けて欲しいです。You’ve Got This, Hold On Tight!
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◇ 2022年12月 【アメリカ・Smith College 小林如晏】Update #4
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◇ 2022年12月 【アメリカ・Smith College 小林如晏】Update #4
お久しぶりです。小林如晏のUpdateの時間です!
もう12月も半ばです。
毎週が以前より早く過ぎているような気がします。ほとんどのクラスが最終章に入っていて、期末テストのの雰囲気が徐々に近づいています。学期始めは「知らない人」だったクラスメートと少し親しくなれたのが最近の嬉しいことです。
今日(12月6日、この日記を書き始めた日)は、7時半から11時半までの4時間、あるダイニングホールでグリルドチーズサンドイッチを作る手伝いをしてきました。時給は税抜きで$12、つまり約1620円($1を135円とすると)です。シフト中、ある部屋ではBGMがホリデーシーズンのプレイリスト、別の部屋ではワールドカップのスペイン対モロッコの試合のナレーションが生で流れていました。昨日はクロアチアとのPK戦に敗れ、日本にとっては悲しい一日でした。。でも日本がここまで勝ち進み(ベスト16)ドイツ、スペインという強豪に勝ったことは、本当に誇らしいことです。ナショナリズムを感じます。
ある友人と少し話していて、日本のユニフォームは青ベースに黄色のラインが入っていて、どちらも日本の国旗の色じゃないのに変だと言われました。私は日本で「サムライブルー」を見て育ったので、そのようなことは思ったことがありませんでした。このように友達のちょっとした発言や疑問から色々と考えさせられ、自分の国を第三者的な視点から見る事ができるのはありがたいことです。(そして、帰国したとき、あるいは帰国を考えたとき、より幸せな気持ちになれることもメリットです)
日本といえば、先月に比べればホームシックもましになりました。ひどいときは家のことを考える時間が多すぎて、大勢で瞑想している最中に(静かに)泣き出してしまったこともありました。あるアートプロジェクトで「ホームシック」をテーマにしたビデオ作品を作ったのですが、家族の会話音声とともに私が泣いているところを撮影しました。今までやったことのないことでしたが、とても興味深く、感動的な作品に仕上がりました。意外と好評でした。
家族といえば、先週はバスに乗ってケンブリッジに行き、1週間ほど滞在している父に会いました。父の友人やその子供たちとも会い、楽しい週末を過ごすことができました。はやり知り合いに会って、会えなかった分をキャッチアップするのは本当に楽しいです。
父が日本から必要なもの(大きなロングベンチのコートやうどんパックなど)をたくさん持ってきてくれたり、母からのクリスマス/誕生日プレゼントもありました。父と私はボストンのダウンタウンに行き、買い物をし(フリスビーを買ってもらい)美味しいイタリアンを食べ、話し、のんびりしました。また別れるのはとても寂しかったです。
そしてThanksgivingには、シカゴでルームメイトとその家族、友人と一緒に楽しい盛り沢山な4日間を過ごしました。私はルームメイトの一人、Hannahの家に滞在し、伝統的なthanksgivingディナーを体験しました...! 大きな七面鳥、スタッフィング、マッシュポテト、クランベリーソース、グレービーソース、そしてデザートのパイ...私は今までスタッフィングを七面鳥の中に入れるものだと思っていたので、スタッフィングを中に入れない家庭があることに驚きました。別の友人の一人が、倫理的な理由やベジタリアンやビーガンの人が多くなった背景も関係しているのではないかと言っていてなるほどと思いました。
現在(この更新の後半を書いている12月17日)はすべての授業が終了し、4日間ある試験期間に向けて勉強する「リーディングピリオド」と呼ばれる期間です。教授によっては、ファイナルプロジェクトを課す人、エッセイ・プレゼンテーションを課す人、通常の座学テストがある人など様々です。試験期間中に受けなければならないテストがある場合は、少なくとも18日まではキャンパスにいなければなりませんが、そうでない場合は、授業が終わった後すぐに帰ることができます。私は座学テストが1回しかないので(あとエッセイが1回、プロジェクトが2回ありますが)この勉強期間中もそれほどストレスはありません。楽しいストレスフリーイベントがあったりするので比較的楽しく過ごしています。
冬休みは、残念ながら日本には帰りませんが、帰ったらやりたいことはたくさんあります。家族や友達に会ったり、観光したり、自分で蕎麦を打ったり、日本の体験をしてみたいです。(ずっとやりたいと思っていたのですが、飛び立つ前は蕎麦を作る機会がありませんでした。)
最後にシカゴの写真を添付します
(建築ボートツアー、有名なディープディッシュピザ、そしてthanksgivingディナーの写真です。)
2022年の最後の数日間が素晴らしいものになることを願っています。最後まで読んでくださりありがとうございます。
2022年12月17日
小林如晏
先に英語で書いているので英語バージョン(ほぼ同じ内容)も以下に添付しておきます
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It’s already December.
Today (December 6th, which is the day I started writing this update), I worked for 4 hours in one of the dining halls from 7:30-11:30am and helped the chefs make grilled cheese. The payment is $12/hour after excluding the tax, which is \1620 (if $1 is equivalent to \135.) In one room, the background music was a Holiday playlist, and another room had a live narration of the World Cup game between Spain and Morocco. Yesterday was a sad day for Japan because they lost in the Penalty Shootout against Croatia. However, I am so proud of the Japan team making it this far (best 16) and winning against Germany and Spain, both strong teams.
Just a little talk I had with one friend: they said it was weird that the Japan team wore blue uniforms with yellow lines even though either of the colors are in the Japanese flag. I have never thought of that since the color “Samurai Blue” was what I grew up seeing in Japan. These little things that my friends say and wonder gives me so many things to think about and I appreciate being away from Japan to have a third-person point of view in my own country. (And also because I feel more happy when I go back or even think about going back.)
Speaking of home, my homesickness has been better now compared to last month. When it was really bad, I even started crying (silently) in the middle of meditating with many other people since I had so much time to think about home. I actually made a video project with the theme of “homesickness” for one of my art projects which filmed me crying along with the audio sounds of my family talking. It was something I have never done before, but it turned out to be interesting and emotional.
Speaking of my family, last week, I took the bus to go to Cambridge to see my dad who was visiting for about a week. I had a nice weekend with some greetings with my dad’s friends and their children. It is really nice to meet friends and catch up with what we’ve missed out on.
My dad brought me lots of things I needed (such as a big long bench coat and udon packs) from Japan, along with Christmas/birthday gifts from my mom. My dad and I went downtown Boston and went shopping (I got a frisbee!), ate lunch, talked, and relaxed. It was very sad to say goodbye again.
And for thanksgiving break, I had an exciting 4 days in Chicago with my roommates and their families and friends. I stayed with one of my roommates, Hannah, and I experienced the traditional thanksgiving dinner..! A big turkey, stuffing, mashed potatoes, cranberry sauce, gravy, and many pies for dessert… It was surprising to know that some families do not put the stuffing inside the turkey since I have always thought that stuffing goes inside the turkey. They cook it separately, and one of my friends mentioned that it might be related to the ethical reasons and also the background of many people becoming vegetarians/vegans.
Currently (December 17th, which is when I am writing the second half of this update), it is the period called the “reading period” where all of the classes are finished and we have 4 days to study for our exam period which is 4 days long. Some professors assign final projects, some assign essays/presentations, and some have regular sit down tests. If you have a test you have to take during the exam period, you have to stay on campus at least until the 18th, but if you don’t, you can leave right after the class finishes. I only have one sit down test (and one essay and two projects which I have already finished) so I am not so stressed about this whole studying period.
For winter break, I am sadly not going back to Japan, but when I do go back, there are so many things I want to do. Definitely catch up with my family members, friends, and go see places and do Japanese experiences such as making my own soba noodles. (I have always wanted to do that but I didn’t have the chance to before flying.)
I am attaching some pictures from Chicago! (Some pictures from the architecture boat tour that I went to, the famous deep dish pizza, and the thanksgiving dinner.)
I hope you have a wonderful last several days of 2022!
Thank you again for reading!
Started on 2022 December 6th but today is December 17th
Joan Kobayashi
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◇ 2022年12月 【アメリカ・Smith College 小林如晏】Update #3
◇ 2022年12月 【アメリカ・Smith College 小林如晏】Update #2
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◇ 2022年12月 【アメリカ・Smith College 小林如晏】Update #2
※2022年10月現地にてご執筆の記事です※
第二弾です!
4週目の学校が終わりました。 正直なところ、短かったのか長かったのかよくわかりません。Smithのキャンパスや授業には少しずつ慣れてきました。(始めのほうはGoogleマップに沢山お世話になりました。)
授業について細かく書きます。
今学期履修した授業:
1年生の(唯一の)必修科目である英語(言語とジェンダー)
様々な素材に触れる美術
韓国語(中級)
データサイエンス入門(講義タイプのと実際に手を動かしてやるタイプの両方)
豆知識:卒業には128単位必要です。全部で8期あるので基本的に16単位取っていけば卒業できます。今は17単位取っていますが、1年の最初の学期は慣れるのが大事なので16やそれ以下の数取るのがおすすめされています。授業は普通は4単位で、多くの生徒は4授業履修します。
クラブは、アルティメット・フリスビー・クラブ(とても楽しく、運動をしながら友達を作ることができるとてもいい環境です)、美術雑誌クラブ(おそらくレイアウトのデザインに取り組みます)、インターナショナル/アジア/韓国/日本のクラブなどにも入りました!(日本のクラブは残念ながら存在だけしていてイベントなどはない状態です)
また、週に2時間程度、食堂で仕事をしています。お皿洗いを基本的にして、暇な時は料理の手伝いをさせてもらえます。食堂の人たちはとても親切で、作られる料理は本当においしいです。まあまあだと言う人もいるかもしれませんが、私はそうは思いません。毎日7つの食堂から選ぶことができ、全て異なるメニューで、全ての食堂にサラダバーがあります。もちろんベジタリアンやビーガン、グルテンフリー、Kosher food(正しく調理された食事法)もあります。それとは別に、ほぼ一日中開いているカフェ(2カ所)では、ピザやお寿司などの食事も注文できます。*まだカフェは使ったことがないのでレポはできないです。ここは無料ではないのですが、毎年学校が$110くれるので、そのお金から使えるのでほぼお金は使わないです。
ちなみに私はfoodieで食べ物専用のインスタグラムもあるので、食についての話は沢山すると思います。(jfoodjkというアカウントのハイライトでSmithのリアルなご飯の写真をあげているので気になる人が見てみてください!)そして評価も素直にしています。(言い忘れていましたが食事代を払っていれば毎食ビュッフェスタイルです。そうです、夢のように太ります。)
授業外の勉強で活用しているのは、tutoring systemです。平日はほぼ毎日、プロの先生や上級生の家庭教師を予約することができ、コンピューター、外国語、ライティング、数学などのSTEMなど、さまざまな分野に対応しています。また、学校から無料で借りられる一眼レフで写真やビデオを撮ることに最近はまっています。壊さなければ無料って凄くないですか?種類も沢山あって、フィルムカメラや白黒など沢山あるので今後も気をつけながら使っていきたいシステムです。
↑カメラで撮ったフリスビーの練習風景です。
また、ルームメイトとは仲が良いほうです。金曜日は映画鑑賞会、土曜日は掃除などをルーティン化しています。映画は空いている教室に忍び込んで、壁一面にあるスクリーンでつっこみながら、停止しながら観るのが最高に楽しい時間です。今日はルームメイトの一人が宿題でストレスが溜まっていたので、ルームメイトハグをしました。宿題といえば、その量は膨大です、、、(少なくとも高校でそんなに宿題のなかった私にとっては)
私の1週間の宿題はこんな感じです。
韓国語の授業内ミニテスト3回の勉強
データサイエンスに関するクイズ1回の勉強
データサイエンスに関するリーディングHW 3回
2週間に1回、エッセイのドラフトの提出期限がくる(これは他の生徒はもっと多いです)
韓国語の教科書1章分(2時間ほど)
2時間以上かかるデータサイエンスラボの仕上げ
+ 食事シフト6時間 + フリスビー10時間程度 + tutoring時間など
まとめると、かなり忙しいですが、授業は楽しく、学びが多く、教授は皆素敵です。偶然ですが、今習ってる教授は4人とも女性です。
自由時間には、ジムでやっているバレーボールの試合を見に行ったり、カヤックに乗ったり、新しい人と出会える小さなarts&craftsのイベントに行ったりします。スポーツはdivision 3です。
一つ心配なのは、寒いところに住むことに慣れていないことです。もう上着なしでは外出できません。
ジャケットとスノーブーツを買ったのですが、まだ心の準備ができていません...。
Thanksgivingにはルームメイト2人とシカゴに行く予定ですが、クリスマス休暇はまだ未定です。ケンブリッジ近辺もしくはベイエリアで過ごすのもありかなと思います。
読んでいただきありがとうございました!家族、友人、AGOSの方々のサポートのおかげで今を生きていて、Smithを楽しんでいることが少しでも伝われば嬉しいです。
良い一週間をお過ごしください!
2022年10月4日
小林如晏
↑なにげない1日の夜ご飯です。ざっと左側からポテト、インゲン豆、アスパラガス、手間の照り焼き
豆腐、トマト、ツナのパスタサラダ、奥に隠れている牛肉、右のフォッカチャです。
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◇ 2022年12月 【アメリカ・Smith College 小林如晏】Update #1
◇ 2022年11月 【アメリカ・Smith College 小林如晏】Update #0
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◇ 2022年11月 【アメリカ・Smith College 小林如晏】Update #0
※2022年8月現地にてご執筆の記事です※
日本のことは好き。でも、外に飛び出してみる事も好き。
日本の私立大学に進む道を選ばず、受験をし、アメリカの大学に行く決心をしたのは高校2年の冬。他の受験生と比べて遅いほうでした。それでも心のどこかで留学に行きたい、このまま日本の心地よい環境で大学生活を終える事には違和感を長い間(少なくとも4年間)ほどは感じていました。大学で一人で海外に行くのは大きな決断で、怖さもあり、決め切るまでに時間がかかりました。
決断した後は、いっろんな事がありました。
辛い事や良かった事をリストにしてあげてみたいと思います。
1. 全てのアメリカの受験生が経験することだと思いますが、日本の受験(AOなどのタイプを除く)とは全く違い、自分にまつわるエッセーがとても大事になってくるのが本当に大変でした。(TOEFLやSATも必要でしたが、個人的にはそんなにそこはストレスではありませんでした。公開して失うものはないので点数も参考までに書きますが、やっぱりエッセーが大事だと思います。TOEFLは106でSmithに入学できました。SATは1330で提出しなかったと思います。)
もうご存知かもしれませんが、大学のPersonal Essayは大体の大学に提出しなくてはいけないもので、自分の個人的なことをアピールもこめて書かなくてはいけないです。自分はバレエの大きな大会で優勝をしたり、ディベートの大会で優秀な成績をおさめたりなどの大きな肩書きがありませんでした。でも、大丈夫です。それでも大学に入学することはできます!笑 自分は祖父母と一緒に三世帯で暮らしていたので、その大変さを赤裸々に書きました。今までそれが自分のパーソナリティーだと思ったことはありませんでしたが、ふとある時その案が浮かんできました。
エッセーの書き方が普通のエッセーではなく、emotionalに、ストーリーのように書かなくてはいけなかったのが難しかったです。しかし、個人的にはこのエッセーを書く家庭で家族にインタビューをしたり、実態と向き合ったりし、このきっかけがなかったら気が付いていないことに気が付けたので、大切なステップだと思っています。
2. 奨学金への応募は本当に本当に辛かったです。合計6回ほど応募し、進んだものもありましたが、結局どこもマッチしませんでした。自分のやりたい事を頭が痛くなるほど掘り下げて、めいいっぱい伝えて、落とされるのはとても辛かったです。必要な書類も多く、ぱっと応募できるものではないので、精神的に追いやられていました。
でも、このプロセスで学んだ事は本当に大きいです。スケジュール管理が必要とされるのはもちろん、自分探しの最高のチャンスでした。AGOSのエッセー担当の高橋さんに出会い、色んな質問をされ、自分のやりたいことは何なのか、なぜそれをしたいのか、どうやって成し遂げるのか、など色々なことを考えさせられました。正直、「どうせ奨学金はもらえず時間・体力・お金の無駄だ」と思った時もありました。でも、その時にじっっくりと自分の想いや自分の過去の行動に意識を向けて、ただただ自問自答する時間がなければ、今の私はないと思います。今までの人生でそんなチャンスは無かったです。皆さんはありますか?高校生のうちにこの時間を作れることはとっても大事で意味のあることだと思います。もしまだない人がいたら、是非おすすめします。どこから始めればいいのか分からない人がいると思います。
そんな時に私が考えたのは「自分が何をしている時が一番素直にテンションがあがって、なによりも優先してやりたいと思えるか」という質問です。無難で参考にならないかもしれませんが、私はここからどんどん掘り下げて、他人の考えに左右されない、自分が自信を持って大声で言える目標を一つ見つけることができました。いや、一つばかりではなくいっぱい見つけました。これはお金よりも価値があることだと自分に言い聞かせています笑
3. 学校のサポートが少なかったのも辛かったです。私立の高校に通っていて、そのまま大学に上がれるシステムだったこともあり、私の学年約240人中、大学を抜けて海外受験をした人は私一人でした。先生にも驚かれましたし、様々なことを説明しお願いしなくてはいけなかったです。しかしそのおかげで距離が近くなり、今でもお世話になった先生方と連絡を取っていますし、大人の人と接する時のマナーなどを学ぶいい機会でした。特にこの日本独特の上下関係の力はアメリカに行ってしまってはしっかり学ぶ機会が少ないので、行く前に知れて良かったです。
他にもあげるものはありますが、参考になりそうなことはこれくらいかと思います。
Smithについて
マサチューセッツ州のNorthamptonという街にある、Historically Women’s Collegeで、Seven Sistersの一校です。生徒数は約2500人で、コンソーシアムの一部なので、Umass Amherst, Amherst, Hampshire, Mount Holyoke の5校のうちどこからでも授業がとれます。SmithとMount Holyoke以外は共学です。Umassだけ大きく、30,000人ほど生徒がいます。なんと、1871年に設立されたので、今年で151年目です。1年目は寮に住むようで、特別な理由がなければ、基本的には1年目はルームメイトがいるみたいです。
言い忘れていましたがリベラルアーツ大学で、Acceptance rateは37%ほどです。学費はとても高いです(書くのは悔しいので気になったら調べてください、、、)生徒と先生の比率はサイトによって異なりますが10:1ほどです。エンジニアメジャーが有名で、アメリカの女子大学のABET(Accreditation Board for Engineering and Technologyの略で米国の技術者教育認定会議)の承諾を得た学校で初めてエンジニアメジャーが作られた学校です。また、リベラルアーツならではの教授との距離の近さや発言量の多さも魅力の一つです。
まだまだ書きたいことは沢山ありますが、Smithに入学することを選んだ理由や、Smithのネットでは知れない良さはまたいつかじっくり書きたいと思います。
読んでくださりありがとうございました!
2022年8月2日
小林如晏
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◇ 2022年11月 【アメリカ・Lawrence University 八島拓越】哲学について
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◇ 2022年11月 【アメリカ・Lawrence University 八島拓越】哲学について
こんにちは!ローレンスに通っている八島と言います。
今回は僕の専攻、哲学について少しお話したいと思います。
多くの皆さんにとって哲学と言われても、学校で習う訳でも無くピンと来ないのではないかと思いますが、その印象は確かに的確で、基本的に哲学とは基本的には余りもの、余白だからです。人類の思考、学問の営みは元々もっと一般的でしたが、そこから段々と個別のテーマに関して手法や原理が確立されてくると専門領野として独立し始めます(実験という手法が確立した現行諸科学、有効性という原理が確立した社会学等)。実践的に言って大学に学部が設立されれば分野の独立と言えますが、そんな中そもそもテーマの実体すらつかめていない部分も含め、余りが今哲学として残っている訳です(美学、倫理学、形而上学等)。という事で、何か哲学という実体があるというよりかはもっと単純に、専門学問分野として独立し損ねた領野を伝統的に哲学として総称しているに過ぎないのですね。(ちょっとした補足ですが宗教学もやっている事自体は哲学とあまり変わりませんが、しかし西洋の伝統に於いて宗教というテーマが格別の重要性を持っていた事、また手法の権威主義的な側面(基本的には文献学)で一応の区別をつける事が出来ます。)
では、そうやって原理や手法が確立されていないようなテーマをどうやって考えるのかと言えば、とりあえず分からないので皆他の人がどうやって考えたのか調べるわけです。そこで昔の人の名前が沢山出てきます(アリストテレス、プラトンやカント等)。今もこうして昔の名前が頻繁に出てくるというのは根本的に言って哲学者達は数千年かけても尚それ程進歩していないという事を表していると考える事が出来ます。どうやって究明すれば良いのかもよく分からない事をさしたる実りも無く考え続けるというのはある意味人類知性の限界に迫る営みなので仕方ありませんね。大昔の文献を今尚違和感なく読めてそれについて熟考出来るという事を鑑みると、人間の知性というのも何千年も前から進化した訳でも無く、同じ限界にブチ当たっている状況な訳です。
しかしこう書いてしまうと、哲学が取り組んでいるテーマの価値以外に哲学には価値が無いようにも思えてきます。大切な事だから考え続ける、以上。そして、たとえ大切だとわかっていても分からない事は分からないので、問に執着が無い以上哲学をやる意味は無い。ここが多くの人にとっての哲学への壁になっているのではないかと思います。
僕にとって今となっては哲学の価値は「答え」にはありません。僕的な哲学の価値というのは知の前衛にこそあります。明らかな原理や手法が無いからこその自由、定まったテーマが無いからこその自由、こういった空白に根本的な創造性を許されている学問分野が哲学です(因みにこの空白を巡って大まかに近代の哲学トレンドを分類できます。前期ビトゲンシュタインに端を発する分析派はこの空白の消去に向かい、ドゥルーズやデリダに代表されたポストモダニズムはこの空白の拡大に向かいました。この双方対極の動きはそもそも空白の存在によって可能になっている事は言うまでもありません)。人間知性には何が出来るのか、どこまで到達できるのか、そういった可能性の開拓。大仰に言ってこの哲学の実験性、前衛さを積極的に肯定する事が潜在的に人類の新たな進歩に繋がる可能性もあると期待できる訳です(僕の個人的な動機はこんなに壮大ではありませんが)。
(アメリカでは顕著ですが)昔のような勢いを哲学は失ってしまいました。人権、無意識、原子論、民主主義、革命論、、、華々しく様々な概念や思考を生み出した哲学の蘇生を又見てみたいと思います。
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◇ 2022年8月 【アラブ首長国連邦・New York University Abu Dhabi 山野井咲耶】ドバイ万博
◇ 2022年8月 【アラブ首長国連邦・New York University Abu Dhabi 山野井咲耶】UAE建国50周年
◇ 2022年8月 【アメリカ・Tufts University 山田えこ】move-in vlog
◇ 2022年8月 【アラブ首長国連邦・New York University Abu Dhabi 山野井咲耶】祝!ニューヨーク大学アブダビ校創立10周年
◇ 2022年8月 【アメリカ・Lawrence University 八島拓越】リベラルアーツ学部教育のフィナーレ
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◇ 2022年8月 【アメリカ・Lawrence University 八島拓越】リベラルアーツ学部教育のフィナーレ
こんにちは!ローレンスに通っている八島と言います。
前回の記事の最後に、何か皆さんの留学のモチベーションに繋がる話を出来たら良いと書いた気がします。という事で今回の記事では半ば尚早ですが、留学する前の皆さんに留学の終わりの話をしたいと思います。僕が立ち会った先輩方の、学部教育のフィナーレのお話です。
ローレンスにはCapstoneという、卒業前に各人が終わらせないといけないプロジェクトがあります。これは各人が先生と自由に完遂させる物で、論文や作品という形を取ります。
3学期の終わり頃に映画学科(Film major)のキャップストーン上映会がありました。僕の友達が何人もいたので見に行きました。その作品群は非常に印象的でした。日常の記録みたいな映画や、コメディ、インタビューやアニメ、特撮や演劇等人それぞれまばらで、僕が知っていた人達はこんな物を作っていたのかと、とても刺激的でした。
元々話には聞いていたのですが(スタジオに寝泊まりして何日間もシャワーをしなかった、毎晩夜3時まで作業している、朝10時まで寝ずにぶっ続けで音楽を作った、原案を没にせざるを得ず泣いた等。一回僕も出演に誘われもしました(笑))、いざ作品を見てみたら非常にユニークだったり完成度が高かったりして、普段は何気なく接していた皆さんにはこんな素敵な一面もあったのかと、静かな感銘を受けました。上映会が終わると生徒達から大きな喝采を浴び、先輩方はパーティーに行きました。
僕がその場で見出したのは先輩の皆さんの魅力であったと同時に、ローレンスの教育の魅力でもありました。自由に(文理芸術の垣根無く)専攻を決めて、思うがままに追求する。自分のやりたい事なので生徒達も熱心で、先生方は喜んで熱意に反応してくれます。
そして成果は皆で共有して皆で祝う(Capstoneの発表会は全学部あり、全てオープンです)。他の大学やシステムは分かりませんが、この純粋な学びの肯定と実践というのはリベラルアーツの真髄なのだと思いました。
皆さんはその場にいませんでしたし、映画を観る訳でも無いので僕の文章で充分伝わるか不安ですがそもそも論このお話は誰にとっても魅力的な訳では勿論ありません。
学部生活の一部は華やかでこそあれ、普段の生活はとても地味で、上に書いたように先輩方も苦労をなさっての晴れ舞台でした。加えてローレンスは片田舎にあります。充実して用意されているのは学びの自由くらいで、娯楽や食事等は東京やアメリカの大都市に比較してかなり制限があります。別の先輩はローレンスでの生活を修行に喩えたりもしていました。
派手にアメリカンライフを送りたいならきっと都会にある大学の方が良いでしょう。そういった方向けの面白いお話は僕には書けません。僕はそういう生活を全くしていないからです。しかし僕にとしては、リベカレ(教育)は街の娯楽等といった外的要因を超越した価値を持っていると思います(修行のような生活を送られた先輩も、ローレンスではやりたい勉強が出来て良かったと仰っていました)。
この僕の考えが学び/成長への欲望を持った皆さんに伝わった時点でこの記事は目的を果たした事になります。
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◇ 2022年8月 【アラブ首長国連邦・New York University Abu Dhabi 山野井咲耶】アブダビってどんな街?2
◇ 2022年8月 【アラブ首長国連邦・New York University Abu Dhabi 山野井咲耶】アブダビってどんな街?1
◇ 2022年7月 【アラブ首長国連邦・New York University Abu Dhabi 山野井咲耶】2度目まして ~遅ればせながらのご挨拶と大学のご紹介2~
◇ 2022年7月 【アラブ首長国連邦・New York University Abu Dhabi 山野井咲耶】2度目まして ~遅ればせながらのご挨拶と大学のご紹介1~
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◇ 2022年7月 【アラブ首長国連邦・New York University Abu Dhabi 山野井咲耶】2度目まして ~遅ればせながらのご挨拶と大学のご紹介1~
こんにちは!
ニューヨーク大学アブダビ校の山野井咲耶です。
数あるブログの中から僕のブログ記事を読んでくださってありがとうございます…!
まずは簡単に自己紹介から。
・名前:山野井咲耶
・出身地:栃木県
・高校:開智未来高校(全国唯一の”歩いて行ける三県境”が有名なところ)
・好きな食べ物:納豆
皆さんよろしくお願いします!
さてさて、今回はニューヨーク大学アブダビ校の魅力をご紹介します(他媒体でも発信しているので、被る部分もあるとは思いますが)!
(1)ニューヨーク大学アブダビ校とは何ぞや
ニューヨーク大学アブダビ校は、世界中にキャンパスを有するニューヨーク大学のキャンバスのひとつです。石油依存型の経済から脱却すべく、高度人材の確保に躍起になっているアラブ首長国連邦の全額出資のもと2010年に開校しました。
(2)ニューヨーク大学アブダビ校の魅力
ⅰ. 世界中を飛び回りながら学ぶことができる
ニューヨーク大学は、上海やテルアビブ、ブエノスアイレスなど世界中に15のキャンパスを擁しており、アブダビ校の生徒は、他キャンパスへ短期・長期の計3回留学することができます(留学に必要な費用は全額大学が負担)。2023年1月からガーナのニューヨーク大学アクラ校に学期留学しようと考えています。
また、アブダビは、アジア・ヨーロッパ・コーカサス・アフリカを結ぶ交差点としての役割を果たしているため、これらの地域に渡航しやすいのも特徴です。大学から車で30分のアブダビ空港にLCCも就航しているため、週末にフラッと文化圏が異なる国に旅行ができてしまいます(航空券や宿泊費は大学のお小遣いで支払えます)。僕自身、2022年はイギリス、ヨルダン、オマーン、スリランカ、モルディブ、エジプトに渡航しました!
ヨルダンでラクダに乗りました
ⅱ. 充実した奨学金
NYUADは、留学生にもNeed-blindの奨学金(出願時の奨学金申請が合否に影響しない奨学金)を支給する数少ない大学の一つです。合格した半数程度の学生は、返済不要のFull-rideの奨学金を受給しており、全額奨学金が支給されれば、授業料や生活費の全額だけでなく、母国との往復航空券、お小遣いが支給されます。大学が中東に立地している上、大学の奨学金が充実しているため、国籍や民族はもちろん、様々な社会経済的背景の学生と学ぶことができることが特徴です。
奨学金がおそらく世界一充実している上、地理的な理由から、様々な経済的な背景を持った生徒が集まります。今年の卒業生にも、小学校に通えなくて、10歳でインドネシアで皿洗いをして家計を支えていた人がいたり…首都のカトマンズから遠く離れた山奥出身のネパールの友達は、電車や遊園地に行ったことがないと言っていました。そういう子たちと寝食を共にしたり、ディスカッションができるのも魅力です。
(※近年は、生徒数の拡大に伴って、全額奨学金の学生が減少しているのも事実です。特に、比較的収入が高い東アジアや欧米圏からの学生の中には、75%, 50%奨学金の学生が多くいます。)
そのネパールの友人の人生初の電車体験にお供しました。
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少し長くなってしまったので、今回はこの辺で…まだまだ沢山の魅力があるので、次回もお楽しみに!
ではでは。
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◇ 2022年7月 【アラブ首長国連邦・New York University Abu Dhabi 山野井咲耶】はじめまして ~1年前のタイムカプセル開封の
儀 後編~
◇ 2022年7月 【アラブ首長国連邦・New York University Abu Dhabi 山野井咲耶】はじめまして ~1年前のタイムカプセル開封の
儀 前編~
◇ 2022年6月 【アメリカ・Lawrence University 八島拓越】初めまして!
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◇ 2022年6月 【アメリカ・Lawrence University 八島拓越】初めまして!
こんにちは!ローレンスに通っている八島と言います。
皆さんに向けて今回の記事では留学前と留学初めの経験について書きたいと思います。
僕は都内の男子高に通い、留学を意識し始めたのは高1だか高2だかだったと思います。基本的には非常に俗な動機でしたが、家族から離れたい、日本から離れたいという心境もありました。アメリカを選んだ理由はこんな物だったので(あと僕がしたかった勉強は別に大学に行かなくとも十分に出来たので)、始めはあった特定の大学(名)へのこだわりも段々に無くなっていって、結局周りに薦められるがままにリベカレのみを受験しました。
周りに薦められるがままにリベカレ、と書きましたが当時の僕はそこそこ病んでいたので、周りの方々はそんな僕に気を遣って、十全な精神的ケアが得れる環境に、という事で薦められました。僕としても仲の良い友達が何人かできれば儲けもの位な感覚でしたから規模が大きい大学に行きたいと思ったことは一度もありません。というか僕は人が多い所が苦手なので是非とも避けたかった。派手に難しい総合大に出願したところで受かったとは思いませんし、ローレンスで2年間過ごしてみた今、僕は落ち着く所で落ち着いたんだと思います。
お受験対策ですが、試験は無私に、アゴスの先生に随順して悪く無い位の点数を取りました。
エッセーに関してですが、YouTube上にイーロンマスクが面接について話している動画があって、彼が必ず聞く質問が「人生で1番大きかった困難とどうそれを乗り越えたか」だそうです(僕の記憶が正しければ)。僕はこれを妥当だと思いますし自身そのノリで書きました。大きな精神的困難というのは往々にして自分の欲望や価値の否定なので、そこをきちんと書き出す事は自分の精神分析になりますし、読む側にとっても書き手の人格を知る材料になります。合わせて、それの克服(能力)は自分の強みとして解釈できます。決まった文量しか与えられていない状況ではこのプロンプトは適切に感じられました。
受かった学校からローレンスを選んだ理由は奨学金と音楽環境です。当時の僕のカウンセラーの方の薦めもあったのであまり迷う事も無くローレンスに決めました。
アメリカに持って行った方が良い物は、と聞かれることがありますがアメリカでも日用品は買えるので、例えばお金持ちの人だったらクレカと必要書類さえ揃っていればそれ以外手ぶらでもオッケーです。あんまり心配し過ぎる必要は無いと思います。僕個人のお薦めは、自分のモチベーションになる物(尊敬している人が書いた本など)、あと長持ちする、自分が愛着した食べ物や物(懐かしの飴ちゃんや飲み物等)です。日本語の本や日本食は留学先の地のみならずアメリカのウェブサイト(アマゾン等)でも手に入らない事があります。留学が長引いてくると心もやつれてきて、モチベーションを見失う局面が発生するかもしれませんが、自分の留学の志を強く再提示してくれる物品や愛着(癒し)感情を想起してくれる物がそういった時に水面下で効いてくるかと思います。あとアメリカの医療費は日本との比較にならない程高額なので僕は薬を大量に持参しました。
今回の記事は事務的になりました。初回なのでこれはこれとして、次からはもっと皆さんのモチベーションに繋がる事が書けたら良いなと思います。
(ローレンスの近くから見た夕焼け。この写真より綺麗だった気がします。)
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