IELTS

IELTS (International English Language Testing System) は英語を母国語としない人たちの英語能力判定テストで、ブリティッシュ・カウンシル、IDP:IELTS オーストラリア、ケンブリッジ大学ESOLが共同運営しています。日本では、公益財団法人日本英語検定協会が実施運営の手助けをしています。全世界で年間170万人が受験する、世界最大の英語能力判定テストです。 IELTSは、移住申請などに必要な General Training Module と、大学や大学院入学に必要な Academic Module の2種類のテストがあります。イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての大学、大学院入学申請時に、Academic Module のスコアが必要となります。また、アメリカでもアイビーリーグを始めとした多くの大学で、IELTSを採用しています。スコアは0-9のバンドで評価され、0.5ごとに表示されます。一般的な4年生大学で5.5-6.5、大学院で6.5-8.0のスコアが入学資格として要求されます。TOEFL(R)TESTと異なりコンピューターを使用しない記述式テストで、スピーキングセクションでは試験官と一対一で面接を行います。

 

IELTSテスト概要

テスト構成

セクション 問題数 バンド 制限時間
Writing 2 Tasks 0-9 60分
Reading 3 Passages 0-9 60分
Listening 4 Passages 0-9 40分
休憩
Speaking 3 Parts 0-9 11~14分
合計 0-9 約2時間55分

テスト実施場所

東京、大阪、名古屋など全国主要都市13か所で行われる。

テスト実施時期

東京会場においては月2回から3回。(テスト実施回数は会場により異なる。)試験は通常2日に分けて行われ、スピーキングテストのみが翌日に行われることが多い。ただし、1日でテストを終える 1day test も設けられている。

スコア有効期限

2年間

各セクションの概要

Writing Section

配点 0 - 9 Band(採点は0.5刻み)
時間 60分
タスク数 2 Tasks
各タスク詳細
    Task 1
  • ・Task 1 は20分で終えるのが理想。
  • ・グラフ、表、チャートなどから情報を読み取り、文章にまとめる。その際、主観的な意見は一切入れずに、客観的立場を保たなければならない。複数のデータが与えられることも多い。
  • ・内容:人口増加、学生の得意科目の変遷、言語の発展の過程、男女間の仕事の変化など多岐にわたる。
  • ・情報を比較分析し、差異、段階、変遷などを明らかにすることが求められる。
  • ・指示内容の例:The pie chart below shows the main reason why agricultural land becomes less productive. The table shows how these causes affected three regions of the world during the 1990s. Summarise the information by selecting and reporting the main features, and make comparisons where relevant.
  • ・語数150語以上
    • Task 2
  • ・Task 2は40分で終えるのが理想。
  • ・内容:アカデミックな題材だけでなく、日常的な話題も頻繁に取り上げられる。Task 1とは逆に、Task 2 では主観的な意見を求められる。
  • ・大学で提出するエッセイと同様な形式で、文章構成を意識して書く。
  • ・指示内容の例: Some people think that parents should teach children how to be good members of society. Others, however, believe that school is the place to learn this. Discuss both these views and give your own opinion.
  • ・語数:250字以上
  • Reading Section

    評価 0 - 9 Band(採点は0.5刻み)
    時間 60 分
    パッセージ 3 passages
    内容 ◇文章は人文科学、社会科学、自然科学の多岐にわたるが、専門知識は必要としない。
    ◇文章は学術雑誌、雑誌、新聞、書籍、教科書など様々なソースからの抜粋。
    ◇少なくとも1passage は学術的な議論を扱ったものである。
    ◇グラフ、表、チャートが載った文章が使われることも多い。
    語数 合計2,150~2,750語
    問題数 40問
    スコア ◇正解数とバンドの目安は:15問正解=Band 5, 23問正解=Band 6, 30問正解=Band 7, 35問正解=Band 8
    特徴 ◇問題用紙と解答用紙が配布される。
    ◇記述式なので、スペルミスに注意が必要。
    ◇60分で3つの文章を読むので、ペース配分が大切。
    ◇リスニングと異なり、解答用紙に答えを記入する時間は別途に与えられないので注意。
    設問形式 ◇リスニングと同様に様々な質問形式がある。
      ・選択式問題
      ・要約完成問題
      ・文章完成問題
      ・タイトル選択問題
      ・メモ完成問題
      ・True or False 問題
    合計10から15の質問形式がある。

    Listening Section

    評価 0 - 9Band(採点は0.5刻み)
    時間 40分
    パッセージ 4 Passages
    内容
      1. Conversation
  • 2人の登場人物間の会話。日常生活が舞台で、銀行口座を開く場面やレストランを探す場面など身近なトピックを扱う。
    • 2. Monologue
  • 1人の登場人物が話す。日常生活に関わるトピックで、目的地までの行き方や、書類記入の説明など情報を聴き取る。
    • 3. Conversation
  • 登場人物は2人から4人で、学生同士がアカデミックな内容について話す場面が多い。エッセイやプレゼンについての議論などがトピックになる。
    • 4. Monologue
  • 登場人物は1人。教授による大学の講義が主な内容。理系、文系問わず様々な科目が扱われる。
  • 問題数 40問 (各セクション10問)
    スコア 正解数とバンドの目安は:16問正解=Band 5, 23問正解=Band 6, 30問正解=Band 7, 35問正解=Band 8
    特徴 ◇問題用紙と解答用紙が配布される。
    ◇問題用紙への書き込みもでき、1 passage 終わるごとに解答の見直し時間が与えられる。
    ◇英国アクセントを中心に、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、米国など多様なアクセントで話される。
    設問形式 ◇質問形式が多岐にわたる。代表的なものは、
      ・選択問題
      ・グラフ問題
      ・チャート問題
      ・要約問題
      ・分類問題
    これ以外にも様々な問題形式がある。
    ◇選択問題だけでなく、数や単語を解答用紙に記入するディクテーション問題もある。

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