留学FAQ(よくある質問と回答)

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 推薦状の役割について教えてください
[size=small]欧米大学院の入学審査における推薦状は、願書、エッセイ、レジュメに記述されている内容を単に裏付けるだけでなく、推薦者が出願者との間に共有している、出願者の資質を実証するエピソードを織り交ぜながら、入学審査官に出願者の魅力を信憑性高く伝える役割を果たします。

出願時に必要となるエッセイ、インタビュー(出願先の学校が要求する場合)、レジュメ、試験結果(TOEFL,GMAT)と同様に推薦状は、出願書類パッケージの重要な一部となります。具体性に欠けた、またはAuthenticity(信頼性)に乏しいと判断される推薦状は、結果的には合格の可能性を下げるばかりか、倫理コードに触れた場合には合格の取り消しさえ招くことがありますのでご注意ください。

当校ではMBA出願戦略クラス内にて推薦状についての詳しいご説明を致します。

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 推薦状は何通必要ですか?
[size=small]通常2〜3通要求されます。各学校のウエブサイトのRecommendation Letter Instructionを必ずご確認ください。

 推薦状は誰にいつお願いしたらよいですか?
[size=small]推薦者は、あなたのことを全面的に理解し、アピールしてくれる人を選んで下さい。その方が、どのくらいあなたの過去の実績や今後の目標を知っていて、それを具体的に書いてくれる人であるかがポイントになります。推薦者とあなたとの関係でしか知りえない具体的なエピソードを入れながら、信憑性の高い推薦状を書いてもらうため、推薦者との事前打ち合わせが必要です。

一番の適任者は直属の上司です。 推薦状はあなたのことをよく知っている人でなければ説得力はありません。ですから、会社の社長とか、知り合いの政治家とか、例えネームバリューがある方でもあなたと深い付き合いしていなければ意味がありません。また、直属の上司の他に、他部署の上司、取引先、顧客、大学時代のゼミの教授等も付き合いがあれば有効です。 

推薦者の方にお願いするタイミングとしては、推薦者の予定を考え、願書を出す6-8週間前が目安でしょう。また、事前に推薦者にあなたのどのどういったエピソードを書いてもらいたいかをまとめておくと効率的です。
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 英語が苦手な推薦者の場合はどうすればいいですか?
[size=small]日本語で推薦状を作成してもらい、英語の堪能な第三者に英訳を依頼し、最終的に推薦者である上司に内容を確認してもらったうえでサインをもらう、という手順がよいでしょう。しかし、提出する際には、第三者が翻訳したことを出願校に証明する必要があります。英訳者に簡潔なレターを作成してもらうことを忘れないでください。

推薦状を日本語で作成し、それを翻訳する場合は、多くの学校は日本語のオリジナルと翻訳文のセットを提出するように求めますので、募集要項を必ず確認してください。 

オンライン願書においては、日本語で作成された推薦状や、英語翻訳化されたという注意書きを記入するスペースがありませんので、翻訳された推薦文を指定のスペースに入力することになります。 この場合には、そのスペース内、または願書の「Optional Essay」欄を用いて以下のような文章を加えておくことをお勧めいたします。
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Please note that I wrote this recommendation in Japanese and then had it professionally translated by XXX. Please contact me if the admissions committee wishes to refer to my original version in Japanese.
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当校にてご紹介している翻訳サービスはこちらをご参照下さい。

[url=http://www.agos.co.jp/student/handout/counseling/translation_agent.pdf]推薦状英語翻訳サービス会社[/url]

 私費留学のため会社の上司に推薦状を頼めない場合はどうすればよいですか?
[size=small]プログラムの中には、「1通は直属の上司から推薦状をもらいなさい。もらえない場合には、その理由を明記しなさい。」といった明確な指示が出ている場合があります。会社にMBA出願のことを言えない場合には、正直に「会社に黙って出願している為」と明記して差し支えありません。入学審査官もその旨は理解していますので、その理由を伝え、自分の出願を明らかにできる範囲の中で自分の仕事振りなどを一番知っている人にお願いします。通常は、取引先の方、以前の部署、又は前職の上司、社内でも親しい先輩などが多いようです。[/size]
 推薦状は学校ごとに内容を変える必要はありますか?
[size=small]内容を全部変える必要はありませんが、大学名などの固有名詞は変更してください。また、Your Schoolなど抽象的な表現は使わないでください。もし大学名を間違えて記入して提出してしまった場合は、あくまでも推薦者が間違えたということであり、推薦者から学校側へ連絡をとってもらってください。[/size]

 推薦者を卒業生にすることで、出願戦略上どういった効果が生まれますか?
卒業生が作成する推薦状コンテンツでは、出願先の”スクール・カルチャー”に自分がどう合致しているかに関する事例を踏まえて述べることで、その学校への志望動機の高さを、より信憑性を持って伝えることが可能です。しかし、それ自体が入学審査の際において自動的に高く評価されるとは限りません。他の推薦状と同様に、その出願者と共有する事例を伝えるべくコンテンツが最も重要になります。出願者であるあなたを高く評価するだけ、よく知っている間柄であるという前提条件をクリアしてこそ、卒業生に書いてもらう推薦状に効果作用が表れてくるでしょう。
 推薦状フォームには、出願者との関係性、短所、長所を中心、各校の設問内容に違いがあります。これはやはり、その設問ごとに書いた方が良いのでしょうか?それともPlease see attachedと記入し、全ての設問に対する回答をレター書式で纏めて対応することも可能でしょうか?
一校の推薦状で済ますことも可能であるものの、各校の設問にそれぞれ答える形で対応することが最も効果的です。
入学審査における推薦状の役割機能として、出願者の人柄を判断する重要な要因になります。
過去においては、”Those submitted letters of reference are outstanding !”と直筆コメント付きの合格通知を受け取った方々もいらっしゃいました。推薦状の回答内容が出願校ごとに記述されていることは、出願者のために時間を割いて推薦状を丁寧に書き上げた事実を証明でき、出願者と推薦者の関係がより密接であることも伝えられます。


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