合格者の声

2013年度合格者からのメッセージ

Photo [MBA]
お名前:K.S.さん
合格校:New York University, Stern School of Business
入学校:New York University, Stern School of Business


1.留学を志したきっかけ

銀行のミドル部門で勤務していましたが、金融工学の知識をフロント部門や商品開発に活かし、会社の収益力を高めたいと思いました。MBAであれば、知識を効率的に得られるだけでなく、クラブ活動やプロジェクトを通じて実践的な経験を得られると考えました。
また、入社後4年経つと、環境に慣れてくるので、一度業務を離れて価値観の異なる人たちと交流を持ちたいと考えました。

2.なぜ海外の学校に行こうと思ったか

日本の大学院卒でしたので、理論を学び、問題意識を論文でまとめるというスタイルは経験がありました。しかし、実際に業務にあたるなかで、学んだ知識を効果的にプロジェクトメンバーに伝え、チームを動かすという経験が少なかったので、実際にプロジェクトを進める上で壁にぶつかることが多く、自身の課題であると感じていました。知識とチームワーク経験を同時に身につけるには、授業やインターンを通じてプロジェクトを実践する機会に恵まれている海外のMBAがベストと考えました。ファイナンスを中心に勉強しようと思い、ファイナンスに 強い米国を選択しました。

以上が表向きの理由で、派手な海外の映画が大好きで、小さい頃から海外に対する憧れがあった、というのが一番大きな理由です。

3.留学先や志望校はどのように絞っていったか

私は志望校を絞る上で、学校の雰囲気を最も重視しました。MBA夏祭りは、学校の雰囲気の違いを比較できる良いイベントだと思います。ひとつのイベントに参加するだけで自分にとってベストな学校を見つけるのは難しいですが、私の場合は、『卒業後にも継続して学校や卒業生との繋がりの場を持てる学校か』などといった点を中心に、それぞれの学校をチェックしていきました。

また、キャンパスビジットも行いました。ビジットは合格のために必須ではありませんが、得られるものは大きいです。授業の雰囲気やレベルを知る事に加えて、大学の周りの環境とアクセスについてもチェックできます。郊外の大学でキャンパスライフを楽しみたいという思いもあったのですが、郊外の大学は驚くような田舎にあり、自分には無理だ、と思いました。都会へのアクセスや費用は、インターンやネットワーキングイベントを中心に、留学生活に大きな影響を与えます。毎週何時間もバスや飛行機でニューヨークまで…というのはつらいと感じました。加えて、日本人以外の学生と話す機会が重要です。私は社費留学でしたので、学生の大部分を占める私費学生とは進学目的が少し異なります。彼ら/彼女らの苦労話や将来の目標を聞く事で、具体的にどうコミュニティに貢献していけるかを深く考えることができました。

授業内容も重視しました。どの学校も、ファイナンスの優秀な教授陣を揃えており、絞るのが難しかった記憶があります。各学校のホームページでシラバスを確認し、自分のキャリアアップに必要な授業が取れるかどうかを確認し、FTやUS Newsが発表する分野別ランキングで安定した評価を獲得できているかを確認しました。また、実践・応用の機会については、学校説明会で知り合った卒業生の方に質問しました。特定のプロジェクトが将来も実施されるかは分かりませんが、機会が多いかどういった分野に強いかは分かると思います。NYU Sternは都心にあるため、part-time internという形で金・土・日を利用してビジネスに携わることが出来、実践の機会が十分に得られると考えました。

4.留学準備プロジェクトのタイムマネジメントについて

早め早めの準備が大事だと思います。仕事をしながらですと、使える時間は限られています。効率を上げることと、モチベーションの維持を意識しました。可能な限りストレスがない環境で勉強できるよう、六本木ヒルズにあるアカデミーヒルズを利用したり、AGOSの短期集中型GMAT(R)コースを受講するなど、短期間でテストスコアの向上が見込めるプログラムを利用したりしました。また、友達や家族との時間を可能な限り持ったことも、モチベーションの維持に役立ったのでは ないかと思います。

出願する年の夏からは、レジュメやエッセイの作成が始まるので、TOEFL(R)TEST/GMAT(R)については早めに終わらせることが重要です。加えて、東京で試験を受ける場合、秋からは試験会場が満席で、試験予約自体が困難になります。私は11月でTOEFL(R)TEST/GMAT(R)ともに終わらせることができましたが、11月のGMAT(R)は試験2週間前までキャンセル待ちをすることになり、受験できるかどうか不安でした。計画的な受験をお勧めします。

5.TOEFL(R)TEST/GMAT(R)/GRE(R)TEST等テスト対策について

TOEFL(R)TESTは英語に触れる量が大きく影響すると思います。スコアが伸びなかった時期に留学生の方々のblogを拝見し、MIT News、Knowledge@Whartonなど、毎日更新される無料英語記事を2000語ぐらい読むようにしたことで、英語力が安定し、スコアが安定して伸びました。Listeningも結局、試験問題を読んで選択肢を選ぶ必要があるので、読解力はかなり重要と思います。

GMAT(R)は多くの方がVerbalで苦労されるのではないかと思います。私も伸び悩む時期が長かったです。振り返って思うことは、CRとRCの正答率を上げることが高得点の最短経路ということです。特にCRをほぼ全問正解できるようになってからは、SCで10問程度間違えても、V38点といった高得点をPrepで取得でき、本番でも高得点を取ることができました。

6.テスト対策の目標スコアは勉強をはじめてからどの位で取得したか

海外経験は海外旅行が2か月ほどしかない、ドメスティックな人間です。TOEFL(R)TEST模試をAGOSで受けた時は47点でした。1年で100点を突破し、1年10か月で105点、科目別ハイスコアはR30L27S24W30まで到達できました。

GMAT(R)はTOEFL(R)TESTが100点を超えてから本格的に勉強を開始し、700点を突破するまで6か月かかりました。

7.出願準備について

自分の学びたいことを整理することと、自己分析が重要かと思います。そして、ストーリーを誰にでも分かるように、いわゆるSTARアプローチでシンプルに仕上げることです。学校選択が満足できるものとなったのは、やりたいことが明確で、かつシンプルなストーリーに仕上げることができたためだと思います。

一方、自己分析には苦労しました。米国のエリートに有りがちな素晴らしいキャリアではないし、海外経験もないので、どんな自分の強みや弱みが相手に伝わるのか、学校に対してどういった貢献ができるのか、最初は分からず途方に暮れました。この問題点は、日本人私費留学の方やネイティブの学生とコンタクトを取ることで乗り越えられました。社費留学なので学習内容ばかり調べてしまい、相手を理解するのではなく、自分のメリットばかり考えていました。ビジネススクールに来る大半の学生は、キャリアチェンジを目指しており、かつ米国からほとんど出た事のない人だったりします。日本のビジネス文化を他国の学生に教えることで、海外でのビジネスに興味のある学生に世界の多様さを伝えることができるといったことや、銀行での業務経験をクラスメートに還元することで、ファイナンスキャリアを目指すメンバーの成長をサポートできるといった、決して大きくないことを具体的に伝えることで、アドミッションからの良い感触を得る事ができました。

8.アゴス講師/コンサルタントへのコメント

大勢の講師、コンサルタント、スタッフの方にお世話になり、感謝しています。
特に中山先生にはお世話になりました。基礎クラスの受講を終えた後であっても、中山先生は質問メールにすぐさま丁寧に答えてもらうことができ、また、CR特訓コースの後に時間を取ってもらって個別質問に答えてもらうなど、目標スコアの達成は中山先生の協力が無ければ成し得なかったと思います。今後もAGOSの皆様とは様々な場面でお会いすることができればと思っていますので、よろしくお願いいたします。

9.留学準備を振り返って、成功の秘訣とは?

諦めないこと。そして、周りの人に感謝しながらプロセスを進めてください。
誰かのために、何か大きな目標のためにと思えた時に、いい点数が出たり、いいエッセイのアイデアを思いついたりします。

10.留学・留学後に向けての抱負

国内に滞留する資金を海外へと振り向けることで、資産収入を増やしながら、世界経済の成長に貢献することができると思います。日本を投資立国とし、世界経済の成長に貢献できる人生にしたいと思います。

11.今後留学を目指す方へのメッセージ

ここまで読んで頂いてありがとうございます。読んで頂いて分かる通り、特別優れた人間でもなく、飛び抜けた問題意識やワールドクラスの実績を持っている人間ではありません。

トップスクールにおける選考は倍率が10倍前後であるため、『他人よりも優れている(と勝手に思っている)ところ』を探してしまったり、過去を振り返って落ち込むこともあるかと思いますが、相手の質問は常に『Who are you?』であることを忘れないでください。他人より優れていなくても、相手が聞いて印象的に思ってもらえるような自分の特徴や経験を探してください。そうすれば、合格は必ずついてくると思います。

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