GMAT 学習体験談: 670→660→650→700点

アゴス・ジャパンGMAT講師の中山です。

新幹線で毎週末アゴスのGMATクラスに通われていた方が、4度目の受験でついに700点を達成されました。

学習体験談をいただきましたので、ご紹介します。

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私は、2月からアゴスのGMAT Strategyクラスを受講し始め、本試験は下記のスケジュールで受験してきました。
1回目 5月29日 670点(Q47, V35)
2回目 7月17日 660点(Q49, V31)
3回目 8月12日 650点(Q48, V31)
4回目 10月31日 700点(Q48, V37)
最もGMATの勉強をしたのは2〜3回目でした。試験1ヶ月前から平日3時間、休日5〜6時間は勉強していました。
3回目でスコアが下がったときは本当に気分が落ち込み、帝国ホテルの前でしばらく座り込んでしまいました笑。

今回4回目を受けるにあたっては、この1ヶ月、エッセイやインタビューの対策に殆どの時間を費やしていたため、実はほとんど勉強することが出来ず、Verbalの問題を一日10問程度解くくらいのことしか出来ませんでした。

勉強時間とスコアが比例しない不思議なテストだと実感しています。

700点を達成できた要因としては、精神的な面が大いに影響していると思います。
詳しく申しますと、以下の3点です。
・1stラウンドで1回目のスコア(670点)で出願した学校全てからインタビューの招待が来たことで、「現状のスコアでも、エッセイの質を高めれば、十分勝負できる」と思えたこと(つまり、4回目で必ずしも高いスコアを取らなくてもいいと思えたこと)
・本試験前々日にGMATPrepで力試しをして700点を取り、試験前日と当日は重要なポイントを確認するに留め、頭を本試験まで休ませたこと(家を掃除したり音楽を聞いたりして過ごしました)
・中山先生との個別セッションと、間違えた原因の分析リストの作成によって把握した自分の弱点を意識し、本試験中も落ち着いて、1問ずつ問題で何が問われているのか確認しながら解答したこと

長期間のGMAT対策で疲弊してしまいそうになることもありましたが、諦めずに、毎日少しでもGMATの問題を解くことで、GMATの感覚を忘れないことも大切かなと思いました。

以上です。
私の経験がもし参考になるのであれば、他の生徒さん達に共有していただき、みなさんがハイスコアを達成するための一助となれば幸いです。

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この方のように、「非常に多くの時間を GMAT Verbal に割いて勉強したのに、受けるたびにスコアが下がっていく」という状態に陥る方は多いです。

3回目の受験の後、この受講生の方と偶然、廊下でお会いしました。

そこで、「出願準備等に専念して、少し Verbal から離れて休むと、知識やスキルが『熟成』されて一気に目標スコアを達成するという方が多いんですよ」とお伝えしました。

その時は、「本当にそんなことがあるのか」と半信半疑だったようですが、、、実際にGMATとの距離を置いて目標スコアを達成した後、「実際その通りだと思いました。問題を解く時に肩の力を抜くことで、今までこだわっていた細かい事に気を遣わなくなり、問題が何を求めているのか冷静に見極めることができるようになったのだと思います。」とのコメントを頂きました。

些末な知識やスキルを気にしすぎることなく、大局的に問題の本質を見る力が最後のブレークスルーの決め手になったのだと思います。