GMAT試験対策サミット 2014 に参加しました!

アゴス・ジャパンGMAT講師の中山です。

9月17日、北京のCrowne PlazaホテルでGMAC主催の2014 GMAT Test Prep Summitが開催されました。
GMATの中心的プログラム開発者であるGMAC Vice PresidentのFanmin Guo博士をはじめとするGMACスタッフ6人のスピーカーによる9:00amから5:00pmまでのイベントに、中国、台湾、アメリカ合衆国、ロシア、韓国、日本から約100人のGMAT試験対策校関係者が参加しました。
イベント参加者の9割以上は中国本土の試験対策校関係者で、アメリカ、ロシア、台湾、韓国からはそれぞれ1~2人ずつ出席していました。日本からの参加は私1人だけでした。

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会場では何度も爆笑が起きるようなカジュアルでフレンドリーな雰囲気の中で、GMATの採点の仕組み、スコアの信頼性、問題のクオリティ確保、受験戦略、試験準備、国別の受験者のトレンドや属性、GMACと試験対策校との提携ポリシーなどについて、詳細な説明が行われました。
会議中だけでなく、昼食や夕食会、休憩時間などでも、GMACスタッフたちは丁寧に私たち試験対策校関係者の質問に答えてくれました。

GMAT試験に関する情報としては、以下のような内容が紹介されました。

  • IRスコアを試験当日に確認できるようになり、正式なスコアが受験者やビジネススクールに送付される平均期日が約1週間に短縮された
  • GMAT4セクションのうち、MBAプログラム入学後の成績と最も相関性が高いのはIRセクションのスコア。
  • VerbalとQuantitativeの最高スコアは、それぞれ51点。公式な発表である0~60点というのは、古いバージョンのGMATの名残。実際には6点~51点で採点される。
  • 1問にかける時間は、採点に無関係。たとえば、ランダムクリックして1問1秒で正解した場合でも、1問に数分かけて正解した場合でも配点は同じ。
  • Verbal3科目(SC, CR, RC)とQuantitative2科目(PS, DS)は、それぞれセクション内で平等の重みで扱われる。たとえば、RCの方がSCよりも一般的に配点が高い、というようなことはない。
  • 最後の方の問題で時間が足りなくなった場合、およそVerbal25点以上、Quantitative35点以上ではランダムクリックした方がスコアは少しだけ高くなり、それ以下のスコアではランダムクリックせずに試験を終えた場合でも同じスコアになるか少しだけスコアが高くなる。

GMAT-CATの採点方法に関する公表資料は、こちらのページなどで参照することができます。

中国、台湾、韓国、日本のGMAT受験数の推移に関する最新情報も公開されました。

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国別、年齢別などに分類されたGMATスコア分布が一目でわかるインタラクティブなグラフはこちらのページで参照することができます。

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イベント後の夕食会では、GMACのスタッフや中国・台湾・韓国・ロシア・アメリカの試験対策校の役員や講師たちと知り合い、各国のGMAT事情について話を聴くことができました。

今回、初めて北京を訪れて自動車や自転車の交通の激しさに軽いカルチャーショックを受けました。
しかし、空気汚染は予想していた程ひどいものでもなく、確かに空気は多少濁っていましたが、生活に支障をきたすほどのものではありませんでした。
GMACスタッフに、「次回のサミットは日本の京都あたりで開催しませんか」と提案しておきましたが、さて、どうなるでしょうか。

何はともあれ、全体的に非常に情報満載で有意義なイベントでした。

GMAT試験の最新情報に関して何かご質問がありましたら、中山までお気軽にご連絡ください。