合格者の声

2023年度合格者からのメッセージ

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お名前:清水 優 さん
合格校:Harvard T.H. Chan School of Public Health
合格校:Johns Hopkins Bloomberg School of Public Health
合格校:Columbia Mailman School of Public Health
入学校:Harvard T.H. Chan School of Public Health
奨学金:Rotary Global Grants

1.留学を志したきっかけ

 私はリウマチ・膠原病内科医としての臨床に従事し、同時に関節リウマチの病態解明に向けた基礎研究にも従事しました。臨床の観点からは自己免疫性疾患としては治療法が充実している関節リウマチであっても、充分な治療効果を得ることの出来ない症例が残されていることに気付きました。一方で、基礎研究で有望と思われる医学的知見が必ずしも臨床応用が進んでいない状況がありました。本邦において研究と臨床の橋渡しとなる臨床研究に従事する人材が乏しいことが原因と考え、優れた臨床研究が行われるアメリカへの留学を志しました。

2.なぜ海外の学校に行こうと思ったか

 本邦にも臨床研究を学ぶ事の出来るMaster of Public Health (MPH) プログラムを提供する公衆衛生大学院留学がありますが、いずれも歴史が浅く世界的に充分に認知されているとは言い難い状態です。新規治療開発は多国間共同で行われることから、海外の公衆衛生大学院留学で世界中の人々と学び、相互理解を深め、グローバルな舞台で通じる能力、経歴を身につけたいと考えました。

3.留学先や志望校はどのように絞っていったか

 いわゆるランキングをもとに志望校の選定を開始しました。また、実際に留学された方からお話を伺い、情報を集めました。最終的には、各大学院別に入学した場合の履修スケジュールを作成し、自分自身の目標と合致するか確認しました。私の場合、履修の自由度の高さと自分の興味と合致した研究が行われている事からHarvardを第一志望としました。

4.留学準備プロジェクトのタイムマネジメントについて

 留学準備に当たっては、MPH出願で求められる英語スコア (TOEFL 100 or IELTS 7.0) とStatement of Purposeを用意する必要がありました(GREはパンデミックのため提出不要)。また、奨学金も検討していたため、2022年4~5月頃には奨学金・大学院の出願書類作成を始めたいと考えました。以前英検準1級取得していたのが幸いしたのか、英語スコアメイクは想定より早期に実現できました。実際には下記の通りの経過です。

2021年11月 英語勉強開始 (TOEFL 3800、TOEFLとIELTS公式問題集)
2021年11月 TOEFL 90 (1回目)
2021年12月 TOEFL 97 (2回目)
2022年2月 IELTS 7.5 (L: 7.5 R: 8.5 W:6.5 S6.5) (1回目) ←出願スコア
2022年5月 AGOS入会
2022年5~9月 奨学金書類(伊藤国際、JASSO、Rotary)、推薦状、SOPHAS入力
2022年10~11月 奨学金書類をもとにStatement of Purpose作成
2022年11月12日 Harvard、JHU、Columbia出願

5.TOEFL/IELTS/GMAT/GRE/SAT等テスト対策について

 TOEFLは難しく、100点を超えることは出来ませんでした。相性もあると思われ、IELTSも同時並行で進めるのが良いと思います。様々な場所で言われることですが、TOEFL→IELTSの移行は可能なので、まずはTOEFLから始めるのが良いと思います。また、リスニングについてPodcastでABC newsのWorld news tonightとBBCのGlobal news podcastを毎日聞きました。内容も面白く、リスニングのスコアメイクにも役立ちました。

6.テスト対策の目標スコアは勉強を始めてからどの位で取得したか

 GREは提出不要で、英語スコアのみですが約4ヶ月を要しました。

7.出願準備について

 留学を志す方は、留学準備を始めるまでに、様々な事を考え、自分の中では充分な理由があるものと思います。しかし、自問自答で紡ぎ出した自分の考えがある事と、それを他者 (入学審査官や奨学金審査官) に説得力のあるストーリーを分かりやすい言葉で伝える事は別物です。私の場合、それが最大の障壁でした。留学準備開始前に、奨学金書類や出願書類を試しに書いてみましたが、「なぜ、留学するのか」、「なぜ、Harvardなのか」といった設問に、自分の心の中を表現しきれず、大変歯痒い思いをしました。

8.アゴス講師 / コンサルタントへのコメント

 岡田先生にお世話になりました。岡田先生はコーチングのスキルをお持ちで、濃密な対話を通じて、私の考えを言語化してくれただけでなく、自分が考えて来たことを再発見させてくれたことで、自分の期待を上回るStatement of Purposeを作成できました。

9.アゴスを選んだ理由

 MPHを含めた海外大学院合格や奨学金合格の実績が豊富であり、頼れると考えました。

10.留学 / 進学準備を振り返って、成功の秘訣とは?

 諦めない事です。私は臨床や研究に加えて、毎週末には子供と公園に行きつつの出願準備でしたので、やらない、諦める理由はいくらでもありました。留学の家族への負担や金銭的負担も諦める充分な理由になるでしょう。でも、それは違います。留学を志したその熱い気持ちを、そんな理由で忘れてはいけません。一度きりの人生ですから、納得した人生を歩みたいと思いませんか。

11.留学・留学後に向けての抱負

 大変貴重な機会に恵まれました。全力で勉強してきます。留学で身につけた知見をもとに新規治療法を実現し、日本、そして世界に還元したいと考えます。

12.今後留学を目指す方へのメッセージ

 諦めずに挑み続けて下さい。必ず留学への道は開けると思います。Where there is a will, there is a way!

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