【特別セミナー】「飛躍するアセアンの時代」へのキャリアデザイン

〜時代が求める国際人財と将来へのビジョンシリーズ第2回〜

本セミナーでは、グローバルビジネスの最前線で活躍する方々をお招きし、これからのビジネスの舞台で求められるスキルや能力、今から意識して取り組むべきことは何なのか、等について、講演者・パネリストのみなさまの経験談を交えながらお話頂きます。

第2回目の今回は、興隆著しいアセアンにスポットを当て、なぜアセアンが注目されるのか、その隠された事実、アセアンを軸とするキャリアデザインに関して、最新のデータ、自らの最前線でのビジネス経験、大学院留学の意義についてお話しいただく予定です。

MBA・大学院・大学留学を志している方々、さらにはグローバルな舞台でのキャリア・ご活躍を目指している方々、必見のセミナーです。是非ご参加ください。


日時:11/26(土) 18:30〜20:30
会場:伊藤塾 法学館ビル
(アゴスジャパン向い)
http://www.itojuku.co.jp/keitai/tokyo/access/index.html

■セミナーの骨子と背景
●アセアンを目指す若手・中堅の実像
●アジア各国別実情 ― 人口ボーナス期、親日度・国民性、特性・特色
●アセアン時代にむけたキャリアデザインのステップと発想法

アジア各国別経済状況
 日本は1990年代に人口ボーナス期を終了し、少子・高齢化の時代を迎えた。日銀によるデフレ政策もあって、景気回復の目途は現実化してこない。
 中国は、遅くとも2015年には人口ボーナスを終了して経済が減速すると見られるが、その前にハイパー・インフレが既に始まり、暴動の頻発、社会の不安定化による経済崩壊が現実感を増している。たとえば、2005年頃まで世界の投資家は上海のビルを購入したが、最近5年は売却する一方である。また、2011年8月以降、中国経済の減速や不安定化を、日経、ニューズウィークなどが毎週のように伝えている。
 ひるがえって、タイは本年上半期に日本からの投資が前年比2.3倍を記録し、洪水にもかかわらず、地理的優位性、親日性、自動車関連産業の集積など、引き続き魅力を放っている。
 インドネシアは、中国よりも10年程度は長く、2025年頃まで継続する。同国もまた、非常に親日的な国である。 マレーシアは、中国よりも20年程度長く、2035年頃まで人口ボーナス期が継続する。マレーシアも、極めて親日的な国である。
 フィリピンは、中国よりも30年程度長く、2045年頃まで人口ボーナス期が継続すると見られている。同国は、英語圏である。 インドの人口は2040年頃に中国を追い抜いて、世界一の人口大国になるとみられる。
 
 中国関係を専門とする某著名コンサルタント会社では、中国経済の崩壊を予想して、「今後は『中国リスク・コンサルティング』で収益を上げる」ことを内部で議論しているという。また、某経済誌は、いつでも『中国経済崩壊特集』を組める準備ができているという。
 しかし、こうした最前線の情報は、まだ、自らのキャリアメークを構想する諸君の全員には届いていない。アセアンに関する情報も、同様である。

 本セミナーでは、アセアン諸国の人口動態などを整理して理解することとともに、既に「青年はアセアンを目指す」という時代を自ら体現している人物像とその軌跡を語っていただきます。また、アセアンを軸とするキャリアデザインを構想する上での発想法に関してもお話しいただく予定です。


■講師とパネリスト

  講師:越 純一郎氏
 タイで唯一の政府系金融機関であったバンクタイのシニア・アドバイザーを長年にわたって務め、その民営化(2009年)後、現在に至るまで、日タイ間のM&A、工場進出、各種JV構築に関与。
 もともとは日本興業銀行(現みずほコーポレート銀行)に20数年勤務し、その過半をニューヨークに駐在。2000年に企業経営者として転身し、特に企業再生の現場型経営者として著名。また、日本におけるプライベート・エクイティの先覚者として、著作・講演多数。さらに、東京高検、JR東日本など、数々の企業等の経営者・幹部の指導にあたってきた。
事業再生実務家協会 常務理事、法務省 外国弁護士制度研究会委員等を歴任。東洋大学経営学部大学院客員教授。主な著書に、「事業再生要諦」(商事法務)、「プライベート・エクイティ」(日本経済新聞)など。

越純一郎氏には、2010年11月に当校で「今、時代が求める国際人財と将来へのビジョン」というテーマで講演いただきました。

イベントレポートはこちら
http://www.agos.co.jp/news/report/20101123


パネリスト:
福谷 尚久氏   GCAサヴィアン株式会社 マネージング・ディレクター
(アセアン関連M&Aの第一人者)
国際基督教大学(ICU)卒、MBA(コロンビア大学:Beta Gamma Sigma会員)、LLM(法学、筑波大学)、MA(政治学、オハイオ州立大学)各修士号取得。
日本、アジア、米国および欧州において多数のクロスボーダーM&A案件をアドバイス。  国際連合(NY)勤務を経て、三井銀行入行。さくら銀行(東京)、三井住友銀行(NY)で勤務し、大和証券SMBCSingaporeでは三井住友銀行−大和証券GのアジアM&A案件を統括、日系現地法人のほか、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、香港、韓国などに所在する地場企業のアドバイザーを歴任。著作は「M&A敵対的買収防衛 完全マニュアル」(中央経済社)「中小企業M&A白書」(中小企業経営研究会)など。

杉田 浩一氏  フーリハン・ローキー 在日副代表
(アセアンに深く関わっているM&Aバンカー)
高校卒業後、米国に留学。University of California Santa Barbaraにて、物理学及び生物学の学士取得。その後、半年間の世界一周を経て、英国のLondon School of Economics and Political Sciencesにて経済学の修士を取得(1997)。
帰国後、英国系投資銀行のSchroders証券会社の投資銀行本部に入社。2000年にUBS証券会社に転職し、10年間M&A部門にて国内外の幅広い業界におけるM&A案件でのアドバイザリー業務に関与。2009年より米系投資銀行のHoulihan Lokeyに在日副代表 Directorとして転職し現在に至る。特に最近は、日系企業のアジア進出意向の拡大に伴い、東南アジアやインドを対象とした案件に注力。
プライベートでは、日本の大学生を対象に、異文化体験を通じて自己啓発につなげる活動に従事。先日も、学生十数名とともにカンボジアを訪問。


※(11/7 更新) 当初予定しておりましたもう1名のパネリスト上木戸一仁氏は、やむを得ないご予定が入り、欠席となりました。何卒ご了承ください。


■セミナー対象:主に20〜30代の社会人で海外志向の強い方。キャリアメークのなかでアセアンを意識されている方。アセアンが熱いトレンドとなっている背景を理解したい方。
■セミナーの構成
  1部:講演形式(45分程度) 
  2部:パネルディスカッション(75分程度)
  合計120分程度


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