GMAT 740点を達成してトップ校に合格された方から学習体験記を頂きましたので、ご紹介します。
(ESRも含めて、公開のご承諾をいただいています)
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以下私のGMAT体験をお送りいたします。
私費で30代と厳しい状況でしたが、Dream校(○○○)に奇跡的に合格できたのは、中山先生のおかげです。
改めて本当にありがとうございました。
GMATは英語(特に読解力)を徹底的に鍛えるいい機会だったと思っています。MBA校から出される課題図書も、昔では読めなかったような難解な英文がスラスラ読めるので、中山先生の指導のもとGMATを頑張ってよかったと今でも思っております。
ご参考になるかわかりませんが、以下記します。
570→580→660→740点
1回目(2018年10月28日) 570(V22,Q47,IR5,AWA5)
2回目(2018年11月25日) 580(V25,Q45,IR8,AWA4)
3回目(2019年1月6日) 660(V35,Q47,IR4,AWA5)
4回目(2019年4月7日) 740(V42,Q49,IR4,AWA4.5)
TOEFLが100点近くまで取れたため、9月からGMATの勉強をスタートしました。アゴスの中山先生のビデオクラスを取りました。
また、1月には中山先生の個別授業も1度受けさせていただきました。
▼RC
RCはとにかくまず単語力だと思いました。
1回目と2回目満足のいくスコアが取れなかったのですが、中山先生にメールで相談したところ、「ボキャブラリーが大事だ」とアドバイスいただいたため、単語帳を増やしました。
TOEFLの際Rank4まで覚えた3800英単語に加えて、TOEFLテスト英単語4000(河野太一氏)を丸暗記しました。暗記のポイントは、前日やった単語を次の日必ず再確認することです。毎朝必ず再確認するようになってから単語の定着が劇的に進みました。
また、単語の暗記は隙間時間にできるので、単語帳はどこに行くにも常に持ち歩くようにしていました。タクシーの中、人を待つ時など、少しずつ覚えました。
また、読解力はリスニングと同じく、毎日続けないとすぐ衰えてしまうと気づいたため、毎日どんなに忙しくても必ず時間を計ってRCを一問以上解くようにしました。OG、昔のOG、Prepのほか、マンハッタンなどのいわゆる”似ている問題”でいいので、とにかく量をこなすことが大事だと思います。
そして解き終わった問題のわからなかった表現、単語は調べて、ワードに全て残しておきました。ワードメモは、定期的に目を通すと、知らない単語が定着していきます。
また、問題の傾向をつかむため、問題は必ず数週間後に再度解きました。これを繰り返していくと、ある時RCがスラスラ読めるようになっています。
▼CR
CRはRCと同様に読解力、単語力だと思います。
RCと同様、とにかく多くの問題に触れることが大事だと思います。ただ、パターンを丸暗記しても意味ないので解くのは1回限りです。
▼SC
巷には多くの解法が転がっていますが、中山先生のメソッド以上のものはないと思います。私は何度も中山先生にしつこくメールで質問してしまいましたが、納得いかなかった解法は一つもありませんでした。
ビデオクラスを受講した後、OG、WHITE BOOK、Practice A・Bを4周しました。
1周目は全問解き、2周目で
◎(完璧に理解)
△(正解したが完璧ではない)
×(間違えた)の印をつけ、
3周目からは△と×のみ解きました。
とにかく全ての問題で、「正解はこういう理由でこれだ」と完璧に説明できるまで理解するようにしました。理解できたものには◎をつけて、次は一切ときません。
わからなかったポイントについて、中山先生に数日に一回まとめてメールで聞けたのが本当に助かりました。何度もしつこくメールしてしまい、本当に迷惑おかけしたと思いますが、あのご指導があったからこそSCは最後にはほとんどわかるようになりました。
SCは短時間でそれぞれ解けるので、iPhoneに問題を写真で撮って保存し、隙間時間で解いていきました。3周目からは、ほとんどの問題が自分で説明できるくらい頭に入ってきました。また、「これは重要」というポイントは、ワードにメモで残して、テスト前日に緑色のテキストと一緒に一気に見るということをやりました。
▼Math
Mathは正直あまりスコアが伸びなかったのですが、マスアカとジェイマスを2周した後、RCと同様で、とにかく問題を集めて解きまくりました。「このパターンの問題解いたことあるな」と思うようになってきたところで、49点に達したと思います。
▼テスト本番
時間配分が大事なので、テストスタートと同時に以下の時間表をメモの右端に記してペースメイキングしました。
◎V 65-36
60分 3問
55分 7問
50 10
40 16
30 22
20 28
10 34
5 36
◎math 62-31
60分 3問
50 8
40 13
30 18
20 23
10 28
5 31
▼解き方について
740点という自分でも信じられないスコアが取れたのは、1月に660点を取った後、中山先生の個別授業を受講させていただいたおかげです。
その時は、2問目のRCを解かないという戦略を取っていたのですが、中山先生から「今のボキャブラリー力があったら全問解ける」とおっしゃっていただいて、そこから戦略を変えました。
そうは言っても、最初は全く時間内に解けなかったのですが、1週間も演習を続けているうちにだんだん時間内に解けるようになってきて、Prepでも730点などを連発するようになってきました。慣れてくるとペース配分がわかってきました。
また、個別授業でもう一つ非常に印象的だったアドバイスが、RCとCRでは「中途半端に6割の理解で解かず、時間をかけて8割の理解になってから解く」ということです。自分では気がつかなかったポイントなのですが、RCとCRはわかった気になってなんとなく解いていた問題が多かったのです。全ての問題について「こういう意味だからこれが正解」としっかり理解して解くように心がけるようになりました。この方法も、最初は時間がかかりましたが、演習問題を何度も解くごとに慣れてきて、スピードが増していくのがわかりました。
以上乱文で失礼いたしました。
本当にありがとうございました。
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上記の体験記を頂いた後に、以下の補足を頂きました。
「ちなみに、特に3回目と4回目の受験の間で、間隔が大きく(3ヶ月)開いていますが、実はその時期仕事が非常に忙しくて、数週間GMATにほとんど手をつけられない時期もあったため、3回目から4回目の間に投じた時間は見かけほど多くはなかったです。
ただ、その時期も、10分でもいいので毎日英文を読解するようにはしました。」
ESR公開のご承諾もいただきましたので、以下に要点を抜粋いたします。
まず、前半でしっかり正解率を上げ、最後に残った時間でさらに正解率を大きく向上させたことが Verbal で「ホームラン・スコア」を出せた原因となったようです。
4th quarter には1問平均1分弱しかかけていないにもかかわらず88%の正解率は素晴らしいです!
1st quarter 100%, 2nd 88%の正解率であるにもかかわらず、最後までHighには届かずMedium-Highになっていますが、40点以上の高得点が出る場合になぜかよく起こる現象です。(Mathでも同様の現象がよく起こります)
科目別でも、CR, RC, SC全て Verbal スコア40点相当以上の評価が出ています。
Verbal 1問あたりの平均解答時間は全受験者の平均と同様だったようです。CRは平均よりも長く時間をかけ、SCは4th quarterでの即答もあったためか平均解答時間が非常に短くなっています。
Verbal Strategy/ Practiceビデオを繰り返しご覧いただき、非常に多くの時間をGMAT学習に費やしながらも、最初の2回は習得したGMAT知識やスキルを試験で発揮しきれずに伸び悩んでいらっしゃいましたが、、、その後、語彙力を徹底的に強化して読解力が大きく向上したことでブレイクスルーが訪れ、3回目以降の飛躍的なスコアの伸びにつながったようです。