合格者の声

2023年度合格者からのメッセージ

Photo [MBA]
お名前:K.N.さん
合格校:National University of Singapore
入学校:National University of Singapore

1.留学を志したきっかけ

学部時代に交換留学で東南アジアに行っていたときに、現地学生の多くがイギリスやアメリカでの修士号取得を目指していたことで文系ながら漠然と大学院を意識し始めました。一方で学部ではそれほど研究に励んでいたわけではなかったことに加え、国内MBAが比較的有名な大学だったためMBAという存在について早期に知る機会を持つことができ、就職してから海外MBAを目指してみたいと考えていました。

2.なぜ海外の学校に行こうと思ったか

就職先は国内マーケットを中心とした事業を展開していたものの、若手のうちから裁量をもって働けるというところに惹かれて入社しました。一方でどこかのタイミングでは海外で働いてみたいと考えていたので、MBAを経由して現地就職などにチャレンジしようと決意しました。

3.留学先や志望校はどのように絞っていったか

東南アジアへの留学経験があり、また戻りたいと思っていたため、MBAを意識したときにはシンガポール一択でした。(特定の国というよりもASEAN地域にまたがって仕事ができないかと考えていたため)

4.留学準備プロジェクトのタイムマネジメントについて

準備期間のうち最初の半年ほどは平日1-1.5時間/日、土日祝日5-8時間/日で、週15-20時間を目標に取り組みました。GMATのスコアが上がり切らなかったことをきっかけに、途中で平日2時間/日、土日祝日8-10時間/日で、週25-30時間に引き上げました。

幸いにもリモートワークだったので平日はできるだけ朝の時間に詰め込むようにし、仕事後にストレスがかかりすぎないように努めました。

5.TOEFL/IELTS/GMAT/GRE/SAT等テスト対策について

GMATは中山先生の授業をみっちり受け、問題練習を繰り返したところで、600点半ばで上がらなくなってしまいました。色々なブログや体験記を読み、「SC/CRの正解ではない選択肢がなぜ正解ではないのか」を説明できるようにする、というところに立ち戻って問題を解きなおしました。

最初に問題演習を始めた時にも同様の内容を読み、やっているつもりだった&中山先生も折に触れてそうした取り組みの重要性を説明くださっていたと思いますが、徹底度合いが弱かったと思います。例えば、答え合わせの際に、誤った選択肢の中にはいくつか間違いが含まれていることがあるが一つ見つけたら次に行っていた。本来はひとつの選択肢を徹底的に洗っていくイメージでやる必要がありました。

学習の方法はそれほど間違えてなくても徹底度合いが弱いと結果に繋がらないと感じました。取り組みを修正してからVerbalが伸び、合計点数が上昇しました。

6.テスト対策の目標スコアは勉強を始めてからどの位で取得したか

IELTSについてはアジアのMBAは必要点数が低いこともあり、専用の対策なしで一度受験したときに十分な点数を取ることができました。仕事で英語は使わないものの、折に触れて単語帳や英文のニュース/英語の本を読むなどは行っていたので多少なりともそういったことが寄与したかもしれません。(そのためSpeakingとWritingの点数は低いです)

GMATについては中山先生の授業を受け始めてから5か月で600半ば、最終的に8か月かけて600後半で出願しました。目標は700だったのでそこには到達できませんでした。なお、600半ばから600後半までにはエッセイ対策なども織り交ぜています。

7.出願準備について

スコアメイクもGMATを中心に辛い時期はありましたが、精神的に最も苦しかったのはエッセイです。MBA受験開始の動機が非常に弱かったこと、周囲にMBAホルダーがいないこともあり具体イメージが薄かったこと、職歴が比較的短く かつ ドメスティックであったためわかりやすいゴール設定が難しかったことなどで、Why MBA?やpost-MBAのキャリアゴールについて、納得感をもって組み上げることができませんでした。岡田先生から出願ゼミで「志望動機をデザインする」ことのアドバイスを頂きつつ、個別のコンサルティングで林先生に見ていただきながら、なんとか出願が可能なものを作成しましたが、これが自身のキャリアビジョンだ!と胸を張って言えるところまでは最後までたどり着けていません。

8.アゴス講師 / コンサルタントへのコメント

片倉さん:最初に受験のご相談をさせていただいてから、都度ご相談をさせていただきました。常にスケジュールに対してオントレかどうかや次にやるべきことが明確にして進むことができたのは、片倉さんのおかげです。過去の事例などを交えて、はっきりと状況を教えていただけたので大変ありがたかったです。

9.アゴスを選んだ理由

長期間かつかなりインテンシブなプロセスになることがわかっていたので、費用対効果ではなく、とにかくプロセスを確実に走り切ることができることを基準にしました。十分な支援体制がある大手の塾を希望しておりAgosで最初にお話を聞いたときに片倉さんとお話しさせていただき、その基準を満たせていそうだったのでそのまま講座の受講に進むことにしました。

10.留学 / 進学準備を振り返って、成功の秘訣とは?

心と身体の健康を保つことがとても難しいです(特に心)。一意見として、健康でいるためにキーになるのはスケジュール管理が重要と感じています。
色々なスタイルがあるかと思いますが、基本的にはTOEFL/IELTS、次にGMAT/GRE、それが終わってからエッセイ、落ち着いたらインタビューと進んでいくと思います。ただそれぞれが当初見立てたスケジュールで進めばよいですが、大抵の場合はそうなりません。特にスコアメイクで遅れ、エッセイに着手できない、出願ラウンドを後ろだおす、ということが起こりやすく、そのときのプレッシャーや苦しさは尋常ではありません。

私はそういった状況が続くと絶対にもたないので、できるだけそうならないよう下記の2つを意識してスケジュール設定をしていました。
①各フェーズの準備期間を一般的に言われているもの、合格体験記のものよりも長くおき、バッファを取る
 例:合格体験記の平均値よりも1.5倍ほど期間を空けて、翌年の受験の可能性まで考えて準備する
②一つずつ取り組むのではなく早い段階で各フェーズに少し取り組んでみてどのくらい時間がかかりそうかをアップデートし続ける
例:GMATスコアはまだ出きっていないが、早い段階で出願ゼミを一通り受けてみて、エッセイやインタビュー、推薦状などがこのあとどのように進むのかなどを確認する

特に①については、やはり合格体験記にいる方は、全受験生の中でも私のように中途半端ながら大変な幸運に恵まれた方か、かなり基礎能力値が高い方だと思いますのでその点ご留意頂いたほうがよいかもしれません。

とはいえ、社費の方は①はやろうと思ってもそうはいかない、というところまですでに来ていることもあるかもしれません。もしスコアメイクで足踏みしそうな場合、している場合は②だけでも検討してみるのが良いかと思います。

11.留学・留学後に向けての抱負

大変ありがたいことに合格までいただきましたが、まだまだキャリアビジョンが非常に弱いこと、経歴/スキルともに中途半端であることを自覚しています。MBAはすべてを解決してくれるわけではないとは分かっていますが、少しでも強い自分になれるようもがいていきたいと思います。

12.今後留学を目指す方へのメッセージ

受験プロセス自体はモチベーションが下がる、自信を無くす、とにかく体力を持ってかれる、などなど、とても辛く苦しいものでした。その中を最後まで走り切れるかを問われていると感じています。とにかく自分の心と身体を守ることを大事にされてください。
この苦労が本当に報われるかは私も実際に行ってみないとわかりませんが、しかし受験の中で在校生やアルムナイ、イベントなどで見聞きしたMBAプログラムについてのお話はどれも心躍るものでした。これから自分がそうした場面の一部になれることをとても嬉しく思っています!

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