コンピューターで受験するIELTS【京都会場新規開設】

一般財団法人 日本スタディ・アブロード・ファンデーション(JSAF)より、本日標題のお知らせを頂きました。*JSAFはIELTS共同所有者のIDP:IELTS Australia認定のIELTS公式テストセンターです。

これまで2019年に東京、2020年に大阪と相次いでテストセンターを開設して来られましたが、今年3月には“コンピューターで受験するIELTS 京都会場”を新規開設されるそうです。以下、頂いたお知らせを掲載致します。

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<会場案内>
◆京都で新たにスタートする「コンピューターで受験するIELTS」第一回 2022年3月27日(日)スタート
会場:京都大学吉田キャンパス南構内国際⾼等教育院棟B1F(〒606-8501 京都府京都市左京区吉田二本松町)
試験申込はウェブサイト上で本日2月17日(木)より開始します。
※特設ウェブサイトはこちら https://jsaf-ieltsjapan.com/kyoto-computer-delivered-ielts/

<JSAF-IELTS公式テスト 京都会場 実施スケジュール>
※下記日程は変更が出る場合があります。最新情報、追加日程は上記ウェブサイトにてご確認ください。
コンピューター受験
3月27日(日)、4月2日(土)、4月17日(日)、5月14日(土)、5月22日(日)
5月28日(土)、6月11日(土)、6月18日(土)

ペーパー試験
3月26日(土)、6月4日(土)、10月8日(土)、11月26日(土)

ペーパー試験は、紙ベースの参考書などで本番を想定した準備がしやすいため、多くの受験生に好まれる受験形式ですが、2019年よりスタートしたコンピューターで受験するIELTSをきっかけに、「一日でも早く結果を知りたい」「タイピングの方がライティングに取り組みやすい」など、コンピューターで受験する学生も増加傾向にあります。今回、コンピューターで受験するIELTS新設により、京都会場でも、ペーパーかコンピューターかを選んで、JSAFのIELTSを受験できるようになります。
プレスリリースはこちら→ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000021417.html

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近辺の方は是非ご活用なさってみて下さい。

 

“卵の提出期限”? — by 加藤

私が20歳台前半で、米国西海岸の大学院に留学していたころのお話です。

私の親友にロサンゼルス出身の日系米国人であるスティーブンがいました。

彼は両親とも日系3世で彼自身も見た目は100パーセント日本人でした。しかし、両親とも日本語を話せなかったせいで、彼も一言も日本語を話せませんでした。当然ながら私との会話はすべて英語です。

ある日、スティーブンと私で、両方の友人である日本人留学生のヨウコさんのアパートに遊びに行ったときのことです。

ヨウコさんの冷蔵庫の扉の上にはカレンダーが貼ってあり、その〇月△日のところに、「Eggs deadline」と書いてありました。

皆さんはこれが何を意味するか、分かりますよね?

そうです。

「その日に卵の賞味期限が切れる」という意味でしょう。

ヨウコさんはしっかり屋の倹約家で、食材は一つたりとも腐らせて捨てることがないよう、買ってある卵はそれまでにすべて消費しようと思って記したメモ書きでした。私にはその意味がしっかりと分かったのですが、それを見たスティーブンが、

What do you mean by this, Yoko? Eggs deadline???

と訝し気に聞いていました。どんな意味かまったく分からない様子です。

そこで、私から英語で、「これこれこういう意味のつもりなんだよ。これって通じないの(It doesn’t make sense?)?」と言ったところ、スティーブンが、

Oh! You mean, “Eggs expire”!

と、初めて合点が行ったという声を上げました。

そこで、ヨウコさんと私は、「あぁ~!」となった訳です。

このexpireは自動詞で、「期限が切れる」という意味で、Eggs expire.はSVという第一文型です。メモ書きをする際も、彼(ネイティブ)だったらそのように書くとのことです。

ヨウコさんと私は、目から鱗が「ポロリ」と落ちた音を聞いた気がしました。

ちなみに、食品の賞味期限は、expiration date、または、best-before date(「その日までに消費するのが最も味が良い」から)などと言います。上記の経験の後で勉強して知りました。

2023年からSAT®がデジタル化することが発表されました

2023年からSATがデジタル化することが、昨日発表されました。

SAT主催団体のCollege Boardは2021年11月にアメリカ国内で試験的にデジタルテストを実施しており、アメリカ以外のテストセンターでは2023年から、アメリカ国内では2024年からデジタルテストへ移行予定としています。

主な変更点:
1)現在の3時間から2時間のテストに短縮され、設問の回答時間が長くなります。
2)Math Sectionではすべての問題で計算機の使用が可能
3)スコアは現行テストでは数週間かかっていましたが、数日でスコアが出るようになります。

アゴス・ジャパンでは、いち早く試験の変更内容詳細を調査し、授業へ反映してまいります。

詳細はCollege Boardのこちらを参照ください。
https://newsroom.collegeboard.org/digital-sat-brings-student-friendly-changes-test-experience

たかが冠詞の「a」、されど「a」(その2) – by 加藤

(以下は、私の前回のブログ記事『たかが冠詞の「a」、されど「a」(その1)』の続き(完結編)です。)

さて、これ以降は私が英語講師になってからの後付けの知識です。

このアポロ11号の月面着陸という、人類が初めて月面に一歩をしるす瞬間は、全世界に生中継され、また、世界史に永遠に残る一大イベントでした。船長であるニール・アームストロング氏は、宇宙船から降りて月に一歩を踏み出す時のために、「ここぞ!」とばかりのキメ台詞を用意していました。これが次のものです:

That’s one small step for a man, one giant leap for mankind.

「これは一人の男にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」

しかし、息をのむ注目を地球の全世界から一斉に浴びていたせいか、または、ご本人が他の理由で緊張していたせいか、なんと、for a manのaを落としてしまったというのです。(ネイティブでも英語を間違えるものですね!)

「a man」ときちんと不定冠詞を付ければ「一人の男」という意味になり、上記のように意味が通じるセリフになります。しかし無冠詞で「man」としてしまうと「人間、人類(= mankind)」という意味になります。よって、船長のセリフは、「これは人類にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」という、訳の分からないものになってしまいました。

これを、当時、日本の優秀な同時通訳者である西山千氏が原文(間違った発話)に忠実に訳したそうです。後日談では西山氏ご本人が「あれは私の訳し間違いだ」と謙虚におっしゃっていたらしいのですが、実はアームストロング船長ご自身の間違いとのことです(アメリカ人の私の同僚たちはそのように小学校で習ったとのことです)。これには諸説がありますが、実際私がその録音音声を聞いてみても、明らかに「for man」と、不定冠詞なしで発話されていると思います。

「たかが冠詞の『a (an) 』と、あなどることなかれ」、というお話でした。我々、英語学習者にとっても、背筋が伸びる思いですね。

たかが冠詞の「a」、されど「a」(その1) – by 加藤

今回は不定冠詞の「a (an)」のお話です。

私は当年取って58歳ですが、今からなんと52年ほど(半世紀以上!)前のお話です。時は1969年、私がまだ6歳の頃です。

そんなに昔のことでも、曖昧ながらも確かな記憶があります。というのも、歴史に残る大きな出来事があったからです。

アポロ11号が月面着陸し船長が月の上を歩く映像が日本にも生中継されました。それを、ワクワクしながら自宅で父と白黒テレビ(!)にかじりついて見ていました。当時の衛星中継技術のレベルもあり、また、月という超遠距離からのライブ配信ということもあり、「ピーピー」とか「ガーガー」などの機械的な雑音が多く、船長のセリフなんぞ部分的にしか聞こえてこなかったのを憶えています。しかし、それを日本にいる同時通訳者が見事に(orなんとか?)日本語に訳して、日本のお茶の間にいる視聴者に伝えていました。

その時、父が、「同時通訳ってのは大したもんだなぁ。お前も将来、同時通訳者になったらどうだ?」という無責任な発言をしたのを、今でもはっきり憶えています。

(ちなみに、それから30年弱後に、それこそプロの同時通訳者にはならなかったものの、通訳学校の講師にはなることはできました。その時の父の発言が影響していたかどうかは定かではありませんが。。。)

(「その2」に続く。1週間後にアップ予定です。)

TOEFLリスニングの㊙こぼれ話(英語業界の裏話)(その2)– by 加藤

(以下は、前回の私の記事「TOEFLリスニングの㊙こぼれ話(英語業界の裏話)(その1)」の続き(完結版)です。)

話を伺ってみると、「東京ナチュラル」というのは、東京の英語書籍出版業界(音声ファイルあり)の業界用語らしく、その業界人、それも出版や録音に立ち会う人達だけに通じる用語のようでした。

これは、つまり、

「高校生またはそれ以下の英語学習の初級者・中級者でも聞き取りやすいように、意図的に若干ゆっくり、そして、はっきりと、だけど、あまり遅すぎず適度にナチュラルな話し方にするやり方」

のことを言うようです(この定義が若干正確さに欠けていたらすみません。その筋では新参者ですので、どうか業界人の方々、お許しください)。私自身、英語教育業界は現在28年目ですが、英語「出版」業界については当時新参者でした。

英語学習者初級・中級者向けに、ゆっくりはっきり目の英語を敢えて話して音声教材にする事実は以前から知っていました。私自身も、中学生から大学生の時には、NHKテレビやラジオの英語会話番組で学習していましたが、振り返れば、それらの大部分は遅くはっきり目に話された英語でした。それらはすべて聞き取れたのに、米国留学でアメリカの空港に一歩降り立った途端、空港のアナウンスが速すぎて聞き取れなかったのを今でも鮮明に覚えています! あの時は、「やはり、日本人学習者向けに遅く話された『お粥』か『流動食』状態の英語に慣れてしまってはいけないのだ!」ということを、嫌というほど思い知らされたものです。

(筆者注:ちなみに、TOEFL iBTのリスニング音声はまさしく、ネイティブのナチュラススピードであり、英語学習者を突き放した(=学習者に優しくない)英語です)

話は戻りますが、それにしても、なんと、そういう「易しい英語の話し方」のことを指す業界用語が東京にはある(!)とは、ちょっと驚きでした。この業界にいる者として、これを知らない人がいまだ多い分、一つの喜びでもあり大きな発見でした。

でも本当のことを言うと、「東京ナチュラル」という言葉を聞いて、当年取って58歳の私が一番最初に連想したのは「東京ララバイ♪」という、今から40年以上前に流行った歌謡曲(歌:中原理恵)のタイトルでした(笑)。。。

(実はこれが、このお話のオチでした。)

TOEFLリスニングの㊙こぼれ話(英語業界の裏話)(その1)– by 加藤

真面目で堅苦しいお話だけのブログとなってはいけません。
ここからは余談ですので、そのつもりで軽く受け流してください。(お忙しい方は読む必要がございません。)

皆さんは“東京ナチュラル”という言葉を聞いたことがありますか?
ありませんよね。
私もありませんでした。とある機会までは。。。

以前の私のブログ記事で、「リエゾンをせずには、決して英語を発音できないネイティブ」のお話をしたことがあります(決して見下してそう呼んでいる訳ではありません。誤解のなきよう。。。)。今回はそれとは多少矛盾(?)、または、相反するお話を、敢えていたします。こんなのもあるんだ、くらいに聞いて(読んで)頂けたら幸いです。

前回ご紹介した場合とはまた別に、アゴス教務部の講師たちの共著で、TOEFL iBT対策の参考書を執筆していたことがありました。2014年頃のお話です。この時は確か旺〇社さんの出版物です。
この時も、執筆原稿が出来上がり、校正作業も終え、いよいよ付属音声データ(リスニング用など)を録音するという段になりました。

場所は違いますが、この時も都内某所の録音スタジオでした。
あらかじめ旺〇社さんの方で用意してくださった3名のネイティブのプロ(その実力たるや、プロ中のプロです!)のナレーターの方たちが雇われました。
私は録音作業の監修役の一人として、アゴスからただ一人そこに同席いたしました。
そこで、開口一番、その中でも特にベテランと思われる米国人男性ナレーター(たわわなあご髭がご立派!)から、日本人スタッフに次のような質問が出ました。以下、そのやり取りです:

米国人男性ナレーター:(流暢な日本語で)「今日は、”東京ナチュラル”で行った方がいい? それともふつうの話し方?」
旺文社さんの日本人スタッフ:(日本語で淡々と)「ふつうの話し方でお願いします。」
加藤:(目が点。。。。)「(心の中で)???」

さて、この「東京ナチュラル」とは、一体何のことでしょう?

(「その2」に続く。1週間後にアップ予定です。)

Changes to British Council IELTS

Hello everyone,

The British Council will no longer conduct face-to-face interviews for the Speaking Section in the Academic and General IELTS.  More information can be found here.

Instead the candidate will sit in a room with a monitor and have a VCS, or video call speaking.  A helpful video can be found here.

If the candidate wants the Visa and Immigration IELTS (UKVI), that is still being done face-to-face at the British Council.

 

If a candidate wants to have a face-to-face IELTS for the General or Academic section, they are asked to go to Eiken.

 

Best of luck!

語彙の習得 — by 柳澤洋美

TOEFLやIELTSの受験勉強に欠かせないのが「英単語の暗記」です。リーディング(長文読解)のセクションにおいて、単語力がある人とない人では大きな差がつきます。だから、受験をすると決めたあら、なるべく早い段階で単語力をつけましょう。

まず「量」を強化する。「量」がなければ、まとまった英文を読むことは困難だからです。お持ちの単語帳にある意味を覚えるのですが、最初の意味のみを覚えます。それを「見出し語」と言ったりします。単語はもちろん、複数意味を持っていますが、まずは、「見出し語」暗記に集中してください。

「量」を制覇したあとは、「質」へ転換させましょう。単語を文脈で覚えます。たとえば、「TOEFLテストボキャブラリー+例文3900」から引用すれば、integralの見出し語「不可欠の」と覚えたあと、単文「An engine is an integral part of a car.」=「エンジンは車の不可欠な部分である」と単語を文の中で訳せるようになって初めて、「語彙が定着した」と言えます。

お忙しい皆さんにとって、時間が2倍かかるじゃないか!と言いたくなりますね。たとえば「量」を通学・通勤時間などに、自分で目標を作り、限られた時間で覚える。そして、その夜、学校(会社)から帰って静かな集中できるときに、朝覚えた単語を文脈で確認する「質」で覚える。そのときに文章を音読、あるいは音源を使って覚えるというのもいいです。語彙習得は「量と質」を行って、初めてテストで力を発揮してくれます。ぜひお試しください。

Writingセクション攻略のために(その3):英文のタイピング練習!— by 米田

授業で教えていてよく受ける相談やお悩みの中に、「タイピングが遅いんです。どうしたらいいでしょうか?」というものがあります。
iBTでも、またIELTSであればCDIでも、スピーディーにタイピング出来る能力は非常に重要ですね。日本語であれば早く打ち込めるのに英語だとなかなか難しい、とか、暗記したはずのテンプレートがあるのにそれを設定時間内で打ち込みきれないなど、身に覚えのある方もいらっしゃるかと思います。ETSの”Official Guide”(TOEFL)にも、そのp. 669(6th Edition)で、”Using a Computer to Write”という項目があり、手書きよりもPC打ち込みで普段から練習するように勧められています。

因みに、TOEFLとは関係なく一般的なワープロタイピングの実力チェックには、大学生や社会人だと以下のウェブサイトがよく使用されているようです。ゲーム感覚でローマ字タイピングの能力チェック(速度と正確さのスコア判定)が出来るので、一度試してみて自分のタイピングレベルを把握しておくのもよいでしょう。
・例)https://www.e-typing.ne.jp

冒頭の質問に対する回答はと言えば、やはり練習するしかありませんよね。英文のタイピング練習が出来るウェブサイトも色々と存在しますので、そうしたものを活用するのも一案です。1分間に何単語打ち込めるか=WPMで速度を測ることが多いようですが、大体40WPMを超えると早いとみなされるようです。
・例)https://www.keybr.com

ただ、皆さんはスコアUPのために最短距離を行きたい訳で、“タイピングが速くなる”のはその為の通過点です。ですから、学習効果も踏まえて行うべきはやはり、「サンプルEssayのタイピング練習」に尽きると思います。

AGOSのWritingの授業で使用するManualには、高得点に繋がる多様な文構造やきらりと光る巧みな言い回し、ネイティブから見て自然な表現が散りばめられています。また、論理的で一貫性のある文の繋げ方、紡ぎ方も知ることが出来ます。そうしたEssayをよく分析した上で、タイピング練習の素材として自分の中に沁み込ませる過程を経ていくと、タイピングも勿論徐々に速くなっていきますし、Writing能力そのものが向上していきます。

「当たり前のこと」と思われるかもしれませんが、意外と皆が実践されているという訳ではなく、相談を受けた時にお尋ねすると、「…実はあまりやったことありません💦」という答えが返ってきたりします。

実際にやってみる方の為に、幾つかアドバイスを。
①音読しながらタイピングしましょうーそうすることで、ただ黙って打ち込むよりも表現や構文が記憶に定着し、口をついて出やすくなります。
②同じサンプルEssayをただ1回ではなく、“何回も”打ち込みの練習をし、その度に時間を測っておきましょう。また、午前中、午後、夕方、夜、といった感じで、色々な時間帯に行ってみましょう。そして必ず毎回時間を計測し、“速くなってきている”という手応えを掴みましょう。
③WritingのサンプルEssayの打ち込み演習がルーティーンになって軌道に乗ってきたら、ReadingのPassage、Listeningで学んだLectureのスクリプトなども折角ですから題材として“タイピング処理”しておきましょう。

「タイピングが遅くて、折角Essayに盛り込む考え・論点・アイディアは頭の中にあるのに、それが画面上で文字になっていかない…」というフラストレーションがなくなれば、より内容面に集中してEssayを書けるようになります。頑張りましょう!