合格者の声
2025年度合格者からのメッセージ
[MBA]
お名前:Y.S.さん
合格校:ESADE Business School
入学校:ESADE Business School
1.留学を志したきっかけ
会社の人事制度や組織戦略は改善の余地が大いにあると感じており、自分がそれを変えていくにあたって武器になる知識や経験が欲しいと思ったことと、東京生まれ東京育ち日系企業勤務で、自分が知っている世界はとても狭いものだという意識があり、今までと全く違う環境に行ってみたいという思いがあったこと、この2点がきっかけです。
2.なぜ海外の学校に行こうと思ったか
せっかく学ぶなら環境も大きく変えてみたいと思ったためと、マネジメントの立場になる前に海外での業務経験を積みたいと考えており、そこで必要となる英語で議論や交渉ができる英語運用能力を身に着けたいと思ったためです。
3.留学先や志望校はどのように絞っていったか
留学先…社費留学で留学期間は1年と決まっていたため。まずは1年のMBAプログラムがあるところ。すると、主にアジアかヨーロッパになるので、より多様性のある環境を求めて、自分のエスニシティとは異なるヨーロッパにエリアを絞って探しました。学校をネームアップしたあと、AGOSやQSのイベントで各学校の案内を聞き、気になったところは学校の個別イベントにも参加して、カリキュラムの詳細や校風を掴んでいきました。カウンセラーの方からは早い時期からリサーチするとよいと言われていましたが、結局は受験の年の夏に慌ててやっています…。
志望校…秋ごろにESADEを第一志望にしました。理由は以下の通りです。
・競争ではなく協力に重きを置いた校風
・ある程度FIXのカリキュラムがあり、ビジネスの基礎をしっかり学べる
・一方でアントレプレナー教育にも力を入れている
・留学生比率が高い
・学生のバックグラウンドが多様(コンサルや金融への偏りが少なめ)
・気候が温暖で天気のよいスペインという国
4.留学準備プロジェクトのタイムマネジメントについて
最初のカウンセリングのときに、TOEFL対策はここまで、ここからGMAT対策、ここから出願対策、のように大きな理想スケジュールを引いていただいたので、それに沿うようにやるのを大前提にしていました。実際はTOEFL対策が尾を引き、TOEFLの復習をしながらGMATの対策授業を受け、合間に出願ゼミを受けて…という状態にもつれこみましたが…。
ただ、一部(TOEFL)が遅れを取っている状況でも、他(GMAT・出願準備)は理想スケジュールに通りに着手したことで、TOEFLのスコアメイク終了後は少し余裕が出来ました。
進め方はしばしばカウンセラーの方に相談しました。大局観を持ったプロと一緒に、都度スケジュールを見直しながら対策を進めていけるのがAGOSのいいところだなと思います。
5.TOEFL/IELTS/GMAT/GRE/SAT等テスト対策について
TOEFLとGMATの2つを使う想定で勉強していました。
TOEFLは2023年4月から受講を始め、一通り授業が終わったあとの2023年11月の公式模擬試験のスコアが90点、引き続き勉強して翌年6月に受けた模擬試験が97点で、7月本試験を受けたところ88点しか取れず、これはかなりまずいと急激に危機感を抱きました。
とはいっても特に方法は変えず、さすがに勉強していなさすぎだということで時間を増やしました(2時間やる日もあればまったくやらない日もあり、という感じでお世辞にもきちんとやっていなかったため…)。Listeningは教材のオーバーラッピングやシャドーイング、Writingは教材の解きなおし、特に足を引っ張っていたSpeakingは京橋のE4TGという個人塾に追加で通いました。
8月からは毎週末本試験を受け、少しずつ点数が上がっていって、10月になんとか出願要件の100点に到達しました。
GMATは初めてすぐはVerbalが分からな過ぎて泣いていましたが、授業で解き方を習い、繰り返し解くうちにだんだん分かるようになってきたので、英語力ももちろんですが、GMATの求める考え方・思考法への慣れが必要な試験だと思います。だからこそ、TOEFLと並行してスコアメイクするのはおすすめできません…。ただ、TOEFLより英語が難しい分、しばらくGMATに振り回されているとTOEFLが以前より簡単に見えてくるという副産物はありました。
9月に実際の試験を受け、大した点数は出なかったのですが、社費留学で奨学金を取る必要がなかったため、アドミから聞いたminimum scoreを達成しているのでよしとして、GMATから卒業しました。
6.テスト対策の目標スコアは勉強を始めてからどの位で取得したか
TOEFL:対策授業を取り始めてからは約1年半、状況のまずさに追い詰められてからは4か月(Apply年の7月~10月)です。
GMAT:対策授業を取り始めてからは9か月、本腰を入れて問題演習に着手してからは3か月(同7月~9月)です。
7.出願準備について
林先生、Eric先生に大変お世話になりました。エッセイはどうしても仕事の成功・成長譚に話を寄せてしまいがちですが、林先生とのネタ出しを通じて、趣味の話や学生時代の話など様々なエピソードを盛り込んだエッセイにすることができ、自分がどういう人間なのか、よくアピールできるものになりました。
Eric先生には一旦書きあげたエッセイを改めて見ていただいて、論理展開やその背後にある考え、何を意図した文章なのかをもう一度練り直しました。ここでエッセイの質が一段と上がったと感じます。
面接対策の最後に言われた「やれることをやって受からなかったら、それはもう仕方ないことであり、自分を責めなくていい」という言葉はかなり印象に残っています。就活と同じで合否の基準がよく分からないのがMBA受験で、○○点取れば必ず合格する、というものでもありません。面接後に「自分としてはやりきったな」と思ったとき、同時にこの言葉を思い出して、すっきり切り替えることができました。
8.アゴス講師 / コンサルタントへのコメント
カウンセラーの片倉さんは、こちらの状況を正確に把握して明確な行動提案をしてくださるので、自信をもってその方向に進んでいくことができました。
特に、スコアがあと一歩伸びないなか、いつまでスコアメイクをするべきかという問いに対して「各学校、アドミとカジュアルなチャットができるような場を提供しているので、そこで実際に話してみて、感触を探った方がいい」というアドバイスを頂けたのが有用でした。コーヒーチャットでアドミから受け入れレンジ内に入っていることを聞けたので、スコアメイクには区切りをつけて、出願準備に進む決断ができたためです。
この進み方で合っているかとにかく不安なんです……という漠然とした悩み相談も温かく聞いて励ましてくださり、ありがとうございました。
9.アゴスを選んだ理由
同じ会社から先に行った人が通っていたから、というのが理由で他に比較はしませんでした。
後から振り返ってみると、各種テストのスコアメイク~学校調査~志望動機の整理~出願対策~面接対策まで、まとめて対応してもらえるのが良かったです。試験対策だけ、面接対策だけなど色々なスクールがありますが、それらを一つ一つ比較検討するのは時間がかかりますし、結局のところ決め手に欠け迷ってしまっていたと思うためです。
10.留学 / 進学準備を振り返って、成功の秘訣とは?
自分をよく知る誰かに期待されることだと思います。「あなたは絶対に最後は結果を出す人間だ」ということを常に言い続けてくれた友人と家族との存在が、プレッシャーである一方、頑張る原動力になっていたと感じます。
あとは月並みですが、仕事と並行していかに時間を確保し、計画通りに進めるかかなと。
11.留学・留学後に向けての抱負
MBAで学べることは限りないと思う一方で、1年間実務を離れることで、直接の実務能力にはビハインドが生じるという事実は間違いないと思っています。そのため、「今の学びを、将来の実務でどう活かせるのか?」という視点を常に持ち続けるつもりです。
12.今後留学を目指す方へのメッセージ
留学への道のりは「興味はある」くらいのモチベーションから始まりましたが、いざ本当に行ける段階になって、これから得られるだろう知識や経験の大きさを思うと、そのときその選択をして良かったと痛感します。チャレンジできる環境であればぜひ、まずは一歩目を踏み出してみてください。

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