GMAT学習体験談:600→640→710点 — by 中山道生

アゴス・ジャパンGMAT講師の中山です。

GMATビデオ講座の受講生で最近700点突破を達成された方から学習体験談を頂きましたので、ご紹介します。(公開のご承諾をいただいています)

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私は5月からVerbal Strategy→Verbal Practiceとビデオ受講し、本試験は以下の通り受験しました。
1回目 10月17日 600(Q51, V20)
2回目 11月 8日 640(Q50, V26)
3回目 11月30日 710(Q51, V34)

1回目を受けた時に、Verbal、特にSCがあまりに解けず、初めて中山先生に直接お会いして質問させていただきました。

その時はSCで問われるポイントは頭に入っているはずなのに、いざ問題を解くと選択肢どうしの比較をうまくできないというご相談をさせていただき、
・まず、マニュアルの「罪の重さの判断基準」に立ち返ること
・インプットはできているはずなので、アウトプットする練習をすること
具体的には、問題を解く際解法を見て納得するのではなく、解法を再現できるように練習をすること
とアドバイスをいただきました。
実際、5月からの5カ月でOG, Strategy Problem Sets, Practice(A), (B)の問題を全て解き、解法については一通り頭に入れていたつもりでした。
(上に記載している教材の羅列等ですら「パラレルは乱れてないかな…」と気になってしまうほどだったのですが…笑)
しかし、新しい問題を解こうとすると選択肢どうしの違いのどこに着目してよいかが見えてこず、結果として正答率が上がっていかないという状況に悩んでおりました。

中山先生にアドバイスを頂いてからは、多くの問題に触れることをせず、一問一問、不正解の選択肢4つがなぜ落とせると言えるのかを説明できるようになるまで何度も解きなおしました。
また、画面で問題を見ることになれるため、OGの問題はwebを通して画面上で解く方法に切り替えました。
具体的には以下の教材を繰り返ししつこくしつこく解きました。
・Verbal Review 2015のSCのうち、”hard”の問題
・Verbal Strategy Problem Sets
・Verbal Practice (B)
1周目は全て解き、2周目は1周目で間違えた問題だけ解き…というのを4周繰り返しました。
2回目受験の時点ではスコアが伸びはしたもののまだ手ごたえが出ずかなり焦りましたが、もうできることは地道なトレーニングを積み重ねるだけだと信じ、その後も地味トレを続けていたところ、3回目の受験時に突然、それぞれの問題が何を問うものか何となく見えるようになり、それに従って解くスピードも上がりました。
(試験中には中山先生の声で「これは選択肢の最初、主語が違います」「これは一度も正解になったことがないんですね」と解法が再生されるほどでした!笑)

また、漫然と選択肢を眺めるのではなく、先生がブログで紹介されていた、画面上の誤っている選択肢を指で押さえながら絞り込んでいくという方法を取ったことも、余計な比較をせず素早く解くことに繋がったと思います。

RCの題材がfitしたこともあったのですが、結果としてはVで34を取ることができ、目標としていた700点を超える710点を獲得することができました。

5月の時点ではSCのあまりの解けなさに涙目な毎日でしたが、中山先生の講義とアドバイスを信じて地道に地道にトレーニングを積み重ねたことに間違いはなかったです。
本当に本当に、ありがとうございました。

受験全体はまだまだ道半ばなので、引き続き頑張りたいと思います。

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特に Sentence Correction の改善のために、コツコツとひたすら地道に解法の説明ができるようになるトレーニングを続けた結果、3回目の試験で突然、問題のポイントが見えてくるようになるというブレークスルーが訪れたようです。

復習教材リストにPractice(A)がなかったので不思議に思って尋ねたところ、

「Verbal Practiceで(B)のみを繰り返したのは、次の受験までに使える勉強時間を考えると(A)(B)の両方を効果が出るまで繰り返すことは難しいと考え、受講時に特に苦戦した印象のある(B)を選択したという経緯になります。」

とのお返事でした。

限られた勉強時間で、多くの問題数をこなすことよりも、トレーニングのクオリティを上げることを優先させる『量より質』の学習方法が見事に功を奏したと言えるのではないでしょうか。