【MBA在校生レポート】Wharton在校生に聞いたコロナ渦での授業の様子 &Wharton Japan Club Virtual Event 7/9(木)

現在Wharton1年生の方から、3月からのコロナ渦の中での授業の様子、生活の様子を共有いただきました。

Wharton Japan Club Virtual Event 7/9(木)開催

日本人出願者に向けての特別イベントです。プログラム説明から生活の様子などを知るチャンスです!

Thursday, July 9, 2020
9:00 PM – 11:00 PM JST
https://www.agos.co.jp/blog/news/2020/06/30/wharton20200709/

・授業への影響、学校の対応状況

2020年3~5月の春学期は、全授業オンラインへ移行。同年8月から始まる1年生のオリエンテーション(pre-term)もオンラインでの実施を決定。秋学期以降の方針については現在検討中。
米国の夏季インターンについては、establishな業界(金融・コンサルティング等)や大手techについてはリモートで実施されていると聞きます。他方、startup界隈は、一部で業況の厳しさから内定取消の動きが見られているようです。

・学校側の対応について学生の反応

大統領が非常事態宣言を発出してから約1週間で春学期の全授業をオンライン化した迅速な対応は好評価。
また、今後の方針について大学は、国や州の方針や感染状況を注視しつつ検討しており、6月末時点ではまだ回答は出ていませんが、この間、学生に対して議論が進み次第状況をこまめにコミュニケーションしてくれるところは信頼感があります(transparency)。もっとも、対面機会の逸失に伴い多くの学生が授業料の一部返還を求めている状況。それに対して大学側は、春学期については返還を認めず。その代わり、夏学期の開講や、オンライン課外プログラムの拡充等で対応しており、一部の学生から不満が聞かれています。

・今感じていること&メッセージ

この間、2020年入学を検討している方々とdeferment(入学延期)についてたくさん話す機会がありました。
確かに、MBAの価値の多くは対面機会で得られると思います。ただし、過去に類を見ない危機下だからこそ、学べること・感じることも多いと、この半年間を過ごしてきて感じています。
最終的には、その瞬間にご自身の「心」が赴く方向に従えば良いと思います。今年入学される方も、deferされる方も、後悔のない素晴らしいMBA生活を送られることを心より祈っております。

Chizuko Okada

MBA 効果的な学校説明会の活用方法

5月の連休明けから、次々にHarvard, Chicagoなどのトップスクールが今年の出願に向けた締め切り日やエッセイ課題を発表し始めました。

1stラウンドを目指す方にとっては、これまで進めてきた学校調査から得た情報を、出願書類にどう落とし込むかの準備開始、そして2ndラウンドを目指す方にとっては、いよいよ学校調査の本格開始時期となりました。

この準備プロセスを効果的に進めていく上で欠かせない活動が学校説明会への参加です。本日は学校説明会の活用方法について解説します。

アゴスでも学校説明会のご案内を発信しております。ぜひ情報収集にご活用ください。
https://www.agos.co.jp/blog/news/category/agos-school-seminar/

■説明会参加前の準備と、説明会後のフォローの重要性

人気校であるほど、参加者数が多いので、受身な姿勢で説明会に参加すると、新しい情報を得ることができずに終わってしまうことがあります。また、プレゼンター側の方も自分の質問だけになかなかフォーカスしてくれないというのも実状です。だから事前準備と説明会後のフォローが重要になるのです。

◇事前準備について

①自分を知ってもらうために自分の経歴を整理し、Resume作成を開始する

相手に印象付けるためには、自分の学歴/職歴のハイライトを記すResumeの準備を開始することです。また、皆さんがResume準備を通じて、自身の経歴を整理し始めるということは、その後の出願プロセスで必要となるエッセイ作成の下準備にもつながります。

※Resume作成にあたり、コンサルタントからアドバイスを受けてみませんか?

MBA出願戦略コンサルティング レジュメ作成クイックアドバイス実施中
(参加にあたり英文レジュメを準備ください)

②基本的な情報は事前に調査する

トップスクールであればあるほど、豊富な情報をweb上で提供しています。授業の取り方、提供コース、卒業生のキャリア情報、入学審査情報はすべて公開されています。こういった基本情報そのものを学校説明会で質問することは推奨でません。

在校生による非公式サイトを活用する 在校生の視点でクラスの情報を分かりやすく提供しています

③効果的な質問を用意する

原則1:あなたの質問は、自分の合格の可能性を高める質問になっているか
原則2:抽象的な質問を避けること

よくない質問例:評論家の視点が強い質問

あなたの学校は日本からの出願者に何を期待しますか?
→あなたの特徴は日本人というカテゴリーしかないのでしょうか?この質問はあなたの出願書類を高めるうえでどう役立ちますか?

A校とあなたの学校の違いを教えてください
→学校が関心があるのは、あなたがうちの学校で何を得たいか?です。こういった質問からは、あなたがその学校に強く興味があるという印象を与えません。

良い質問例:主語を常に私に置いた具体的な質問

私はあなたのXというコンサルティングプロジェクトに興味があります。特に、私はA業界に関わるプロジェクトに入りたいのですが、
学生の希望は専攻にどの程度考慮されるのですか?
→相手には、あなたが何に興味があるのかがクリアに伝わり、学校への意欲を感じることができます。

原則3:正しい相手に質問をすること

当たり前のことではありますが、意識しておくことが重要です。

入学審査官は、在校生ではなく、教授ではないので、コースの詳細を述べることを得意としていません。
卒業生は入学審査官ではないので、入試情報について最新情報を提供する方ではありません

元トップスクールのアドミッションディレクターを勤めていたMendanによる学校説明会参加時のアドバイスです。あなたという存在を、相手にどう理解してもらうか、を意識した行動をとりましょう
Standing Out at Admissions Events

◇参加後のフォロー

説明会で交流することができた方に、その方とのコミュニケーションの中で新たに得ることができた情報から、学校に対して共感した点とお礼を述べましょう。
その上で、その後個別にコミュニケーションを開始する体制を整えることが重要です。

説明会に参加いただく在校生や卒業生の方は、皆さんが想像する以上に協力的です。そういった方とネットワーキングを図ることは、その学校の在学時だけではなく卒業後もつながるコミュニティの様子を理解することにつながります。このプロセスの継続が、その学校のコミュニティの持つカルチャーを理解できることにつながります。

Chizuko Okada