合格者の声

2012年度合格者からのメッセージ

Photo [MBA]
お名前:間瀬 康弘さん
合格校:Indian Institute of Management Ahmedabad PGPXコース
入学校:Indian Institute of Management Ahmedabad PGPXコース


1.留学を志したきっかけ

私は公認会計士として日本国内で監査業務を担当しておりましたが、2010年より南インドのチェンナイ市に派遣され、南インド地区のJapan Desk立ち上げに従事することになりました。南インド地区は現在日系企業の進出が加速しており、会社設立手続のサポート・インドの税務・会計の観点からのビジネスフィズィビリティースタディー実施等、日系企業の現地法人立ち上げに関わる仕事が業務の大半を占め、また現地法人経営者層との公私に渡るお付き合いが増えていきました。
インドでの業務を通じ、日本で監査の対象としていた会計数値や、各国の税制が経営判断に与える影響の大きさを実感するとともに、慣習・文化の異なる異国の地で現地法人の立ち上げに従事されている経営者層の苦労話等を聞いたりする中で、体系的なManagement Theory学習の必要性を強く感じるようになりました。
周知のとおり、日系企業は今や中小規模であっても国外への進出が避けられない時代となっています。そのような状況のもと日本国内外を問わず経営判断の拠り所となるManagement Theory を体系的に学ぶことが、公認会計士としてよりよいサービスを提供するために大きな力となると考えるに至り、MBA留学を志すことにしました。

2.なぜ海外の学校に行こうと思ったか

海外・日本国内いずれで学ぶかについては特にこだわりはありませんでした。一方で志望校を絞っていった際の基準(下記のとおりです)に当てはまる学校が日本国内にはなかったということが、海外留学を決めた理由となっています。

3.留学先や志望校はどのように絞っていったか

当初は年齢(入学時39歳)を鑑み、EMBAの受験も検討しました。一方でEMBAは一般的に仕事を中断せず学校に通うことを前提としているケースが多く、週末及び夏季・冬季の休暇を中心に授業が行われます。このようなEMBAに日本から週末のたびに通うことは非現実的であるためEMBAの受験は断念し、以下の基準に該当するMBAコースを探すことにしました。

・全日制であること

・1年制であること(年齢的にも2年のブランクは難しいと判断しました)

・学生の平均年齢が35歳程度であること

・主要なMBAランキングでそれなりの順位を獲得していること(IIMAはFinancial Times誌の2012年Global MBAランキングで11位を獲得しています)

上記基準を全て満たしたため、Indian Institute of Management Ahmedabad (IIMA)のPGPXコース(One Year Post-Graduate Program in Management for Executives)を志すことにしました。

ご存じのとおり、インドでは食文化が日本とは全く異なり各種スパイスの効いたカレ―料理が中心となります。Ahmedabadは日系企業投資先として脚光を浴びつつある西インドのグジャラート州に位置していますが、現在のところ日系企業の進出はそれほど多くなく和食レストランはおろか日本食材扱うスーパー等もほぼ皆無です。私は3年近いインド駐在経験があったためインドへのMBA留学にそれほどハードルの高さを感じませんでしたが、一般的にはインドへの留学については食文化や生活水準の違いも重要な検討ポイントになるものと考えています。

4.留学準備プロジェクトのタイムマネジメントについて

私はIIMA-PGPXコース1校のみの受験だったため、特にタイムマネジメントの困難性には直面しませんでした。オンラインApplicationの期限である2012年8月10日までにGMAT(R)で必要なスコアを獲得し、それ以降はEssayと面接対策に移行するという単純なスケジュールとなりました。

5.TOEFL(R)TEST/GMAT(R)/GRE(R)TEST等テスト対策について

IIMAのPGPXコースではTOEFL(R)TESTは求められていませんが、昨年度合格者の平均GMAT(R)スコアが717点であり、高いGMAT(R)のスコアが求められます。(ちなみに、信じていただけるどうかわかりませんが、同校の2年制MBAコースであるPGPコースでは合格率は0.1%未満、GMAT(R)750点未満は実質足切りとCampus Visit時に聞きました。英語力・数学力ともに秀で、かつ人口の多いインドの潜在的国際競争力の高さを反映する状況と感じました。)

GMAT(R)の対策はアゴス様の教材を信じ、一通り対策コースを受講した後は、ひたすらOfficial Guide for GMAT(R) Reviewを解き続けました。GMAT(R)では繰り返し同じような問題が出題されており、Official Guideだけでも900問という膨大な練習問題が収録されています。 加えて多くの方が働きながらのテスト対策となりますので、あまり教材は増やさずOfficial Guideとアゴス様教材を徹底的に繰り返し、内容を暗記しているような状況を作ることがより速い得点アップにつながるように思います。
また、特にVerbalセクション及びIntegrated Reasoning セクションでは単語力がものを言いますので、3,000語程度の英単語集を一通り記憶することをお勧めします。(私は神部孝氏の「TOEFL(R)TEST テスト英単語3800」を使用しました。

6.テスト対策の目標スコアは勉強をはじめてからどの位で取得したか

勉強開始から約10か月、4回目の受験で710点(V37, Q49)を取得しました。

私の場合は南インドに在住していたこともあり、コインバトール市というところでGMAT(R)を受験していました。私が駐在していたチェンナイ市でも受験が可能でしたが、人口の多い都市であり希望日時での受験予約を難しかったため、比較的空いていたコインバトール市での受験を選択しました。インドでも外国企業の進出があまり進んでいない都市での受験であったため、以下のようなハプニングも発生しました。

・試験場にたどり着けないリスク

日本と異なり「地下鉄の最寄駅から徒歩5分」という訳にはいきません。コインバトールでの初回受験時には滞在したホテルでタクシーを手配してもらい会場を目指しましたが運転手さんが場所を知らず、運転手さんから試験会場に電話を入れても回線障害で通じませんでした。結果的に辺りの人に運転手が場所を聞き何とかたどり着くことができましたが、かなり冷や汗をかきました。

・試験中に冷房が止まる

インドは午後1時から2時がランチタイムですが、私が受験した会場ではその時間帯になると自動的に冷房が止まりました(建物全体でそのようなスケジュールとなっているということでした)。試験中に突然冷房が止まり室内気温は30度を超える状況となり、精神的にかなり焦るとともに体力的にも消耗し点数が伸びなかったことは言うまでもありません。

上記以外にも色々ありましたが、最後710点を取得した際、試験会場の担当者が「良い点を取ったね。もう君がこの試験会場に来なくなるかと思うと少し寂しいよ」と言ってくれたことがとても心に残っています。

7.出願準備について

GMAT(R)以外にもResume及びEssayの提出、面接の実施という点は欧米MBAと変わらないものと思われます。一方でIIMAではOfficialなCampus Visit のスケジュールはありません(インドでは一般的にCampus Visitは行わないものなのかも知れません)。
一方でPGPXコースは定員が85名と少人数であるため、インドへのMBA留学が一般的でなくかつ英語力の高くない日本人を合格させることは学校側にとってもリスクであると思われました。そのため事前に学校を訪問しAdministration 担当者と面談し私が真剣にIIMAへの入学を志望していることを伝える必要があると考えました。

オンラインでのアプライを終えた2012年の8月中旬にIIMAに電話を入れ、Administration ManagerにCampus Visit をしたい旨を伝えました。「それは大歓迎だ、月曜日~金曜日であればいつでも都合の良いこときに来て構わない。」といった大雑把な回答で特に連絡先等も聞かれなかったため少し不安になりましたが、インド赴任後2年を経過しインド人とのやりとりには慣れていたため、とりあえず訪問してしまえば何とかなると自分に言い聞かせ、E-mailで訪問日時を連絡し(返信がなかったため)前日に再度電話確認のうえ8月下旬にCampusを訪問しました。

Campus Visitでは結果的に合格を左右したかもしれない嬉しいハプニングがありました。IIMAに到着しAdministration Managerに取り次いてもらうと、「今、(私が入学を希望する)PGPXコースの学部長が事務室に来てお茶を飲んでいるから少し話していけ」とのこと。突然学部長との面談とのことで少し緊張はしましたが、お茶を飲みつつ雑談から志望動機に至るまで30分以上お話をすることができました。その後Administration Managerに教室や図書館、アパート(IIMAでは学生は学校敷地内のアパートに住み込みで学習します)等を案内していただき、生活の面でも大きな問題がないことを確認することができました。

8.アゴス講師/コンサルタントへのコメント

私はインドに駐在していたこともあり通信教育での受講となりましたが、結果的にアゴス様教材とOfficial GuideのみでGMAT(R)で700点を取得するには十分でした。効率的かつ必要十分な教材を提供していただき大変感謝しております。

9.留学準備を振り返って、成功の秘訣とは?

最後まで諦めないこと、これに尽きると思います。2013年度IIMA-PGPXコースの申し込み締切日は2012年8月10日でしたが、私がGMAT(R)で710点を取得したのは8月6日です。7月5日の受験時に620点であった時点でいったんはアプライを断念しそうになりましたが、GMAT(R)は受験後30日を経過すれば再び受験可能ですので、諦めずラスト1回の受験をしたことが合格につながりました。

また、上記でも書きましたが、GMAT(R)学習の際には教材をあまり手広く使用しない方が良いように思われます。日本人にとってGMAT(R)の攻略=Verbalセクションの攻略であるといえますが、Official Guideのみで十分な問題数が収録されており、問題を解いていて理解が難しい点はアゴス様の教材に戻って復習するという方法で十分Verbal 35点以上の取得が可能と思われます。私の場合はOfficial Guide収録の各問題について、単に正解の選択肢を特定するだけでなく、全ての選択肢の全ての誤っているポイントについて指摘できるようになることを目標としていました。結果的にそのレベルには到達できませんでしたが、問題を多くこなすより、受験生が皆学習するであろうOfficial Guideの問題を掘り下げて学習することが結果的に効率的と思われます。

10.留学・留学後に向けての抱負

Ahmedabadが所在するグジャラート州では禁酒法が存在し、原則としてお酒を飲むことができません。これに加え留学期間は1年間かつ学校敷地内に住み込みということで、在学中はとにかく勉強に集中したいと考えています。日本帰国後は会計・税務に関する経験、インド駐在で得たビジネス立ち上げに関する経験、そしてMBAで学ぶ体系的なManagement Theoryの3つを融合させ、よりよいサービスを提供できる公認会計士として活躍できればと考えています。

11.今後留学を目指す方へのメッセージ

私は日本ではあまり一般的でないインドでのMBA留学を選択したため、本体験記には皆様の参考になることは少ないかもしれません。一方で最後まで諦めないことの重要性はどの国MBAを志す際にも同様であると思います。現在の仕事を1年~2年中断し、決して安価ではない授業料を支払いMBAに留学しようと決意された方は、すべからく何らかの明確なビジョンをお持ちであると想像します。皆様が(最後まで諦めず)MBA留学の目標を達成されることを心より祈念しております。