合格者の声

2022年度合格者からのメッセージ

Photo [UG]
お名前:R.Y.さん
在籍校:大妻中野高等学校
合格校:筑波大学 生命環境学群 生物資源学類(学校推薦型入試)
合格校:早稲田大学 社会科学部(全国自己推薦入試)
入学校:筑波大学 生命環境学群 生物資源学類

1.進学先を志したきっかけ

高校一年次にアイルランドへ長期留学をいたしました。そこで受講した農学の授業で自然に生きる植物の神秘さに感動をし、農業の魅力にどっぷりつかりました。大学では好きなことを研究したいと考え、農学系の学部を手あたり次第探しました。しかし、高校では文系コースに所属していたため、理系とされる農学部への進学は半ば夢のまた夢でした。そこで、少しでも可能性を増やしたいということで、高校の履修科目に理系科目がなくても提出できる上、国際交流や留学制度がしっかりされているここ筑波大学の生命環境学群生物資源学類に出願いたしました。

2.なぜその進路にしようと思ったか

出願条件として筑波大学が確約だったこともありますが、何よりも自分がやりたいこと、挑戦したいことが筑波大学に詰まっていたためです。具体的には、筑波大学では土壌にいる共生菌の研究をしたいです。特に共生菌の一種であるアーバスキュラー菌は植物が吸収しにくいリンという大事な栄養素の吸収を促進してくれる役割を担っています。この共生菌を利用し、劣化土壌の改善を図る研究をしたいと考えております。

3.進学先 / 志望校はどのように絞っていったか

推薦入試はあくまでも合格の可能性を広げるものと考えていたので、私にとっての挑戦校のみに絞って志望校を決めました。自分が心からしたいと思える研究ができそうなところであること、英語力を磨きやすい環境であることの二点を重視して選択いたしました。

4.大学準備プロジェクトのタイムマネジメントについて

各大学で必要な書類の確認や推薦状の依頼、他大学と並行しながら納得のいく書類を期日までに終わらせる、これらのことに苦労しました。しかし、月末に次月のおおまかな予定と週末に次週の一日ごとのタスクをマネジメントすることで焦ることなく取り組むことができました。また、予定を立てる上で日曜日は何も書かないことをポイントにしておりました。そうすることで、仮に予定通り進まない日があっても週末には帳尻があっているようにできるからです。これをしたことで、心にも余裕が生まれストレスのない受験生活となりました。

5.TOEFL/IELTS/SAT等テスト対策について

IELTSのReadingの授業では、YES, NO, NOT GIVEN 問題に何度も引っ掛かりました。そこで、何を根拠にその答えなのかをしっかり明記しながら解いていくことで正答率をあげることができました。また、Writngの授業では、覚えたステムを自分のものにし、きちんと自分の意見も交えながら書くことに苦労しました。添削後にしっかりもう一度書き直し、音読することで自分のものにしていきました。

6.テスト対策の目標スコアは勉強を始めてからどの位で取得したか

正直、目標のIELTS7.0は未だ習得できておりません。一回目に6.5を取得し、そこから6.0、6.5、6.0と上げ下げを繰り返しております。今は入試も終わり、より集中的にIELTS7.0を目指して学習できるので、次こそは確実に手が届くような準備をして挑みます。

7.出願準備について

「日本の高校生の中で一番共生菌特にアーバスキュラー菌に詳しい人になろう!」そう思いながら準備していました。興味のある分野の本はとことん読み込み、共生菌や土壌改善に関わる論文も計60本ほど読みました。たくさん読むことで、同じ問題でもあらゆる角度からの実験及び解決策を知ることができて、自分の志望理由書もあらゆる角度から推敲することができました。また、筑波大学は基礎学力もとても重視しているので、小論文の対策だけでなく共通テスト用の勉強も怠りませんでした。

8.アゴス講師 / カウンセラーへのコメント

全ての授業をオンラインで受講しましたが、どれも質が高く2時間の毎授業もあっという間に終わっていました。授業で分からないことも授業中にチャットを通してお聞きできたり、授業後もメールで丁寧に返信をしてくださったりと、一人一人にきちんと向き合ってくださる姿勢にとても感謝しております。今回の二つの合格はIELTS6.5を持てていたことが大変大きかったので、本当にアゴス・ジャパンでのご指導のおかげだと感じております。ありがとうございました。

9.進学準備を振り返って、成功の秘訣とは?

情熱を持ち続けることだと思います。自分の興味や問題意識に日々向き合って、それを形にすることはとても大変なことで生半可な気持ちではできないと私は受験を通して感じました。努力ができることよりも好きなことがあること、解決したいことがあることの方が総合型入試においてはずっとずっと大切なことであり凄いことだと思います。それは、総合型入試では「なぜこの問題を数多の人間の中で私がやらなければならないのか」を証明する必要があるからです。勿論、その中には留学経験だったりボランティア活動だったりも含まれますが、何よりもその問題と向き合える情熱が誰よりもあることが一番の証明方法です。

10.進学に向けての抱負

進学後も変わらず、英語の勉強に精を出していきたいです。筑波大学は留学生もとても多いので彼らと積極的にコミュニケーションを取って、英語力向上だけではなく世界のリアルを知りたいと思います。また、せっかく好きなことを学べる環境を得ることができたので、思う存分共生菌の研究をして、将来的に地球環境の改善の一助となれる存在になりたいです。入学前の今は、理系科目の学びとIELTS7.0の取得に努めたいと思います。

11.今後進学を目指す方へのメッセージ

総合型入試はとにかく自分と向き合うことが多くなると思います。私はそれで自分が何者かわからなくなり、何度も心が折れ挫折しそうになりました。そんな時は、周りの友達や家族に自分の興味分野の話をしたり逆に周りの人の興味分野の話を聞いたりしてほしいです。そうすると、自分の中で考えていることが整理されるだけではなく、新たな視点を得て自分の志望理由書を多角的に見ることができます。私が受験でお世話になった方から「志望理由書は筋トレと同じだよ。」と励ましていただいたことがあります。「筋肉をつけるには、まずは筋肉を少し傷つけて、それを再構築する中で強くなっていく。志望理由書も同じように、たくさんのフィードバックを受けて、自分なりに組み立て直す中でより良い文章に仕上がっていく。」そうおっしゃっていました。本当にその通りだと感じております。もし、挫けそうになったらこれは「成長の余地」なのだと前向きに楽しく取り組んで欲しいです!

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