【重要】英国ビザ申請要件の変更について(英語能力試験の取り扱いの変更について)

【要確認】
本情報に関してはページ下部に追記情報がございます。必ずご確認ください。

出願戦略カウンセラーの岡田です。イギリス留学を考えている方への重要なお知らせです。

この度、英国内務省(移民局)より、今後のビザ審査における英語能力試験の取り扱いに対しての変更が発表され、これからはETS試験(TOEFL,TOEIC)によるビザの取得が出来なくなりました。

https://www.gov.uk/government/publications/guidance-on-applying-for-uk-visa-approved-english-language-tests
これまで、英国にて学生ビザを取得する際には、以下の2つの条件を満たすことが必要でした。

・各大学などの教育機関の入学条件 (大学の指定する英語試験で指定スコアを満たす)
・移民局が指定するビザ取得のための英語条件 (移民局の英語能力試験リストにある試験であり、なおかつそれぞれの試験における指定スコアを満たす ex:TOEFL, IELTSなど)

通常、特に大学学部課程や大学院などは入学条件をクリアした時点で、その条件は移民局のビザ取得条件よりも高いスコアなっており、特に問題はありませんでしたが、この度の変更により、ETSが実施するTOEFLやTOEICはビザ申請の際に認められないことになったため、以下のような方々は今後、英語力試験の選択に注意が必要となります。
1.2014年の入学を出願先の大学からTOEFLスコア提出で認められ、CAS(受け入れ許可番号)を取得し、ビザ申請を行っていない方
2.現在出願先の大学から条件付き入学許可を取得されている方
3.まだ出願を行っていないが、これから入学に向けて出願を行う予定の方

上記の1に相当する方は現在まだ流動的な状況であり、今後のHome Officeからの動きや出願先大学からの連絡を確認しながら、必要に応じてIELTSなどの他の試験スコアを出さなければならない可能性があることを念頭に、準備を進めましょう。
また、IELTS試験の受験をお考えであれば、混みあうことが考えられるため、渡英日程に影響を及ぼさないよう、早めに申し込み手続きを進め、受験プランを立てることをお薦めいたします。

また、2と3に相当する方は、今回の影響として大学側が入学条件からTOEFL試験を除外する学校も出てきているところもあるため、各大学側のウェブサイトでの入学条件の確認や、場合によってはETSが実施している試験以外の受験の必要性も留意して準備を進めていただくことをお薦めいたします。
例:University of Cambridge

TOEFL Tests

The Home Office has suspended accepting ETS tests as evidence of English language ability. This includes the Princeton TOEFL test (Test of English as a Foreign Language), and as a result the University of Cambridge will no longer be accepting TOEFL test scores as sufficient to meet the language entry requirements for Graduate study.

Applicants wishing to meet their language condition should take a test with an alternative provider. Please see our language webpages for more information:

http://www.admin.cam.ac.uk/students/gradadmissions/prospec/studying/entryreq/#english

Applicants who have already provided a TOEFL test will be contacted by email with further information relating to admission and visa applications.

If you have already booked a TOELF test, ETS has advised that students seeking more information on test cancellation and refund policies should contact TOEFL Services by emailing toefl@ets.org.

http://www.admin.cam.ac.uk/students/gradadmissions/prospec/studying/qualifdir/courses/language/langa.html
【追記 5/9】
英国内務省(移民局)より新たなビザに関する発表がありました。

現在までに、TOEFL(R)含むETS試験のスコアで受験をし、合格をされた方は、この度の英語能力試験の取り扱いに伴い、まだビザ申請を行っていない方に関しては取り扱いが保留となっていました。

しかしながらこの度の新たな発表にて、英国ビザ・移民局は、英語能力試験ライセンスの無効が発表された4月17日以前に受験され発行されたETSの証明書は、受け入れると発表しました。

なお、これは、次の新たなビザルールの変更が発行されるまでの経過措置となるとのいう点も明記されている為、今後もビザルールに関しては変更される可能性があることをご注意ください。

https://www.gov.uk/government/publications/guidance-on-applying-for-uk-visa-approved-english-language-tests
【追記 6/4】
この度英国内務省(移民局)が新たにTOEFLスコアの取り扱いに関する明確な指標を出しました。

下記がその内容となります:
“This change only affects those coming to study non-degree courses at higher education nstitutions in the UK and those coming to study at non-higher education institutions. ”(一部抜粋)
*この度の変更は、英国における高等教育機関での学位ではないコース(英語コースなど)の受講や高等教育機関以外への留学を伴う 場合に適用になる
https://www.gov.uk/government/publications/guidance-on-applying-for-uk-visa-approved-English-language-tests

よって、今後は下記のポイントを念頭に準備を進めていくことが必要となります:
■進学先のコースが学位コースかどうか
■志望校でTOEFLを受け入れているかどうかの確認
1.TOEFL IBTスコアが入学条件をみたしていること(各大学によって異なる)
2.入国のために内務省が設定しているCEFR B2レベルのTOEFLスコア(Total: 72 Reading: 18, Listening: 17, Writing: 17, Speaking: 20)を満たしていること

なお、ビザに関しては何時変更があるかわかりません。
是非今後もご注意ください。