合格者の声
2025年度合格者からのメッセージ
[Master]
お名前:A.C.さん
合格校:Northeastern University Khoury College of Computer Sciences
合格校:Illinois State University School of Information Technology
入学校:Northeastern University Khoury College of Computer Sciences
1.留学を志したきっかけ
私はこれまで10年以上テクノロジー関連の業界に携わり、主に技術営業やプロジェクトマネージャーとして働いてきました。元々モノづくりが好きだったこともあり、国内の大学(文系)を卒業後は、日本の自動車メーカーで地元販売店での営業に従事し、その後はアメリカ大手半導体企業のモノづくりをサポートしましたが、アメリカで最先端の半導体技術プロジェクトに携わった際に、企業の集大成であるその技術力の高さに感化され、「営業や経営は技術力や信頼があってこそ」と考えるようになりました。
この時点でアメリカでの留学や起業を考えていましたが、当時は資金面だけではなく経営や技術経験なども不十分に感じ、その後これまで培った経験を活かしながらも新たなスキルを身につけるためIT会社を設立し、小規模、大規模と様々な顧客のITプロジェクトマネジメントを行いながらも資金繰りや技術習得に励み、キャリア目標に向けて少しずつ準備を進めていきました。
2.なぜ海外の学校に行こうと思ったか
大学での専攻が英語(異文化理解)であり元々海外が好きであったのと、また会社員時代のアメリカでの海外営業経験で、当時私の中で100%やり切れなかったという過去の経験から、また海外に「再チャレンジ」したいという想いがあったため、今回のタイミングで再びアメリカへ行き、自分を高め、目標を達成しようと思いました。
3.留学先や志望校はどのように絞っていったか
留学先: 前述の通りアメリカ留学への強い想いがあったため、留学先は最初からアメリカに決めていました。(バックアップとしてインドなどの将来性のありそうなプログラムも調べるだけ調べてはいました。)
志望校: 出願準備開始当初は、技術系のプログラムの場合、大抵「STEMフィールドに関連した学位」が必要になるため(プログラムによっては同等レベルの関連するコースワークを修了したことを証明)、文系出身の私の経験を活かす場所はMBAしかないという勝手な先入観がありましたが、プログラムを調べていくうちに技術分野での職務経験を活かせるMSプログラム(non-STEMバックグラウンド学生向けのBridgeやpathway)もあることを知り、そこから自分のキャリアゴールやUS Newsなどのランキング情報などに合わせて志望校を絞っていきました。
最終的には以下のプログラム選定基準となりました。
1. Industrial Partnership ※COOP, Internshipなどによるビジネスの発掘機会
2. Interdisciplinary classes ※関連分野の学生や起業家との交流機会
3. IT curriculum (Computer Science, Information systems, Science Managementなど)に定評のあるプログラム(またはMBA+dual degreeの有無)
+ 出願要件(STEM bachelorの必要有無)コスト(私費のため重要)、立地(起業に強いコネクション)、期間(2年~)、カリキュラム(STEM OPT、F1Visaサポート有無)等
足りない情報は各学校のInfo Sessionに参加(大体日本時間の夜中)し、事前に用意した質問リストをもとにアドコムや在校生に確認していました。(時代もあってオンライン環境なのでありがたいです。)
またQSやGMAC主催の大学院イベントなどにも足を運び、いろいろな学校のセッションにも参加し(面談練習も兼ねて)、応募者のバックグラウンドや学校の雰囲気なども確認していました。
4.留学準備プロジェクトのタイムマネジメントについて
私は自営業で、(またコロナ禍の影響もあり)顧客に呼ばれない限りは基本在宅で作業ができたので、業務の傍ら別PCで学校調査や試験対策を行いました。
一番時間がかかったのは試験対策で、当初春からテスト対策を始めて秋に出願準備(エッセイその他)を開始しようと考えていましたが、私の場合数ヶ月の学習期間では目標点数には全く届きませんでしたので、さらに1年準備に費やすことになりました。(留学に向けて徐々に業務量も減らしながら、最終的には1日10時間x週6日x半年程度を出願準備に費やす形になりました。)
またその期間に出願のサポート材料として、MOOCでITやQuantitativeのコースワーク(Project managementやComputer Science, Programmingコースなど)を選定し、出願までに修了するスケジュールで進めました。
他に時間がかかる部分としては学校調査や自身の棚卸作業になると思いますので、こちらも気になることがあれば隙間時間ですぐに調べて、日々Excelに纏めていきました。
5.TOEFL/IELTS/GMAT/GRE/SAT等テスト対策について
GMAT: GMAT(R) Verbal Strategyクラス体験授業を受講した後、GMAT対策総合パッケージ(VM)を申し込み、カウンセラーの勧めもあり、隙間時間で講義をビデオ受講しながら問題集(Problem set, White book, OG Quizbank)を解く作業をしました。
基本的には間違えた問題をもう一度解いた時に正解できるように、テキストやprepを3~4周する形で学習を進めました。私の場合は数学も高校受験レベル止まりだったため、某GMATオンライン教材などで補強しました。
またGMAT ClassicからFocusに変わるタイミングだったため、一通り学習が終わった後、テスト形式が変更になる直前までに3回ほど本番受験をしましたが点数が伸びず・・・ここで大学院のMSプログラムへの出願も検討し始めたこともあり、GREに変更する判断をしました。(MSの場合、GREスコアがオプショナルであることが多かったですが、数学力の証明として推奨されていることが多いです。)
また個人的感想ですが、本番対策については公式OGの大量な練習問題で対策をするより、本番と同等またはそれ以上の難易度で構成された練習問題に何回も取り組むことをお勧めします。
GRE: 基本的にGMATの応用だったため、カウンセラーの勧めもありGMAT FEの再受講と、他にはQuizbankがある某オンライン教材を使用して学習を進めました。(こちらも今思えば、量より質が大事だったと思います。)
TOEFL: 一番苦労したのはリスニングでした。数ヶ月の勉強では全く伸びず、AGOSのTOEFL iBT(R) Reading /Listening Strategyクラス体験授業を受講し、リスニング構造の分析をお勧めされたのを覚えています。その後はあくまで流れを意識し、また私の場合メモを取ることも不自然な感じがしたので、Podcastで短いnewsの暗唱や要約の練習を毎日行い、テスト前は某TPOで本番同様の環境で対策しました。
補足ですが、TOEFLが最初平均点ぐらいであっても、GMATやGREの学習を一通り完了させれば、いつの間にかTOEFLも点数が上がったという印象です。リーディング力がつけばリスニング力が上がり、リスニング力がつけばリーティング力も上がると思います。
またスピーキングやライティングについては前週に出た本番問題が次週にそっくりそのまま出てくるということが何回かありました。こういう意味でも、一度やった内容については結果を分析し、改善した上で次回に活かせる様にしておくことをお勧めします。
6.テスト対策の目標スコアは勉強を始めてからどの位で取得したか
約1年半(GRE)~2年(TOEFL)ほどかかりました。
学習スケジュールとしては私の場合、特に時間管理のアプリ等は使用しませんでしたが、決まった時間に決まった教科に取り組む、というスケジュールを紙に書き出し、デスクの目の前に貼り付けて、弱点を穴埋めできるように色々を調べながらTo doを追記する形で管理をしました。
土日も時間が取れる時はできる限り図書館の学習スペースなどを利用し、練習問題を解き続ける作業+復習を繰り返しました。
またこれも経験からですが、公式模試では目標点に届くも本番では到達できないという現象が度々発生し、その対策として本番試験は模試でスコアメイクが完了した後すぐに3回くらい連続で受けてしまった方がいいと思いました。(本番特有のテスト難易度や緊張感、テスト環境への慣れなども踏まえて)
再勉強→期間をあけて受験した結果、点数のばらつきや、結局出願前ギリギリまでの再受験が必要となったりと、時間がかかった要因になったかと思います。
また前述の通り、似たような問題で構成されてくることも多いですし、また本番へのストレス耐性というのもある程度必要かと思います。
7.出願準備について
出願準備についてはMBA出願Strategyゼミ体験授業で必要事項の棚卸を開始し、出願時期の3ヶ月前にMBA出願個別コンサルティングパッケージを開始しました。
エッセイについてはAGOSのネタだしシートがかなり役に立ちました。漠然としているゴールを具体化していくのに可視化できる点で優れていると思います。(あとはサポート実績が多い学校のため、雛形のベースとなるサンプル数が圧倒的に多いと思いました。)
インタビュー対策については日頃からGreat Applications for Business SchoolやAGOSのMBA出願戦略カウンセリングマニュアルなどを活用し、自身の棚卸と併せてCheat Sheetに纏めて少しずつ練習していきました。(個人的にはKira Talent assessmentsが役立ちました。)
また大学の成績表にGPAが載っていない場合は早めに評価機関に依頼することをお勧めします。
(大学によっては要件にはないにも関わらず、出願後に評価を求められることもありました)
大学に行き手続きを確認したり、また評価そのものに予想以上の時間(私の場合2ヶ月程かかりました。)がかかります。
またGPAによってそもそも応募できるプログラムや奨学金等も変わってきたりしますので、調査含めてできることは早めに済ませておくことをお勧めします。
8.アゴス講師 / コンサルタントへのコメント
私の場合、どちらかというとマネジメント能力の強化というより、技術分野志向だったため「Why MBA?」の部分が曖昧で、自分自身の中でもなぜMBAでなくてはならないのかという明確な理由が当時ありませんでした。
プログラム選定のことで悩んでいた際に、カウンセラーの川端様にnon-CS向けのプログラムについてのアドバイスを頂き、結果そのうちの一つに進学することになりました。無料カウンセリングの時から終始ご丁寧な対応で、最後まで大変安心して進めることができました!
出願コンサルティングの林様には、一番初めにGMAT/GRE学習計画で個別の相談にのっていただき、またコンサルではWhy MBAの理由付けについてアドバイスを頂き、漠然としていたキャリアゴールを論理的かつ明確にしていただくことできちんと他者に伝わるような出願書類に仕上がったと思います。(結果MSへの出願にも応用することができました。)また出願書類の補足(特に数学力証明)、面接対策、奨学金についてなども相談させていただきました。
サポートいただきありがとうございました。
9.アゴスを選んだ理由
多数の合格実績があったことと、各校の無料カウンセリングを受けた際にAGOSであれば大学院出願に関する総合的なサポートが期待できると感じたため。
(余談ですが、学生時代からずっとアルクの英辞郎を使っていて、アゴスジャパンのMBA留学 GMAT(R)完全攻略がアルク出版から出ていたというのも若干あります。)
10.留学 / 進学準備を振り返って、成功の秘訣とは?
留学する理由を明確にした上で、とにかく自分の軸を持って計画を実行に移すことだと思います。
また推薦状の手配など、推薦者となる方々や周りとの繋がりも大切だと改めて実感しました。
会社を退職して5年以上経つにも関わらず推薦を快諾してくれた前職のマネージャーやアメリカの同僚、また大学を卒業してこちらも10年以上経ちますがご推薦いただいた大学恩師、他にもレジュメやエッセイの添削をして頂いた妻の職場のAssistant Language Teacherなど、自分自身へのコミットメントと人とのご縁と感謝が大切と実感しました。
(私のように自営業で、且つ社会人ミッドキャリアくらいになると色々と選択肢が限られてくることも多いですが、やはり自分で決めてきた道というのは自分の信念を裏付ける良い証明になると思いました。)
11.留学・留学後に向けての抱負
私のキャリアにとって今回の留学は年齢的にも最後のチャンスであり、大きな転換点になると思っています。
新しい会社で新しいことを始める時のように新鮮な気持ちですが、正直困難なことが多いだろうなと予想しています。ただ学生時代の留学やこれまでの海外経験と異なり、明確な目的を持った上で次のステップに進むので、ポジティブに、また「困難な状況こそ自分を成長させるチャンス」と思って、精進したいと思います。
12.今後留学を目指す方へのメッセージ
今の情報社会では様々な情報を容易に得ることができ、学費無料のオンライン大学や低コストのMOOCなど、リソースが大量にある中で大きなお金や時間をかけてまで海外留学をするべきか、正直悩む方もいるかと思われます。(子供がいたり私費留学の方は尚更)
留学を目指す理由は人それぞれだとは思いますが、私が留学準備の中で感じたことは、大切なのは「どこで」学ぶかより、「何を」学び、それを「どう」実行していくかいうことです。(私自身結構な時間をかけて準備をし、これからも大きな投資になると思いますが、それでも自分の目標達成のために必要なことであったので、最後までやり切り、行く決断をしました。)
ご自分の軸があればこれまで選んだ道は必ずつながりますし、失敗も全て意味のあることになります。
たとえ今上手くいっていないと思った場合でも、ご自分の判断に自信を持って取り組めば、大抵のことは現実化すると思います。
合格も単なるスタートに過ぎないと思いますが、これからもお互い頑張りましょう!

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