【高校生・大学生対象】2012年海外トップスクール合格体験談

アゴス・ジャパン受講生で、世界の名門大学ジョージタウン大学はじめアメリカリベラルアーツカレッジから授業料全額のスカラシップを獲得された方をお招きして、体験談を語っていただきます。

パネリスト:

金井 理紗(かない りさ)さん
東京学芸大学附属高等学校卒業
グルー・バンクロフト基金奨学生
合格校:
DePauw University (授業料免除奨学金付)
慶應義塾大学
早稲田大学

四方 智之(しかた ともゆき)さん
暁星高等学校卒業
合格校:
Georgetown University
Wesleyan University
Oberlin College (ライシャワー奨学生)
DePauw University (奨学金付)
Wittenberg College (奨学金付)
Lake Forest College (奨学金付)
慶應義塾大学
早稲田大学

ファシリテーター:
横山 匡(アゴス・ジャパン 代表取締役)

<以下敬称略 ■…横山>


■留学のきっかけを教えてください。

(金井)東京学芸大学附属高等学校の卒業生で、現在慶應義塾大学に通ってます。9月から、アメリカのインディアナ州のデュポー大学というところに進学予定です。
初めて留学に興味をもったのは高校3年生でした。文理選択をして大学に行く前に学部を決めないといけないという窮屈さを感じていた時に、アメリカのリベラルアーツカレッジを知りました。高校2年生の夏に参加したカレッジフェアにアメリカの大学の在校生や卒業生と話すきっかけがあり、留学を目指すことになりました。

(四方)現在、慶應義塾大学の法学部に所属してます。9月から、Georgetown大学に進学が決定してます。
留学を考え始めたのは高2の夏で、テンプル大学という日本キャンパスのある大学が主宰するサマースクールに参加したのがきっかけです。
初対面でアメリカの学生たちと議論するような内容だったのですが、多様性とか違った価値観を持った人たちとの議論というのがとても楽しかったんです。そんな環境に身を置きたいと思って、留学を高2の夏に決意しました。その後、先ほど金井さんが言われていたカレッジフェア等で情報収集などを行って、高2の冬に試験を受けはじめました。

■テストに関しての取り組み、苦労した点等教えてください。

(金井)私は、SAT(R)の勉強を始めたのが、高3の春頃でした。
まず、練習問題を買って解いたんですけど、ホントに点数が足りないというか、伸びませんでした。
最初はとても苦労をして、春頃からずっと夏頃まで、ひたすら単語、語彙を増やすことをやってました。
やっぱり、SAT(R)は、特殊な語彙が出るので、その単語を覚えるということと、やっぱり、読む量が圧倒的に多いので、そのスピードがなかなか合わなかったのでひたすら練習していました。

夏にアゴスでSAT(R)対策のクラスに参加して勉強をしていきました。
Subjectの方は、勉強し始めたのが高3の春だったんですけども、私は2つに絞って勉強していて、ひとつは、数学を選択しました。英語がないっていうところで、日本人はたぶん取り組み易いところなので(笑)、数学を選択し、あとひとつは自分が興味ある教科の方が取り組み易いと思ったので、好きな生物を選択して、受験しました。
生物は、日本でもそうなんですけど、暗記事項がとても多くて苦労しました。Subjectでは、自分が興味があるものを選んで、勉強しても苦にならないようにすることが大事だと思います。

(四方)まず、Readingの方からいきますと、SAT(R)を準備し始めたのは、僕も高3の春です。
それぞれセクションについて言うと、ホントに語彙勝負、スピード勝負です。スピードに関しては、一気に一ヶ月とかで、よほどの量をやらない限り、なかなか伸びないので、とにかく語彙をやりました。
学校でも、休み時間とかほとんどやってて、前の人に「振り向く度に、おまえ、なんか単語帳ひらいてんな」みたいな感じだったんで、そのくらい語彙を重視した方が良いと思います。
Reasoningの方のMathに関してなんですけど、日本人は比較的高得点とりやすいっていうのはそうなんですけど、僕はMathが最初は満点になかなかいかなくて、苦しみました。とにかくケアレスミスなどを頑張って無くすというのは、Mathに関して重要だと思います。

Writingに関しては、もちろん文法を勉強するというのは、日本の英語教育でも重視されていることなので、それをしっかりやればいいんじゃないかなと思います。あとは、量をこなすことが大事だと思います。
Subjectに関してですが、僕が受けたのはMathで、MathIとMathIIがありました。どっちかというと、MathIの方が簡単で、問題自体は簡単なんですけど、スコアが取り易いのがMathIIと言われています。MathIIは、勉強すればというか、電卓を使うんですけど、それのやり方を覚えれば結構いけるという感じでした。
他の科目に関してなんですけど、学校によってrequireされる科目が2個だったり3個だったりするんで、僕も3つSubject Testを受けなきゃいけない学校をどうするかということで最後まで悩みました。

■推薦状についてはどうでしたか?

(四方) 僕が頼んだのは、まず、担任の先生です。アメリカの高校では、まずコンサルタントにお願いするらしいのですが、日本の高校にはそれに当たる人がいないので、担任の先生にお願いしました。
他に、英語の先生と、現代国語と小論文を教えてくれていた先生とに、書いてもらいました。どうしてそのお2人の先生を選んだかと言うと、僕のことをよくわかってくれていて、もともとよく話していて親しかったり、結構気に入ってもらえてるんじゃないかなと、思っていたので(笑)。そういう方にお願いするのが良いと思います。
日本の入試の推薦文とだいぶ違っていて、生徒である自分がどういう人間なのかというのを、具体的な例とか盛り込みながら、書いてもらうのが重要だと思います。
「この生徒は勉学においてだけでなく周りの生徒に大きく影響を与えた、うんぬん」というような硬い感じではなくて(笑)、「クラスでこんなことしていて、こういう失敗もしたけど、最終的にこんな失敗もしたよ」とか、そういう具体例を書いてもらうことが重要だと思います。
ですから先生方と、相談をしながら書いてもらうということが大切だと思います。

(金井)私の学校は、毎年、留学生がひとりふたり出ていて、英語の先生が推薦状を書いた経験があったので、まずは英語の先生にお願いしました。
後は、担任の先生と、それから部活がダンス部だったんですけど、ダンス部の顧問の先生にお願いしました。
学校行事が活発な学校なので、担任の先生には、私が学校行事の中でどんな役割を果たして、どんな影響を与えたかということを具体的に書いていただきました。
顧問の先生には、私がエッセイを書いた時に、ダンス部の事を題材にしていたので、そのエッセイの+αになるような形で推薦状を書いて頂きました。
やっぱり、ありきたりなことを書いても、あまり推薦状は意味がないので、自分のことをよく知っている先生にお願いをして、何を書いてほしいかということを話しながら、書いてもらうのが大切だと思います。

■留学の意思決定はいつごろでしたか?

(金井)私の場合、留学したいと決定したのが、高2の夏でした。
父がアメリカの大学に行きたかったという考えを持っているということもあって、両親はとても応援してくれました。
ただ、学費が日本と違って比較的かかるので、目指した時から、奨学金を出来るだけとって行きたいと考えていました。
私はグルー・バンクロフトの支援生としてお世話になっているのですが、そちらを通して、奨学金をいただいたので、すごくその存在は大きかったです。
奨学金は、経済負担が減るという面もありますし、やっぱり、学校が生徒に対してお金をだしているということは、生徒に対しての期待であると示していると思うので、奨学金は大きいと思います。

(四方)僕の父親は、大学院がアメリカで、その経験上、僕にはUndergraduateの段階から、行ってほしいと思っていたみたいでした。英語の能力に関してもなんですけど、一番視野を広げられるとか刺激を受けて自分の中に吸収できるっていう時期だと思うので、父親は、高1の段階から高校で留学したらどうだと薦めてきました。ただ僕は、小学校の6年間海外に居たので、「嫌だ」と言って(笑)。それで、拒否をしてしまったんですけど、そのくらい父親に関しては、サポートというか理解があったと思います。
母親はもともとは、そこまで乗り気ではなくて、日本の大学に普通に行ってほしいということを考えてたと思いますが、僕が留学を決心したら、サポートに回ってくれました。

■エッセイの思い出を聞かせてください。

(四方)エッセイに関しては、ホントに苦労しました。
だいたい、夏頃から草案みたいのを作り始めたんですけど、まず、「何を書けば良いのか」はホントにわからなくて。アゴスのコンサルタントの方にお世話になりました。どういうことを書けば良いのかというのを、しっかり話し合って、最終的に題材とか決めていきました。
このように、誰か自分の事を見てくれる人は、必須だと思います。やはり自分の書いたエッセイをを客観的にみてくれるっていうのは、ホントに大事だと思います。
ロングエッセイとショートエッセイがありまして、ロングの方は、文化祭で劇をやった時に、プロデュースから脚本から主演まで、色々な役割を担った時に、その中で起こった問題にどう取り組んでいったかということをポイントに書きました。
最初にコンサルタントの方に見せた時には、なんか、「意味分からないね」みたいなことを言われまして(笑)、本当にがっくりきたんですけど。
それを結局、20回近く書き直しまして、最初は800wordsくらいいってたのを、500wordsくらいにまとめるという作業を終えて、ロングエッセイを書きました。

ショートエッセイは、中高5年間所属していたテニス部の最終学年の時、後輩にコーチをした時に、どういう風に練習したらテニスをうまく出来るのかとか、メンタル面でどういう風に試合に臨めば良いのかということを、どのように伝えていったかというのを具体的に書きました。
テニス部とかそういう話って、正直、大勢居ます。どこにでもある形です。
でも、それを自分なりに考えてどう表現するのかが、評価に一番繋がると思います。
エッセイの内容を盛っちゃうってのはもちろんダメなんですけど、自分なりに考えて、エッセイを膨らませるというのは重要と思います。

(金井)エッセイは苦労しました。
私もエッセイをアゴスさんに見てもらっていたのですが、ネタが全く出て来なくて。ネタ探しが一番苦労したといってもいいくらい、なかなか書くことが思いつきませんでした。
しばらく考えていて、自分の高校生活の中で一番大きかったダンス部について書きたくて、最終的にロングエッセイは、ダンスに関する内容を書きました。
実は、帰国生で日本に帰ってきたばかりの時に、なかなか友達との会話がスムーズにいかなかったんです。その苦しかった時に、ダンス部に入ったのですが、そこでのダンスの強弱と、会話での強弱に、何か共通点を見出したことがあって、そのことについて掘り下げて書いていってまとめました。
今さらっと言ったんですけど、そのプロセスがホントに時間がかかって、最初書いた時には、ダンス部でこんなことありましたというエピソードだけだったんです。でも、それじゃ何も伝わらなくて、自分の考えとエピソードを繋げなきゃいけないって。500wordの少ないエッセイなんですけど、1回目は1400wordくらい行ってしまって(笑)
それを何回も繰り返していく中で、自分の一番書きたいことが見つかる、というような感じだと思います。

エッセイってものすごいことを書かなきゃいけないって思うかもしれません。こんな大会に出場して、こんな優秀な成績をおさめましたっていう、スゴい内容のエッセイを書かなきゃいけないんだと思うかもしれないんですけど、それだけじゃ、やっぱりその人って見えて来なくて。自分がどうしてそんなことをしたのか、とか、どういう意味があったのか、というのを考えなさいって、コンサルタントの方から言われました。
それが本当に、難しいことなんですけど、それを考えないことには、自分が見えてくるエッセイっていうのは書けなかったです。1つ1つ何でそういうことを書こうと思ったのか、というのを意識して、掘り下げて考えていくことが、最も重要だと思います。