IELTS

International English Language Testing System(IELTS:アイエルツ)は、英語を母国語としない人たちの英語能力判定テストで、ブリティッシュ・カウンシル、IDP:IELTS オーストラリア、ケンブリッジ大学英語検定機構が共同運営で保有する試験です。世界140ヵ国の1,600以上の会場で受験することができます。公益財団法人日本英語検定協会は、日本国内における実施運営及び広報活動をしています。

IELTSは、移住申請などに必要な General Training Module と、大学や大学院入学に必要な Academic Module の2種類のテストがあります。イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認められており、アメリカでも入学審査の際に採用する教育機関が3,400を超え、英語力証明のグローバルスタンダードテストとして世界中で受験者が増え続けています。
スコアは 1-9 のバンド(0 は試験放棄)で評価され、0.5 ごとに表示されます。一般的な4年生大学で 5.5-6.5、大学院で 6.5-8.0 のスコアが入学資格として要求されます。IELTSの受験形式には、紙と鉛筆を用いて行うペーパー版と、コンピューター版(CDI:Computer-delivered IELTS)の2種類があります。
(自宅受験可能なオンライン版は、出願先の学校がオンライン版のスコアを認定しているか確認が必要です。また、コンピューター版IELTSを特定の試験会場で受験された方は、試験日から60日以内に1技能だけ再受験をすることが可能となるIELTS One Skill Retake(IELTSワンスキル・リテイク)も開始しておりますが、こちらもこのスコアを認定しているか確認が必要です。)

 

IELTSテスト概要(IELTSペーパー版)

テスト構成

セクション 問題数 バンド 制限時間
Writing 2 Tasks 1-9 60分
Reading 3 Passages 1-9 60分
Listening 4 Passages 1-9 40分
休憩
Speaking 3 Parts 1-9 11~14分
合計 1-9 約2時間55分

テスト実施場所

全国主要都市で行われる。

テスト実施時期

月4回程度実施。(テスト実施回数は会場により異なる。)スピーキングテストは規定により、筆記テストの前後6日以内に行われる。(休憩をはさんで同日に実施する場合が多い。)

スコア有効期限

2年間

各セクションの概要

Writing Section

配点 1 - 9 Band(採点は0.5刻み)
時間 60分
タスク数 2 Tasks
各タスク詳細
    Task 1
  • Task 1 は20分で終えるのが理想。
  • グラフ、表、チャートなどから情報を読み取り、文章にまとめる。その際、主観的な意見は一切入れずに、客観的立場を保たなければならない。複数のデータが与えられることも多い。
  • 内容:人口増加、学生の得意科目の変遷、言語の発展の過程、男女間の仕事の変化など多岐にわたる。
  • 情報を比較分析し、差異、段階、変遷などを明らかにすることが求められる。
  • 指示内容の例:The pie chart below shows the main reason why agricultural land becomes less productive. The table shows how these causes affected three regions of the world during the 1990s. Summarise the information by selecting and reporting the main features, and make comparisons where relevant.
  • 語数150語以上
      • Task 2
    • Task 2は40分で終えるのが理想。
    • 内容:アカデミックな題材だけでなく、日常的な話題も頻繁に取り上げられる。Task 1とは逆に、Task 2 では主観的な意見を求められる。
    • 大学で提出するエッセイと同様な形式で、文章構成を意識して書く。
    • 指示内容の例: Some people think that parents should teach children how to be good members of society. Others, however, believe that school is the place to learn this. Discuss both these views and give your own opinion.
    • 語数:250字以上
    • Reading Section

      評価 1 - 9 Band(採点は0.5刻み)
      時間 60 分
      パッセージ 3 passages
      内容 ◇文章は人文科学、社会科学、自然科学の多岐にわたるが、専門知識は必要としない。
      ◇文章は学術雑誌、雑誌、新聞、書籍、教科書など様々なソースからの抜粋。
      ◇少なくとも1passage は学術的な議論を扱ったものである。
      ◇グラフ、表、チャートが載った文章が使われることも多い。
      語数 合計2,150~2,750語
      問題数 40問
      スコア ◇正解数とバンドの目安は:15問正解=Band 5, 23問正解=Band 6, 30問正解=Band 7, 35問正解=Band 8
      特徴 ◇問題用紙と解答用紙が配布される。
      ◇記述式なので、スペルミスに注意が必要。
      ◇60分で3つの文章を読むので、ペース配分が大切。
      ◇リスニングと異なり、解答用紙に答えを記入する時間は別途に与えられないので注意。
      設問形式 ◇リスニングと同様に様々な質問形式がある。
        ・選択式問題
        ・要約完成問題
        ・文章完成問題
        ・タイトル選択問題
        ・メモ完成問題
        ・True or False 問題
      合計10から15の質問形式がある。

      Listening Section

      評価 1 - 9 Band(採点は0.5刻み)
      時間 40分
      パッセージ 4 Passages
      内容
        1. Conversation
    • 2人の登場人物間の会話。日常生活が舞台で、銀行口座を開く場面やレストランを探す場面など身近なトピックを扱う。
        • 2. Monologue
      • 1人の登場人物が話す。日常生活に関わるトピックで、目的地までの行き方や、書類記入の説明など情報を聴き取る。
          • 3. Conversation
        • 登場人物は2人から4人で、学生同士がアカデミックな内容について話す場面が多い。エッセイやプレゼンについての議論などがトピックになる。
            • 4. Monologue
          • 登場人物は1人。教授による大学の講義が主な内容。理系、文系問わず様々な科目が扱われる。
          • 問題数 40問 (各セクション10問)
            スコア 正解数とバンドの目安は:16問正解=Band 5, 23問正解=Band 6, 30問正解=Band 7, 35問正解=Band 8
            特徴 ◇問題用紙と解答用紙が配布される。
            ◇問題用紙への書き込みもでき、1 passage 終わるごとに解答の見直し時間が与えられる。
            ◇英国アクセントを中心に、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、米国など多様なアクセントで話される。
            設問形式 ◇質問形式が多岐にわたる。代表的なものは、
              ・選択問題
              ・グラフ問題
              ・チャート問題
              ・要約問題
              ・分類問題
            これ以外にも様々な問題形式がある。
            ◇選択問題だけでなく、数や単語を解答用紙に記入するディクテーション問題もある。

            Speaking Section

            配点 1 - 9 Band(採点は0.5刻み)
            時間 11~14分
            パート数 3 Parts
            各パート詳細
              Part 1
          • インタビュー(4~5分) 
          • 試験官から、住居・家族・仕事・勉学・趣味など身近な話題について一般的な質問を受ける。
              • Part 2
            • スピーチ(3~4分)
            • 試験官からカードを渡される。カードにはスピーチのトピックとその中に含めるべきポイントが3~4つ記されている。
            • 準備時間が1分与えられ、メモ用に鉛筆と紙が渡される。
            • テーマについて1~2分間話す。
            • 試験官は、そのテーマについて1つか2つの質問をする。
                • Part 3
              • ディスカッション(4~5分)
              • 試験官とPart2のトピックに関連した問題について話し合う。
              • ※試験内容、受験方法などは、必ず主催者発行のものをご確認ください。アゴス・ジャパンのウェブサイト上に掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。

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