合格者の声

2025年度合格者からのメッセージ

Photo [UG]
お名前:谷本 眞帆 さん
在籍校:南山高等学校女子部
合格校:Grinnell College
入学校:Grinnell College
奨学金:柳井正財団奨学金

1.留学を志したきっかけ

海外大生と関わることができる課外活動に参加し、そこで海外大学(特にアメリカのリベラルアーツカレッジ)に興味を持ちました。

2.なぜその進路にしようと思ったか

もともとは日本の教育に課題を感じていて、将来はその解決のために何かしたいと考えていました。しかし、課外活動で海外大生と出会ってからは海外の教育にも触れてみたいという気持ちが芽生えました。「日本の教育を変えていくために国内に留まりたい」、「海外に飛び出してみたい」という2つの矛盾する気持ちが共存していて、高1から高2にかけて悩んでいました。
悩んでいる期間にも自分がやりたいと思った活動には色々手を出していて、その中で自分の進路を決めるきっかけになったものとも出会いました。高1冬と高2夏の2回、カンボジアの社会起業家とともに活動するプログラムに参加しました。その時に目の当たりにしたカンボジアでの教育の問題は、日本の教育だけを考えてきた自分には衝撃でした。世界中に数えられないほど存在する問題や課題の中で自分にできること、人生をかけて向き合えることは何かを考えた末、世界中から留学生が集まる環境で多角的に教育や社会問題について学びたいというところに着地し、高3になる前の春休みにやっと進路を決めることができました。

3.留学先 / 志望校はどのように絞っていったか

日本の大学も受験する予定で準備を進めていたので、アメリカの大学の出願は多くても5校と決めていました。
具体的な条件としては、リベラルアーツカレッジであること、留学生の割合が高いこと、学びたい分野の専攻やコースが設置されていること、自分が出願資格を満たしていること、各種ランキングなどを大学ごとに確認して絞っていきました。また、人脈を辿って大学の在校生や卒業生に繋がることができた時には大学生活のリアルな話を聞かせてもらい参考にしていました。
大学を調べ始めたらキリがなくて膨大な時間を割いてしまいました。9月くらいにそろそろ決めないとエッセイが書き始められないと焦り、ようやく決めた気がします。

4.大学準備プロジェクトのタイムマネジメントについて

高3から本格的に準備を始めた上に日米併願予定だったため、時間の余裕のなさはかなり深刻でした。やらなければならないことが多すぎて、「何か学校の提出物を忘れているのではないか?」「アメリカの出願準備は本当にこれで大丈夫なのか?」「間に合うのこれ、、」と四六時中心配事が尽きませんでした。次から次へと浮かんでくる心配事に頭が占領され、挙げ句の果てには「今、何をしていたんだっけ、?」と目の前のことにすら集中できなくなっていました。タイムマネジメントの面では苦労しかしていません。今でもどうすれば良かったのか分かっていません。私が教えてもらいたいです(笑)
ただ、心配性な自分をコントロールしつつ溢れかえるタスクを管理するために、計画を立てることだけは怠らないようにしていました。新しく生まれたタスクはすぐに手帳に書き込み、何曜日の何時何分にやるのかまで決めていました。8月あたりからはやることが多すぎて、絶対に成り立たない計画を立てていましたが、やらなければならないことが一つの場所に可視化されているという安心感はありました。

5.TOEFL/IELTS/SAT等テスト対策について

私はIELTSとSATの授業を受講していました。どの授業の講師の方からも生徒ひとりひとりの英語力・スコアをあげようとしてくださる熱意が伝わってきました。また、褒め上手な講師の方々と授業で話すのは毎週の楽しみでもありました。
授業時間も短くはなく宿題もかなりボリュームがありましたが、授業と宿題だけは遅れてでもやりきるように意識していました。それすらも追いつかない時もありましたが、総じて思うのはやれば力は確実につき、逆にやらなければ衰えるということです。

6.テスト対策の目標スコアは勉強を始めてからどの位で取得したか

高3の4月にIELTSの対策を開始し、5.5→6.5までは順調に2ヶ月で上がりました。しかし、他の出願準備のことも考え9月末を最後の受験にすると決めて対策を続けましたが、最終目標であった7.0には届かないまま出願しました。また、SATも夏休み中に講座を受講し10月と11月に2回受験しましたが、思うようなスコアを取れずEarly Decisionで出願したグリネル大学には提出しないという選択をしました。審査において少なくともプラスにはならないと思ったからです。
スコアメイクに関しては最後まで上手くいきませんでした。反面教師としてお伝えできることがあるとしたら、一度に複数のテスト対策をしない方が良いということです。私のように高3の春から本格的に準備に入られる方は特に、期間を決めて短期集中的に勉強するといいと思います。学校の定期テストとIELTSの勉強、IELTSとSATの対策など同時にやろうと思えばいくらでもできそうですが、一つのことに集中しないとどうしても焦りが出ますし複雑な計画を立てるためのタイムロスが生まれます。

7.出願準備について

大学や財団奨学金に出願するエッセイは、アゴスのエッセイコンサルを受けながら作成していきました。自分がどんな人間でどんな強み弱みがあるのか、将来何がしたいかは、日頃からよく考えているタイプだったので、0から考えることはありませんでした。しかし、それを言語化して人に伝わるように文章を書くというのはかなり難しかったです。コンサルはできるだけ毎週入れるようにして、忙しい時でもエッセイについて考える時間を無理やり作っていました。予約した時間ギリギリになって前回分からの改善を始めたり、ひどい時には頭でだけ考えて何も進歩のないままコンサルに臨むこともありました。それでも、週一でコンサルをしてもらうということだけは守ったおかげでそれがペースメーカーとなりました。長い時間エッセイ作成から離れることなく、毎週少しずつ内容を深め、改善を重ねることができました。
そしてエッセイ作成において最も大切にしていたことは、『自分で納得すること』をです。作成にあたってはコンサルの先生や家族に幾度となく相談にのってもらいましたが、自分の心にあることは自分の言葉でしか正確に表すことができないと考えていました。そのことを常に肝に銘じ、あくまでも自分で考え自分が納得した文章を作り上げることを大事にしていました。

8.アゴス講師 / カウンセラーへのコメント

たくさんのご迷惑をおかけしたかと思いますが、最後まで見捨てずに向き合って下さったことに心より感謝しています。スコアのことでも出願のことでも不安定なメンタルなことでも、悩み事があるとなんでも相談に乗って下さったアゴスの皆さんがいてこその結果だと思います。本当にありがとうございました!

本当に、ありがとうございました!

9.留学 / 進学準備を振り返って、成功の秘訣とは?

『自分で決めたことだから何がなんでも最後までやりきる』をモットーに最後まで諦めなかったこと。そして、どんなに切羽詰まっていても一つ一つ手を抜かず自分と向き合ってやること。

10.留学 / 進学に向けての抱負

まずは受験期間中に上がりきらなかった英語力を上げ、学びたいことを不自由なく学び、友達をたくさん作れるようになりたいです!そして、この1年間で考え感じたことをいつまでも忘れずに、何事にも感謝と謙虚さをもって臨みたいです。

11.今後留学 / 進学を目指す方へのメッセージ

不安定で、時には矛盾する自分の気持ちに向き合うことを恐れず、自分らしさを貫いてください!その先にあなただけの選択やあなただけの努力の仕方があるはずです!応援しています。

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