GMAT試験会場のモニター – by 中山道生

アゴス・ジャパンの中山です。

GMAT試験会場のモニターは、視野が大きいため大画面のPCスクリーンに慣れていない方にとっては文章が読みにくく、「本試験では、なかなか普段のように文章の意味が頭に入ってこない」という受講生の方は多いです。

ある受講生の方が、本試験と同じパソコン・モニターを使って問題を解く訓練をするために、GMAT試験運営機関であるPEARSON VUE に問い合わせて試験会場のモニターのメーカー・型番・サイズを調査して得た情報を「ぜひブログでご紹介ください」と仰っていただきました。

GMAT試験会場のモニター情報をご紹介します。

——————————————-

メーカー: ViewSonic

型番: VG2439M-LED

モニターのサイズ: 24インチ

実測寸法: 560.28 mm (幅) x 435.22 mm (高さ) x 238.94 mm (奥行き)

——————————————-

この方は、なんと同じモニターを2台購入して、ご自宅と職場に1台ずつ置いて毎日、PC画面上で問題を解く訓練をされていました。

普段はノートパソコンを愛用されているため、このモニターを使ってGMAT問題を解く訓練を始めた直後は、今までと違う姿勢で何時間も画面に集中したことで、肩が凝ったり、異様に疲労感に襲われたりといった症状が現れたとのことです。

そのまま訓練を継続し、本試験受験当日までには十分にモニターに慣れることができたようです。

GMAT 学習体験談:480→570→680点 – by中山道生

アゴス・ジャパンGMAT講師の中山です。

大阪校GMATクラスを受講されたIさんから学習体験談を頂きましたので、ご紹介します。(公開のご承諾をいただいています)

————————————

GMATは計3回受験し、以下のような結果でした。

10月17日(名古屋) 480(Q48,V11,AWA 無し,IR3) ←スコアキャンセル
11月18日(大阪)  570(Q49,V19,AWA3.5,IR5)
1月5日(大阪)   680(Q48,V35,AWA4.0,IR5)

また、TOEFLは長らく90点台を超えられないままでしたが、1月7日に103(R28,L26,S22,W27)を取り、受験終了しました。

1 全体的な所感
10月の受験の後、中山先生に語彙力強化に注力するようにアドバイスいただいたことが、非常に大きかったです。2ヶ月程度、一日3時間前後を単語暗記に使い、その後も継続的に、3800のRank3までを8割程度、GMAT単熟語のGMAT BasicとAを6~7割程度、Bを3割程度覚えました。結果、SC, CR, RCいずれも次第に文章を読み取れるようになりました。特にRCは全く歯が立たなかった状態から、12月下旬には、時間をかければ7割の正答ができるようになり、時間内でも半分程度はできるようになりました。
SCについては、同じ問題を1ヶ月程度あけて3~5回繰り返し解き、不正解の理由が説明できるようになるよう取り組んだのが良かったと思います。学習が進むにつれ、3回繰り返し間違ったり不正解の理由が説明できなかったりした問題が、4回目には正解できるようになるなど、ゆっくりとですが進歩を感じていました。

2 反省点
TOEFLの学習をしている段階で3800のRank3までを一通りでも良いので覚え、GMAT学習に入る段階でGMAT単熟語を開始できればよかったというのが大きな反省です。スケジュールの前倒しさえできれば、学習方法や教材の使い方は中山先生に教えていただいた通り行い、間違いなかったと思います。

3 具体的学習法
(1) 全体に共通した内容
SCは1問2分、CRは1問3分、RCは1問あたり2分で、時間を計って解きました。時間が足りなかった場合は、いったんそこで時間切れ不正解とし、その後時間を延長してから解答解説を確認していました。

(2) SCの勉強法
SCに関して、各教材の繰り返し回数は、以下の通りです。
Official Guide:3回
White Book:5回
Practice (A):3回
Practice (B):1回

自信を持って◎○△×の理由を説明できた問題はそれ以降飛ばすようにし、不正解・偶然の正解・説明できないものがある問題は、印をつけておき、次の繰り返しの際に本気で解きました。
本当は、Bも最低2回繰り返したかったのですが、時間切れでした。

覚えるべき知識は、「i暗記」( http://ianki.jp/ )を用いて暗記しました。覚えるべき知識を発見するたびにエクセルに書きためていき、ある程度まとまったらcsvデータを作ってi暗記に入れ、毎日1回復習していました。

(3) CRの勉強法
各教材の問題を解きましたが、繰り返しはしませんでした。語彙力がついても点が伸び悩んだ際には、時間内に解いたあと、中山先生がされていたような論理関係の図解をし、論理関係を正しく捉えられているのかを確認してから解答解説を確認していました。

(4) RCの勉強法
1回目の受験までは、ほとんど勉強しませんでした。語彙力がある程度付くまでと付いてからで、本文を読む効率が全く違ったので、語彙力がついてから本格的に問題演習を始めたのが結果的に良かったです。
解説を確認した際、「どの情報をどのくらいの精度で読み取っていたら正解できていたか」を振り返るようにしていました。また、分からなかった単語を調べ、文章全体の意味を取るようにしていました。私の場合は、パソコン画面で長文を読むのが苦手でしたので、OGはパソコンで解きました。

(5) IRとAWAの勉強法
IRは、初回の授業ビデオを見ただけで、何もできませんでした。
AWAは、授業を受け、WMSを提出し、テンプレートを覚えることしかできませんでした。

4 会場の選択について
名古屋会場は、英会話教室の一室を試験会場として使用していました。こじんまりとしていますが、耳栓とイヤーマフを併用すれば周囲の雑音はほぼ気になりませんでした。しかし、一般にイメージする試験会場と違うので、戸惑う方も多いと思います。
大阪会場は、きれいなテストセンターです。落ち着いて受験が可能ですが、名古屋と比べると部屋の出入りの際のチェックに時間がかかり、実質的な休憩時間が少し削られてしまいます。
好みはあろうかと思いますが、名古屋と大阪を比べると、私は大阪の方が快適に受験できました。

——————————————-

Iさんは、四国に在住されていたため大阪の通学クラスには初日しか参加できなかったのですが、綿密な学習計画に基づいてビデオ受講をされ、見事に目標スコアを達成されました。
ご本人も書かれている通り、語彙力の徹底強化によるRC正解率の飛躍的な向上が最終的なスコア上昇の決め手になったのではないでしょうか。