合格者の声

2023年度合格者からのメッセージ

Photo [MBA]
お名前:H.K.さん
合格校:IESE Business School (University of Navarra)
合格校:HEC Paris
入学校:IESE Business School
奨学金:IESE Trust Scholarships

1.留学を志したきっかけ

・バックグラウンド
職歴
大学在学時に公認会計士試験に合格し、監査法人にて4年ほど会計監査業務に従事しました。ここでは日系大手のマルチナショナル企業の監査を主に担当しておりましたが、監査チームの規模が大きく、自分の裁量が小さかったため、転職を決意し、日系の小規模なコンサルティングファームに転職しました。コンサルティングファームでは主に管理会計・財務会計に関連するコンサルティング業務を5年ほど実施しました。

学歴
私立文系大学卒業(GPAはWES換算で2.98という低GPA)

英語運用能力
留学経験なし、大学受験なし、中高生時代における英語成績は10段階で4か5、監査法人入社時のTOEICを本気で受験して350点という惨状でしたので、基礎的な英語力は非常に低かったです。社会人になって、後述するグローバルプロジェクトにアサインされてから勉強をスタートし、MBA受験前にTOEICは820点で、最初に受けたTOEFLは62点でした。

・留学を志したきっかけ
コンサルティングファームでは大手自動車部品メーカーのプロジェクトに長期に渡り従事することになりました。当該プロジェクトは常駐型でのプロジェクトであり、日本本社にて海外子会社・各事業部・各機能部署との連携を求められ、異なるバックグラウンド、多国籍な環境でのファシリテーションやリーダーシップが求められました。
私は海外での留学経験も就業経験もなかったため、当該プロジェクトで価値を出すのに非常に苦労し、多様な国籍・バックグラウンドを持つ人々が集まる環境でソフト・ハードスキルともに磨こうと考え、MBA留学を志すことを決めました。
また、当該自動車部品メーカーに海外MBAホルダー(Stanford/Wharton/Booth/LBS/INSEAD等)が多く、この方々のようになりたいと思いました。実際にMBAホルダーにMBA受験を勧められたのもきっかけの一つです。

2.なぜ海外の学校に行こうと思ったか

上述の通り、多国籍、多様なバックグラウンドが集まる環境で自分のソフト・ハードスキルを磨こうと考え、海外MBA留学を志すこととしました。

3.留学先や志望校はどのように絞っていったか

・出願先選定
多国籍な環境を求めたのと、自分の低GPAを考慮し、欧州校を中心に検討を開始しました。
また、海外での留学・就業経験がないことから、1年半もしくは2年制のプログラムを探し、IESE business school・HEC Paris・London business school・ESADE business schoolの4校を中心に出願を検討しました。
また、MBA卒業後のキャリアは戦略コンサルティングファームへの就職を考えていたので、そこから更にIESE business school・HEC Paris・London business schoolに絞りました(ESADEは協力的な雰囲気の非常に良い学校だと感じましたが、直近では戦略コンサルティングファームに就職された方が少なかったため、出願しませんでした。ESADEはそもそも戦略コンサルティングファームを志望する方が少ないようです)。
また、出願直前に戦略コンサルティングファームに就職する方が多いINSEAD(1年制ではあるものの)も出願を決定し、出願しました。

・不合格の結果
LBS及びINSEADは残念ながら、書類選考の段階で落ちてしまいました。恐らく低GPAを挽回できるほどのGMATの点数が獲得できなかったことや、職歴(知名度の低いコンサルティングファームだったこと)などが原因ではないかと推測しておりますが、本当の原因はわかりません。

・留学先選定
IESEとHECについては同日に合格の連絡をもらい、IESEは奨学金付きのオファーでした。
どちらも非常に良い学校で、戦略コンサルティングファームへ就職している卒業生も一定数いるため、迷いました。
知り合いの転職エージェントや某戦略コンサルティングファームに勤めているMDの方などに学校の優位性なども調査しましたが、優位性はないとの回答だったので、Deposit期限のギリギリまで迷いました。
そして、本当に運良くプロジェクトで1週間休みを取れることになったので、Deposit期限の直前に弾丸キャンパスビジットを敢行することにしました。
そして、キャンパスビジットの結果、IESEのキャンパスの雰囲気、在学生の方とのFit感、そしてインタラクティブな授業に惹かれ、IESEに進学することを決めました。

4.留学準備プロジェクトのタイムマネジメントについて

全体として、優先順位を強く意識していました。
私は私費受験だったので、MBA受験準備を最優先事項とし、その次に仕事、そしてプライベートの優位順位としていました。
私は勉強及びMBA受験準備をしないこと自体がストレスになってしまうタイプだったので、受験が終わるまでは平日の飲み会や休日の友人との集まりなどは基本的に断っていました。私のバックグラウンド的にそうでもしないと他の受験生に勝てない(MBA受験生は一流国立大学出身の方が多いです)と考えたためです。
基本的には平日は就業前の朝に1~2時間ほど勉強、就業後もカフェなどに寄って2時間ほど勉強というスタイルで継続していました。
休日も自宅だったり、カフェだったりと場所はバラバラでしたが、朝から夜まで8時間~10時間くらいは勉強するようにしていました。

5.TOEFL/IELTS/GMAT/GRE/SAT等テスト対策について

IELTSとGMATは下記スコアで出願しました。
TOEFL(R 27, L 27, W 19, S 22 Total 95)=>IELTSに切り替え
IELTS(R 7.0, L 8.5, W 6.5, S 6,5 Total 7.0)=>GMAT学習開始
GMAT(Q 48, V 36 Total 690)

TOEFL・IELTSについては4技能全てで大変苦労しました。 TOEFL・IELTSに関して、Reading・Listening・Writingは主にAgosでお世話になり、Speakingは京橋にあるE4TGという個人塾でお世話になりました。また、Listeningの一部は御徒町にあるY.E.Sという個人塾にもお世話になりました。
Agosも上述の個人塾もクオリティが高く、私の英語力を何段階も底上げしてくれました。

・Readingについてはやはり単語力と文法理解が全てだと思っています。地道に単語(TOEFLテスト英単語3800を利用)を覚え、文法書を読みながら、わからない箇所はAgosの先生に質問していました。特に学習初期は小林先生、学習後期は加藤先生にお世話になりました。加藤先生には年末年始の時期も質問対応をしてくださり、大変助かりました。そのおかげで、2カ月後にはIELTSのReadingで8.0を取り、TOEFL・IELTSの対策から卒業することができました。
・ListeningについてはAgos及び上述のY.E.Sでもおすすめされたディクテーションが効果があったかなと思っています。Agosでは岡先生に色々とListeningの対策方法(ディクテーション、シャドーイング、リピーティング)を教えてもらい、色々と試す中で徐々に改善し、最終的にはIELTSのListeningで8.5が取れました。
・WritingについてはTOEFLもIELTSもあまり得意になれず、最終的にIELTSでは6.5止まりでした。しかし、Agosでは毎週の授業の中で宿題を与えられるため、半強制的に英文をWritingする機会を与えてくれるので、その点では学習のペース維持に大変有用でした。また、添削の返却スピードも速く、すぐに改善点を知ることができたのも有用でした。Writingでは主に岡先生と米田先生にお世話になりました。年末年始にメールで質問をした際にも米田先生はすぐに返信を下さり、疑問点を解決できたので非常にありがたかったです。
・Speakingは上述した通り、TOEFLのSpeakingに特化したE4TGにメインで通学していました。8月くらいから12月くらいにかけて通学していましたが、TOEFLは23点程度、IELTSは6.5程度までは取れるようになりました。

なお、GMATのVerbalについては元Agosの中山先生の指導にて対策を進めており、そちらに別途体験記を記したので、必要に応じてご参照ください。
https://gmat.work/blog/?p=2404

MathについてはAgosの教材と通称"マスアカ"という教材を用いて学習を進めていました。"マスアカ"では通信講座のようなものもあり、そちらに申し込むと模試と通信授業が提供されました。これらの教材以外でもGMATのOGやPrepで不明な箇所があった際にメールで質問すると回答をいただけたので、大変ありがたかったです。特に受験後期のGMATの受験可能な回数が迫っている段階などでは迅速に回答をしていただき、本当に助かりました。

TOEFL/IELTS/GMATの学習全般において、復習とわからない箇所を無くすことを大事にしました。特にTOEFLのReadingなどでは大量のOGが出回っていたりして、それを多読するという学習方法もありました。ただ、私の場合は基礎力が低かったので、(TOEFL学習の段階では)多読ではなく、同じ問題を何度か繰り返し解き、それによって読解スピードを向上させるということが最も効果的な対策だったと思います。こちらはAgosの加藤先生に指導を受けたやり方で、実際にそれでテストスコアも伸び、GMATのより難解な英文に挑戦することができたので、学習方針に迷った場合には先生に相談されると良いかと思います。

6.テスト対策の目標スコアは勉強を始めてからどの位で取得したか

TOEFL・IELTSの対策で丸1年、GMATの対策で10カ月要しました。

7.出願準備について

TOELFからIELTSに切り替える際のスイッチングコストのようなものを考え、若干躊躇することがあったものの、当時のカウンセラーである片倉さんに背中を押してもらい、すぐにスコアメイクすることができました。片倉さんは期間を区切り、「xx月までに取れなかったら切り替えましょう」とご提案してくれたので、気持ちを切り替え、すんなりとテストの切り替えをすることができました。
また、GMATとGREの切り替えで悩んでいる際には、私の得意・不得意を冷静に分析してくださり、このままGMATの学習対策を続けた方がいいとご提案してくださり、実際にGMATで目標としていた600点代後半を取ることができました。
やはり経験豊富なプロに相談することで、客観的で合理的な意思決定ができるので、Agosに申し込んで本当に良かったと思います。

また、エッセイカウンセラーの岡田さんとは年末年始は30日まで、新年は1日からエッセイのレビューをしてもらいました。私が後悔のないように急遽出願校を追加したいと申し上げた際にも、嫌な顔一つせず、淡々とご対応してくださりました。おかげで何とか年明けのラウンドで志望校に出願することができました。
また、私がテストスコアなどで精神的に不安定な際にも都度都度、適切なアドバイスをいただき、非常に救われました。

8.アゴス講師 / コンサルタントへのコメント

初期の英語学習、GMAT対策、エッセイ対策、面接対策、そして合格後の学校選択に至るまで本当にお世話になりました。
MBA受験を志した当時から進学したいと思っていたIESEに進学することができ、本当に光栄です。
長い長い受験期間を継続して支えてくださり、本当にありがとうございました!

9.アゴスを選んだ理由

AgosであればTOEFLから面接対策まで一気通貫で対策ができ、効率が良いかなと考えて選択させてもらいました。結果として、学習初期から合格後の学校選択まで同じカウンセラーの片倉さんとコンサルタントの岡田さんに逐一相談でき、必要に応じて軌道修正できる環境だったため、私の選択は正しかったと思っています!

10.留学 / 進学準備を振り返って、成功の秘訣とは?

日本で育ってきた方にとって留学準備は非常に長く、苦しい時間になると思います。
それでも、自分の中で優先順位を決め、留学する目的を明確にしながら、日々淡々と準備を進めていくことが重要だと思いました。

11.留学・留学後に向けての抱負

ここからがスタートだと思っています。
特にIESEの1年目は、1日に3つのケースについて目を通しつつ、多国籍なチームメンバーと毎日議論を交わし、授業に参加して、積極的な参加が求められるというタフな環境です。
ただ、キャンパスビジットに訪問して感じた「ここなら自分を成長させられる!」という想いを大事にして、何とか生き残り、自分自身を更に成長させ、キャリアチェンジを成功させたいと思います。

12.今後留学を目指す方へのメッセージ

テストのスコアが悪かったり、一部学校のインタビューに呼ばれなかったりと、苦しいことも多くありました。ただ、諦めずに継続して準備を進め、実際に合格をもらうことができたことで、私自身また一つ成長できたと感じています。
特に私費受験生の方は自分の中の優先順位を下げるということが環境的にできてしまうと思いますが、そこを踏ん張ってみると、違った景色が見えてくると思いますので、ぜひ頑張ってもらいたいと思います。

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