MBA留学の入学審査

入学審査は加点法

世界中から優秀な出願者の集まり、合格率が1/5とも1/10ともなるトップMBAの入学審査の考え方は、どれだけ自分の魅力を積み上げられるかという加点法です。ただし、これは、決してそれぞれの項目に対しての審査比重が決まっている(何に対して○%というような)訳ではありません。各出願者の状況に合わせて、様々な審査項目でプラスの評価となる面が積み上げられていき、最終的には総合的な評価で「合格させたい」と思わせる水準に達するか/達しないかという判断になります。入学審査官に聞くと、出願者の半分程度は「合格させてもよい人」だそうです。しかし、その中で合格するのは、「合格させてもよい人」ではなく「合格させたい人」なのです。

よく、「○○をしたら/しなければ不利になりますか?」という質問を受けます。これは、入学審査を積み上げ式ではなく、減点法で考えているからです。出願時の基本は「指示されていることはすべてする」そして「学校から『○○するな』と指示されていること以外で自分に有利なことはすべてする」となります。

大切なのは、自分にとって何が有利になることかをよく把握することです。

入学審査比重

総合的なコミュニケーション能力(英語力)当校のスタッフが、国際会議などに参加し入学審査官から直接収集した情報をグラフ化してみました。(トップ30ぐらいまでのプログラムを目指す際の目安)2年制MBAプログラムの平均的なプロフィールは、職歴4~5年、年齢27~28歳と言われています。もちろん、平均よりも職歴/年齢が上・下だからといって、その事実が入試に不利になるということではありません。職歴の内容は人それぞれです。なぜ「今」MBAがあなたにとって必要なのか、ということを個々の状況にあわせて明確にし、相手に説明していくことが大切です。さらに、職務経験とは、大学卒業後のフルタイムでの社会人経験のみを指す訳ではありません。課外活動、ボランティア活動、インターンシップ、パートタイム業務なども含まれます。このように、職務経験以外に、大学時代も含めたすべての経験が審査対象となるため、全体を通じて将来性を感じる経験をアピールできるかが重要です。

テストの役割

TOEFL(R)TEST

TOEFL(R)/IELTS(R)TESTスコアは、出願者の英語力を示す重要な数字です。総合スコアだけでなく、Reading/Listening/Speaking/Writingのサブスコアのバランスが大切です。学校の要求する最低スコア取得がまず必要ですが、プログラムによっては、特定のサブスコアの最低スコアを設定していたり、最低スコアを明確にしていないプログラム、英語力を図るテストを必須としていない学校など、テストスコアの審査方法も多様化する傾向があります。志望プログラムの出願要件を早めに確認し、目標スコア設定が重要です。

成功するTOEFL(R)TEST学習プラン~早期開始の重要性~https://www.agos.co.jp/test/toefl_test/toefl_ibt_taisaku.html

GMAT(R)/GRE(R)

GMAT(R)/GRE(R)は、MBAの必須授業における成功を示唆するものです(英語力、理論的な思考能力、数学力を評価するもの)ので、学業面の評価として活用される大学以降の成績(GPA)とのバランスによって、各自が必要とされるGMAT(R)スコアも異なります。GPAとGMAT(R)、両方高いに越したことはありませんが、GPAが低い場合には、GMAT(R)/GRE(R)で高いスコアを出せば、ある程度アカデミックにおける懸念を補うことができます。

成功するGMAT(R)学習プラン~春にGMAT(R)対策&出願対策を開始する重要性~https://www.agos.co.jp/test/gmat_test/gmat_taisaku.html

出願書類作成前の下準備

受験生が意外とおろそかにしてしまうのが、出願書類を作成する前の下準備です。下準備とは、プログラムに関する情報収集とパーソナルブランディングを指します。

プログラムに関する情報収集では、書籍やインターネット、入学審査官、在校生、卒業生、知人などのネットワークといったあらゆるリソースを利用してプログラムに関する情報を集めます。WEB上での情報から各プログラムのカリキュラムの調査、キャンパス訪問などをして実際にクラスを見学したり、在校生の話を聞いたりと、様々な方法をとることができます。多くの情報を収集し、各自がMBAで得たいものを整理することによって、より質の高い出願書類を作成できるネタが増える(=他人と差がつく)という意味から必要不可欠なプロセスです。

パーソナルブランディングとは、現在までの実績やMBA留学の目的、将来のキャリアビジョンといった、以下の4つの"WHY"をまず書き出すことから始まります。こういった自己分析を継続して実施することで、自分の強み/弱みが整理されて、出願書類を作成する際に役立ちます。

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アゴス・ジャパンでは、出願前の下準備に関する情報を含むセミナーを随時開催しております。

出願パッケージの理解

入学審査官は、学校側から指定されている提出書類、およびインタビューの機会を使って、出願者がプログラムに貢献でき、プログラムが求めている人物であるかどうかを審査します。つまり出願項目全体をパッケージとして「自分」というひとりの人物像を描き出すわけです。よって、出願パッケージ作成にあたっては、各項目の役割を理解し、それぞれの項目でアピールすることを整理してから、作成を開始することが重要です。

成績証明書 アカデミック分野における過去の実績
TOEFL(R)TEST MBAの授業に対応できる英語力の証明
GMAT(R) 数学、英語、分析能力、
ライティングスキル
学問に対応できる
アカデミックスキルの証明
与えられた共通課題に対して
どう取り組みどういう結果を出したか
MBAに対する
コミットメントや計画性の表れ
レジュメ 過去の実績 (achievement/accomplishment)のハイライト集であり、学業/職歴/課外活動を記します
エッセイ 出願者の長所・資質・経験や将来のビジョンなど、将来の第一線の専門家/ビジネスリーダーとして成功するかどうかを測る材料
推薦状 入学審査官に出願者の魅力を「信憑性」高く伝える役割。出願者の強み、改善点、人望などを証明する材料
インタビュー コミュニケーションスキル、パーソナリティー、好感度、学校への貢献や意欲、熱意を確認するもの

アゴス・ジャパンのMBA対策

トップスクールの合格に不可欠な2つの柱「テスト対策」「出願対策」をトータルにサポートします。テスト対策プログラムでは、独自の攻略法「Strategy」が短期間でのスコアアップを可能にし、出願対策プログラムでは、長年に渡る指導経験や、海外教育機関とのネットワークなど最新の情報を基に受講生の力を最大限に引き出す指導で、志望校合格をサポートします。

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