【大手町「東京金融ビレッジ」MBA特別セミナー】 ハーバード・スタンフォードMBA卒業生による体験談

パネリストプロフィール:
坂入 昌朝(さかいり まさとも)氏
Harvard Business School, Class of 2002
国際基督教大学を95年に卒業後、メリルリンチ証券東京支店の投資銀行部で株式や債券の引受業務に携わる。97年10月に、独立系のM&Aコンサル会社であるJTPに入社し国内外の中堅中小企業のM&Aアドバイザリー業務に携わる。2000年にHBS(ハーバード・ビジネス・スクール)に入学し、2002年にMBA取得。
その後、プライベート エクイティ投資ファンドのカーライル・グループに入社し、中堅中小企業のファンド投資業務に携わる。2006年7月に独立し、上場企業投資及び経営陣にバリューアップ提案をする投資顧問会社のヴァレックスパートナーズを立ち上げる。2009年10月に、企業再生支援機構(現、地域経済活性化支援機構)に入社し、日本航空の再生プロジェクトなどに携わる。
2014年2月より、カーライル時代の投資先であった産業機械メーカーの株式会社キトーに入社し、執行 役員事業開発室長として主に成長戦略業務に携わる。

星野 淳二(ほしの・じゅんじ)氏
Stanford Graduate School of Business, Class of 2014
慶應義塾大学理工学部卒業。2005年 東京ガス株式会社勤務ののち、スタンフォード大学にてMBA取得。卒業後、三井物産株式会社にて欧米ファッション・スポーツアパレル ブランドへの投資を担当。

ファシリテーター:
横山 匡(アゴス・ジャパン 代表取締役)
以下イベント抜粋です。

パネリストは、ハーバードMBA卒業生の坂入昌朝氏とスタンフォードMBA卒業生の星野淳二氏のお二方。私費留学の坂入氏に対して、会社派遣の星野氏。父親の仕事の関係で、幼少期から海外で過ごし、米国の高校を卒業した坂入氏に対して、星野氏は日本で教育を受け、どちらかと言うと英語は苦手だったとの事。既に高校生の頃から将来的なMBA進学を考えていた坂入氏に対して、社会人を7年経験した後にMBA留学を決意した星野氏。対象的なバックグランドをお持ちのお二人のお話に、会場の参加者は熱心に聞き入っていらっしゃいました。

MBA留学準備のプロセスでは、それぞれ苦労されたポイントが違いました。帰国子女の坂入氏は、英語能力的には全く問題がない方ですが、やはりGMATの準備に苦戦されたそうです。何も勉強せずにGMAT試験を受けたところ、490点とご本人も少しビックリな点数が出てしまい、アゴスの前身であるプリンストン・レビューでのGMAT対策のご受講を決意され、対策後は690点までスコアアップ。星野氏は、TOEFL対策に苦戦され、本試験を20回受けられたとの事。スコアもなかなか安定せず、100点を超えたかと思うと、次の試験では、90点代に戻ってしまうなど、アップダウンがあったそうだ。最終的には、最高点108点を得て、出願。

それぞれの学校の特徴をズバリ一言で表すと、ハーバードは「リーダーシップ養成」。スタンフォードは、「起業家精神」との事。

後半の約一時間は、参加者からの質疑応答でした。かなりの数の方が挙手して下さったのですが、残念ながら時間の関係で8名の方からのみご質問を受ける事ができました。

イベントが終了した後も、坂入氏、星野氏、両名の周りを参加者が囲み、熱心にご質問されてらっしゃいました。