【期間限定】GMAT本試験が25%割引になります

【期間限定】GMAT本試験が25%割引になります

期間限定で、テストセンターで受験するGMAT試験が25%割引になっています。

お申し込み方法は以下の通りです。

  1. mba.com(https://www.mba.com/)にアクセスする
  2. 2023年12月31日以前の、テストセンターでの試験を選択する
  3. チェックアウト時に、割引コード「GMAT25」を入力する
  4. 2023年7月31日までに試験を予約する

この割引は、GMAT Focus EditionおよびGMAT Online(自宅受験)には適用されないとのことです。

近日中に受験予約をされる方は、ぜひご活用ください!

【速報】新形式GMATの予約開始日とOfficial Guide発売日が発表されました

新形式GMAT (GMAT Focus Edition) に関しまして、本日 (2023日5月3日) 以下の発表がありました。

・受験予約が8月29日に開始される

なお、受験開始は2023年10月以降です。現段階で、具体的な受験開始日は発表されていません。

・Official Guideを含む公式準備教材が6月6日に販売開始される

具体的な教材内容は、こちらのリンクからご確認ください。

新形式GMAT開始に向けたタイムラインが、少しずつ具体化されてきましたね。

今後も、新しい情報が発表されましたら、このブログで共有してまいります。

GMAT Focus Edition(新形式GMAT)

早ければ2023年10月にも開始されるGMAT Focus Edition(新形式GMAT)。このブログ記事投稿時点で判明している、現行GMATからの変更点は、以下の通りです。

受験生にとって最も気になるのは、「現行試験向けの勉強で、新形式にも対応できるのか?」という点だと思います。これについての現時点での答えは、

現行試験向けの勉強で、新形式にも対応できる

というものです。朗報ですね。

上図のとおり、新形式GMATは現行試験から科目が減るだけです。新しい問題が加わるわけではありませんので、現行試験に向けた対策は、新形式でも通用します。

試験内容の変更点をもう少し詳しく見てみましょう。まず、現行試験から新形式に切り替わる際に廃止されるのは、次の二点です。

      • AWA(作文)セクション
      • VerbalセクションのSentence Correction

いずれも大きな変更で、上図では赤色の部分にあたります。特にSentence Correctionが消える点には、驚かされた方も多いでしょう。SCが特に得意な方は、現行試験のうちに受験するのが良さそうです。

これらと並ぶ大きな変更点は、Data Insightsという新セクションの登場です。「新しい」セクションとは言っても、その中身は現行試験でも扱われているものです。

      • 現行IRセクションが、Data Insightsに名称変更
      • 現行QuantitativeセクションにあるData SufficiencyがData Insights に移動し、現行IRの内容と統合(上図水色の部分)
      • Data Insightsがトータル・スコアに合算

このように、新セクションData Insightsも、現行試験での対策がそのまま活かせます。ただし、新形式GMATではData Insightsがトータル・スコアの一部に組み込まれることから、現行IRと比べると、試験での重要度が増します。

上図のとおり、Data Insightsは現行IRに比べて問題数が多く、試験時間も長くなります。逆にQuantitativeとVerbalは、新形式への移行に伴ってそれぞれ問題数が減り、試験時間も短くなります。この点からも、試験内のData Insightsの相対的な重要度が高まると予想されます。ここから、IRが特に苦手な方は、現行試験のうちに受験することをお勧めします。

試験全体で見れば、新形式への切り替えで試験時間が2時間15分に短縮され、出題される問題数も計64問に減少します。これは、受験生にとってはありがたい変更と言えそうですね。

なお、新形式GMAT向けの公式試験準備教材は、2023年6月のリリースが予想されています。以下、現時点で公表されている今後の(大雑把な)スケジュールです。

・受験予約開始:2023年7月~9月

・試験開始:2023年10月~12月

なお、現行試験は2024年の初めまで実施が継続されることも発表されています。より詳細なタイムラインは現時点で未発表ですが、続報が入り次第、このブログでも情報発信をしてまいります。

GMAC Announces New Version of GMAT

The Graduate Management Admission Council (GMAC) has announced the release of a new version of the Graduate Management Admission Test (GMAT) later this year. The new version, which is called GMAT Focus, aims to be more efficient and streamlined than the current version, with some notable changes.

According to GMAC, GMAT Focus will be approximately an hour shorter than the current version, consisting of three 45-minute sections. While the sections will cover the same material as the current GMAT, they will be more streamlined, and test-takers can complete them in any order they prefer. Moreover, the Analytical Writing Assessment essay section, which was previously required, has been removed from GMAT Focus.

GMAT Focus is scheduled to be released later this year, while the current version of the GMAT will still be available until early 2024. GMAC promises to release more information about GMAT Focus in the future, and we will keep you informed as more information becomes available.

Overall, the introduction of GMAT Focus will provide test-takers with an opportunity to complete the test in a shorter amount of time, and potentially, with more flexibility. GMAC will also allow students to decide to send their scores after they receive them, rather than requiring them to decide before. We look forward to learning more about GMAT Focus in the coming months.

If you would like to learn more, you can read the official announcement here.

情報共有:「新型コロナワクチン電子英文証明書」

JAFSA事務局から以下の情報を頂きましたので、共有いたします。(アゴス教務部)

*****************************************************************

JAFSAダイヤモンド賛助会員の「日比谷クリニック」様より
『新型コロナワクチン電子英文証明書』のご案内をいただきました。
関係者・関係部署の皆様へご共有、ご転送くださいますようお願いします。

お問い合わせは直接「日比谷クリニック」様へお願い致します。
————– 以下 案内文———————————-

JAFSA会員の皆様

平素よりお世話になっております。
海外渡航者・留学生を対象にした医療機関・日比谷クリニックでございます。

海外に渡航される方々へ、新型コロナワクチン接種記録に基づき、英文(和文付き)で証明書(電子認証されたPDFデータ)を提供するサービスのご紹介になります。

■新型コロナワクチン電子英文証明書のメリット
1 何時でも何処でも簡単に提示できる
 2 スマートフォンで携帯可能
 3 お申し込みから2営業日以内に電子署名されたデータがEメールおよびショートメールで届く
 4 海外製のワクチンを接種された方のご利用も可能です

新型コロナワクチン電子英文証明書の詳細および、お申込みは下記URLよりお願い致します。

詳細:https://hibiya-clinic.com/covid-19_denshisign/  
お申込み:https://business.form-mailer.jp/fms/7708a3d3146398 

■お問合せ先
日比谷クリニック
担当:佐久間・宮田
TEL:03-3212-0105(受付平日9:00~13:00/14:30~18:00 土曜10:00~13:00)

====================以上

【配信元】特定非営利活動法人JAFSA(国際教育交流協議会)


GMAT(R)/GRE(R)テスト比較と適性について~自分はどちらが適している?チェックポイント~

 MBA受験において近年GRE(R)で出願する受験者は増加しています。例えば、UNC (Kenan-Flagler)では2015年の出願では16%であったGRE(R)受験者が2019年では48%と伸びています(※)そして、Harvard Business schoolの2019年入学者の約20%、U.Michiganにおいても24%がGRE(R)で受験をして入学しています。このように、GMAT(R)/GRE(R)どちらのテストが自分に向いているかを選択できるようになっている今、どちらのテストで受験したほうが良いかという質問が増えてきました。

日本人受験生にとって、GRE(R)試験は取り組みやすいのでしょうか?ここでは、以下の4つの項目について、整理します。

U.S. News & World Report and P&Q  Get the data  Created with Datawrapperより

 

1.GMAT(R)/GRE(R)のテスト比較(形式)

2.GMAT(R)/GRE(R)のテスト比較(内容)

3.テストの学習法について

4.目標スコア設定の考え方

 

 1.GMAT(R)/GRE(R)のテスト比較(形式)

 

2.GMAT(R)/GRE(R)のテスト比較(内容)


 

3.テストの学習法について

 ■Verbalセクション

 GRE(R) は難易度の高い単語の出題傾向 GMAT(R) は独特の文法の理解が必要

GRE(R) Verbalは基本的には、単語力、読解力に基づいた英語試験です。一方、GMAT(R)は、単語力、読解力の試験に加えて、文法力、論理的思考能力が加味されます。つまり、GMAT(R)とGRE(R)で決定的に違うのは、GRE(R)は難易度の高い単語と読解問題の多さ、GMAT(R)は特有の思考や解法理解です。以下その解説の詳細を記します。

 語彙/単語暗記の視点:

一言で言えば、まったく未知の英単語を暗記することが不得意であれば、GRE(R)よりGMAT(R)のほうが適しています。地道にコツコツと単語力や読解演習を行うことが得意な人はGRE(R)に適しています。

ただ、暗記力があっても、GRE(R)の穴埋め問題は、単語の定義や使い方含め、単に1つの意味を暗記しているだけでは、正確に回答できないケースもありえます。例えば、日本語⇔英語ではなく、英語⇔英語の暗記でないと解釈のずれがでてきます。

 文法力の視点

GMAT(R)では、基本英語力を身に着けたうえで、GMAT(R)文法と呼ばれるStandard Written Englishのルールを身につけることが必要となります。この習得には相当な時間を要します。しかし、英語文法を学ぶことに慣れているならば、効率よく学ぶことができます。この点から、文法嫌いな人にとっては、GRE(R)のほうが適しているかもしれません。

読解力の視点:

GRE(R)では、1つのパッセージに出題される設問数は1つや2つというように、GMAT(R)に比べると少なく、その代わりに新しいパッセージを次々と読み設問に回答することが必要です。この読解問題の多さに加え、GMAT(R)  readingよりもやや難解な学術分野の読解を続ける集中力が大切です。この点から、学術分野を研究実績のある方はGRE(R)にアドバンテージがあると言えます。なぜならGRE(R)のReadingを読みこなす英文読解力は簡単にはつかないからです。その意味では、GRE(R) Readingで高得点をとるには、地道が読解演習を繰り返すことが必要ですので、読解力に自信のない方はGMAT(R)のほうが、GRE(R)と比較すると取り組みやすいかもしれません。(GMAT(R) readingがやさしいということではありません。比較の問題です)

■Mathセクション

 GMAT(R)とGRE(R)の数学の内容比較は上記チャートに記載した通りです。

GMAT(R)数学が難しいので、GRE(R)受験を考える方、数学が不得意と思う方は、学校数学の基礎が足りない段階では、どちらでも同じように苦戦します。まずは、一定の学校数学の基礎固めを図ることが重要です。

数学の基礎固めはGRE(R)もGMAT(R)でも相当な時間を要します。さらに、GMAT(R)数学は基礎固め+α(特有の問題形式に独特の論点)がある部分、より長い学習時間を要するという意味においては、総合的にGRE(R)のほうが、対策にかかる時間数は少ないという意味いおいては、取り組みやすいといえるでしょう。しかし、安易にGRE(R)のほうが数学が易しいという見方は捨てた方がよさそうです。

  

4.GMAT(R)/GRE(R)の目標スコア設定の考え方 -Verbalセクションの目標スコアと学習時間-

Michigan MBA class of 2021 でいえば、合格者のGRE(R) MId-80 rangeとして、GRE(R) Quant Middle 80%が154-165、Verbal Middle 80%が153-167です。一方、GMAT(R)ではGMAT(R) Total ScoreのMiddle 80% rangeが680-760(Verbal Mathの内訳は非公開)です。

それぞれの目標スコアをイメージしやすくするために、GMAT(R)/GRE(R)のスコアの簡単な換算表を記しました。(下記資料①)

ここでは多くの日本人受験生から質問の多いGRE(R) Verbalセクション攻略にかかる時間の違いを述べます。

 

■Verbal160以上を狙う場合

Verbal160以上のスコアを英語が母国語ではない日本人が、短い期間で(3~4か月)スコアを取得するのは一般的には相当に難しいといえます。比較した場合、GMAT(R) Verbalの換算で39 のほうが、一般的には3-4ヶ月で到達はしやすいでしょう。(一般的にとしたのは、本来英語読解力の高い方は、GRE(R)にて短期間で目標達成しやすい場合もあるからです。)

■Verbal 150程度を狙う場合

一方、150程度のスコアを目指す場合には、上記のGMAT(R)に必要な学習法の中に苦手な部分がある方(SCなど文法が好きではないという方)は、GRE(R)のほうがスコアメイクしやすいかもしれません。

以上、様々な観点でGMAT(R)/GRE(R)を比較しました。

自分に適した試験を選ぶためには、現状の英語力、試験への適性、目標スコアなど様々な要素を加味する必要があります。GMAT(R)/GRE(R)講師、出願戦略コンサルタントまでお問い合わせください。

資料①:

GMAT(R) -GRE(R) スコア換算表 by ETS

 

・GRE(R)とは

GRE(R)(Graduate Record Examination)TESTは大学卒の英語を話すネイティブ向けに作られた適性や学力を測るテストです。アメリカの大学院を受ける方は、多くの場合、出願書類と一緒に GRE(R)のスコアを提出する必要があります。GeneralテストとSubjectテストがあり、専攻する分野によってはSubjectテストの受験も要求されます。

・GMAT(R)とは

GMAT(R)(Graduate Management Admission Test)は、ビジネススクール(経営大学院/MBA)への入学希望者を対象に行われる入学適性テストです。ビジネススクール入学後に、授業についていけるだけの能力があるかどうかが、このテストによって測られることになります。Verbal(英語)、Math(数学)、AWA(ライティング)、Integrated Reasoning(総合推理)の4セクションからなります。

・ETS とは

Educational Testing Serviceの略。1947年に設立され、米国ニュージャージー州プリンストンに拠点を置き、TOEIC ProgramやTOEFL、SAT(全米大学入学共通試験)、GRE(大学院入学共通試験)を含む約200のテストプログラムを開発している世界最大の非営利テスト開発機関。

  • GRE(R)は、Educational Testing Service(ETS)の登録商標です。
  • GMAT(R)は、Graduate Management Admission Council(GMAC)の登録商標です。

GMAT Online Whiteboard公式練習ツールが公開されました by 中山道生

自宅で受験するGMAT Online Examでは、机の上にメモ用紙や筆記具を用意することは許されず、画面上のonline whiteboardを使ってメモや計算をする必要があります。

ペンタブレットも禁止で、マウスまたはトラックパッド等を使用して画面上に書かなければなりません。タッチスクリーン搭載のパソコンを使う場合、タッチペンまたは指の使用も禁止です。

GMAT Online Examに関しては、「ペンとメモボードが使用できる会場受験と比較して、GMAT Online Examはあまりにも不公平ではないか。試験当日にいきなりマウスで字を書けと言われても無理だ」というような批判がネット上を駆け巡っています。

そのような声を受けて、GMACがOnline Whiteboardの練習用ツールを公開しました。

Using the Online Whiteboard

下の画像のような練習ツールです。

私自身、ペンタブレットで字を書くことは非常に慣れているのですが、トラックパッドで真剣に字を書くのは今回が初めてでした。

実際に、MacBookのトラックぱどでMath問題を解こうとしてみましたが・・・

ペンで書く場合と比較して、何倍も時間がかかり、また、時間をかけてゆっくり書いても、ところどころ判読不能になってしまいました。

マウスで字を書くコツを掴んだ人の話によると、5〜7時間の訓練が必要だったそうです。

タイプ打ちもできるのですが、キーボードのみで数字を打って計算するのにも慣れと時間が必要です。

練習をした数分後・・・

少しはマシになりましたが、やはりペンと比較するとはるかに時間がかかります。

結論として、今回公開されたオンライン・ホワイトボード訓練ツールを少し試しただけの現段階では、私自身、GMAT Online Examを受験する勇気は全く持てませんでした。

これから GMAT Online Examの受験を予定している方は、マウスとキーボードでスラスラ計算できるようになるまで十分に訓練してから、試験当日を迎えられるように準備することをお奨めします。

私の希望的推測では、GMAT Online Examがもし6月15日以降も提供され続ける場合、世界中のGMAT受験者からの猛抗議を受けて、GMAT Onlineでペンタブレットやタッチスクリーン&スタイラス等の使用を許可するようにルール変更されるのではないかと思いますが、、、当面の間は、マウスで字を書く練習に励むしかなさそうです。

GMAT が自宅で受験できるようになります! by 中山道生

2020年4月20日から6月15日までの間、暫定的な特別措置としてGMATを自宅で受験できるようになります。

Welcome to the GMAT Online

AWA を除いた2時間45分の試験で、AWAがない点を除いては通常の試験と同じアルゴリズムで採点されます。

スコアは通常通り5年間データに残ります。

「12か月間に5回」「一生に8回」という受験制限にはカウントされないとのことですが、GMAT Onlineを受験できるのは1回だけという制限があります。

受験料は$200で、通常より50ドル安くなっています。

科目の順序は選択できず、Quantitative → Verbal → IR の順序で受験し、休憩時間は IR の前に5分間が許されるのみという点も、通常の試験と異なる点です。

試験前に顔写真、身分証明書の写真、試験環境である部屋の写真を送付し、試験中はWebカメラとマイクを通して試験官が監視するシステムになります。試験中に部屋を出たり、試験官の視界から出ることは許されません。試験中に質問がある場合は、チャットを通じて試験官に質問します。

GMAT Online に関する FAQ は以下のページで参照できます。

About the GMAT Online Exam

GMAT Onlineに関して追加の情報がわかりましたら、このブログでお知らせしていきます。

GMATスコア復活の料金も一時的に無料になりました by 中山道生

アゴス・ジャパンの中山です。

GMAT では、一度スコアをキャンセルしてスクールに送らない選択をした後も、通常は追加料金を50ドル支払うことでスコアを復活させスクールに送付することができます。

現在、コロナウイルスのため世界各国でGMAT試験会場が閉鎖されている状況を受け、過去に受験して一度キャンセルしたスコアを復活させる料金が、一時的に無料になりました。

mba.com の My Account からスコア・キャンセルした試験も含めて過去5年以内の GMAT 受験履歴を見ることができますので、そこからキャンセルしたスコアを復活できます。

コロナウイルス関連の GMAT 公式の最新情報は以下のページで公開されています。

https://www.mba.com/articles-and-announcements/announcements/update-on-coronavirus

GMAT学習体験記:720点(HBS合格)by 中山道生

今年、Harvard Business School に合格された方から受験体験記を頂きましたので、ご紹介します。
(公開のご承諾をいただいています)

———-(引用ここから)——————————————————

1回目 (2018.06.18) :620 (V 27/Q 49/IR 4/AWA unknown) ⇒ キャンセル
2回目 (2018.10.09) :690 (V 32/Q 50/IR 7/AWA unknown) ⇒ キャンセル
3回目 (2018.10.28) :620 (V 28/Q 47/IR 7/AWA unknown) ⇒ キャンセル
4回目 (2018.11.18) :640 (V 30/Q 48/IR 5/AWA unknown) ⇒ キャンセル
5回目 (2019.06.09) :720 (V 38/Q 49/IR 7/AWA 5.5) ⇒ 出願スコア

上記の通り、私はGMATのスコアメイクに約1年間を要しました。4回目のスコアが出た後、当年度の出願を断念し、翌年度の1st Round出願へ切り替えるというプロセスを辿りました。スランプに陥っていた私は、4回目の受験後、藁にもすがる思いで「GMAT Verbal 35点突破プライベートレッスン」にて中山先生のご指導を仰ぎました。そこから半年間、腰を据えて徹底的に基礎からVerbalの復習を行ない、5回目の受験でようやく目標を達成することができました。少し長くて恐縮ですが、以下の自身の反省と、最後の半年で見出した自分なりの勉強法が、受験生の皆さまの一助になりましたら幸いです。

< 各セクションの勉強法:Quant >
1. 高難易度問題に日頃からチャレンジ
マスアカやOfficial Guide等で基礎力を固め、Practice Examでも50-51点が安定して出る状態になってから初回を受験しましたが、本番の点数は49点。本番の難易度の高さに愕然としました。以降は巷で高難易度とされる問題集でCATテストを繰り返し、日々コテンパンに打ちのめされながら(30点台や20点台後半はザラ)、本番でもくじけないメンタリティと、難問が続いてもペースを崩さず31問やり抜くタイムマネジメント力を養いました。

2. 間違えた問題の反復演習
間違えた問題はノートに書き出し、「なぜ間違えたのか」「次に同様の問題が出たときに2分半以内に回答するにはどうしたらよいか」を手書きで徹底的に分析しました。定期的にそのノートの問題を解き直し、時間内に回答できるようになるまで反復しました。この勉強法は弱点の克服だけでなく、自身の得意・不得意の理解にも役立ちました。そのおかげで、得意問題で勝負し、不得意問題は潔く回答して先に進むといった、冷静に問題を取捨選択する実践的な姿勢を身に着けることに繋がりました。

< 各セクションの勉強法:Verbal >
1. 英文に心から興味を持って読む
RC/CR/SCいずれのパートも苦労しましたが、最も苦手意識が強かったのはRCです。RC攻略法は身に着けていると自負していたにも関わらず、点数が安定せず暗中模索状態でした。中山先生に自身の弱点と改善法をご指導頂き、「どのように正答を導き出すか」ではなく、「どのように英文を読むか」ということに集中して練習を重ねたところ、RCだけでなくCRでも点数が安定するようになりました。驚くべきことに、私にとっては正答を導き出すことを戦略的に考えるのではなく、「どんなに面白いことが書いてあるのだろうか」と心から興味を持って読解に臨むメンタリティが点数UPへの最大の攻略法だったようです。

2. 正解した問題も徹底的に復習する
点数が低迷していた頃は、なんとなく正解できた問題に対し「なぜ正解だったのか」を問わず、一貫しない思考でその場しのぎの解答を繰り返していました。この為、身に着けるべき基礎知識の定着がまばらになり、Verbalの点数安定に苦しんだと反省しています。当初は「毎日何問」とノルマを設定して勉強していた結果、数をこなすことが目標化し、質より量を重視してしまっていたことも、上記のような勉強に陥っていた要因だったのではないかと感じます。
後半の勉強では、1パート1日1-2問という日すらあるほど、徹底して量より質にこだわり、自身の正解・不正解に関係なく、少しでも疑問に思ったことはその場でとことん究明する姿勢を貫きました。その為、自力で解決が難しい多くの場面で、中山先生に大変お世話になりました。数は少なくても各パート毎日欠かさず問題に触れるようにし、解答の感触をキープしていたことも大切だったと感じています。

< 本番の攻略法 >
1. タイムマネジメント
4回目の受験までは深入りする癖が治らず、難易度の高い問題で時間を浪費したことが後半の焦りの要因となっていました。結果、後半に難易度の低い問題を落としたり、時間切れになる等の失敗を繰り返していました。5回目の受験では、時間内に全設問に触れる為に3分以内で解けそうに無いものに対して深入りせず、「はい、次~」とランダムクリックして先に進むことを大切にしました。結果、後半も一問一問丁寧に向き合う事ができ、正解すべき設問を確実に取れたことが重要だったと痛感しています。

2. 適度な開き直りの精神
どんなに上手く行かなくても途中で諦めたり、逆に焦って空回りしたりせず、目の前の問題に淡々と取り組むメンタリティが成功に繋がりました。いつもQuant → Verbal → IR → AWA の順に受験していたのですが、5回目の受験の際、冒頭のQuantが大変難しく、分からない問題が10問、ランダムクリックが5問と危機的状態でした。「しくじったかな…」とも思いましたが、半ば開き直って淡々とVerbalを解くことにより、Quantから続いたタイムマネジメントのリズムを維持し、練習通りのパフォーマンスを発揮できたように思います。4回目までの私は、Quantの失敗を引きずってVerbalの集中力を欠いたり、RCの文章が頭に入ってこないなど、負のスパイラルに陥っていたと思います。適度に開き直り、前だけを見て、落ち着いて目の前の問題に取り組むのみ、です。

< スコアメイク期間の振り返り >
TOEFLから数えれば約2年という、大変長いスコアメイク期間を過ごしてしまいました。短期決戦を目指して鼻息荒く勉強を開始した自分が懐かしいです(笑)。昔から試験が得意ではなく、トップスクールの合格者の中でも決して点数が高い方ではありませんが、時間が掛かっても結果にこだわって受験を続けてよかったと心から感じています。正直、「GMATのテクニックを身に着けてこの先何の役に立つのだろう」と思うことさえありました。ですが、その過程を乗り越えた「自信」や、その過程で得た「自分自身への理解 (自分のダメなところ、思考の癖、マインドコントロール方法など)」は、一生モノの学びだったと感じています。

中山先生にはラスト半年、最も辛いところで根気強く背中を押して頂き、細やかにご指導頂きましたことを心から感謝しております。AGOSのアドバイザーの皆さまにも、長い受験期間を通して大変お世話になりました。最後に、受験生の皆さまが、今は苦しくても最後に一生モノの成果を掴み取れるような、充実した受験生活を過ごされることを切に願っています。