合格者の声
2023年度合格者からのメッセージ
[UG]
お名前:S.K.さん
在籍校:長野県諏訪清陵高校
合格校:King's College London
入学校:King's College London
奨学金:笹川平和財団スカラシップ
1.留学を志したきっかけ
今となっては当時何を考えていたのかはっきりと思い出せないのですが、自分は好奇心が刺激されることを追求するのが好きで、その好きなことを学ぶのであれば日本よりも海外の方が適していると思ったことがきっかけだったような気がします。
2.なぜその進路にしようと思ったか
中学生の頃にソーシャルインパクトと金銭的なリターンを両立させる社会的企業やインパクト投資という存在を知り、企業活動によって社会問題が生み出され、それを行政や非営利セクターが是正しているものだと考えていた当時の自分にとっては新鮮で強く好奇心を刺激されました。
ぜひ大学では社会的企業やインパクト投資、ESG、サステナビリティの領域を学びたいと思ったのですが、自分が海外大学という選択肢を考えた2019年の冬時点では、日本国内でこれらの分野を学べる学校を見つけることができませんでした。(経営大学院レベルでしか見つけられなかった)
一方で、海外では既に学部生向けにこの分野の専攻がある大学も少なくなく、Sustainable Financeの学部を新設する学校もあったりと(ちなみに香港のHKUSTです)、この分野をやるならば海外の方が良いのではないかという考えになりました。
国内にも行きたい学校があったので、そこまでのリスクをとって海外を目指すべきなのかということについて相当悩みましたが、海外の方が自分のやりたい分野における選択肢が多いという点、人生の中で今が一番リスクを取れる時期だという考えから海外に専念することにしました。
3.留学先 / 志望校はどのように絞っていったか
早い段階から自分が追求したいのは経営学だという点は明確だったため、基本的にビジネス系の学部がある大学を見ていきました。ただ、最初は右も左もわからなかったのでランキングを上から見ていく作戦を取りました。
国レベルでのロケーションにもそれほどこだわりがなかったので、FTのMBAランキングに載っているビジネススクールを上から調べ、学部もあるビジネススクールをリストアップして、ESG/Social Impact/CSRあたりを学べるかどうかという点をチェックしていました。
高2の夏頃には香港(HKUST)、シンガポール(SMU)、アメリカ(財団の対象校)あたりを見ていましたが、様々な要素を考えて香港とシンガポールを外さなくてはいけなくなってしまったり、スペインのESADEが入ったりと志望校リストは常に変化していました。
4.大学準備プロジェクトのタイムマネジメントについて
興味がない科目でも頑張って良い評定を取らなければいけなかったことがキツかったです。なんとかテスト直前でギリギリ乗り切っていましたが、2度とやりたくないです。
課外活動は色々やりましたが、3年間インドの社会的企業でインターン(もちろんリモートですが)させて頂いたのがとても良い経験になりました。やはり自分であれこれ考えるよりも実際にやってみることが大事なのだと痛感しました。この経験は自分自身が大学で何をしたいのかということを明確にする際に非常に役立ちました。
5.TOEFL/IELTS/SAT等テスト対策について
英語は中学生になってアルファベットを覚えることから始めたのでなかなか苦労しました。
高1までは英検をマイルストーンにしていましたが、秋頃から課外活動で忙しくなったのでTOEFLの勉強がだいぶ後回しになってしまったのが反省点です。
ただ、課外活動で英語ができなければいけない状況に追い込まれたのが良かったのか、そこで英語力は伸びた気がします。
3年生の夏までTOEFLをやっていましたが、90点代後半から抜け出せずにIELTSに変えたら一発で7.0が出たので早く変えれば良かったなと若干後悔しました。ただ、イギリスのファウンデーションに出願する方はIELTS for UKVIでないといけないので注意が必要です。自分は結局3回くらい受ける羽目になりました。
6.テスト対策の目標スコアは勉強を始めてからどの位で取得したか
本格的にTOEFLの勉強を始めたのが高2の6月くらい?で、最終的にIELTSでスコアを取れたのは高3の9月でした。
7.出願準備について
実は高3の春に笹川平和財団スカラシップの要項が発表された際にイギリスのファウンデーションコースも対象となったことを知らないでいました。
夏休みの終わり(笹川スカラシップの締切直前)に田中さんと話した際に、もし笹川財団に受かればファウンデーションという道もあると教えて頂いたことで初めてファウンデーション経由でのイギリスの大学への進学を意識しました。
当時はまだIELTSに切り替える前でスコアメイキングで疲弊していたので、ファウンデーションコースで1年間助走期間があるという点に強く惹かれ、当時第一志望だったスペインのESADEとファウンデーションとビジネススクールの両方があるKing'sの2校を志望校にしました。
8.アゴス講師 / カウンセラーへのコメント
エッセイの指導を担当して頂いた高橋先生には本当にお世話になりました。
先生のバックグラウンドと自分のやりたいことが近かったこともあり、特に自己分析や大学でやりたいことを考える際に毎回素晴らしいアドバイスを頂き、本当にありがとうございました。先生のご指導のおかげで自分のやりたいことが明確になり、目の前の霧が晴れたような気持ちになりました。
また、カウンセラーの田中さんはいつも的確なアドバイスをくださりました。特に、先ほども書いたようにファウンデーション経由の進学という選択肢を教えて頂いたことに本当に感謝しています。あのタイミングで教えて頂けて本当によかったです。
9.留学 / 進学準備を振り返って、成功の秘訣とは?
最終的には自分が当初思い描いていた夢を叶えることができたのはとても幸運だったと思います。
正直なところ、こうなって欲しいとは思いつつも、常に心のどこかで100%実現することは難しいだろうとも考えていました。大変なこともたくさんありましたが、自分の好きなことを追いかけ続けてきたことで結果としてさらに好きなことを深められる機会を頂けて嬉しいです。
10.留学 / 進学に向けての抱負
素晴らしいチャンスを頂けたことに感謝し、4年間頑張りたいと思います。
11.今後留学 / 進学を目指す方へのメッセージ
大変なことも多いかと思いますが、ぜひ頑張ってください!!
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