合格者の声

2011年度合格者からのメッセージ

Photo [MBA]
お名前:M.K.さん
合格校:Carnegie Mellon University, Tepper
合格校:University of North Carolina at Chapel Hill
入学校:Carnegie Mellon University, Tepper




1.留学を志したきっかけ

入社前から漠然と、海外で仕事をしたいな、と思っていました。これに近年の勤務先の経営環境の変化が加わり、より具体的に海外MBA取得の意義と取得後の活用方法がイメージできるようになり、さらに勤務先からスポンサーシップが得られるチャンスにも恵まれ、受験を決意しました。

2.留学先や志望校はどのように絞っていったか

大きくは3つの基準を持っていました。 ・経営に関する体系的な知識が体得できること ・国際ビジネス経験の不足を補完する訓練が徹底的にできること ・良質のグローバルな人脈を獲得できること また、スポンサーの支援が得られるトップ校であることも考慮しました。 恥ずかしながら、当初はどこにどんな学校があるのかさえ知りませんでした。関連書籍を読んだり、先輩に話を聞いたりして一通りの知識を蓄え、上記の判断基準に照らして学校を絞り込んでいきました。その後はアゴスのコンサルタントの岡田さんと相談しながら受験校のポートフォリオを組み上げていき、出願校を8校まで絞りました。

3.TOEFL(R)TEST/GMAT(R)/GRE(R)TEST等テスト対策について

私の場合は種々の背景により、受験対策を本格的に始めたのがお盆頃だったため、TOEFL(R)TESTやGMAT(R)だけでなく、推薦状、エッセイ・インタビュー対策等も含めたスケジュール管理上の工夫が必要でした。具体的に実行したことや、そこで感じたことを以下に記載します。

<TOEFL(R)TEST>
他のアプリケーション要素とのシナジーを最大限生み出すようにしました。例えば、GMAT(R)のRCのトピックとTOEFL(R)TESTのReadingのそれはかなり重なっていますので、難度の高いGMAT(R) RCをやることはそのままTOEFL(R)TESTのReading対策になります(最近のRCは文章が短いので、ちょっと昔のGMAT(R)オフィシャルガイドのRCの方がいいです)。また、アゴスさんのエッセイ・インタビュー対策を通じて「迫力・臨場感のあるストーリー」を「端的にアウトプット」できるようになりますので、TOEFL(R)TESTのSpeakingやWritingのスコア向上に直結します。また、他の対策に充てる時間を少しでも捻出するために、TOEFL(R)TEST Listeningについてはアゴスさんに通学することはせず、アゴスさんが授業で使用している教材と同じものをネットで購入し、通勤電車の中で毎朝少しずつ解き進めていくことで対応しました(アゴスさんごめんなさい)。

100点を超えてからと、105点を超えてから、それぞれスコアの「伸び悩み」の時期がありましたが、回数をこなすことで克服しました(計10回受験)。出願スコアはサブスコア間のバランスが良くなかったので、岡田さんのアドバイスを踏まえ、ちょうどスコアバランスが「逆位相」となっている回のものも合わせて各校に送付しました。

<GMAT(R)>
Quantitativeについてはほとんど対策らしきことをしていないので、ここではVerbalについてのみ記載します。前述のとおり、RCはTOEFL(R)TESTのReadingと同時に対策が打てます。基本的には単語力が最大の武器だと思います。私は学生時代に買った単語帳を引っ張り出してきて、ざっくり2万語レベルまで短期集中で覚えました。CRも基本的には「読解」なので、RCの力が生かせます。しかしSCは、アメリカ英文法に関する知識が正しく体系化されていないと正解できません。体系化されたかどうかは、問題文・選択肢を1回読んで「何が問われているか」がすぐわかるかどうかで判断できます。これができるようになるまで、中山先生には多大なるご支援をいただきました。

また、GMAT(R)では入念な準備はもちろんですが、最後は「執念」のようなものが大事だと思います。私はGMAT(R)を計3回受験しました。3回目の受験は11月下旬だったのですが、他のタスクの進捗を考慮して今回がラストチャンスと心に決め、アゴスさんにも「700点取れなかったらもう来ません」と宣言し、会社にも試験前の数日間連続で休暇をもらい、前日はPrepが入ったPC とアゴスさんのGMAT(R) White Bookを持ち込んで試験会場近くのホテルに泊まり、直前まで勉強しました。この「合宿」の効果があったかどうかは定かではありませんが、有言実行ができました。

4.出願準備について

<推薦状>
当初は戦略的な見地から社外の方にお願いすることも考えましたが、時間管理の観点も考慮し、社内の方(上司2人)にお願いしました。力強い推薦状を書いていただくためには、推薦状の設問の真意の確認や、記載する内容の骨子のすり合わせなど、相応の時間を割いて推薦者とコミュニケーションをとる必要があります。多忙な中、真摯に付き合ってくれた上司には今でも感謝しています。

<エッセイ・インタビュー>
幸いなことに、私の周りにはトップ校出身のMBAの方が多数いらっしゃり、彼らと気軽に意見交換ができる環境にありました。エッセイやインタビューのネタ探しや各校のリサーチは、彼らとのコミュニケーションのおかげで効率的に進められたと思います。その際には、議論したいポイントを事前にお送りしたり、仮説ベースの質問をしたり、複数の方に同時にお会いしたりと、より短時間で必要十分な情報収集ができるように心がけました(とはいえ、皆さんそれぞれに魅力的なので、ついつい長話になってしまうのですが…)。受験プロセスの中で、卒業生の方々との会話が1番楽しかったです。対話を重ね、得た情報をもとに考えを巡らすことで、次第に自分の中での各校の志望度が明確になっていきます。私の場合、Tepperとの確固たるフィット感はこのプロセスで醸成されました。

エッセイ対策としては、まずはコンサルタントの方と信頼関係を構築することが大事だと思います。私はJohnに担当していただきましたが、最初の数回のセッションでできる限り会話をし、お互いのことを理解し、遠慮せずに物が言い合える関係を作りました。私の場合、エッセイ作成時期の大半はTOEFL(R)TEST・IELTS・GMAT(R)対策の時期と重なっていましたので、Johnと相談して毎週土曜の彼のスケジュールを2ヶ月先までおさえ、毎週金曜は会社に泊まって1人で集中してエッセイを書き、翌日のJohnとのセッションに臨む、というサイクルを愚直に回しました。セッションでは、書き上げたエッセイに対して常に彼にフィードバックを求め、妥協せずに修正を何度も重ねていきました。1校あたり最低10回は書き直しています。某校の出願締め切りが2日後に迫ったある日、Johnから「Mutoh-san、そろそろこのエッセイで出願してもいいよ。他校の出願スケジュールとの兼ね合いもあるだろうから」と言われましたが「John、僕の締め切りは40時間後だよ」「そうだったね、了解。じゃあこの点を修正して」というやりとりをしたことをよく覚えています。最終的には「このエッセイならまず間違いなくインタビューには呼ばれるだろう」ということを双方確認した上で各校に出願しました。また、ありがちな落とし穴として、学校調査をすればするほど詳細情報に詳しくなり、エッセイが「学校調査レポート」になってしまうこともありましたが、その辺はJohnがうまく交通整理をしてくれました。

これまでの経験から、もともと英語でのインタビューには割と自信があり、この点は差別化できると自分では思っていたのですが、TomokoやChristinaとのインタビューセッションで「Too fast」「Too aggressive」「Verbose」などと指摘され、これまで強みだと思っていたことがアキレス腱になっていることに気づかされ、練習の必要性を痛感しました。彼女たちとのセッションを通じて改善すべき点を洗い出した上で一気に矯正し、本番インタビューに臨みました。質問表を見ながら一問一答形式でインタビューを行う学校もあれば、完全に会話ベースの学校もあり、スタイルは千差万別でした。質問された内容について回答に困ることはありませんでしたが、私の受け答えに対するアドミッションの反応は様々で、会話がどんどん弾む学校もあれば、全く盛り上がらない学校も中にはありました。このインタビューの出来・不出来がそのまま受験結果に表れましたので、間違いなくインタビューは最重要パートだと思います。

また、インタビューはお互いの重要なコミュニケーションの場であるという思いから、私は全てオンキャンパスや対面式でのインタビューを設定しました。ビジットは合格の必須要件ではありませんが、得るものは大きいです。私はオンキャンパスインタビューの前に複数日現地に滞在し、授業の聴講・在校生との食事会・学内イベントへの参加や、街の散策等もあわせて行いました。「現地での新たな発見」を織り交ぜて会話をすることで、熱意とフィット感がよりアドミッションに伝わったと思います。そして何より、異国の地でがんばっている留学生(日本人に限りません)の姿を目の当たりにしたことで一気にモチベーションが上がり、絶対に合格したいと思いました。

最後に、エッセイやインタビューは、自分が時間をかけて練り上げてきた「自信作」であるからこそ、他人からの客観的な意見は重要です。諸先輩方やアゴスのコンサルタントの方々のアドバイスに謙虚に耳を傾け、機動的に自身の中に取り込み、行動に反映していくことで、より合格率を高められると思います。

5.留学準備を振り返って、成功の秘訣とは?

周りの方々の助けがあったこと。これに尽きると思います。プロフェッショナルな立場から適切なアドバイスをくださったアゴスのコンサルタントの皆さん、仕事をシェアしてくれた職場の上司・同僚、忌憚のない意見を言ってくれる友人や先輩、受験中に出会った刺激し合える「戦友」、そして文句の1つも言わずに子供の面倒を引き受けてくれた妻…とても自分の力だけで合格できたとは思えません。海外MBA受験は一見個人戦のように見えますが、実は総力戦であるということが言えると思います。

「総力戦」が成立するためには、関係者と状況の共有(特にネガティブ情報)がされていることが大前提です。私は必要と感じたときは迷わず、悪い情報も含めて関係者と共有しました。特に岡田さんとは、電話も含めるとかなりの時間お話をさせていただき、密に情報連携させていただいていたと思います。実は、私はTepperのインタビューで1つ大失敗をしています。インタビュー終了後、アドミッションと別れてすぐに岡田さんに電話をし、リカバリできる方法がないか相談させていただいたのですが、ベース情報が共有されていたので打開策もすぐに見つかり、必要なフォローをその日のうちに行うことができました。

6.今後留学を目指す方へのメッセージ

海外MBA受験は、人格的なところも含めて、様々な能力が試されます。一定レベルの論理力・計数力、自己分析力、過去・現在・未来をとらえ、一貫性のあるビジョンを明確に書面/口頭で伝えきる能力、プロジェクト管理能力等を駆使し、高品質のアプリケーションパッケージを作成することが必要です。

とあるTepperの卒業生の「海外MBA受験にももちろんルールはあるが、受験プロセスの中に様々な工夫の余地がある。Creativeにトライできる分、結果に対する納得感・満足度は非常に高い試験だ。」という言葉は印象的です。全くその通りだと思います。