合格者の声

2022年度合格者からのメッセージ

Photo [MBA]
お名前:Y.C.さん
合格校:London Business School
合格校:Cambridge Judge Business School
入学校:London Business School

1.留学を志したきっかけ

国内大学の学部を卒業して以来、受験時点で約5年間投資銀行での勤務を続けてきました。少しずつ経験値が増し、また公私問わず様々な場面で活躍している方々に出会う中で、さらに自分のキャリアを発展させる、将来活躍をする、ということのためには、今までの経験の継続だけではなく、何か+αとなる経験上の飛躍が必要ではないか、と考えるようになったことが最も根本的なきっかけです。社内での異動(海外勤務含む)や転職等、様々な選択肢を検討しましたが、職業上の利害に関係なく、様々なバックグラウンドを持つ学生と交友・議論ができることに魅力を感じ、留学を決意しました。

2.なぜ海外の学校に行こうと思ったか

最もPrimitiveな動機としては、学部時代を含めて、今までの人生の中で海外で学んだり、働いたりした経験がなかったことが挙げられます。また、今までずっと日本国内で男性として生活し、マジョリティの一員として過ごすことに慣れきってしまった自分の価値観を揺さぶるためには、様々なバックグラウンドを持つ学生と交わることが不可欠であり、今回の留学が実質的にラストチャンスに近いと考えたため、海外の学校に絞って検討していました。

3.留学先や志望校はどのように絞っていったか

北米と欧州を比較する中では学生の多様性が重要な判断基準となり、結果として欧州校を主軸に検討することになりました。様々な卒業生からの体験談として、北米校はやはり米国出身者が多数であり、またInternational Student(留学生)に数えられている学生の中でも、国籍は米国ではないものの高校以前または学部時代から米国で生活している「なんちゃって留学生」が多いため、日本からの留学生は圧倒的な少数派となってしまう、ということを異口同音に伺ったことは自分の意思決定に大きな影響を与えました。無論、圧倒的マイノリティとして頑張る、価値を出す、ということにも留学体験として重要な価値・意義があると思いますが、自分はあまり良い印象を持ちませんでした。一方で、欧州校は総じて圧倒的なマジョリティを占める国籍が少ないため、自分も学校に貢献しやすく、学びやすいのではないかと思いました。
多様性の観点以外では、Post MBAと絡めてどういう学びが欲しいか、という点を重視しました。自分は金融業界出身であり、直近の業務でFintech関連案件を取り扱うことが多く、またPost MBAにおいてもFintechに関連する仕事がしたいと考えていました。よって欧州最大級のFintech HubであるLondonのど真ん中で学ぶことができるLondon Business Schoolが第一志望となりました。
上記のような真面目な理由に加えて、もともと英国文化に対する関心、憧れがあり、どうせなら人生の中で英国で生活する期間を持ちたいと考えていたため、結果として英国校を中心に受験しました。

4.留学準備プロジェクトのタイムマネジメントについて

通常業務と並行して留学準備をすることになるため、また自分自身のとても慎重(心配性)な性格もあり、かなり長い期間を取って留学準備を行いました。
2019年冬に、まだ志望校も志望動機も曖昧ではあるものの、どちらにせよ各種試験のスコアが必要ということに変わりはないので、まずTOEFLの対策を行うためにAgosの門を叩きました。当初はGMATも含めて2020年中にスコアメイクを完了し、その後学校調査や面接対策をおこなうことを計画して走り出しました。結果として、業務の繁忙(+中だるみ)による中断を経て、2021年の夏前くらいにスコアメイクを完了させることになりました。
学校調査は2021年の2月ごろから、スコアメイクと並行して進めました。8月ごろに各校の募集要項やエッセイ課題等が出そろうまでに、各校の現役学生や卒業生とZoom面談をしたり、公式の説明会等に出席したり、志望校の情報を調べあげました。
2021年8月ごろに、各校の募集がオープンになって以降は、エッセイ作成を中心に時間を使い、書類審査通過の通知を受け取ってから面接の練習を行いました。
今振り返ってみると、平時の業務がとても忙しく、平日はほぼ使えなかったので、このように早め早めに準備を開始したことは合格の重要な要因だったように考えています。

5.TOEFL/IELTS/GMAT/GRE/SAT等テスト対策について

TOEFLについては、元々大学受験時代から、所謂ペーパーテスト的な英語は得意だったため、経験があまりないSpeakingを補強した程度で、全体的に順調に進められました。
GMATについては、とにかく我流に陥らないことが重要だと実感しています。自分は下手に英文法に自信があり、また文系ではあるものの大学受験でも数学を使ったため、当初は我流で勉強してしまいました。途中スコアが伸び悩み、また結果としても可もなく不可もないレベルだったので、中山講師に何度も駆け込みました。とにかく我流に陥らず、Agosを含めて受験の専門家の助言を受けることが重要だと考えています。

6.テスト対策の目標スコアは勉強を始めてからどの位で取得したか

TOEFLは2019年冬にSpeakingの講座を一部受講し、2020年初に初回受験をして106点を獲得しました。最終的にTOEFL要求最低スコアの高いCambridgeも受験するため、2021年5月に再度受験をして110点を取得しました。
GMATは途中中断も挟んだため、かなり時間がかかってしまいました。2020年1月に本格的に準備を開始しましたが、結局2021年6月に690点を取得しました。1回のスコアキャンセルを含めて合計4回受験しました。当初は700点越えを目標としていましたが、すでに志望校の過去合格者のスコアのレンジに入っていたこと、学校調査やエッセイ作成等にも時間をかける必要があったこと等も踏まえて、その時点でスコアメイクを打ち切りました。

7.出願準備について

準備中特に苦労したことは、やや抽象的ではありますが、自信を保つことだったと思います。
自分のあまりにも面白みに欠けるバックグラウンド(男性、国内大学学部卒、金融、留学・駐在経験なし、特筆すべき趣味も課外活動経験もなし等々)を過去の合格者や他の受験生の様々な面白エピソード・武勇伝と比較して自信を失ったり、GMATが伸び悩む中で合格者平均を調べて自信を失ったり、また自分の心配性な性格も相まって、とにかく精神状態をポジティブに保つことが難しかったと記憶しています。
その中で、Agosにてご担当いただいた岡田さんに、どんなバックグラウンドでも、受験生個々人が特別でありユニークであるから自信を持って、自分のストーリーを伝えきることが重要だと何度も励ましていただきました。このように(愚痴も含めて)丁寧に相談に乗っていただけたことは大きな助けになったと感じています。

8.アゴス講師 / コンサルタントへのコメント

AgosではGMAT対策で中山さんに、出願コンサルティングで岡田さんに特にお世話になりました。また、その他の講座やカウンセリングで多くのAgosの講師やスタッフの方々にお世話になりました。どの方も多くの生徒を受け持ち多忙な中で、かなり柔軟に様々な相談(愚痴含む)に乗っていただき、正に伴走いただいたと実感しています。
とりわけ岡田さんには、辛抱強く、時に叱咤激励を交えながら合格まで密に相談に乗っていただきました。2021年2月にコンサルティングを開始いただいて以来、ほぼ毎週セッションを設けていただき、岡田さんのご助力なくては合格はあり得なかったと思います。心から感謝を申し上げたいです。

9.アゴスを選んだ理由

留学を考え始めた当初、世の中に断片的な情報が氾濫していたため、まずは情報が整理された状態で揃っている「デパート」に行こうと思い、Agosに相談に行きました。その後、その時々に合わせて適切な助言をいただけたので、毎度いろいろなカウンセラーを回る手間が省けてよかったと思います。

10.留学 / 進学準備を振り返って、成功の秘訣とは?

大きく2点あります。

1点目はスケジューリングの観点です。とにかく早く準備を始めることが重要だと思います。家族の都合や経済的な計画、会社制度の利用可否など、気にしなければならないことはたくさんありますが、MBA留学を意識し始めたらとにかく受験プロセスの全体像の把握や各種テスト対策を走らせてしまった方が、良いスタートダッシュを切って、じっくり各パートに時間をかけながらプロセスを進めることができると思います。仮に受験を延期せざるを得ない事情があったとしても、一定の蓄積を持ち越すことができると思います。
自分は平日が使えないため、とにかく全体として期間を長くしないと間に合わないと思ったので、出願をイメージしていた年の2年程度前から準備を開始しました。結果として2021年のR1に、ある程度しっかりとした準備をもって出願し、合格することができました。
例えば一般的な社費生であれば、出願しようとしている年の前年秋冬頃にスコアメイクを開始し、年末年始頃に社費制度への出願をし、年度末頃に社費選考の結果通知を受けて、合格であれば学校調査やエッセイネタ出しを始める、というのが一つの典型的な良いシナリオなのではないかな、と勝手ながら想像しています。
もちろん、各個人によって状況は違うと思いますので、ご自身の事情に合わせて、必要に応じてプロや現役MBA学生に相談するのが良いと思います。

2点目は語学面です。英語は日本から応募する多くの受験生が悩む点だと思っています。また、留学中の学びの基礎になります。逆に考えると、英語に一定の自信があれば、受験・留学生活全体を有利に進めることができると思います。そのために英語はとにかく各技能万遍なく継続的にトレーニングすることが重要だと思います。
自分は生まれも育ちも日本で、留学・駐在経験もない、所謂「純ドメ」ですが、MBA受験以前から英語を継続的に学んできたため、エッセイ執筆やインタビューの段階でも自信を持って臨むことができました。特に「話す・聞く」についてはオンライン英会話や会社が提供している語学研修制度、社内英語ディベートクラブ等に積極的に参加して場数を踏むようにしていました。結果としてインタビューにおいてはこちらが事前に用意した内容を一方的にまくしたてるのではなく、自然な言葉のキャッチボールを途切れることなく行うことができ、学校側に対してポジティブなサプライズを与えることができたのではないかと分析しています。
英語は留学に関係なく、また職業上の必要だけに限られない生涯の資産になるかと思いますので、とにかく英語の勉強だけでも少しずつ始めてみるのも良いのではないかなと思います。私もまだまだだと思っているので留学中もそれ以降も継続して勉強していきたいと思っています。

11.留学・留学後に向けての抱負

時間や金銭の面で大きな投資となり、また家族や勤務先にも協力してもらっての留学生活になるため、とにかく一分一秒を無駄にしないように頑張りたいと思っています。留学中は英国にいることのアドバンテージを活かして、積極的にシティで活躍している金融プロフェッショナルや、正に新しいサービスを世に送り出そうとしている起業家やVCの人たちと交わり、自分の血肉としたいと考えています。

12.今後留学を目指す方へのメッセージ

MBAにおいて、応募時に課される課題そのものの「難易度」はそこまで高くないと思います。プロセスが複雑で長く、かつ正解がないことから自分を含め多くの受験生が苦労するのだと感じています。また、途中様々な誘惑や障害、外部からのNoiseが入り苦労することも多いかと思います。時にプロの助けを得ながら、とにかく自信を持って一つ一つ段階を踏んで準備を進めることが肝要だと思います。人事を尽くして天命を待つ心構えで、ぜひ頑張ってください。

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