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去る4 月18 日(水)、「次代を担うリーダー“人財”育成と自分らしさの発揮・自己実現を考える」と題したイベントを開催いたしました。当日は、159 名の学校関係者、企業人事担当者、弊社受講生の皆様に集まって頂きました。

今回のイベントは、弊社が4 月1 日よりザ・プリンストン・レビュー・オブ・ジャパンからアゴス・ジャパンへと生まれ変わったことを、皆様へお伝えする目的と、アゴス・ジャパンのミッションである「世界で活躍する人々を応援する」という視点から、弊社とつながりの強いお二方をお招きし、「次世代リーダー、人財育成」というテーマでイベントを開催する運びとなりました。

”アゴスとはlead を意味する”ということもあり、今までの大学院留学支援だけでなく、大学留学支援にも枠を広げ、日本でリーダーシップを発揮する人材育成に積極的に取り組んでいきたいと思っています。学校関係者の皆様、企業人事担当の皆様と一緒に、今後も、人材育成を考えていきたいと思います。様々な形で、ご協力いただければと存じます。

イベント第1 部は竹内氏の基調講演で幕を開けました。

竹内氏は今年、Knowledge Institute という中間法人を立ち上げられ、今後のExecutive Education に力を入れていくとのこと。現在は、一橋国際企業戦略科の研究科長を1998 年よりご担当されています。

基調講演は、ハーバードの心理学テストから始まり、グローバリゼーションの進展について話は進みました。150 年前をグローバリゼーション1.0 として、それは、国レベルのグローバリゼーション、その後、2.0 で企業、現在は、3.0 の個人がグローバリゼーションしていく時代であるとおっしゃいます。

"World is flat."という本の言葉を引用しながら、個人がグローバリゼーションしてく現代において、"The most able person"でなければ、世界で戦えないと竹内氏はおっしゃいます。日本人の代表格は、メジャーリーグプレイヤーのイチロー選手、松井選手、国際協力機構理事長をされている緒方貞子氏、音楽家である坂本龍一氏、指揮者の小沢征爾氏などがあげられました。

竹内氏はビジネス界の小沢征爾育成を合言葉に、ご自身で7年前に日本初の英語でのビジネススクールである一橋大学大学院国際企業戦略研究科を立ち上げられ、Unique な学生を集め、国際的な人材を育てていらっしゃいます。校内には、"Stretch Your Mind" "Squeeze Your Ideas" "Form New Shape"などをテーマにした壁画が飾られ、常に、平凡でない個性的な感覚、感性を刺激しつづけています。

第2 部は、弊社社長である本多による進行の元、竹内氏、小室氏、横山、3 名のパネルディスカッションが始まりました。

パネルディスカッションの幕開けは、総務省が発表している人口動態でした。日本の人口が今後減少してゆく中で、労働人口として、「1.女性」「2.外国人」「3.シニア」の活躍が必要になってきています。それについて、3 名のパネリストがご自身の考えを語られました。

女性の活躍については、小室氏より3 点コメントがありました。
1.50 代女性マネジメントのロールモデル
2.管理職の意識革命
3.残業の削減

1.は、女性が今後活躍していくためには、年上の女性のロールモデルが必要であること。出産や育児を経験し、尚、マネジメント職に携わる女性は、現在はまだまだ少ないので、”ロールモデル”を作っていく必要があること。
2.は、管理職が意識革命を起こし、女性・外国人・シニアなどのDiversity を採用に反映する必要があること。
3.は、長時間労働している人が出世していくような風潮がありますが、ある会社で全社員が残業できない状態を作った時に、業績が一切変わらなかったという事例もあったので、残業時間を短くすること。

上記で言えることは、様々な挑戦をコストととらえず、投資ととらえるべきだと小室氏はおっしゃいます。また、竹内氏は「リーダーの資質」を、「愛」とおっしゃっていました。愛情がなければ、部下はついてこない。このような基本的なところに、成功の秘訣があると。

弊社横山は、社費留学の落とし穴について指摘していました。人事担当の方が見落としがちなのが、留学中のケア。留学生は、2 年という長い時間を海外で過ごす中で色々なものを目にし、考え、変化している。その中で、派遣元の会社から心が離れていくことも多々あるということ。

次に、会社で優秀な人とはいったいどんな人でしょう?という問いかけに対して小室氏は、「仕事だけをやってない人」と断言。本当に「企業が必要な人」とは、ちゃんと休み、遊び、引き出しをいっぱい満たして、出社して、アイディアを出してくれる人。

これは、会社にとっても個人にとっても幸せを生み出し、work とlife を両立することが大事だとおっしゃいます。lifeがうまくいかない人はwork も上手くいかない人だと。この考えに基づき、小室氏が代表を務める株式会社ワーク・ライフバランスが存在しています。

また、次世代育成法という法律が2004 年7 月に成立・公布されました。国や自治体、企業が一体となり、次代を担う子供や、子供を育てる家庭を支援する取り組みのことです。2005 年度から実施されている法律ですが、300 人以上の従業員のいる企業は行動計画を国に出すことが義務付けられています。

ポイントとしては、「男女比」「育児休暇取得者数」などが上げられ、行動計画を策定した企業は、そこに記載されている目標の達成など一定の基準を満たすことにより、都道府県労働局長から認定を受けることになります。認定を受けた企業は、その旨を示す表示(くるみんマーク)を商品や広告などにつけることができます。これにより「仕事と子育ての両立に真面目に取り組んでいることが広く世間に周知され、企業はイメージの向上や優秀な労働者の確保が期待できる」と考えられています。

今後もますます、「人材育成」「自己実現」といったテーマが、検討されていくことでしょう。我々、アゴス・ジャパンも、関わった人々の成功を考え、関わる我々も自己実現し続けることができるよう、頑張って参ります。

以上、【特別イベント】「次代を担うリーダー“人財”育成と自分らしさの発揮・自己実現を考える」のレポートでした。開催にご協力いただいた皆様、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。今後とも、皆様と“人財”育成を考えていきたいと思います。


■基調講演者/パネリスト 竹内 弘高 氏
1946 年 東京生まれ
1969 年 国際基督教大学卒業
1971 年 カリフォルニア大学バークレー校にてMBA を取得
1977 年 カリフォルニア大学バークレー校にて博士号を取得
1976 年-1983 年 ハーバード大学経営大学院講師、助教授
1983 年 一橋大学商学部助教授
1987 年 一橋大学商学部教授
1989 年-1991 年 ハーバード・ビジネス・スクール客員教授
1998 年 一橋大学大学院国際企業戦略研究科 研究科長(現職)
※専門分野は競争戦略、知識経営、マーケティング(新製品開発)、インターナショナル・ビジネスなど。
東京とサンフランシスコのマッキャン・エリクソンでのアカウント・サービス及びマーケティング・リサーチ、またマッキンゼ-・アンド・カンパニーにおけるマネジメント・コンサルティングなどの実務経験も有する。1993 年10 月のBusiness Week 誌では、「社内教育プログラムの講師として世界でトップ10 に入る経営大学院教授の一人」と紹介され、1996 年4 月のFortune 誌では「これからの日本でパワーを持つことになるグローバルな視野を持った若い世代の知的リーダー」と紹介される。また、ダボス会議のような国際会議にスピーカーとして数多く出席。主な著書に「ベスト・プラクティス革命」、共著に「企業の自己革新:カオスと想像のマネジメント」「異質のマネジメント」「The Knowledge-Creating Company」「知識創造企業」「Can Japan Compete?」「日本の競争戦略」「マーケティング革新の時代(全四巻)」「Hitotsubashi on Knowledge Management」などがある。野中郁次郎氏と書いた「TheKnowledge-Creating Company」は1995 年度の全米出版協会のベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー賞(経営分野)を受賞。
■パネリスト 小室 淑恵 氏
日本女子大学文学部在学中、猪口邦子教授の講演に感銘を受け、それまでの専業主婦志向だった価値観を変えるべく渡米を決意。1 年間アメリカに滞在、住み込みのベビーシッターとして生計を立てる。住み込み先のシングルマザーの女性が、育児とキャリアを両立している姿を目の当たりにし、衝撃を受ける。その時から育児と仕事の両立支援を自らのテーマと位置づける。帰国後、大学4 年時にネットビジネスのインキュベーションを行う(株)ネットエイジにてインターンを経験。全社営業成績の87%を稼ぎ出すといった偉業を達成する。99 年(株)資生堂に入社。奈良支社に配属後、翌年社内のビジネスモデルコンテストで優勝し、1年という異例の速さで本社経営企画室IT 戦略担当に抜擢。同社の経営企画・経営改革を進める傍ら、女性が働きやすい社会を実現するために、インターネットを利用した育児休業者の職場復帰支援サービス新規事業、wiwiw(ウィウィ)を立ち上げ、社内起業家として社内外から脚光を浴びる。日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2004・キャリアクリエイト部門受賞。2005 年9 月に資生堂を退社後、株式会社ワーク・ライフバランスを設立。女性の育児休業者に限らず、男性の育児休業者、介護休業者、うつ病などでの休業者が職場にスムーズに復帰することができるようにサポートする仕組み「armo(アルモ)」を開発、近年増加傾向にある様々な事情で仕事を休まなくてはならない方も復帰後にきちんと職場でステップアップしていける仕組みを創ることで、多種多様な価値観を受け入れられる弾力的な日本社会にするべく、日々尽力している。「armo(アルモ)」は2006 年11 月に第3 回「日本ブロードバンドビジネス大賞」を受賞。