【高校生・大学生対象】トップスクール合格者パネルディスカッション~イエール大学&トップリベラルアーツカレッジ~

~世界を舞台に活躍しよう!合格者から学ぶ成功の秘訣~
アゴス・ジャパン受講生で、世界の名門大学イエール大学に合格された田口厚志さん、国内大学併願で、東大とアメリカトップリベラルアーツカレッジ(ウイリアムズカレッジ・スワースモアカレッジなど)見事ダブル合格を勝ち取られた佐久間美帆さんをお招きして体験談を語っていただきました。
また、アメリカリベラルアーツカレッジへの留学に奨学金を提供するグルー・バンクロフト基金理事長の松本様をお招きして、奨学金についてのご説明をしていただきました。以下抜粋です。

パネリスト:
田口 厚志さん (筑波大学付属駒場高等学校卒)
【合格校】イエール大学
佐久間 美帆さん(東京学芸大学付属高等学校卒)
【合格校】ウイリアムズカレッジ、スワースモアカレッジ、スミスカレッジ、東京大学文科一類
      (ウイリアムズカレッジへ進学予定)
モデレーター:
横山 匡(アゴス・ジャパン代表)


<以下敬称略 ■…横山>

まずはお二人に、自己紹介と目指したきっかけをお願いできますでしょうか?

(佐久間)今年の9月にウイリアムズカレッジに進学することになりました佐久間です。今、留学するまでの間、東京大学の文科一類に在籍しています。
私は、去年の3月にアメリカのスワースモアカレッジに留学している姉を訪ね、実際に現地での授業を受けさせてもらったところ、すごく感銘を受けました。その後、姉もお世話になったグルー奨学金を紹介されてますます興味を持ち、それまでは日本の大学しか目指していませんでしたが、日本の大学との併願という形で準備を進めることにしました。

(田口)イエール大学に進学することになりました田口です。
私が留学をしたいと思ったきっかけは、2~3年前にアゴスで、ハーバード大学の方のセミナーがあり、そこで大変影響を受けました。
また、高2のころ、僕は文系と理系の両方に興味があったので、自分には総合的に学習できるアメリカの大学のほうがよいと思いました。

日本ではなく、海外の大学を優先した決め手は何でしたか?

(佐久間)日本の学生はまったく勉強しないと姉から聞いていました。アメリカの大学は、入学した後が勝負だという話や、姉も寝る間も惜しんで勉強している話を聞き、せっかく若い時期なんだから思い切り勉強してみたい、と思ったのが決め手です。

(田口)周りの友達はみんな当たり前のように日本の大学へ進学する状況で、自分としては何か新鮮さがほしいと思っていました。アメリカには、色々な国から人が集まるし、人脈が増えると思い、そのコネクションが将来に活かせると思ったのが決め手です。

両親の理解やサポートは得られましたか?

(田口)僕の親は行きたいところに行きなさいという放任主義的な感じだったので、アメリカ行きにも十分に理解を示してくれました。

(佐久間)私の場合は全然だめでした・・・。母はあっさりOKだったのですが、父からは東大とか慶大へ行けと反対されましたので、勝手に準備を進めてしまいました。
結局、事後承認という形で現在に至っています(笑)。
姉のときには、下の妹が日本の大学に行けばいいから、ということであっさり留学のOKが出たのですが、ここにきてその影響が出た感じです。
親に反対された場合、一方的に希望を言うのではなく、親の状況や環境などを理解した上で話をしていったほうがいいと思います。

いつ頃から準備を始めましたか? また、その中で一番苦労したことは何ですか?

(田口)3年前にアゴスに来て相談した際に、成績が重要だと聞いていましたので、きちんと定期テストでは良い成績をおさめようと高1の時から意識をし始めました。
また、学校の課外活動にも力を入れました。特に、高2の時には文化祭実行委員長というポストにつきました。
高2の夏くらいまでは、TOEFL(R)TESTをモチベーションにしようと思って準備を進めました。その後、高2の冬に本格的に留学を決断したときからSAT(R)を勉強し始めました。エッセイは高3の夏からの準備開始でした。

うちの高校は、3年生も文化祭に参加しなければならず、僕は食品関係の責任者になってしまい、非常に忙しかった覚えがあります。
特に、文化祭の時期と出願の締め切りが重なり、エッセイなどの出願準備を進めながら文化祭の活動をしていましたので、それが本当に大変でした。

僕はEarly Action(早期出願)で出したので、11月に出して12月中旬には合格をもらうことができました!
僕は日本の大学との併願も考えていましたので、イエールの合格発表が出た日まで進学塾に通っていましたが、合格をもらった日から行くのをやめました。「東大を受けないの?」と聞かれましたが、「受けません!」と言ってきっぱりやめました!

ちなみに、エッセイは出願書類でただ一つ、自分がすべてを掌握して書けるものです。つまり、何を書くかは自分が勝手に決めていいわけですが、逆に何を書けばよいのか迷ってしまいました。僕は、文化祭の話しかないなと思ってそのエピソードを書いたのですが、アゴスに見せたら、あっさりダメ出しされ、結局30回くらいは書き直したんじゃないでしょうか。最後は出願3日前くらい前、ぎりぎりに完成しました。

(佐久間)そもそも去年3月に周りが急に進学のことを話し出したのが嫌になり、アメリカに飛んで人生を考え直そうと思って刺激を受けたところからのスタートです。その後、4月の終わりにグルーさんで話を聞き、準備をはじめ、TOEFL(R)TESTのほうも、最初は65点くらいからのスタートだったと思います。

高校では基本的なことはしっかりやっていたので、学校の成績では苦労しませんでした。課外活動は、部活を含めテニスをやっていましたが、大会などで活躍したことも出願時にはアピールしました。
私は、2歳~4歳までアメリカに住んでいましたが、小さい頃の話なので、英語は全然覚えておらず、まったく普通のレベルからのスタートだったと思います。
英語の学習は気持ちの切り替えが大切だと思います。私は、スコアで伸び悩んだので、最後のほうはTOEFL(R)TESTを捨てて他のことに力を入れるなどの気持ちの切り替えを行いました。

ちなみに、私の高校は3年生のときの文化祭が一番熱いのです。みんな塾に行かないで、力を入れている感じです。
私も当時は、SAT(R)の学習コースをぶっちぎって、文化祭に力を入れてしまったため、ぎりぎりまで受験することになってしまうばかりか、成績もあまりよくありませんでした。 ですので、英語・SAT(R)の話は、私から聞かないほうがよいと思います(笑)。

エッセイに関しては、昨年10月くらいからやりはじめ、12月くらいにアゴスに見てもらったときにはその評価に愕然としてしまいましたが、なんとかがんばってやりきりました。

■ここでちょっと一言アドバイスさせていただきます。
よく、課外活動をアピールするという話がありますが、やった事実よりも、なぜそれをやったかということのほうが重要です。エッセイでは、エピソードの裏に、それに対する価値観が伴われていないと審査官にアピールできません。
ちょっと答えづらい質問かもしれませんが、お二人は何が評価されて合格できたと思いますか?

(佐久間)私の場合、テストの成績でないことは確かです(笑)!
自分は6つの大学に出しましたが2校は不合格でした。
大学によって、求めている人材の質は違うと思います。合格した大学は、求められている資質が自分に合っていて、不合格だった大学は自分が適合しなかったということなのだと思います。

(田口)なんでイエール大学に行きたいのかという質問があって、そこで初めて何も考えていなかったことに気がつき、その後アメリカの大学のことを色々と研究しました。

自分は生物、中国に興味があったのですが、イエールには中国と北京大学と提携プログラムがありますし、生物でいえば、近年イエールはサイエンス系に力を入れていることがわかり、最終的にはイエールが自分に非常に合っていることがわかりました。
学校をきちんと研究したことが合格の要因だったのではないかと思います。
また、自分の「思い」をしっかりと出すことができたのも成功の要因だったと思います。

■出願と就職活動には、共通項が多々あります。
その一つに、聞かれた質問に答えられていないということがよくあります。
例えば、面接官から「なぜ●●商社に入りたいのですか?」という、その会社に入りたい理由を聞いても、総合商社に入りたいだけの理由しか返ってこない。
Answer the question! (質問に答えなさい)入学審査官がよく言う言葉です。
単純なことのように聞こえるかもしれませんが、実はこれは本当に大切なことなのです。価値観とか生き方の哲学を聞かれているのに、実績ばかりを答える人が多いのが実情です。

企業であっても、大学であっても、そこへのフィット(適合性)を探すというのは非常に深いプロセスです。それをやりきるにはとにかくスタートアーリーが大切です。このプロセスは時間が非常にかかりますので。
ここで、本日ゲストでいらっしゃっているグルーバンクロフトの松本さんからお話をいただきたいと思います。

(松本)松本です。皆さんにグルー奨学金とリベラルアーツ大学のご紹介をしたいと思います。奨学金のほうは、お手元にあるグルーバンクロフトの募集要項をご覧ください。
今年度は10人の合格者を予定しています。そこへの出願者は30名弱になると思います。つまり、2.5人に一人くらいの割合で合格者が出る計算になります。

我々が奨学金を出すと、その学生には大学側から授業料全額免除などのオファーが来ることも多くあります。両親に迷惑をかけなくてすみますのでぜひ皆さんチャレンジしてみてください。

大学留学生活を4年間しっかりがんばれば、人生で生きる力を学んでくることができます。
アメリカでは卒業することをcommencementと言います。つまり、人生はそこからがスタートなのです。その生きる力を4年間でしっかりと学んできてください。

あといくつか質問を続けたいと思います。留学後、向こうの大学で期待していること。出発までに何をしようと思っているかを教えていただけますか?

(田口)まだ入学してないので、今の期待だけですが、まずは先ほども言ったように、人脈をひろげることです。また、最先端の研究にも触れてみたいです。イエールは総合大学としては小規模だと思うので教授と密な関係を作れそうということも期待しています。また、大学に入ったら、地域の小学生などに教えるボランティアもやってみたいです。イエールの提携大学になっている北京大学で、現地の中国の授業を受けてみたいという希望もあります。

自分の準備経験も含め、このような大学留学の情報が非常に少ないと感じましたので、留学生で集めた情報を、近い将来ウエブサイトにまとめてみたいというアイディアも進行中です。

(佐久間)出発までは東大の学生としてがんばります。そもそも向こうでリベラルアーツを選んだのは、あまり専攻を決めたくない。色々な分野に触れてみたいというのがありました。

今、東大で学んでいて、枠にとらわれないで面白いと感じているのは、現代生命科学と国際交流論です。自分で取り組むことの楽しさを学んだり、新たに自分の興味の発見をしたりしています。
つまり、自分の専攻を決めていないがゆえに、新たな興味の発見の可能性があると実感しています。

■ここでちょっと、ボランティアやクラブ活動がなぜ評価されるのかをちょっとお話しておきたいと思います。
一言で言うと、求められている以上のことをやること。それをしようと思ったり、実際に形にするという価値観や行動力が評価されるからに他なりません。
また、グルーなどの奨学金のメリットについてもちょっと補足しておきます。
グルーなどの団体が選んだという信頼性は絶大です。確実に入学審査官へのアピール材料になります。
わかりやすく言えば、グルーがお金を出すと選んだ学生はどの大学も欲しがるはずです。つまり奨学金には、支給される奨学金(お金)以上の価値があります。奨学金は応募しなければ絶対にもらえません。ぜひチャレンジしてみてください!

最後に皆さんに一言ずつメッセージをいただけますでしょうか?

(佐久間)高1、高2の方々は、まだそんなに大学受験を意識しないほうがいいんじゃないかと思います。高1、高2の時期は受験をあまり意識することなく、あれこれ可能性を持っておいたほうがよいと思います。そうしないと、キャパシティの小さい人間になってしまうのではないかと思います。

私自身日本の大学も好きですし、要は選択肢を持っておくことが重要なのだと思います。日本もアメリカもどちらも可能性があるという選択肢を持ち、そこからのチョイスでよいと思います。私は皆さんに、アメリカは大好きだけど日本は嫌いという人には絶対になってほしくありません。日本の文化も大切にしてほしいと心から願っています。
今日はありがとうございました。

(田口)とにかく、可能性を広げることが大切だと思います。
早いうちからアメリカとか決め込んでしまうのではなく、両方を考えておいてよいと思います。
可能性があるうちは、とにかく積極的にチャレンジしてみることが大変重要だと思います。 皆さんもがんばってください!