合格者の声

2012年度合格者からのメッセージ

Photo [MBA]
お名前:T.S.さん
合格校:University of North Carolina at Chapel Hill
入学校:University of North Carolina at Chapel Hill



1.留学を志したきっかけ

学部生時代から、アメリカでのインターンシップ等を通じて、MBAに対する興味はありました。また、大学卒業後、私の祖父が創業したファミリービジネスにエンジニアとして参加し、キャリアを積みました。その間、海外出張を通して海外の顧客とのやり取りを経験し、エンジニアとして順調にキャリアをつめました。しかし、ファミリービジネスである以上、経営への参加を強く求められており、また自分自身もそのつもりで入社したため、エンジニアのキャリアを5年で打ち切って、自分から志願し社長室への配属となりました。 社長室での仕事の中で、財務分析等、自分のバックグラウンドにない事柄に多々出会いました。また、全社的なマーケティング活動を通して、顧客が世界中に点在する流れがますます加速する中で、顧客のニーズを絶えずキャッチし続け、答え続けるためには海外経験が絶対に必要だと考えるようになりました。海外経験が得られて、経営に必要なスキルを一定期間集中的に学べる環境として、留学が最適であると思うようになりました。

2.なぜ海外の学校に行こうと思ったか

もともと、顧客開拓の観点から、顧客開拓をしたい地域で勉強しようと思っていたので、国内は選択肢にありませんでした。

3.留学先や志望校はどのように絞っていったか

Ⅰ.地域の絞込み
MBAを考え始めたとき、地域の選択も重要な課題でした。最大のマーケットはアジアに存在するため、アジアのMBAプログラムも選択肢にありました。確かに、市場規模そのものはアジアのほうが大きいのですが、多くの顧客にとって少なくとも現時点ではアジアはアウトソーシング先という位置づけであり、やはりビジネスを拡大していくためには、アメリカ、ヨーロッパ等の本社機能が集中している地域で、いかに自社のプレゼンスを高めることができるかということがポイントであると考えました。また、ヨーロッパ市場に比べ、北米市場において、自社のプレゼンスがあまり高くないことが長年の課題となっており、この課題に取り組みたいと考えるようになりました。アメリカでのビジネスに卒業後取り組むのであれば、アメリカの学校で勉強するのがベストであると考え、地域をアメリカに絞りました。

Ⅱ.学校の絞込み
基本的にTOP校であれば、マーケティングや組織論等どこの学校でも勉強する基礎科目の授業のquality は高いことが期待できたため、基礎科目の充実度合いはあまり深く考えませんでした。自分の価値観において何が重要かをとことん考え、以下の観点で学校を選択しました。

①ファミリービジネスに関するコースが存在する
今後の自社をいかに成長させるかを考えたとき、ファミリービジネスに関連したクラス等があるかどうかは、重要な項目でした。また、自分で会社を興した経験もあるので、entrepreneur 系の授業があるかどうかも重要な項目でした。

②クラス規模
大規模クラスには大規模クラスの、小規模クラスには小規模クラスなりの良さがあると思いますので、完全に好みの問題ですが、小規模クラスの方が、学習効率が高いと考えました。

③日本人コミュニティー
これも価値観の問題ですが、学習や生活等で、困ったことが当然起きると予想されたので、母国語で相談できる環境があるかどうかも私にとって重要な項目でした。

④アメリカ国内における地域
当然、大学が存在する地域と大学との結びつきは強いことが予想されました。具体的には、在学している学生や教員だけでなく、大学を取り巻く企業や州政府関係者とのコネを期待しました。アメリカでビジネスをするといっても、地域のよってビジネス拡大の容易さが異なることが当然予想されたため、拡大しやすそうな地域でコネをつくっておいたほうが得策だろうと考えました。「ハイテク系企業が多数存在する」「州が駐日代表事務所をもっていて日本との結びつきを重視している」を軸にアメリカ国内の地域を絞り込みました。インタビューの際にも、面接官にこれを伝えたところ好評だったので、学校選択の方法として間違ってはいなかったと思います。

⑤ランキング
やはり私も受験生でしたので、ランキングは気になりました。

4.留学準備プロジェクトのタイムマネジメントについて

まず自分自身の仕事スタイルや性格を考えました。どうしても集中して複数のことを一度に済ませることが苦手であったため、リスクが大きいとは思いましたが、「一つずつ片付ける」ことにして、TOEFL(R)TEST→resume→GMAT(R)→essay→interview の順番でやりました。当然のことながら、スコアメイクは、「取りたい点数」と「絶対に取らなければならない点数」の二つがあると思います。私の場合は、スコアメイクで相当苦戦することが予想されたので、TOEFL(R)TEST(取るべき点数)→GMAT(R)(取るべき点数)+TOEFL(R)TEST(とりたい点数)→TOEFL(R)TEST&GMAT(R)(取りたい点数)の順で取り組みました。結果的に、最低限の点数をクリアできたのが、TOEFL(R)TEST8月、GMAT(R)12月でした。今から考えると、GMAT(R)とTOEFL(R)TESTの準備は重複している部分がそれなりにあるので、同時に対策をしたほうがよかったと思います。

5.TOEFL(R)TEST/GMAT(R)/GRE(R)TEST等テスト対策について

出張、インターンシップ以外での海外経験はなかったので、本当に苦労しました。また、学生時代に英語が苦手で好きではなかったことも、苦労の一因になったと思います。特にTOEFL(R)TESTのLとSには最後まで苦しみました。Lが良いとSがだめ、Sが良いとLがだめという悪循環にはまりました。

Ⅰ.TOEFL(R)TEST
Rについて
単語をとにかく覚えることに専念しました。初回受験時に、まったく書いてあることが読めず、衝撃を受けたため、テクニックよりとにかく単語だと思い、単語集を一冊買ってやりこみました。結果、満点が取れました。

Lについて
海外経験のない自分にとって、非常に苦しんだ分野です。一通りコースを受講した後も、シャドーイングやポッドキャスト等をひたすら聞き、聞き取った内容を紙に書いてみたりしましたが、結局点数が伸び悩んで受験が終了しました。

Sについて
本当に苦労しました(笑)。コース終了後、tutor でアドバイスをもらいながら、オンライン英会話で話す時間を確保しました。確かに仕事で使うこともあったのですが、仕事では話す内容が自分にとってよく知っていることであり、TOEFL(R)TESTのSpeaking対策としてあまり適していないように感じました。結果、23まではスコアを伸ばすことができましたが。

Wについて
テンプレートを利用して、とにかく毎日1本エッセイを書きました。しかし点数が伸び悩んだので、語数を思い切って減らし(500→450程度)、タイピングミスを減らすことに全力を注いだ結果、28点が安定して取れるようになりました。

Ⅱ.GMAT(R)
Qについて
まず、Official Guideの問題を一通り解き、レベルを確認しました。Vに時間を割きたかったので、特に時間をかけませんでした。

Vについて
苦戦しました。かけた時間としては、SC:7、CR:2、RC:1の割合です。OGを中心に学習しました。最初のうちは、時間をかけ質にこだわって学習を進め、途中で本番で解く時間を意識して学習を進めました。本番直前は、OGの復習、Manualの復習とPrepでの練習をやりました。

AWAについて
TOEFL(R)TESTのWと同じ要領で進めました。TOEFL(R)TESTでの学習を活かすことができたためか、スコアはずっと5.0のままでした。よって、ここは時間をあまりかけず、Vに時間を使うことにしました。

6.テスト対策の目標スコアは勉強をはじめてからどの位で取得したか

2010年12月: TOEFL(R)TEST準備開始
2011年8月:TOEFL(R)TEST受験一旦終了
2011年9月:GMAT(R)準備開始
2011年11月:エッセイ着手
2011年12月:GMAT(R)3回目受験[出願スコア]
2012年1月:出願
2012年2月:面接(現地)
2012年3月:合格

7.出願準備について

Ⅰ.推薦状
お早めにの一言に尽きます。推薦する側も、「アメリカのビジネススクール向けの推薦状」になれていないこともあり、時間がかかりました。また、当然「英語」で書いてもらわないことには、admissionの人に伝わらないので、「翻訳サービス」を紹介する必要もあり、翻訳にかかる時間も計算する必要がありました。さらに、すべての学校で、onlineでの提出が要求されていたので、提出の仕方を説明する必要もあり、かなり大変でした。

Ⅱ.成績表
卒業した学校へ手配してから、実物が送られてくるまでに意外と時間がかかりました。また何ヶ月以内に発行されたものといった要求をしてくる学校もありました。よって、1月出願に向けて11月には発行を依頼しておいたほうがよいと思います。ほとんどの学校では、scanしたものをuploadするように要求してきましたが、1校だけ郵送で実物を提出するように要求してきた学校がありました。大学が郵送をしてくれなかったので、自分で郵送したのですが、宛先不明で返ってきてしまい、提出期限まであと2日という状況でした。まず、admission の人へ連絡し、状況を伝えたところ、締め切りを延ばしてもらうことができました。何か困ったことが起きた場合、admission の人に連絡を取って指示をもらったほうがよいと思います。

Ⅲ.Online 出願
記入項目の多さに驚きました。事前にコンサルタントからアカウントを早めに作って、記入できることからどんどん記入してしまったほうがよいというアドバイスをもらっていたので、早めに着手しました。記入項目が膨大で、かなり細かいことまで聞いてくるので、締め切りぎりぎりに取り掛かると精神衛生上よくないと思います。

Ⅳ.Resumeについて
実は、Resumeを作成したのがこれが初めてでした。コンサルタントとセッションを1回持ち、作成しました。ほかの人に聞いてみると、意外とすんなり完成したようですが、私にとって、「ネイティブのコンサルタント」と「英語」で打ち合わせをしたのが初めてでしたので、ネイティブコンサルタントとのcommunicationが大変でした。作業量自体はそれほどでもないので、早めに動くべきだったと思います。

Ⅴ.Essayについて
スコアより重要だと思います。厳しい戦いになることを覚悟の上であるならば、スコアは最低限出あっても、essayがきちんと練りこまれた内容であるならば、interviewに呼んでもらえる可能性は高くなると思いますし、私自身もそうでした。とにかく、自分が何者(どういうキャリアや人生観を持つのか)で、これからどうしたいのか、そのためにMBAにどんな問題意識を持ち込むのかということを徹底的に考え抜きました。エッセイに着手するのが遅かったので、本当に苦しい年末を過ごしましたが、結果的に出願した学校すべてから、interviewのinvitationが来ました。

Ⅵ.Interviewについて
TOEFL(R)TESTのSpeakingで苦労したので、本当に大変だろうと予想していたのですが、TOEFL(R)TESTのSpeakingとは異なり、「自分のこと」を「自分のペース」で話すだけなので、意外とすんなり準備が進みました。1校を除き、campus visit をしてinterviewを受けたのですが、そのうちの1校では、「very advanced English skill」というコメントをもらえました。エッセイの段階で、どんなことを伝えたいのかが整理できていたのがよかったのだと思います。仕事の都合がつく限り、campus visit はするべきだと思います。Interviewの際、あまり話しのネタにはなりませんでしたが、その場に行くというのは熱意を伝えやすいですし、なにより自分が住む可能性のある地域を見ておくことも、価値のあることだと思います。

8.アゴス講師/コンサルタントへのコメント

本当にお世話になりました。この一言に尽きます。無事、留学という目標を達成できました。

9.留学準備を振り返って、成功の秘訣とは?

とにかく動き続けることだと思います。ほとんどの人にとって、初めての留学だと思いますし、私にとっても初めてでした。アメリカの学校システムと日本の学校システムがかなり異なるため、理解しにくいことも多く、結果的に回り道をしてしまったかもしれません。確かに、人から情報をたくさん仕入れ、なるべく間違わないように慎重に物事を進めるという考え方にも一理ありますが、とにかく動いて、問題が起きたら都度解決することを考えるほうが自分の性格に合っていると思いました。今から思えば、やらなくていいこともずいぶんやってしまったかもしれませんが、行動に移さないと物事がすすんでいかないので、トータルで見た場合、とにかく動いてみてよかったと思います。

10.留学・留学後に向けての抱負

とにかく次のステージへ駒を進めることができました。卒業した直後、「よい2年間だった」と自己満足できるように、頑張りたいと思います。

11.今後留学を目指す方へのメッセージ

多くの人が情報収集がきわめて重要だといいますし、実際その通りだと思います。インターネットでもかなりの情報が集められますが、実際に在校生や卒業生から得られる生の情報、受験生間での情報交換で得られる情報は、すべてのプロセスで有効だと思います。しかしながら、インターネットであっても、受験生・在校生からの情報であっても、すべてが正しいわけではなく、時に情報が錯綜しました。そのときは、ひたすら「自分はどうしたいのか」を考え、行動に移しました。情報収集は大事ですが、もっと大切なのは「自分がどうしたいのか」ということではないかと思います。また、やるべきことが多く、その一つ一つが大変でした。「ひたすら目の前の課題を片付ける」ことの連続だった気がします。当然仕事もあったので、留学自体をあきらめたくなるときもありましたが、そのときは思い切って留学準備を中断し、気分転換をしました。「自分の価値観」を大切にして、時には休息をとりながら、準備をしていただきたいと思います。頑張ってください。