合格者の声

2023年度合格者からのメッセージ

Photo [UG]
お名前:小野 晴己 さん
在籍校:Blair Academy
合格校:Washington University in St. Louis
合格校:University of Massachusetts Amherst
合格校:University of Wisconsin Madison
合格校:University of Pittsburgh
入学校:Washington University in St. Louis
奨学金:University of Massachusetts Amherst Chancellor's Award

1.留学先 / 志望校はどのように絞っていったか

私は幼い頃から科学への興味があり、高校では、 Biology、Anatomy and Physiology、Independent Science Research を通して、生物学の分野に強く惹かれました。高校2年生の終わりには生物学を専攻する事を視野に入れ、その分野での上位大学を中心に志望校リストを作り始めました。自分が勉強したい事とその学校がオファーしているプログラム、設備や施設が一致しているかは勿論の事、学食、寮、キャンパスの雰囲気など、自分が学校に求めるポイントを明確にしていきました。私はバレーボールが好きなので、バレーボールのクラブチームがあるか等も大事なポイントでした。その上で、自分の実力や実績とその学校が受験者に求めている資質を検証しました。自分は学校の成績は良かったものの、SATのスコアが伸び悩んだため、テストブラインドの学校、テストオプショナル制度によりテストを提出していない生徒を多く受け入れている学校を選択しました。自分の理想の学校を思い浮かべ、好きな点を具体的にして、それに近い学校のリストを完成させると良いと思います。

2.大学準備プロジェクトのタイムマネジメントについて

優先順位を作る事です。SAT・ACT、TOEFL、Essay、GPA、Extracurricular 全てを完璧にこなす事は容易ではありません。限られた時間で全部やろうとしても、一つ一つが中途半端になってしまい、自分と他の受験者の差別化も難しくなってしまいます。私の場合、TOEFLは10年生(高1))の時に終わらせ、11年生(高2)の時には、高いGPAを取ることを最優先しました。SATはしばらく勉強しても伸び悩んだので、11年生の2学期には諦め、高いGPAを取ることだけに集中しました。自分の強み、弱みを見つけ出し、優先順位を明確にすることで、私はトップ校志願者とも闘えるレベルまで進化しました。

メリハリをつける事も大切です。学校では成績、夏はインターンやエッセイなど、私は同時並行ではなく、場所や時期ごとに違う課題に取り組むことを心掛けました。その結果、トップ校にも認められる成績、印象に残るエッセイを完成させ、充実したExtracurricularを達成することができました。

最後に、私が振り返って良かったと思うのは、10年生の夏に東京オリンピックでアルバイトをしていた事です。11年生は一年中エッセイと高成績をとるのに忙しかったので、思うように Extracurricular Activity をする時間がありませんでした。時間に余裕がある10年生の夏から、自分の今までの活動を整理し、興味がある事、挑戦してみたい事を、後に大学に示せるような形で更に取り組むと良いと思います。

3.出願準備について

エッセイ作成のアドバイスで、『書く内容ではなく、どのように自分という人間を伝えられるかが大事』と教わったことです。この言葉は、夏から毎日アイディア出しをした挙句、何について書けばいいかわからなくなっていた私を救ってくれました。いくらアイディア出しをしても内容が決まらない方は、思い切ってラフドラフトを書き始めてみて下さい。大事なのはどの自分の部分を書くかではなく、どう深くそれを分析し伝えるかです。最適な内容は書き始めたら見えてくると思います。私の場合、最後まで自信を持って書けたエッセイは、奥行きのあるものばかりでした。また、立ち止まった時はサプリメンタルエッセイなどから書き始めたりもしました。その結果、達成感が沸き、効率よく進められました。

私が役に立ったと感じるもう一つのアドバイスは 『サプリメンタルエッセイはお題をしっかり読み、シンプルかつ正直に回答を伝える』です。ED1で受けた大学へのエッセイでは、志望理由を述べるのに、ついつい難しい単語を使おうとしたり、理由を詰め込み過ぎてしまい、うまく伝える事ができませんでした。合格を頂いたセントルイスワシントン大学に出したエッセイは、志望理由が素直に書けました。文字制限内に全てを含めることが難しい場合、詰め込もうとせず、最も大きな志望理由をしっかりと伝える事が重要です。また、大学側はエッセイのライティングのレベルではなく、受験者の熱意、これまでの学びや活動に対する姿勢、大学で何を学びどう成長したいか、などを見ているので、シンプルに質問に答えるのが一番良いと思います。

4.留学 / 進学準備を振り返って、成功の秘訣とは?

カレッジカウンセラーやAGOS講師には、聞きたいこと、相談したいこと、アイディアなどをミーティングの前にノートなどにまとめて準備をしておくことです。私の場合、何か質問がある時やエッセイに使えそうなアイディアが思い浮かんだ時はどんな些細なことでも、スマートフォンのメモ帳にリストしておき、次のミーティングの際に共有できるようにしていました。そして答えをもらえたら、すぐに取り組むことで作業効率を高められました。

また、出願で使う全てのプラットフォームに慣れないうちは、講師やカウンセラーに画面シェアをしてもらい、分かるまで説明してもらうのも重要です。私の場合、どのような形式で成績、推薦状、アプリケーションを提出するのかが分かった時、不安が解消され、ゴールまでの道のりが可視化できました。

最後に、エッセイを完璧にしようと思わないことです。これに驚く方もいるかもしれませんが、あくまで文法やスペルミスは全て直したら、ドラフトを何回も書き過ぎないということです。また、編集をしすぎてしまうと、そのエッセイにある本来の個性が失われてしまい、人工的な文章になってしまうからです。私も、合格を頂いた学校のエッセイは不合格だった学校よりも添削時間が短く、読み返してみるとシンプルで素直なものばかりでした。勿論、丁寧な文章で的確なワードチョイスは必ず必要です。ただし、添削の無限ループにはまらないよう注意し、ご自身の声や個性が、大学の合否を決定するアドミッションへ届くように取り組んでみて下さい。

5.今後留学 / 進学を目指す方へのメッセージ

これから留学、進学を目指す方は不安が大きいと思います。そんな不安を解消する1番の方法は色々な人にコンタクトし、質問や意見を聞いてみることです。カウンセラーや講師に限らず、友達や先輩で留学経験がある方などに連絡してみるのも有意義だと思います。特に日本から海外へ受験する方は、海外の受験プロセスについて最新の情報を手に入れるのに有効な方法だと思います。

不安やストレスをかかえる日々かもしれませんが、楽しむことが一番です。ネガティブ思考でエッセイを書いても良いエッセイは生まれません。これほど自分と自分の未来について考えられる時間は貴重です。この受験はきっと皆さんにとって、知らなかった自分を見つける良い機会になると思います。また、自分と向き合い、素晴らしい大学と巡り会えるチャンスです。大学での自分の姿を想像し、それをモチベーションに頑張りましょう。そうすれば、あなたに一番合った大学から合格をもらえると思います。

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