合格者の声

2021年度合格者からのメッセージ

Photo [UG]
お名前:原野 高美 さん
在籍校:暁星国際高等学校
合格校:Wellesley College
合格校:University of Toronto
合格校:University of California, Los Angeles
合格校:早稲田大学
合格校:慶應義塾大学
入学校:Wellesley College


1.留学を志したきっかけ

私は文理囚われずにどちらにも同じぐらい力を入れている大学に行きたいと思っていました。
歴史・女権学・脳科学・衛星科学・公衆衛生・心理学・教育・政策など、バラバラで国内の大学ではあまり聞かない専攻にも興味があったので、海外の大学の専攻の多さ+専門性+柔軟性に魅了されました。

2.なぜその進路にしようと思ったか

私は日米(カナダ)併願をした理由は、コロナで不安であったことです。
海外大学は第一志望でありながら、国内の大学も出願した方が安心するとのことでこのような進路となりました。コロナで不安要素が多く海外進学を諦めようと思いましたが、やはり後悔はしたくないと、日本、アメリカ、カナダの大学に出願しました。

3.留学先 / 志望校はどのように絞っていったか

ウェルズリー大学は、まず女子大学というところに惹かれました。卒業生はヒラリー・クリントンや宇宙飛行士のパメラ・メロイなどさまざまな領域でリーダーとして活躍しているのが魅力的だと思いました。自分は「女性だから」などに囚われずに自分の意志を貫く強い女性像に憧れていました。

リベラルアーツカレッジという「真のリベラルアーツ」も体験してみたかったです。リベカレは小規模なクラスと教授との交流をとても重視しています。また、文理両方に力を入れていて、MITを始め色んな大学で授業を取れるので選択肢がとても多いところも非常に良いと思いました。もし専攻したいものがなかったら学校に申請することもできるという、私にとってまさに最適な学習環境だと思いました。

4.大学準備プロジェクトのタイムマネジメントについて

私と似たような境遇にある方は多いと思いますが、学校に海外大学の情報が全くないことです。課外活動の情報やエッセイも自分でなんとかしないと、と常に考えていなければならないところが1番の苦労した点です。周りに海外大学を目指す方がいなかったので友達が大学に受かっていく中、一人だけまだエッセイを書いているので焦りと不安を感じていました。

個人的には課外活動に取り組むのがやや遅いなと思いました(高2の夏ぐらいから始めたものが多いです) もし少しでも海外大学を受けてみたいという考えがあれば中3の終わり頃?高1から始めた方がおすすめです。その方が「大学のためだけでなく自分の興味のあることをやってる」という印象を残しやすいかと思います。
IELTSとSATは高2の終わり~高3の始まりまでに取っておいた方がいいと思います。高3はエッセイの準備で非常に大変になると思うので、できるだけテスト勉強よりはエッセイのための自己分析などに時間を費やした方がいいと考えられます。エッセイは高3の夏(5~6月)ぐらいからの準備をおすすめします。

5.TOEFL/IELTS/SAT等テスト対策について

SATは数学をメインに勉強し高校3年生の夏に最後の1回挑みましたが、理想の点数が取れないまま見送りとなりました。
今年はSAT-optionalとのことで、私はSATを出さずに学校のテストとエッセイを優先しました。
SATはできる限り高い点数を取った方が無難ですが、私の周りの友達にもSAT出さず難関大学に合格している方もいます。
自分の目指している大学のSAT Score Rangeをしっかり調べて、もし高3の夏でまだ範囲からあまりにも離れている点数であったら方向転換し他のことに力を入れることを勧めます。

私はComputer basedよりPaper based の方が上手く発揮できるのでIELTSにしました。
IELTSの1番難しいところはライティングです。私もライティングメインで勉強をしていました。
おすすめのウェブサイトはhttps://ieltsliz.com です。ここにはライティングサンプル問題がたくさんあります。
ライティングの練習方は、
1. タイムリミットがあるので、Support を5分内で3つ思いつく練習をする
2. ある程度早くなったら本物のテスト用紙で練習する。IELTSは字数が足りてないと減点されます。テスト中に字数を数える時間はないので、「大体これぐらい書けば150文字いったな」とパッと見ただけでわかるぐらい練習する

6.テスト対策の目標スコアは勉強を始めてからどの位で取得したか

IELTSは中3と高2に受けてどっちも7.5同じスコアでした。これでいいかと思いましたが、ライティングをあげたかったので 3回目は高3の始まる頃から勉強して夏に目標スコアの8.5を達成しました。

7.出願準備について

1番印象に残ったアドバイスは、「名前やランキングだけを見て大学を選ばないこと」です。

アメリカの名門といえばアイビーリーグだけだと、私もかつてそれしか見ていない時期もありました。
しかし、今振り返ってみると、知られてる=1番いい大学、1番教育の質がいい、ではないと考えるようになりました。
それよりかは、本当にその大学は自分に合っているのか?そこで理想の自分になれるのか?と考えた上で出願することが大切だと知りました。
世界で知られている大学を目指すのは素晴らしいことだと思いますが、QSランキングなどの上位の大学だけを見て「この大学はきっと1番いい大学だ」という固定概念に囚われずに、色んな大学に目を通し、ゆっくり調べて欲しいです。
リベラルアーツカレッジは比較的あまり知られていないですが、これは他の大学(University)と比べて規模が小さい(その分人気のクラスでも25人程度・教授との交流時間が多い)とのことで、教育の質はほとんど変わらない場合が多いです。リベラルアーツカレッジも一つの選択として考えるのも非常に良いと思います。

8.アゴス講師 / カウンセラーへのコメント

アゴスの先生方やカウンセラーの方々にはたくさんいいアドバイスを頂きました。丁寧に質問を答えてくれたり、情報の提供してくれたり色々とお世話になりました。本当にありがとうございました!

9.留学 / 進学準備を振り返って、成功の秘訣とは?

私はエッセイにじっくり取り組んだ点が成功の秘訣だと思います。高3の初夏からたくさんの時間をかけてブレインストーミングしてました。
自己分析をすることと、自分の個性のアピールの仕方がとても大事です。
エッセイは所詮自分について書くので、自分をよく知る事が鍵となります。
その個性をアピールする時に使えるのが課外活動です。私は高校時代に自分の興味のある分野での課外活動をやってきたので、自然と自分の個性を見せることができました。
私は歴史と国際関係(特に東アジア)に興味があったので高2でアジア21世紀をテーマにしたサマーキャンプに参加したり、メンタルヘルスにも興味があったのでそれについてフィンランドの心理教育制度の研究プロジェクトをしたりと、自分の好きなことを継続的にやり続けることがすごく大事だと思います。
ただこれに興味がある、と終わらせるのではなくしっかり行動に移し、それによって自分の理念や価値観がどのように形成されたのかを書くことです。

また、近年では帰国子女が激増していると思います。私も帰国子女なので、「海外行って自分の視野が広がった、文化の違いを感じた、国際交流を深めたい」だけでは差別化できないと痛感しました。
例えば私は日本と中国に住んだことがあり、そのエッセイでは
1.歴史の授業で両国の違いを感じた
2.その時どう思ったか
3.なぜそう思ったか
4.その違いについて自分は具体的に何をしたか(私の場合は同じ考えを持つ人と話した、本を読んだ、歴史をテーマとしたサマープログラムに参加した)
5.その後自分はどう変わったか
6.変わった後に何をしたか
7.今後どう変えていきたいのか
と詳しく書きました。
7番は最終的は「歴史の学び方、学校での教え方を変えたい」など具体的に書きました。
重要なのは「具体的」と 「自分の経験を一つ一つ書く」です。テーマが他の人と被っていても、具体的な自分の経験は被らないと思うので詳細まで書くことがポイントです。

コロナ禍で大学の合格率が激減している中、エッセイは本当に大事なので、自分の最大限を引き出して欲しいです。

10.留学 / 進学に向けての抱負

大学に受かったからといっても、自分はウェルズリー大学のレベルにまだ遥かに及ばないところもたくさんあるので、学業だけでなく全面的成長していきたいと思います。
ウェルズリー大学の校訓である「仕えられるよりも仕えよ」というのを心に秘めながら、大学の資源を活用して自分を磨き、最終的には専攻の関連分野で社会に貢献したいと思っています。
大学では苦手意識を捨てて自分のやりたい事をたくさんチャレンジして、他の人と比べずにbetter version of myself を目指していきたいです!

11.今後留学 / 進学を目指す方へのメッセージ

海外大学を目指す後輩の皆様へ

1.「この人メッセージ返さないかも...」と考えずに、質問があったらとりあえずメッセージを送る事です。これで色んな情報を得ることができたので、何事も積極的に自分からすることです。

2. 「海外大学なんて無理だ」、「難しいよ」と言ってくる人は無視してください。
オンラインで海外大学を目指してる仲間はいます。その子達と共にお互い励ましながら、乗り越えていきましょう!

最後に、コロナで色々と不安で辛いこともあると思いますが、いつでも質問や相談受け付けているので、遠慮なくご連絡ください。
難しいほど、チャレンジすべき価値がある思いますし、私もこの経験でたくさん成長したと実感しています。微力でありながらも、皆さんのサポートを全力するので、諦めないで最後まで頑張りましょう!You got this!!!

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